橋下府政の外交方針案で「台湾が中国領土」
2009/02/06/Fri
※大阪府は地図を修正しました。修正要求のご協力に感謝します。 2月10日
橋下徹大阪府知事が就任して一年。産経新聞社が一月下旬に実施した府内有権者への調査では、支持率は依然八割を超えており、「大阪、関西を再生させようという熱意が府民の共感を得ているのだろう」と言う。
そうした中で府は先ごろ、アジア地域との交流に重点を置いた「外交方針(案)」を策定した。府にとっては初めてのことだそうで、府アジア交流課は「アジア重視の方針は橋下知事が着任後から言い続けてきたことでもある。案として策定したことで、それを再確認することができた」としている(大阪日日新聞、二月二日)。
ところでこの「外交方針(案)」だが、在日台湾人のメールマガジン「台湾の声」の編集部に全国の日本人、台湾人読者から数々寄せられる「台湾イジメ」「台湾侮辱」情報の中に、それが含まれていたのだ。
そこにあるアジア地図では、台湾が中国と同一色で塗られ、その領土として描かれているのだと言う。

編集部から「調べてくれ」と言われた私は二月五日、国際室アジア交流課に電話を掛けてみた。
応対に出たのは担当者らしい。台湾と中国を同じ色にした理由を次のように説明した。
ーーー中国は「一つの中国」と言っているが、日本も「一つの中国」としている。日中共同声明で、「台湾が中国の不可分の領土であることを理解する」と言っている。
ーーー「独立」を求める意見があることは知っているが、台湾も中国大陸と同じ国だと言っている。これは台湾にも配慮したもの。「中華人民共和国」にしたのではなく、台湾を含む「チャイナ」にしたのだ。
それに対して私は、こう話した。
ーーー共同声明で日本側は「台湾を一部」とする「中国の立場」を「理解し尊重する」と言っただけで、「一部」とは認めなかった。日本政府は台湾を中国領と見ていない。
ーーー中国は日本が返還したから「一部」だと主張するが、日本は中華民国にも中華人民共和国にも台湾を返還していない。中国大陸を中華民国とする中華民国の主張などは無視を。
そしてその上で、
ーーー実は外務省もHPで台湾と中国を同一色にしていた。対中関係の配慮だ。しかしその後、やはり誤りを認めざるを得ず、改めた(改めたと言っても、両方を無色にしただけだが…)。
ーーーこのままでは、間違った情報を府民に伝達することになる。そこで外務省などに政府が台湾を中国領としていないことを確認して欲しい。外務省に聞くと、中国に配慮して変な言い方をするかも知れないが、きちんと質問すれば、事実をはっきり言わざるを得なくなるだろう。

外務省HPの中国地図。もともとは台湾も同じ色にしていたが(左)、抗議を受けて非を認め、修正した(右)。ただし中国
に配慮し、色を抜いて領土の範囲を曖昧にしてだが…
すると相手は、「勉強不足だった」と認め、「よく確認する。外務省にも聞いてみる」と答えた。真摯な態度だったので、「同じような地図が満ち溢れている。こう言うものをなくして行きましょう」と激励して、受話器を置いた。
この外交方針案によると、台湾での大阪への誘致セミナーも計画しているらしいが、それならなおのこそ台湾人の感情や尊厳にも十分な配慮が必要となろう。友情の握手を求める一方で、裏でその国の存在を否定するなど、日本人全体の面汚しとなる。
型破りなイメージのある橋本府政。全国を覆う媚中の暗雲に、果たして穴を空けられるかにどうか注目したい。
【参考】大阪府の外交方針案の策定について
http://www.pref.osaka.jp:80/fumin/html/21164.html (「添付資料」内に地図がある)
「真実に従い、台湾は中国と別の色に」と求めよう!
