北京五輪における最大のインチキ操作は台湾の「中国」扱いだ
2008/08/19/Tue
北京五輪において、開会式実況中継での密かなCG使用や自国選手の年齢詐称等々、国威発揚のためなら手段を選ばない中国だが、最も大きなインチキ操作と言えば、やはり台湾選手団を自国選手団扱いにしていることだ。

開会式で漢民族が偽装した中国国内の諸民族。こうしたインチキ
はまだ可愛い方
言うまでもなく北京五輪は、中国にとっては「民族の大業」である台湾併呑の道具でもある。それを通じて内外に対し、「台湾選手団は自ら祖国の懐に戻ってきた」と宣伝することに余念がない。
たとえば五輪で台湾の名義は「中華台北=チャイニーズ・タイペイ」。「中華民国」の国名を名乗れないのは、国際社会で「中華」(チャイナ)と言えば中華人民共和国だから。少なくとも中華人民共和国は、そう言って譲らない。
また「台湾」とも名乗れないのは、台湾が「中華」から独立した国家と認知されてしまうから。じつは最初にそれを恐れたのは、中国と言うより台湾の国民党独裁政権だった。
さて北京五輪開催前、台湾と中国との間で揉め事があった。それは中国の御用メディアがが「中華台北」を「中国台北」と言い出したからだ。両者がどう違うかと言うと、「中華」とは国名ではなく中華文化圏と言ったような漠然とした意味だ(台湾では「中華民国」の「中華」のつもりでいる者が多いが)。一方「中国」は中華人民共和国の意味。中国側は内外が注目する五輪の舞台で「中華人民共和国の台湾」を宣伝したいわけだ。
それに台湾側が反発し、開会式には国民党主席は出席できないと騒いだ。そこで中国側は二度と「中国台北」は使わせないと表明したのだが、本当にそれを止めるわけがなく、あいかわらず「中国台北」は使用され続けている。
開会式の五日前のことだ。アテネ五輪での金メダリストで台湾の国民的英雄であるテコンドーの朱木炎選手を格好の宣伝材料として目に付けた中国の中央テレビが、番組で彼女の特集を組んだ際、「中国の台北選手」と紹介した。要するに「中華民族」の英雄に仕立てたいわけだ。
そこで台湾では再び騒ぎになったのだが、中国側はただちに「技術上のミスだ」と釈明した。ところが八月十九日の台湾紙によると、新華社の新華網(ネット)はあいかわらず同選手を「中国のテコンドー選手」として紹介しているそうだ。
これについて台湾政府は「中国のメディアはとても多く、一つひとつに注意していられない。しかし新華社は政府のメディアなので、そのような状況があれば必ず修正を要求する」と言っているが、そのような要求が無駄であることはすでに明らかではないのか。
このように台湾を「中国」と呼ぶのは、国内向けの中国統一キャンペーンの一環。政権の維持がかかっているだけに、絶対に改められることはない。
だがそれよりも問題なのは、「中華」であれ「中国」であれ、世界から見ればどちらも「チャイナ」であることだ。しかし台湾では、たしかに民進党政権は「中華」を問題視していたものの、国民党政権にはその気はない。メディアも「台湾チーム」と呼べばいいものを、わざわざ「中華チーム」と呼んでいる。そして国民の多くも、それを無批判に受け入れているのだ。
下の写真は台湾代表のソフトボールの選手。ユニフォームには「Chinese」と大書され、その下に小さく「Taipei」とある。

これでは「中国の一地方の代表チーム」と世界に宣言しているようなもの。どんなに台湾の栄光のためにがんばっても、世界からは中国の栄光のためだとしか思われない。
しかしそのような危機感は台湾国民には希薄らしい。
台湾では民主化以降、「台湾は台湾。中国の一部ではない」「自分は台湾人であって中国人ではない」と言った意識が主流を占めるに至っているが、かつての中国人化の洗脳教育の「成果」がこのようなところに表れるのである。しかもそれだけではない。そのような教育を施してきた勢力がふたたび政権を握り、あるいはメディア界を支配しているのだ。
台湾は戦後、中国人の国民党の殖民地支配を受けた。そこへ民主化と言う「無血革命」が起こり、殖民地支配勢力は残存したものの、その体制の残滓が払拭に向かったのだが、その勢力が再び政権を奪取した。要するに「無血革命」は頓挫したと言うことではないだろうか。
国民党もまた中国人勢力。「台湾を守る」と宣伝し、かつて飼い慣らした(中国人意識を植え込んだ)「殖民地の民」を騙して政権を奪還するなど簡単なことだった。
台湾に今必要なのは、「中華=チャイナ」意識の追放運動だ。そうしなければチャイナ人民共和国による併呑攻勢に、とても太刀打ちなどできないのである。
「チャイニーズ・タイペイ」の名でしか五輪参加がかなわないなら、断固ボイコットするべきだった。「台湾はチャイナの一部ではない」と叫んで世界の注目を集めながら。
いずれにせよ、台湾併呑は明らかな侵略行為。それを正当化する宣伝の場となっているのが北京五輪だ。政治的色彩の濃厚なこの五輪は、しばしばナチスドイツのベルリン五輪の再来とも言われるが、ナチスが五輪終了後にオーストリアとチェコを併呑したのと同じような事態に至らないことを祈るばかりだ。
北京五輪において、台湾の選手が中国人の観客から開会式でことさら大きな拍手を浴びたり、競技で応援を受けているからと言って、中国が台湾との平和的な共存を望んでいるなどと思いこんだら大間違い。それが中国の策略なのだ。

