長崎の媚中知事に質問中−県からの回答に注目を
2008/09/29/Mon
■媚中知事、政府をも批判
今年八月下旬、長崎県の秘書課長と国際課長が同県に立ち寄った台湾の駐福岡弁事処長(総領事に相当)の表敬訪問(名刺交換)の申し出を断った件に関し、金子二郎知事は九月十二日の記者会見で、「なぜ断ったのか、断られなければいけないのか」との読売新聞記者の質問に、おおよそ次のような答えを行っている。
――国でも役人は一切台湾には行かないだろう。しかし「地方は自由に行っていい」と言っている。これは無責任だ。国さえも慎重になってやっているのなら、長崎県には長崎県で(慎重にならなければならない)事情があり、発言すべきだと思う
――長崎県には中国の総領事館もまだちゃんとあるわけだから、私たちは他の自治体と違った対応の仕方をしなければいけない。「違った自治体の対応」として、台湾は(中国の)一地方政府、自治体と言うことになっている
――あくまでも私たちは、中国は一つの国というふうに見做している。そして台湾はそれの一つの地方機関と見ている

表敬訪問の拒否は「長崎県の台湾侮辱事件」として台湾紙でも報じられた
ここで金子知事が言っているのは、国は「中国は一つ」との立場だから、地方もそれに従い、台湾との接触は避けるべきだ、と言うことらしい。
たしかに国は、中華人民共和国と中華民国と言う二つの「中国政府」の内、前者を唯一の中国政府と認め、同政府が中華民国との一切の接触を嫌っていることに配慮して、課長級より上の国家公務員による台湾への渡航は禁止している。しかしそれは国の外交上の配慮であり、地方自治体は拘束されない。
ところが金子知事は、「地方もそうあるべきだ。そうさせない国は無責任だ」とし、特殊な事情がある長崎県としては、そのことを訴えなければならないと意気込むのだ。
■中国の「ご意向」が判断基準
ここで強調された県の特殊事情とは、同県に中国総領事館が置かれていることらしい。そしてそれは「これまで中国と特別に緊密な友好関係を築いてきており、中国も本県に対し、特段の扱いをして応えてくれている」(会見会場で配布された県の文書)ことの証なのだそうだ。
中国から特別扱いを受けているから、長崎県としては国が何と言おうと台湾とは接触しない、地方もかくあるべきなのだ、などと平然と訴える金子知事の媚中意識は、かつて中華帝国から冊封された朝貢国国王の意識そのもの。完全に中国の「ご意向」を判断基準に据えている。
そしてこの中国の代弁者は中国の宣伝どおり、台湾は中華人民共和国の「地方政府、自治体」だとまで言い切るのである。すなわち××省政府だとか、チベット自治区、香港特別行政区のようなものであると。
■台湾を「中国の台湾自治区」と言い切る

