インチキ地球儀に新タイプー消費者より中国を優先する偽装製品
2009/01/21/Wed
■台湾を太平洋で沈没させる地球儀
昨年一月中旬、学研トイズが中国で生産していた地球儀で、台湾を中国領土扱いしていることが、夕刊フジと産経新聞に書き立てられた。「台湾島」と表記され、音声でも「中華人民共和国」との国名がアナウンスされていたのだ。かくして起こったのが「地球儀騒動」である。同社には抗議が殺到し、直ちに販売停止と商品の回収の措置が採られた。そして同様の製品を販売していた他のメーカーも続々とそれに倣った(学研トイズは数日後に解散)。

夕刊フジの記事で端を発した地球儀う騒動。あれから一年が経ったが…
それからちょうど一年。インチキ地球儀に新タイプが現れたことが判明した。
一月十八日に都内で開催した台湾正名決起集会では、維新政党新風の鈴木信行幹事長の次のスピーチが、場内の笑いを誘った。
それは「最近、店で音声入り地球儀を見かけたので、試してみた。ペンを日本に置くと『日本』との国名アナウンスがある。中国は『中華人民共和国』だ。ところが台湾は、何度やっても『太平洋』なのだ」と言うものだった。
■矛盾する説明ー台湾は消えても北鮮は消えず
おそらくそれは「中華人民共和国」としては抗議を受ける、だからと言って「台湾」では中国に怒られる、そのような判断によるものだろう。台湾を太平洋の底に沈めても厭わない媚中メーカーの姑息さに、みな大笑いしたわけだが、鈴木氏は「台湾に失礼な話だ」と憤りを隠さなかった。

「台湾に失礼だ」と語る鈴木信行・新風幹事長
そこで私は、台湾を「沈没」させた理由を聞いてみたくなり、翌十九日、メーカーのドウシシャに電話をかけてみた。
そこで先ず確認できたのは、案の定、製品の生産地が中国だと言うこと。ただ学研トイズのように中国から指示を受けたためではないと言う。
「国名アナウンスがでるのは『国家』だけであり、『地域』である台湾は対象外」であるそうだ。もっともらしい説明だが、それなら日本では台湾と同様「地域」扱いの北朝鮮は、と聞くと、「朝鮮民主主義人民共和国」との国名がアナウンスされるそうだ。
■同じ色ー結局は台湾を中華人民共和国扱い
それで今度は国別の色について聞いてみたところ、台湾は中国と同じ色だと言う。すべては予想していた通りである。
「結局は中華人民共和国の領土としているのでは」と聞くと、「そうではないのだが…」と考え込み、「あとで担当からお電話をさせ、説明する」と言う。
「そこまでしなくても…」と言うと、「いいえ、せっかくだから」と。誠意ある会社だと思い、お言葉に甘えることにした。

ドウシシャの「しゃべる地球儀パーフェクトグローブ」。台湾
を中国領と偽装して、どこが「パーフェクト」なのか
そして担当者から電話があった。中国と同じ色にしている理由は、「公式に認定された地図に従ったもの。台湾の色を別のものにすることは、当社の管轄を超えている」と言う。
■中国領ではないと理解したメーカーだが…
そこで「誰が公式に認定したのか」と聞くと、答えられない。「他社がみなそうしているから同じことをするのか」と聞くと、「そう言うわけではない」と。
どうも、台湾は中国領土としていいのではないかと考えているようだった。日中共同声明の「中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し…」と言うくだりを読み始めたので、「日本政府は中国の『立場』を理解すると言っただけで、台湾を中国領と承認したのではない。外務省に確認すればわかる」と告げると、だんだんと状況を理解し始めたようだ。
「子供たちに誤った地球儀を販売するのはどうかと思う。色分けを検討してはどうか」と話すと、押し黙って何かを考えている。そして「また電話をします」と言われた。
■これは偽装だー企業利益と消費者のどちらを選ぶ
この日のやり取りは以上だ。翌二十日に電話はなかった。対応が丁寧な会社だが、たぶんこれからも電話は来ないのではないか。なぜなら台湾が中国領土ではないとわかっても、中国で生産している限り、台湾を色違いにする地球儀の日本への出荷を、中国側が許すはずはないのだ。
これは企業利益を優先するか、それとも消費者への信義を優先するかの問題である。中国語で有毒、偽装の中国製品を「黒心商品」(消費者を害する良心のない製品)と呼ぶが、この会社は自社が販売している製品も、偽装の「黒心商品」であるとことを自覚するべき。
断じて小さな問題ではないのである。
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運動を拡大したいので。
1・24大阪 台湾正名・街頭署名活動
1月24日、大阪・梅田のナビオ阪急前歩道・三角地点で外登証正名の街頭署名を行うこととなりました。大阪にはまだ日本李登輝友の会の支部はありませんので、会員有志で行います。ご協力をお願いします。
■日 時:1月24日(土)午後2時~4時
■場 所:大阪・梅田 ナビオ阪急前歩道・三角地点
■主 催:日本李登輝友の会・大阪会員有志
*当日の連絡先:090-3055-1778(根屋)
*署名いただいた際の個人情報は他の目的で使用しません。
1・25岐阜市 台湾正名・街頭署名活動
日本李登輝友の会岐阜県支部は来る1月25日(日)、午後3時から、岐阜市内の十六銀行本店前にて、外国人登録国籍正名のための街頭署名活動を行ないます。お忙しいとは存じますが、奮ってご参加下さい。
■日 時:1月25日(日)15時~17時
■場 所:十六銀行本店前(名鉄岐阜駅筋向かい)
岐阜市神田町8丁目26番地
■主 催:日本李登輝友の会岐阜県支部(村上俊英支部長)
〒502-0850 岐阜市鷺山東2-14-21 須賀様方
TEL:058-294-9175 FAX:058-294-9176
E-mail:ritouki-gifu@mbe.nifty.com
ホームページ http://homepage3.nifty.com/ritouki-gifu/
*詳細は、岐阜李登輝友の会のHPをご参照ください。
*署名いただいた際の個人情報は他の目的で使用しません。
オンライン署名のご協力を
台湾人の国籍は「中国」ではなく「台湾」です!
法務省は外国人登録における国籍記載の修正を!
http://www.shomei.tv/project-431.html
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昨年一月中旬、学研トイズが中国で生産していた地球儀で、台湾を中国領土扱いしていることが、夕刊フジと産経新聞に書き立てられた。「台湾島」と表記され、音声でも「中華人民共和国」との国名がアナウンスされていたのだ。かくして起こったのが「地球儀騒動」である。同社には抗議が殺到し、直ちに販売停止と商品の回収の措置が採られた。そして同様の製品を販売していた他のメーカーも続々とそれに倣った(学研トイズは数日後に解散)。

