李登輝来日!日本人は期待に応え強くなれ!
2008/09/23/Tue
李登輝氏が昨二十二日、総統退任後四度目の日本訪問。今回の訪問先は沖縄県。目的は講演。

那覇空港に到着。歓迎陣を前に笑顔を見せる
もちろん四度目と言うこともあろうが、以前ほど「李登輝訪日」がマスコミ等で騒がれないのはなぜなのか。これを台湾人に言わせれば「もはや李登輝氏に影響力はないから」となるかも知れない。だが日本人にとって李登輝氏は、外国の政治家と言うよりも、尊敬するべき哲人、思想家、武士道の体現者にして、偉大なるアジアのリーダー。だから台湾国内での「政治的影響力の低下」などまったく関係ないだろう。
理由を簡単に言えば、それは中国が従来のように「台湾独立の広告塔である李登輝の入国を許すな」と日本政府に露骨な圧力をかけなくなったからだ。
中国は、この問題でむやみに騒ぐと日本人が反発し、逆に李登輝人気が高まることをすでに学んでいるから、やはり「李登輝は過去の人間だ」として黙殺のポーズを見せている。だがその一方で台湾の自由時報は「中国の妨害は正常に行われている」と伝えている。「沖縄県の関係者は李登輝に関する活動に出席してはならないと要求するなど、圧力を不断にかけている」のだそうだ。
このように中国は、結局は李登輝氏が怖くてならないのだ。では何が怖いのかと言うと、それは日本人への「語りかけ」の影響力だ。
それは「台湾は主権独立国家だ」との真実を強調することだけにとどまらない。台湾人だけでなく、日本人への激励をも己が使命と公言する李登輝氏は、前回の訪日でも、奥の細道探訪や講演を通じ、日本人に日本の伝統文化、伝統精神のすばらしさを懇切に伝え、しかも靖国神社を参拝するに当たっては、「日本政府は中国や韓国の抗議を気にするな」とまで発言したのだから、また同じようなことをやられては、日本人は感動、発奮して、民族の勇気と自信を取り戻してしまいかねない。そしてそのままで行けば、李登輝氏の望みどおり、東アジアの安定と平和を守るため中国の台湾併呑など許さない「強い日本」が復活してしまう恐れもある。
だからこそ中国は、「李登輝を日本にだけは行かせるな」を重要な外交課題の一つとし続けているのだ。
さて那覇空港に降り立った李登輝氏は、さっそく地元の人々や日本李登輝友の会の会員ら約百名による日の丸の小旗と「台湾万歳」の大歓迎を受けた。このような歓迎を受ける外国人はあまりいないだろう。何しろ日本人が愛国心で外国人を迎えるのだから。
「台湾万歳」は李登輝氏を台湾そのものと見立て、一蓮托生であるこの友邦の弥栄を祈念する叫びだろう。まさに李登輝氏に呼応する「強い日本人」が参集したわけだ。李登輝氏は大喜びで出迎えの一人ひとりと握手を交わし、これで現地は興奮の坩堝と化した。
毎度のことながら、これは中国には絶対に見たくない光景であったに違いない。この情景は台湾でも報道されたようだが、台湾人はどのように受け取ったことか。
その後李登輝氏は平和祈念公園へ献花に赴いた。そこには戦没した台湾人三十四人の名も刻まれている。そこで感慨深く語ったのは「米軍が沖縄ではなく台湾に上陸したなら、台湾は悲惨だった」である。これは戦中派の台湾人に共通した感慨だろう。実際に米軍の攻略目標は当初、沖縄ではなく台湾だったのだ。
これを聞けば、かつて台湾人もまた日本のために戦った歴史に思いを馳せずにはいられない。そして今も戦争の危機にさらされている台湾の危機的状況にも。

平和祈念公園の平和の礎に拝礼
また記者の質問に答えてこうも言っている。「住民に自決命令は出さなかったと思う。たぶん住民は国家が滅ぶと思い、ともに死のうと考えたのだ」と。
このように李登輝氏の一言一句には、やはり日本人の心に響く何かがある。
なお、夜の歓迎レセプションでは、「台湾も日本も中華思想から脱却しなければいけない」「奴隷(精神)では、自分の国を作り出すことができない」「リーダーシップのある指導者が必要。麻生氏にはリーダーシップがあると思う」などと語っていたそうだ。

