東京が五輪招致失敗―日本の凋落を予感させる中国・新華社のコメント
2009/10/03/Sat
二〇一六年夏季五輪の開催都市に立候補した東京。招致委員会会長を務める石原慎太郎都知事は、招致への思いを次のように語ってきた。
「日本を覆う閉塞感を打破するためにも、首都である東京に招致したい」
「(64年の東京五輪で)スポーツの力が日本にもたらした劇的な変化を目の当たりにした。50年たってもオリンピックは世界が直面する難題に立ち向かう大きな力を持っていると信じている」
五輪開催で国を蘇生させると言うこの考えに、私は共感を覚えていた。少なくとも五輪は国家の凋落を抑えることはできても、加速させることなどない。今求められるのは世界を前にした国民の一体感の回復である。

東京五輪に期待されたのは日本の蘇生
そしていよいよ三日未明、開催都市を選ぶ投票が国際オリンピック委員会(IOC)総会で行われた。
東京に対するマスコミの事前予測では、「2008年の北京大会からわずか8年後のアジア開催となる点は1つの弱点」「IOCが今年実施した候補地での世論調査では、東京開催に賛成する地元民の割合が他都市に比べて低かった」(ロイター)と言ったものが目立った。
都民の間では「税金の無駄遣いだ」「日常生活が不便になる」と言った声が聞かれたそうだ(産経新聞)。もっとも東京側は「最新の調査では支持率は上がっている」と主張していた。
だが結果は、落選に終わった。

開催地はリオデジャネイロに
敗因分析は今後様々行われることだろうが、中国国営の新華社通信は「東京が淘汰」と速報し、早くもこう断言した。
「東京の代表団は最終プレゼンテーションでさらに激情を注ぎ込んだが、低すぎる民衆の支持率が最大の障害となった」と。
昨年の北京五輪を見ればわかるように、中国から見れば五輪開催とは国威発揚、人民団結、国力伸張、国際的地位の向上のためには欠かすことのできない大イベント。その開催の最低条件は民力結集となるはずだ。ところが日本にはそれが欠けている。だからそれこそが「最大の障害」だったと直感したのだろう。
次のようにも伝えていた。
「事前にメディアから、英語使用は東京の宣伝力に影響すると指摘されていたにもかかわらず、プレゼンテーションで東京の代表団メンバーは全員が英語を用いた」
「英語」も敗因となったかはわからないが、しかし中国が言いたいのは明白だ。つまり「日本は民族の意地と気迫に欠けている」と。
九月初めにニューヨークタイムズは、日中を将来の東アジア共同体の両軸にするとの鳩山氏の構想は無理があるとの見方を示した。なぜなら「中国は昇り行く太陽で、日本は沈み行く太陽だから」だと。
これは中国人の共通認識でもあろう。そしてそのような認識から、新華社は上のように言い切ったのだと思われるが、あの国の日本分析に、国民は耳を傾けた方がいい。そこには真実が多分に含まれている。
東京落選後の記者会見で石原氏は「フルーツにならなかったけど苗を植えた。どう育てるか積極的に考えて行くべきだ」と述べた。

