台湾人に傲慢な日本の媚中社会を叩き直せ
2008/09/11/Thu
東京都板橋区に住む知人のAさんに用事があって電話したところ、ちょうど地元の区役所で戸籍住民課の戸籍係と取り込み中だった。台湾出身で日本人と結婚して日本国籍を持つAさんの住民票の「出生地」の欄が「中国台湾省××県」となっているため、戸籍係に「私は中国生まれではない。書き換えて」と懸命にお願いしていると言うのだ。
これは法務省入国管理局の驚くべき実態であるが、同局の外国人登録で台湾人の国籍は「中国」とされ、完全な「中国国民」扱い。しかも決して改められることがない。従って地方自治体でも、台湾の住所表記は「中国台湾省…」とされることとなり、そのためにAさんもまた、元「中国国民」の扱いを受けるはめとなったのだ。
そこで怒りと屈辱に耐えるAさんを応援すべく、戸籍係に電話を代わってもらい、「中国とは中華人民共和国のことだ。台湾はその領土ではない。誤りは正すべき」と要求した。
ところが戸籍係は「国の方針だ。全国でそう統一されている」と言って聞き入れない。
「それなら国に対し、間違っていると電話するべきだ」と言うと、「Aさん本人に、東京入国管理局なりに電話してもらうしかない」と答える。「国から間違った外国人登録事務を委託されながらも、板橋区は電話できないと言うことか」と聞くと、「そうだ」と。
しかも「Aさんは今では日本に帰化しているのだから…」とつぶやくのである。「今さら別に騒ぐことなどないのでは」と言いたいのだ。祖国の存在を否定される台湾人の悔しさなど、この役人には理解できないらしい。
国の指示なら何でも従うと言う姿勢に、何のための地方自治かと考えてしまった。入国管理局の措置は大勢の在日台湾人から批判を浴びているが、結局はこのような事勿れ主義の役所にガードされ、痛くも痒くもないわけだ。
もちろん役所が入国管理局に誤りを指摘しても、直ちに何かが変わるわけでもない。しかし事実として大勢の在日台湾人が、全国の役所で「国籍表記を中国から台湾に改めてほしい」との訴えているのだ。その役所が一本の電話すらできないと言うなら、ますます何も変わらなくなる。
このように、在日台湾人にすれば日本社会など、中国人には媚び、台湾人には傲慢なだけの不条理社会にしか見えない。また日本人である私からすれば、日本の役人は中国とのトラブルを恐れ、その国の希望通りに台湾を売り飛ばしているとしか思えない。多分台湾人の多くは、そのような日本に失望し、不信感を抱いていることだと思う。
そこで思い出したのが板橋区の高沢一基区議会議員のことだ。彼は中国に傾斜する区議会の中でただ一人、思想信条が合わないとして日中議連への参加を拒否し、さらには台湾台北県の板橋市(板橋区と同名)との姉妹提携のため孤軍奮闘している人物である。さっそく電話をかけて戸籍係とのやり取りを伝えると、何とそれとほぼ同時刻に、彼もまた区の幹部に対し、在日台湾人の国籍問題について問い質していたことがわかった。
「台湾人を中国人として扱っているので、区内に居住する台湾人の数さえ把握されていない」「台湾人と中国人はパスポートが違うと説明したのだが」「市区町村はあまりに無力だ。やはり国を相手にするしかない」と語る高沢区議。
そもそもこれほどの問題を放置する方がどうかしているのだが、事勿れ主義が蔓延する中、同区議のような信念のある人間しか問題視できないと言うのが現状だ。それでも彼のような人々が確実に増えつつあるのも事実である。
中国に対する卑屈さの裏返しとして、台湾に傲慢な日本社会を叩き直さなければならない。そこでその一環として心ある方は、保岡興治法務大臣に「外国人登録は正確に。台湾人の国籍を中国から台湾に訂正を」と訴えられたい。
※入国管理局はなぜ台湾人を「中国国民」とするのか。次回はその理由にならぬ理由についてレポートする予定だ。
保岡興治法務大臣への要求先
■東京事務所
〒100−8982、
東京都千代田区永田町2−1−2 衆議院第二議員会館411号室