金子知事。朝貢国王の意識だ
これは信じがたい暴言である。
金子知事その根拠として「日本国も中国は一つと言うことになっている」ことを挙げているが、これは明らかに事実の歪曲だ。
国は日中共同声明において、「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する」と言っているが、これは「本物の中国政府として承認するのは中華民国ではなく中華人民共和国だ。二つの中国政府を同時に承認することはない」としているだけであって、台湾が中華人民共和国の領土などとは一切承認していないのだ。その理由は何か。それは「そうではないから」の一言に尽きる。台湾はチベットのように中華人民共和国がの占領を受けたことなど一度もないのである。
一般の庶民ならともかく、そのことを金子知事が知らないわけがないだろう。敢えてそこまで誤ったことを、一人の責任ある県知事として、しかも公式の記者会見でメディアに対して断言したのは、自らに媚中行為を何としてでも正当化したいためか、あるいは中国に忠誠心を示したいためか。
おそらくその両方だと思われる。
■国民として県知事に二つの質問
これは中国侵略主義への立派な加担である。そこで私は金子知事に、読売新聞も行わなかった、以下の二つの質問することにした。
「台湾は中国の地方政府だと信じてそう発言したのか。それとも間違いと知りながらそう発言したのか」
「もし間違いと知りながら発言したのなら、それはなぜか」
そして九月二十九日、県の秘書課に電話すると、「それは国際課が担当なので、そちらに話してもらえないか」と言われ、国際課にまわされた。
国際課は、「知事に会うことはあまりない」などと言って、私の質問を知事に伝えることをためらっていた。そこで私は「県知事の発言は政府見解をも無視している。これは県外の国民にとっても無視できないことだ」と訴えると、国際課は私の要請を引き受けた。ただし「あなたが納得できる回答を示せるかどうか」と自信なさげだ。
■誠実な回答で発言に責任を
なお、電話に出た国際課の職員は「台湾は中国の地方政府」とする発言が、政府見解と異なっていることを知っており、困惑していた。そして「日中共同声明もそこまで言っていない。私も間違っていると思う」と言うので、「それはあなた個人の見方にとどまらず、国際課全体の認識か」と聞くと、「一般国民の認識だ」として回答を避ける。
しかし最後は「……国際課もその認識だ」と認めた。どうも県庁内では「台湾は中国の一部ではない」と発言するのは、とても勇気がいることらしい。

知事の媚中狂奔に県も困惑か
金子知事が堂々と、でたらめな媚中発言を行えるのは、それで世の中に通用すると思っているからだろう。
「誠実」を座右の銘にするとされる金子知事。どのような「誠実な回答」が来るか、注目しようではないか。
長崎県知事記者会見記録
台北駐福岡経済文化弁事処長の表敬訪問への対応について
http://www.pref.nagasaki.jp/koho/governor/kaiken/20080912/20080912.html#no8
過去の関連記事
長崎県は中国の愚かな「忠犬」―台湾領事の表敬拒否 (付・抗議呼びかけ) 8/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-484.html
中国の懐柔受ける長崎県―「友好」の前に道義なし 8/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-486.html
台湾紙が長崎県の媚中に怒りの報道 9/5
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-490.html
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■長崎県国際課 (媚中事件担当)
電話 095−895−2087 *電話が好ましい。
ファックス 095−827−2487 メール s00740@pref.nagasaki.lg.jp
■長崎県秘書課 (知事担当)
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今年八月下旬、長崎県の秘書課長と国際課長が同県に立ち寄った台湾の駐福岡弁事処長(総領事に相当)の表敬訪問(名刺交換)の申し出を断った件に関し、金子二郎知事は九月十二日の記者会見で、「なぜ断ったのか、断られなければいけないのか」との読売新聞記者の質問に、おおよそ次のような答えを行っている。
――国でも役人は一切台湾には行かないだろう。しかし「地方は自由に行っていい」と言っている。これは無責任だ。国さえも慎重になってやっているのなら、長崎県には長崎県で(慎重にならなければならない)事情があり、発言すべきだと思う
――長崎県には中国の総領事館もまだちゃんとあるわけだから、私たちは他の自治体と違った対応の仕方をしなければいけない。「違った自治体の対応」として、台湾は(中国の)一地方政府、自治体と言うことになっている
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表敬訪問の拒否は「長崎県の台湾侮辱事件」として台湾紙でも報じられた
ここで金子知事が言っているのは、国は「中国は一つ」との立場だから、地方もそれに従い、台湾との接触は避けるべきだ、と言うことらしい。
たしかに国は、中華人民共和国と中華民国と言う二つの「中国政府」の内、前者を唯一の中国政府と認め、同政府が中華民国との一切の接触を嫌っていることに配慮して、課長級より上の国家公務員による台湾への渡航は禁止している。しかしそれは国の外交上の配慮であり、地方自治体は拘束されない。
ところが金子知事は、「地方もそうあるべきだ。そうさせない国は無責任だ」とし、特殊な事情がある長崎県としては、そのことを訴えなければならないと意気込むのだ。
■中国の「ご意向」が判断基準
ここで強調された県の特殊事情とは、同県に中国総領事館が置かれていることらしい。そしてそれは「これまで中国と特別に緊密な友好関係を築いてきており、中国も本県に対し、特段の扱いをして応えてくれている」(会見会場で配布された県の文書)ことの証なのだそうだ。
中国から特別扱いを受けているから、長崎県としては国が何と言おうと台湾とは接触しない、地方もかくあるべきなのだ、などと平然と訴える金子知事の媚中意識は、かつて中華帝国から冊封された朝貢国国王の意識そのもの。完全に中国の「ご意向」を判断基準に据えている。
そしてこの中国の代弁者は中国の宣伝どおり、台湾は中華人民共和国の「地方政府、自治体」だとまで言い切るのである。すなわち××省政府だとか、チベット自治区、香港特別行政区のようなものであると。
■台湾を「中国の台湾自治区」と言い切る