大阪府国際室アジア交流課
電話 06-6944-7584
メール kokusai-g05@sbox.pref.osaka.lg.jp
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よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
【参加を!】東トルキスタン支援デモ 2009.2.7 Sat. at 渋谷
昨年は北京オリンピックの開催年であり、チベットでは騒乱があったことをご存知の方もいると思います。チベットの騒乱は1959 年3 月10 日のチベット蜂起記念日に起きたものですが、このチベットにとっての3 月10 日と同様、ウイグル人にとって忘れられない日があります。1997 年2 月5 日に東トルキスタンのグルジャ市において不当逮捕に抗議するデモがありました。無実の罪で逮捕されたウイグル青年の釈放を要求し2 月5 日から1000 人ほどの民衆が参加しました。このデモ隊に対して公安警察、武装警察は過酷な弾圧を加え、多くのデモ参加者を逮捕し、一箇所に集めました。そして厳冬の最中、気温マイナス20 度の状況で彼らに対して放水し、多くのウイグル人を凍死させました。その後も不当逮捕は続き、多くのウイグル人が拘束され亡くなっていったのです。
今回、日本ウイグル協会により日本で初めてのグルジャ事件の抗議デモを行います。
皆様のご協力とご参加を宜しくお願いします。
デモの詳細:
【名 称】 グルジャ事件追悼 東トルキスタン支援デモ
【場 所】 東京都渋谷区神宮前6丁目 宮下公園
【コース】 宮下公園→表参道→青山通り→宮下公園(予定)
【日 時】 平成21年2月7日 土曜日 集合 11:30 デモスタート 12:30 解散 14:00
【主 催】 日本ウイグル協会会長/世界ウイグル会議 日本代表 イリハム・マハムティ
【参加団体】任意団体 イリハム応援団
【参考URL】 世界ウイグル会議 http://www.uyghurcongress.org/jp/home.asp
イリハム応援団 http://uyghurhotline.com/
東トルキスタンに平和と自由を http://saveeastturk.org/jp/
告知チラシは: http://uyghurhotline.com/20090207demo.pdf
【お知らせ】 「台湾は日本の生命線!」メルマガ版を創刊
反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014/http://tw.youtube.com/watch?v=xbfw0z7XWww
橋下徹大阪府知事が就任して一年。産経新聞社が一月下旬に実施した府内有権者への調査では、支持率は依然八割を超えており、「大阪、関西を再生させようという熱意が府民の共感を得ているのだろう」と言う。
そうした中で府は先ごろ、アジア地域との交流に重点を置いた「外交方針(案)」を策定した。府にとっては初めてのことだそうで、府アジア交流課は「アジア重視の方針は橋下知事が着任後から言い続けてきたことでもある。案として策定したことで、それを再確認することができた」としている(大阪日日新聞、二月二日)。
ところでこの「外交方針(案)」だが、在日台湾人のメールマガジン「台湾の声」の編集部に全国の日本人、台湾人読者から数々寄せられる「台湾イジメ」「台湾侮辱」情報の中に、それが含まれていたのだ。
そこにあるアジア地図では、台湾が中国と同一色で塗られ、その領土として描かれているのだと言う。

編集部から「調べてくれ」と言われた私は二月五日、国際室アジア交流課に電話を掛けてみた。
応対に出たのは担当者らしい。台湾と中国を同じ色にした理由を次のように説明した。
ーーー中国は「一つの中国」と言っているが、日本も「一つの中国」としている。日中共同声明で、「台湾が中国の不可分の領土であることを理解する」と言っている。
ーーー「独立」を求める意見があることは知っているが、台湾も中国大陸と同じ国だと言っている。これは台湾にも配慮したもの。「中華人民共和国」にしたのではなく、台湾を含む「チャイナ」にしたのだ。
それに対して私は、こう話した。