TEL 03−3581−5111(内7411)
FAX 03−3506−8728
mailto:g04640@shugiin.go.jp
■法務省
〒100-8977 東京都千代田区霞ヶ関1-1-1
電話 03−3580−4111
FAX 03−3592−7393
mailto:webmaster@moj.go.jp
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これは法務省入国管理局の驚くべき実態であるが、同局の外国人登録で台湾人の国籍は「中国」とされ、完全な「中国国民」扱い。しかも決して改められることがない。従って地方自治体でも、台湾の住所表記は「中国台湾省…」とされることとなり、そのためにAさんもまた、元「中国国民」の扱いを受けるはめとなったのだ。
そこで怒りと屈辱に耐えるAさんを応援すべく、戸籍係に電話を代わってもらい、「中国とは中華人民共和国のことだ。台湾はその領土ではない。誤りは正すべき」と要求した。
ところが戸籍係は「国の方針だ。全国でそう統一されている」と言って聞き入れない。
「それなら国に対し、間違っていると電話するべきだ」と言うと、「Aさん本人に、東京入国管理局なりに電話してもらうしかない」と答える。「国から間違った外国人登録事務を委託されながらも、板橋区は電話できないと言うことか」と聞くと、「そうだ」と。
しかも「Aさんは今では日本に帰化しているのだから…」とつぶやくのである。「今さら別に騒ぐことなどないのでは」と言いたいのだ。祖国の存在を否定される台湾人の悔しさなど、この役人には理解できないらしい。
国の指示なら何でも従うと言う姿勢に、何のための地方自治かと考えてしまった。入国管理局の措置は大勢の在日台湾人から批判を浴びているが、結局はこのような事勿れ主義の役所にガードされ、痛くも痒くもないわけだ。
もちろん役所が入国管理局に誤りを指摘しても、直ちに何かが変わるわけでもない。しかし事実として大勢の在日台湾人が、全国の役所で「国籍表記を中国から台湾に改めてほしい」との訴えているのだ。その役所が一本の電話すらできないと言うなら、ますます何も変わらなくなる。
このように、在日台湾人にすれば日本社会など、中国人には媚び、台湾人には傲慢なだけの不条理社会にしか見えない。また日本人である私からすれば、日本の役人は中国とのトラブルを恐れ、その国の希望通りに台湾を売り飛ばしているとしか思えない。多分台湾人の多くは、そのような日本に失望し、不信感を抱いていることだと思う。
そこで思い出したのが板橋区の高沢一基区議会議員のことだ。彼は中国に傾斜する区議会の中でただ一人、思想信条が合わないとして日中議連への参加を拒否し、さらには台湾台北県の板橋市(板橋区と同名)との姉妹提携のため孤軍奮闘している人物である。さっそく電話をかけて戸籍係とのやり取りを伝えると、何とそれとほぼ同時刻に、彼もまた区の幹部に対し、在日台湾人の国籍問題について問い質していたことがわかった。
「台湾人を中国人として扱っているので、区内に居住する台湾人の数さえ把握されていない」「台湾人と中国人はパスポートが違うと説明したのだが」「市区町村はあまりに無力だ。やはり国を相手にするしかない」と語る高沢区議。
そもそもこれほどの問題を放置する方がどうかしているのだが、事勿れ主義が蔓延する中、同区議のような信念のある人間しか問題視できないと言うのが現状だ。それでも彼のような人々が確実に増えつつあるのも事実である。
中国に対する卑屈さの裏返しとして、台湾に傲慢な日本社会を叩き直さなければならない。そこでその一環として心ある方は、保岡興治法務大臣に「外国人登録は正確に。台湾人の国籍を中国から台湾に訂正を」と訴えられたい。
※入国管理局はなぜ台湾人を「中国国民」とするのか。次回はその理由にならぬ理由についてレポートする予定だ。
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