中国人から「同胞」として歓迎される台湾選手団は
飛んで火に入る夏の虫。中国には格好の宣伝材料
なのだ
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【案内】 本邦初! 知られざる南モンゴルの悲劇!
8月31日(日)中国民族問題研究東京読者の会のお知らせ
中国による過酷な支配、人権抑圧、資源収奪、禁牧・・の実態。
知られざる南モンゴルの現代史をあますことなく語ります!
講師はダイチンさんだけでなくダシさんも登壇予定です。
ふるってご参加下さい。
主題 南(内)モンゴルの現状とダイチン君一家難民申請
日本では余り知られていない中国領南モンゴル(内モンゴル)の人権問題ですが、
同地は既に人口比率では80%以上を漢族が占め、モンゴルの伝統文化や言語は
消滅の危機に晒されています。その南モンゴルから日本に留学してきたダイチン
さん一家は、このたび日本においてモンゴルの自由と人権改善を求めるモンゴル
自由連盟党に参加、政治難民としての難民申請を行っています、今回の読者の会
ではダイチンさんをお迎えし、モンゴル民族との連帯の可能性、日本のモンゴル
支援のあり方などを考えていきたいと思います。是非多くの方々のご参加をお願
いします。
日時 8月31日(日)午後2時開場 2時半開会
場所 食糧会館 2C会議室
http://www.gepc.or.jp/gepcmap/map1.html
(地下鉄線麹町駅1番出口下車3分)
参加費 1000円
連絡先 殿岡事務所 電話03−5269−9461
ファックス 03−5269−8750
注)会場の都合上、人数に限りがありますので、 参加ご希望の方は事前に
FAXで殿岡事務所まで
ご連絡下さい。(先着40名様)
【お知らせ】 「台湾は日本の生命線!」メルマガ版を創刊
反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。
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はまだ可愛い方
言うまでもなく北京五輪は、中国にとっては「民族の大業」である台湾併呑の道具でもある。それを通じて内外に対し、「台湾選手団は自ら祖国の懐に戻ってきた」と宣伝することに余念がない。
たとえば五輪で台湾の名義は「中華台北=チャイニーズ・タイペイ」。「中華民国」の国名を名乗れないのは、国際社会で「中華」(チャイナ)と言えば中華人民共和国だから。少なくとも中華人民共和国は、そう言って譲らない。
また「台湾」とも名乗れないのは、台湾が「中華」から独立した国家と認知されてしまうから。じつは最初にそれを恐れたのは、中国と言うより台湾の国民党独裁政権だった。
さて北京五輪開催前、台湾と中国との間で揉め事があった。それは中国の御用メディアがが「中華台北」を「中国台北」と言い出したからだ。両者がどう違うかと言うと、「中華」とは国名ではなく中華文化圏と言ったような漠然とした意味だ(台湾では「中華民国」の「中華」のつもりでいる者が多いが)。一方「中国」は中華人民共和国の意味。中国側は内外が注目する五輪の舞台で「中華人民共和国の台湾」を宣伝したいわけだ。
それに台湾側が反発し、開会式には国民党主席は出席できないと騒いだ。そこで中国側は二度と「中国台北」は使わせないと表明したのだが、本当にそれを止めるわけがなく、あいかわらず「中国台北」は使用され続けている。
開会式の五日前のことだ。アテネ五輪での金メダリストで台湾の国民的英雄であるテコンドーの朱木炎選手を格好の宣伝材料として目に付けた中国の中央テレビが、番組で彼女の特集を組んだ際、「中国の台北選手」と紹介した。要するに「中華民族」の英雄に仕立てたいわけだ。
そこで台湾では再び騒ぎになったのだが、中国側はただちに「技術上のミスだ」と釈明した。ところが八月十九日の台湾紙によると、新華社の新華網(ネット)はあいかわらず同選手を「中国のテコンドー選手」として紹介しているそうだ。
これについて台湾政府は「中国のメディアはとても多く、一つひとつに注意していられない。しかし新華社は政府のメディアなので、そのような状況があれば必ず修正を要求する」と言っているが、そのような要求が無駄であることはすでに明らかではないのか。
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下の写真は台湾代表のソフトボールの選手。ユニフォームには「Chinese」と大書され、その下に小さく「Taipei」とある。

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しかしそのような危機感は台湾国民には希薄らしい。
台湾では民主化以降、「台湾は台湾。中国の一部ではない」「自分は台湾人であって中国人ではない」と言った意識が主流を占めるに至っているが、かつての中国人化の洗脳教育の「成果」がこのようなところに表れるのである。しかもそれだけではない。そのような教育を施してきた勢力がふたたび政権を握り、あるいはメディア界を支配しているのだ。
台湾は戦後、中国人の国民党の殖民地支配を受けた。そこへ民主化と言う「無血革命」が起こり、殖民地支配勢力は残存したものの、その体制の残滓が払拭に向かったのだが、その勢力が再び政権を奪取した。要するに「無血革命」は頓挫したと言うことではないだろうか。
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日本では余り知られていない中国領南モンゴル(内モンゴル)の人権問題ですが、
同地は既に人口比率では80%以上を漢族が占め、モンゴルの伝統文化や言語は
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日時 8月31日(日)午後2時開場 2時半開会
場所 食糧会館 2C会議室
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参加費 1000円
連絡先 殿岡事務所 電話03−5269−9461
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注)会場の都合上、人数に限りがありますので、 参加ご希望の方は事前に
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