李登輝氏の気迫は人々の胸を打つ
そこではビールを一気に飲み干し、泡盛の水割りは「薄い」としてロックに切り替えるなど、日本人との交流を心から楽しんでいたと言う話だ。
本二十三日には宜野湾市で「学問のすゝめと日本文化の特徴」と題する講演を行う。我々は李登輝氏が日本人のため、講演で何を話すのかに注目しよう。そしてこの友邦からの激励にいかに応えて行くかを考えよう。日本、台湾、そして東アジアの平和のために。
帰国は二十五日。沖縄の旅の恙無きを祈りたい。
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那覇空港に到着。歓迎陣を前に笑顔を見せる
もちろん四度目と言うこともあろうが、以前ほど「李登輝訪日」がマスコミ等で騒がれないのはなぜなのか。これを台湾人に言わせれば「もはや李登輝氏に影響力はないから」となるかも知れない。だが日本人にとって李登輝氏は、外国の政治家と言うよりも、尊敬するべき哲人、思想家、武士道の体現者にして、偉大なるアジアのリーダー。だから台湾国内での「政治的影響力の低下」などまったく関係ないだろう。
理由を簡単に言えば、それは中国が従来のように「台湾独立の広告塔である李登輝の入国を許すな」と日本政府に露骨な圧力をかけなくなったからだ。
中国は、この問題でむやみに騒ぐと日本人が反発し、逆に李登輝人気が高まることをすでに学んでいるから、やはり「李登輝は過去の人間だ」として黙殺のポーズを見せている。だがその一方で台湾の自由時報は「中国の妨害は正常に行われている」と伝えている。「沖縄県の関係者は李登輝に関する活動に出席してはならないと要求するなど、圧力を不断にかけている」のだそうだ。
このように中国は、結局は李登輝氏が怖くてならないのだ。では何が怖いのかと言うと、それは日本人への「語りかけ」の影響力だ。
それは「台湾は主権独立国家だ」との真実を強調することだけにとどまらない。台湾人だけでなく、日本人への激励をも己が使命と公言する李登輝氏は、前回の訪日でも、奥の細道探訪や講演を通じ、日本人に日本の伝統文化、伝統精神のすばらしさを懇切に伝え、しかも靖国神社を参拝するに当たっては、「日本政府は中国や韓国の抗議を気にするな」とまで発言したのだから、また同じようなことをやられては、日本人は感動、発奮して、民族の勇気と自信を取り戻してしまいかねない。そしてそのままで行けば、李登輝氏の望みどおり、東アジアの安定と平和を守るため中国の台湾併呑など許さない「強い日本」が復活してしまう恐れもある。
だからこそ中国は、「李登輝を日本にだけは行かせるな」を重要な外交課題の一つとし続けているのだ。
さて那覇空港に降り立った李登輝氏は、さっそく地元の人々や日本李登輝友の会の会員ら約百名による日の丸の小旗と「台湾万歳」の大歓迎を受けた。このような歓迎を受ける外国人はあまりいないだろう。何しろ日本人が愛国心で外国人を迎えるのだから。
「台湾万歳」は李登輝氏を台湾そのものと見立て、一蓮托生であるこの友邦の弥栄を祈念する叫びだろう。まさに李登輝氏に呼応する「強い日本人」が参集したわけだ。李登輝氏は大喜びで出迎えの一人ひとりと握手を交わし、これで現地は興奮の坩堝と化した。
毎度のことながら、これは中国には絶対に見たくない光景であったに違いない。この情景は台湾でも報道されたようだが、台湾人はどのように受け取ったことか。
その後李登輝氏は平和祈念公園へ献花に赴いた。そこには戦没した台湾人三十四人の名も刻まれている。そこで感慨深く語ったのは「米軍が沖縄ではなく台湾に上陸したなら、台湾は悲惨だった」である。これは戦中派の台湾人に共通した感慨だろう。実際に米軍の攻略目標は当初、沖縄ではなく台湾だったのだ。
これを聞けば、かつて台湾人もまた日本のために戦った歴史に思いを馳せずにはいられない。そして今も戦争の危機にさらされている台湾の危機的状況にも。

平和祈念公園の平和の礎に拝礼
また記者の質問に答えてこうも言っている。「住民に自決命令は出さなかったと思う。たぶん住民は国家が滅ぶと思い、ともに死のうと考えたのだ」と。
このように李登輝氏の一言一句には、やはり日本人の心に響く何かがある。
なお、夜の歓迎レセプションでは、「台湾も日本も中華思想から脱却しなければいけない」「奴隷(精神)では、自分の国を作り出すことができない」「リーダーシップのある指導者が必要。麻生氏にはリーダーシップがあると思う」などと語っていたそうだ。

李登輝氏の気迫は人々の胸を打つ
そこではビールを一気に飲み干し、泡盛の水割りは「薄い」としてロックに切り替えるなど、日本人との交流を心から楽しんでいたと言う話だ。
本二十三日には宜野湾市で「学問のすゝめと日本文化の特徴」と題する講演を行う。我々は李登輝氏が日本人のため、講演で何を話すのかに注目しよう。そしてこの友邦からの激励にいかに応えて行くかを考えよう。日本、台湾、そして東アジアの平和のために。
帰国は二十五日。沖縄の旅の恙無きを祈りたい。
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