金子知事。朝貢国王の意識だ
これは信じがたい暴言である。
金子知事その根拠として「日本国も中国は一つと言うことになっている」ことを挙げているが、これは明らかに事実の歪曲だ。
国は日中共同声明において、「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する」と言っているが、これは「本物の中国政府として承認するのは中華民国ではなく中華人民共和国だ。二つの中国政府を同時に承認することはない」としているだけであって、台湾が中華人民共和国の領土などとは一切承認していないのだ。その理由は何か。それは「そうではないから」の一言に尽きる。台湾はチベットのように中華人民共和国がの占領を受けたことなど一度もないのである。
一般の庶民ならともかく、そのことを金子知事が知らないわけがないだろう。敢えてそこまで誤ったことを、一人の責任ある県知事として、しかも公式の記者会見でメディアに対して断言したのは、自らに媚中行為を何としてでも正当化したいためか、あるいは中国に忠誠心を示したいためか。
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■国民として県知事に二つの質問
これは中国侵略主義への立派な加担である。そこで私は金子知事に、読売新聞も行わなかった、以下の二つの質問することにした。
「台湾は中国の地方政府だと信じてそう発言したのか。それとも間違いと知りながらそう発言したのか」
「もし間違いと知りながら発言したのなら、それはなぜか」
そして九月二十九日、県の秘書課に電話すると、「それは国際課が担当なので、そちらに話してもらえないか」と言われ、国際課にまわされた。
国際課は、「知事に会うことはあまりない」などと言って、私の質問を知事に伝えることをためらっていた。そこで私は「県知事の発言は政府見解をも無視している。これは県外の国民にとっても無視できないことだ」と訴えると、国際課は私の要請を引き受けた。ただし「あなたが納得できる回答を示せるかどうか」と自信なさげだ。
■誠実な回答で発言に責任を
なお、電話に出た国際課の職員は「台湾は中国の地方政府」とする発言が、政府見解と異なっていることを知っており、困惑していた。そして「日中共同声明もそこまで言っていない。私も間違っていると思う」と言うので、「それはあなた個人の見方にとどまらず、国際課全体の認識か」と聞くと、「一般国民の認識だ」として回答を避ける。
しかし最後は「……国際課もその認識だ」と認めた。どうも県庁内では「台湾は中国の一部ではない」と発言するのは、とても勇気がいることらしい。

知事の媚中狂奔に県も困惑か
金子知事が堂々と、でたらめな媚中発言を行えるのは、それで世の中に通用すると思っているからだろう。
「誠実」を座右の銘にするとされる金子知事。どのような「誠実な回答」が来るか、注目しようではないか。
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台湾紙が長崎県の媚中に怒りの報道 9/5
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【抗議先】
■金子原二郎長崎県知事
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■長崎県国際課 (媚中事件担当)
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■長崎県秘書課 (知事担当)
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