ーーー共同声明で日本側は「台湾を一部」とする「中国の立場」を「理解し尊重する」と言っただけで、「一部」とは認めなかった。日本政府は台湾を中国領と見ていない。
ーーー中国は日本が返還したから「一部」だと主張するが、日本は中華民国にも中華人民共和国にも台湾を返還していない。中国大陸を中華民国とする中華民国の主張などは無視を。
そしてその上で、
ーーー実は外務省もHPで台湾と中国を同一色にしていた。対中関係の配慮だ。しかしその後、やはり誤りを認めざるを得ず、改めた(改めたと言っても、両方を無色にしただけだが…)。
ーーーこのままでは、間違った情報を府民に伝達することになる。そこで外務省などに政府が台湾を中国領としていないことを確認して欲しい。外務省に聞くと、中国に配慮して変な言い方をするかも知れないが、きちんと質問すれば、事実をはっきり言わざるを得なくなるだろう。


外務省HPの中国地図。もともとは台湾も同じ色にしていたが(左)、抗議を受けて非を認め、修正した(右)。ただし中国
に配慮し、色を抜いて領土の範囲を曖昧にしてだが…
すると相手は、「勉強不足だった」と認め、「よく確認する。外務省にも聞いてみる」と答えた。真摯な態度だったので、「同じような地図が満ち溢れている。こう言うものをなくして行きましょう」と激励して、受話器を置いた。
この外交方針案によると、台湾での大阪への誘致セミナーも計画しているらしいが、それならなおのこそ台湾人の感情や尊厳にも十分な配慮が必要となろう。友情の握手を求める一方で、裏でその国の存在を否定するなど、日本人全体の面汚しとなる。
型破りなイメージのある橋本府政。全国を覆う媚中の暗雲に、果たして穴を空けられるかにどうか注目したい。
【参考】大阪府の外交方針案の策定について
http://www.pref.osaka.jp:80/fumin/html/21164.html (「添付資料」内に地図がある)
「真実に従い、台湾は中国と別の色に」と求めよう!
大阪府国際室アジア交流課
電話 06-6944-7584
メール kokusai-g05@sbox.pref.osaka.lg.jp
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【参加を!】東トルキスタン支援デモ 2009.2.7 Sat. at 渋谷
昨年は北京オリンピックの開催年であり、チベットでは騒乱があったことをご存知の方もいると思います。チベットの騒乱は1959 年3 月10 日のチベット蜂起記念日に起きたものですが、このチベットにとっての3 月10 日と同様、ウイグル人にとって忘れられない日があります。1997 年2 月5 日に東トルキスタンのグルジャ市において不当逮捕に抗議するデモがありました。無実の罪で逮捕されたウイグル青年の釈放を要求し2 月5 日から1000 人ほどの民衆が参加しました。このデモ隊に対して公安警察、武装警察は過酷な弾圧を加え、多くのデモ参加者を逮捕し、一箇所に集めました。そして厳冬の最中、気温マイナス20 度の状況で彼らに対して放水し、多くのウイグル人を凍死させました。その後も不当逮捕は続き、多くのウイグル人が拘束され亡くなっていったのです。
今回、日本ウイグル協会により日本で初めてのグルジャ事件の抗議デモを行います。
皆様のご協力とご参加を宜しくお願いします。
デモの詳細:
【名 称】 グルジャ事件追悼 東トルキスタン支援デモ
【場 所】 東京都渋谷区神宮前6丁目 宮下公園
【コース】 宮下公園→表参道→青山通り→宮下公園(予定)
【日 時】 平成21年2月7日 土曜日 集合 11:30 デモスタート 12:30 解散 14:00
【主 催】 日本ウイグル協会会長/世界ウイグル会議 日本代表 イリハム・マハムティ
【参加団体】任意団体 イリハム応援団
【参考URL】 世界ウイグル会議 http://www.uyghurcongress.org/jp/home.asp
イリハム応援団 http://uyghurhotline.com/
東トルキスタンに平和と自由を http://saveeastturk.org/jp/
告知チラシは: http://uyghurhotline.com/20090207demo.pdf
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