親日民族ウイグル人の期待に応えよう (付:イリハム氏の講演動画)
2008/08/28/Thu
東トルキスタン(中国・新疆ウイグル自治区)の人々は非常に親日感情が強いという話を世界ウイグル会議(本部・ドイツ)の傘下である日本ウイグル協会のイリハム・マハムティ会長から聞かされた。若者の間でも「留学するなら日本が一番いい」と言う声が多いとか。日本人には何とも嬉しい話だが、それは日本のテレビドラマや映画を見て、日本人が家族愛などの面でウイグル人に似ていることを知り、親近感を抱くためなのだそうだ。
そしてもうひとつの理由として、こう言うものもあるのではないかと言う。それは「日本が敵の敵」だから。
ウイグル人の「敵」とは言うまでもなく、過酷な殖民地支配を行う中国である。そしてその中国の「敵」が日本となるようだ。それは中国政府がしばしば日本を敵国視するからそう思うのだろうが、そこにはアジアで中国と対峙し得るもう一つの大国日本の擡頭に対する期待感が込められているようだ。しかしその日本では、ウイグル人の置かれる悲惨な状況はあまり理解されていない。
さてその日本に居住するイリハム氏だが、かつてウイグル人の苦境を公の場で訴えることができないでいた。なぜならそれをすれば、中国政府の弾圧の手が伸びるからだ。もちろん帰国さえしなければ逮捕、投獄は免れることはできる。しかし心配なのは故郷の家族のことだ。だが昨年、その彼に転機が訪れた。
亡命ウイグル人のリーダーであるラビア・カーディル女史が来日したときのことだ。二人の息子が投獄されても、なおウイグル民族のために闘う同女史に感動し、ここで自分も立ち上がらなければ男ではないと決心し、中国政府の監視も恐れずその講演会に勇躍参加。重要な話を省略する通訳に業を煮やし、自ら通訳を買って出た。
かくして名前も顔も公にした彼は身の危険をも顧みず、日本人にウイグルの惨状を訴える活動を堂々と開始した。長野での聖火リレー当日、長野駅前で日本人には馴染みない東トルキスタン旗を林立させ、メディアの注目を集めたのも彼と日本人の仲間たちだったそうだ。勇気と誠実さ溢れる行動で、心ある日本人支援者の輪を確実に広げつつある。
八月二十三日には彼の講演会(主催:イリハム応援団)が都内で開かれたが、そこへも多くの日本人が駆けつけた。演題は「ウイグルの現状について」。参加者の誰もが彼の故郷で何が行われているかを知り、中国への義憤の念を募らせたはずだ。その要点筆記は本ブログでも二回に分けて紹介した。
■ウイグル人はなぜ「テロ」に走るか
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-479.html
■続・ウイグル人はなぜ「テロ」に走るか―追い詰められての悲劇の闘争
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-480.html
そしてこのたび、講演の全内容を収録した動画が完成したと言うことなので、早速ここでも下に掲げたい。これを見れば、ウイグル人の抵抗を「テロ」と非難する中国の宣伝など、悪質なデマにすぎないと言うことが理解できるのではないだろうか。
中国と言う共通の敵を抱える日本人とウイグル人だが、民族性から見ても両者は、今後信頼し合える仲になれるのではないかと思う。だから日本人はこの未知の友人、ウイグル人に関心を寄せよう。そしてその支援に乗り出そう。それはまた日本のためでもあるのである。
日本の地で孤軍奮闘するイリハム氏の勇気に敬意を表したい。
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 1/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 2/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 3/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 4/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 5/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 6/6
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そしてもうひとつの理由として、こう言うものもあるのではないかと言う。それは「日本が敵の敵」だから。
ウイグル人の「敵」とは言うまでもなく、過酷な殖民地支配を行う中国である。そしてその中国の「敵」が日本となるようだ。それは中国政府がしばしば日本を敵国視するからそう思うのだろうが、そこにはアジアで中国と対峙し得るもう一つの大国日本の擡頭に対する期待感が込められているようだ。しかしその日本では、ウイグル人の置かれる悲惨な状況はあまり理解されていない。
さてその日本に居住するイリハム氏だが、かつてウイグル人の苦境を公の場で訴えることができないでいた。なぜならそれをすれば、中国政府の弾圧の手が伸びるからだ。もちろん帰国さえしなければ逮捕、投獄は免れることはできる。しかし心配なのは故郷の家族のことだ。だが昨年、その彼に転機が訪れた。
亡命ウイグル人のリーダーであるラビア・カーディル女史が来日したときのことだ。二人の息子が投獄されても、なおウイグル民族のために闘う同女史に感動し、ここで自分も立ち上がらなければ男ではないと決心し、中国政府の監視も恐れずその講演会に勇躍参加。重要な話を省略する通訳に業を煮やし、自ら通訳を買って出た。
かくして名前も顔も公にした彼は身の危険をも顧みず、日本人にウイグルの惨状を訴える活動を堂々と開始した。長野での聖火リレー当日、長野駅前で日本人には馴染みない東トルキスタン旗を林立させ、メディアの注目を集めたのも彼と日本人の仲間たちだったそうだ。勇気と誠実さ溢れる行動で、心ある日本人支援者の輪を確実に広げつつある。
八月二十三日には彼の講演会(主催:イリハム応援団)が都内で開かれたが、そこへも多くの日本人が駆けつけた。演題は「ウイグルの現状について」。参加者の誰もが彼の故郷で何が行われているかを知り、中国への義憤の念を募らせたはずだ。その要点筆記は本ブログでも二回に分けて紹介した。
■ウイグル人はなぜ「テロ」に走るか
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-479.html
■続・ウイグル人はなぜ「テロ」に走るか―追い詰められての悲劇の闘争
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-480.html
そしてこのたび、講演の全内容を収録した動画が完成したと言うことなので、早速ここでも下に掲げたい。これを見れば、ウイグル人の抵抗を「テロ」と非難する中国の宣伝など、悪質なデマにすぎないと言うことが理解できるのではないだろうか。
中国と言う共通の敵を抱える日本人とウイグル人だが、民族性から見ても両者は、今後信頼し合える仲になれるのではないかと思う。だから日本人はこの未知の友人、ウイグル人に関心を寄せよう。そしてその支援に乗り出そう。それはまた日本のためでもあるのである。
日本の地で孤軍奮闘するイリハム氏の勇気に敬意を表したい。
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 1/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 2/6
第一回ウイグル勉強会_イリハム氏の話 3/6
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