落選後、会見に臨む石原氏。「植えた苗を育てよう」と
これは国民に課せられた課題ではないだろうか。「苗」が植えられた以上は、それを育て続けることを国民的コンセンサスにまで高めなければならない。
五輪招致の継続を含め、閉塞感を打ち破るために、奮起してやらなければらないことはたくさんあるはずだ。
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よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
台湾研究フォーラム(台湾研究論壇) 第127回定例会
■ 講 師 池田 維 前駐台湾代表(日本交流協会台北事務所代表)
■ 演 題 「日台関係の現状と展望」
昨年7月まで事実上の台湾大使を務められた池田氏に、3年余の大使経験で感じた日台関係
の実態を伝えていただくと同時に、馬英九政権になって約1年半、従来の日台関係の何が変化
したか、変化していないか、などを伺う。
----------------------------------------------------------------------------
池田 維(いけだ・ただし)昭和14年生まれ、東京大学法学部卒業。昭和37年外務省に入省、外務省アジア局長、官房長を経てオランダ、ブラジル大使を歴任、平成16年6月退官。 平成17年5月から平成20年7月まで台湾大使。在任中は天皇誕生日祝賀会や叙勲を前任の内田大使に引き続き実施、台湾人観光客のノービサ化や運転免許証の相互承認などに尽力、離任直前に発生した尖閣諸島付近での日本巡視船と台湾遊漁船の衝突沈没事件でも事態収拾にあたった。
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【日 時】 平成21年10月17日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京シビックセンター3階1号会議室(TEL:03-5803-1100)
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 閉会後、会場付近にて。(会費3,500円、学生1,000円)
【申込み】 10月16日までに下記へお願いします(会場定員あるため)。
E-mail:taiwan_kenkyu_forum@yahoo.co.jp
FAX: 03-3868-2101
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第127回定例会 申込書
氏名 懇親会: 参加 不参加 (○をお付けください)
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【緊急告知】
台湾「パイワン族」代表団来日!
パイワン族独自でNHK集団訴訟へ!
10.6「パイワン族NHK集団提訴記者会見報告会」「日本文化チャンネル桜NHK提訴報告」及び「日台歓迎交流の夕べ」
台湾先住民族「パイワン族」がついに立ち上がった!
民族差別・人権無視の歪曲・捏造番組「NHK『JAPAN』デビュー」に対し、部族の名誉と誇りをかけて6名のNHK訴訟代表団が緊急来日。
NHK集団提訴後の司法記者クラブでの記者会見報告会をかねて、共にNHKと闘う日本の皆様との交流会に参加されます。
また、この日、株式会社日本文化チャンネル桜もNHKを名誉棄損と営業妨害で提訴を行います。
日台諸民族の連帯で「NHK解体!」「日本解体阻止!」実現のため、皆さん、是非、ご参加ください!
【日時】
平成21年10月6日(火)18時30分~20時30分
【場所】
ホテルメトロポリタン「曙」の間
JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩1分
〒171-8505 東京都豊島区西池袋一丁目6番1号
TEL 03-3980-1111
http://www.metropolitan.jp/access/index.html
【参加費】
6,000円(お一人)
※立食形式となります。
※定員120名
【主催】
草莽全国地方議員の会、「NHK『JAPANデビュー』を考える国民の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、台湾団結連盟日本支部、メルマガ「台湾の声」、NHK報道を考へる会、誇りある日本をつくる会、昭和史研究所、日本世論の会、日本会議東京都本部、日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会、新しい歴史教科書をつくる会東京支部・三多摩支部ほか
【協賛報道】
日本文化チャンネル桜、國民新聞
【お申し込み方法】
電話・ファクス・Eメールにて、お名前・ご住所・お電話番号を下記までご連絡願います。
日本文化チャンネル桜二千人委員会事務局
TEL 03-6419-3900 FAX 03-3407-2263
E-mail info@ch-sakura.jp
日本李登輝友の会
TEL 03-3868-2111 FAX 03-3868-2101
E-mail info@ritouki.jp
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「(64年の東京五輪で)スポーツの力が日本にもたらした劇的な変化を目の当たりにした。50年たってもオリンピックは世界が直面する難題に立ち向かう大きな力を持っていると信じている」
五輪開催で国を蘇生させると言うこの考えに、私は共感を覚えていた。少なくとも五輪は国家の凋落を抑えることはできても、加速させることなどない。今求められるのは世界を前にした国民の一体感の回復である。

東京五輪に期待されたのは日本の蘇生
そしていよいよ三日未明、開催都市を選ぶ投票が国際オリンピック委員会(IOC)総会で行われた。
東京に対するマスコミの事前予測では、「2008年の北京大会からわずか8年後のアジア開催となる点は1つの弱点」「IOCが今年実施した候補地での世論調査では、東京開催に賛成する地元民の割合が他都市に比べて低かった」(ロイター)と言ったものが目立った。
都民の間では「税金の無駄遣いだ」「日常生活が不便になる」と言った声が聞かれたそうだ(産経新聞)。もっとも東京側は「最新の調査では支持率は上がっている」と主張していた。
だが結果は、落選に終わった。