夕刊フジの記事で端を発した地球儀う騒動。あれから一年が経ったが…
それからちょうど一年。インチキ地球儀に新タイプが現れたことが判明した。
一月十八日に都内で開催した台湾正名決起集会では、維新政党新風の鈴木信行幹事長の次のスピーチが、場内の笑いを誘った。
それは「最近、店で音声入り地球儀を見かけたので、試してみた。ペンを日本に置くと『日本』との国名アナウンスがある。中国は『中華人民共和国』だ。ところが台湾は、何度やっても『太平洋』なのだ」と言うものだった。
■矛盾する説明ー台湾は消えても北鮮は消えず
おそらくそれは「中華人民共和国」としては抗議を受ける、だからと言って「台湾」では中国に怒られる、そのような判断によるものだろう。台湾を太平洋の底に沈めても厭わない媚中メーカーの姑息さに、みな大笑いしたわけだが、鈴木氏は「台湾に失礼な話だ」と憤りを隠さなかった。

「台湾に失礼だ」と語る鈴木信行・新風幹事長
そこで私は、台湾を「沈没」させた理由を聞いてみたくなり、翌十九日、メーカーのドウシシャに電話をかけてみた。
そこで先ず確認できたのは、案の定、製品の生産地が中国だと言うこと。ただ学研トイズのように中国から指示を受けたためではないと言う。
「国名アナウンスがでるのは『国家』だけであり、『地域』である台湾は対象外」であるそうだ。もっともらしい説明だが、それなら日本では台湾と同様「地域」扱いの北朝鮮は、と聞くと、「朝鮮民主主義人民共和国」との国名がアナウンスされるそうだ。
■同じ色ー結局は台湾を中華人民共和国扱い
それで今度は国別の色について聞いてみたところ、台湾は中国と同じ色だと言う。すべては予想していた通りである。
「結局は中華人民共和国の領土としているのでは」と聞くと、「そうではないのだが…」と考え込み、「あとで担当からお電話をさせ、説明する」と言う。
「そこまでしなくても…」と言うと、「いいえ、せっかくだから」と。誠意ある会社だと思い、お言葉に甘えることにした。

ドウシシャの「しゃべる地球儀パーフェクトグローブ」。台湾
を中国領と偽装して、どこが「パーフェクト」なのか
そして担当者から電話があった。中国と同じ色にしている理由は、「公式に認定された地図に従ったもの。台湾の色を別のものにすることは、当社の管轄を超えている」と言う。
■中国領ではないと理解したメーカーだが…
そこで「誰が公式に認定したのか」と聞くと、答えられない。「他社がみなそうしているから同じことをするのか」と聞くと、「そう言うわけではない」と。
どうも、台湾は中国領土としていいのではないかと考えているようだった。日中共同声明の「中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し…」と言うくだりを読み始めたので、「日本政府は中国の『立場』を理解すると言っただけで、台湾を中国領と承認したのではない。外務省に確認すればわかる」と告げると、だんだんと状況を理解し始めたようだ。
「子供たちに誤った地球儀を販売するのはどうかと思う。色分けを検討してはどうか」と話すと、押し黙って何かを考えている。そして「また電話をします」と言われた。
■これは偽装だー企業利益と消費者のどちらを選ぶ
この日のやり取りは以上だ。翌二十日に電話はなかった。対応が丁寧な会社だが、たぶんこれからも電話は来ないのではないか。なぜなら台湾が中国領土ではないとわかっても、中国で生産している限り、台湾を色違いにする地球儀の日本への出荷を、中国側が許すはずはないのだ。
これは企業利益を優先するか、それとも消費者への信義を優先するかの問題である。中国語で有毒、偽装の中国製品を「黒心商品」(消費者を害する良心のない製品)と呼ぶが、この会社は自社が販売している製品も、偽装の「黒心商品」であるとことを自覚するべき。
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■日 時:1月24日(土)午後2時~4時
■場 所:大阪・梅田 ナビオ阪急前歩道・三角地点
■主 催:日本李登輝友の会・大阪会員有志
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