開催地はリオデジャネイロに
敗因分析は今後様々行われることだろうが、中国国営の新華社通信は「東京が淘汰」と速報し、早くもこう断言した。
「東京の代表団は最終プレゼンテーションでさらに激情を注ぎ込んだが、低すぎる民衆の支持率が最大の障害となった」と。
昨年の北京五輪を見ればわかるように、中国から見れば五輪開催とは国威発揚、人民団結、国力伸張、国際的地位の向上のためには欠かすことのできない大イベント。その開催の最低条件は民力結集となるはずだ。ところが日本にはそれが欠けている。だからそれこそが「最大の障害」だったと直感したのだろう。
次のようにも伝えていた。
「事前にメディアから、英語使用は東京の宣伝力に影響すると指摘されていたにもかかわらず、プレゼンテーションで東京の代表団メンバーは全員が英語を用いた」
「英語」も敗因となったかはわからないが、しかし中国が言いたいのは明白だ。つまり「日本は民族の意地と気迫に欠けている」と。
九月初めにニューヨークタイムズは、日中を将来の東アジア共同体の両軸にするとの鳩山氏の構想は無理があるとの見方を示した。なぜなら「中国は昇り行く太陽で、日本は沈み行く太陽だから」だと。
これは中国人の共通認識でもあろう。そしてそのような認識から、新華社は上のように言い切ったのだと思われるが、あの国の日本分析に、国民は耳を傾けた方がいい。そこには真実が多分に含まれている。
東京落選後の記者会見で石原氏は「フルーツにならなかったけど苗を植えた。どう育てるか積極的に考えて行くべきだ」と述べた。

落選後、会見に臨む石原氏。「植えた苗を育てよう」と
これは国民に課せられた課題ではないだろうか。「苗」が植えられた以上は、それを育て続けることを国民的コンセンサスにまで高めなければならない。
五輪招致の継続を含め、閉塞感を打ち破るために、奮起してやらなければらないことはたくさんあるはずだ。
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台湾研究フォーラム(台湾研究論壇) 第127回定例会
■ 講 師 池田 維 前駐台湾代表(日本交流協会台北事務所代表)
■ 演 題 「日台関係の現状と展望」
昨年7月まで事実上の台湾大使を務められた池田氏に、3年余の大使経験で感じた日台関係
の実態を伝えていただくと同時に、馬英九政権になって約1年半、従来の日台関係の何が変化
したか、変化していないか、などを伺う。
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池田 維(いけだ・ただし)昭和14年生まれ、東京大学法学部卒業。昭和37年外務省に入省、外務省アジア局長、官房長を経てオランダ、ブラジル大使を歴任、平成16年6月退官。 平成17年5月から平成20年7月まで台湾大使。在任中は天皇誕生日祝賀会や叙勲を前任の内田大使に引き続き実施、台湾人観光客のノービサ化や運転免許証の相互承認などに尽力、離任直前に発生した尖閣諸島付近での日本巡視船と台湾遊漁船の衝突沈没事件でも事態収拾にあたった。
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【日 時】 平成21年10月17日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京シビックセンター3階1号会議室(TEL:03-5803-1100)
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 閉会後、会場付近にて。(会費3,500円、学生1,000円)
【申込み】 10月16日までに下記へお願いします(会場定員あるため)。
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パイワン族独自でNHK集団訴訟へ!
10.6「パイワン族NHK集団提訴記者会見報告会」「日本文化チャンネル桜NHK提訴報告」及び「日台歓迎交流の夕べ」
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また、この日、株式会社日本文化チャンネル桜もNHKを名誉棄損と営業妨害で提訴を行います。
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【日時】
平成21年10月6日(火)18時30分~20時30分
【場所】
ホテルメトロポリタン「曙」の間
JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩1分
〒171-8505 東京都豊島区西池袋一丁目6番1号
TEL 03-3980-1111
http://www.metropolitan.jp/access/index.html
【参加費】
6,000円(お一人)
※立食形式となります。
※定員120名
【主催】
草莽全国地方議員の会、「NHK『JAPANデビュー』を考える国民の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、台湾団結連盟日本支部、メルマガ「台湾の声」、NHK報道を考へる会、誇りある日本をつくる会、昭和史研究所、日本世論の会、日本会議東京都本部、日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会、新しい歴史教科書をつくる会東京支部・三多摩支部ほか
【協賛報道】
日本文化チャンネル桜、國民新聞
【お申し込み方法】
電話・ファクス・Eメールにて、お名前・ご住所・お電話番号を下記までご連絡願います。
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TEL 03-6419-3900 FAX 03-3407-2263
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日本李登輝友の会
TEL 03-3868-2111 FAX 03-3868-2101
E-mail info@ritouki.jp
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