チベットの悲劇は終わっていないー政界、メディアは反中キャンペーンを
2008/08/18/Mon
八月八日の北京五輪開会式に出席した各国の王室、元首、首脳は、五輪史上最多の八十人以上。チベット問題などを受け、一時は参加見送りの動きも見られたが、国際社会における中国の影響力(圧力とも)の大きさを見せ付けられた。
「中国にいろいろ問題があったとしても、今は努力して改善している最中だろうと思う。それをこれからよく見ていきたい」と言って参加した福田首相を見れば、日本もまた中国の強大な「影響」下におかれていることがわかる。いったいどうして中国が「努力して改善している最中」だなどと言えるのだろうか。明らかに彼は中国のため、自国の国民を欺いている。
十一日からフランスを訪問中のダライ・ラマ十四世は十六日、現地テレビ局の取材を受け、「非常に不幸なことに中国政府職員はチベットにおいて五輪精神を少しも尊重していない」「一般市民は常に逮捕され、虐待を受け死亡している。非常に悲惨なことである」と訴えている(大紀元報、八月十八日)。

訪仏中のダライ・ラマ十四世
一方、チベット騒乱の内幕を暴露し、北京で軟禁されているチベット人作家、ツェリンウォセ氏は東京新聞のインタビューに答えて次のように語っている。

ツェリンウォセ氏
「(チベット騒乱で拘束された人々の)主な収監場所はラサ駅にある倉庫の中。友人の一人は四肢を針金で縛られて一カ月間もつるされ、拷問を受けた。水ももらえず、最後は自分の尿を飲んで命をつないだ。こん棒やワイヤ、電気棒など、拷問に使う刑具は自分で選ばせ、どれを最も痛がるかを楽しむ。トイレに行く時は後ろ手に縛られ、汚物が散乱する床に顔がつくほどに近づけて、排便させられる。徹底的に人間を侮辱し、おとしめ、もてあそぶやり方だ。耐えかねて自殺したり気が狂ってしまった人も多い」(東京新聞、八月十七日)。
現在もまだ六千人近くもの僧侶が獄中に閉じ込められているのだそうだ。
ここまで聞かされれば、目下大勢の日本人を魅了している北京五輪の豪華な平和祭典の演出も、豪華であればあるほど、それによって糊塗される中国政府の邪悪さに、怒りがこみ上げてくるばかりである。
ダライ・ラマの今回の訪仏で問題となっているのは、同国のサルコジ大統領が「中仏関係に重大な結果を招く」と警告する中国政府に配慮し、会談を見送ったこと。そして欧州主要国の首脳として唯一開会式に出席したものだから、国内の政界やメディアから批判を浴びている。クシュネル外相などは「中国の圧力は拒絶する」などと発言していた。ル・モンド紙も八日の社説で「フランスの対外イメージを築く面でも、対中関係の構築に関しても、すべて失敗した」と書いた。そこで結局同大統領は、十二月十日に正式に会見することになった。
日本の政界もメディアもフランスに続くべきだ。チベット人の生命、人権の問題を顧みない福田首相を批判するだけでなく、大々的なチベット人支援のキャンペーンを実施、継続して行くべきだ。そのときはもちろん中国から「日中関係は重大な結果を招く」との恫喝を受けることとなるが、そのような中国の「影響」下における日中関係を抜本から改めるのだ。
おそらく多くの国民はそれを強く支持することだろう。そもそも中国の言いなりになり、チベット人殺しを見て見ぬふりをするような国の姿を、見たいと思う国民などいないのではないだろうか。反中キャンペーンはきっと国民一般をも目覚めさせることになる。
また、北京五輪の開会式に参加した首脳は多いと言っても、その多くは中国の援助を受ける発展途上国からで、それ自体は必ずしも大きな問題ではない。そこでもし大国日本が「中国翼賛」を断固拒絶するようになれば、今度は日本が国際社会に大きな影響力を行使することとなるだろう。
チベット人に救援の手を。アジアのすべての人々に平和な日を。
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主催者:「日本ウイグル協会」支援団体・イリハム応援団
日時:8月23日(土) 1時から受付 1時半開会〜4時まで
場所:文京区シビックセンター区民会議室4階シルバーセンターホール
(定員105人)
講演:
ウイグルの現況<中国共産党統治の実態>
イリハム・マハムティ
20世紀初頭のウイグル地域調査<大谷探検隊と日野勉>
白石念舟(元日本シルクロード倶楽部専務理事)
会費:1000円
http://saveeastturk.org/commons/doc/20080823session.pdf
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「中国にいろいろ問題があったとしても、今は努力して改善している最中だろうと思う。それをこれからよく見ていきたい」と言って参加した福田首相を見れば、日本もまた中国の強大な「影響」下におかれていることがわかる。いったいどうして中国が「努力して改善している最中」だなどと言えるのだろうか。明らかに彼は中国のため、自国の国民を欺いている。
十一日からフランスを訪問中のダライ・ラマ十四世は十六日、現地テレビ局の取材を受け、「非常に不幸なことに中国政府職員はチベットにおいて五輪精神を少しも尊重していない」「一般市民は常に逮捕され、虐待を受け死亡している。非常に悲惨なことである」と訴えている(大紀元報、八月十八日)。

訪仏中のダライ・ラマ十四世
一方、チベット騒乱の内幕を暴露し、北京で軟禁されているチベット人作家、ツェリンウォセ氏は東京新聞のインタビューに答えて次のように語っている。

ツェリンウォセ氏
「(チベット騒乱で拘束された人々の)主な収監場所はラサ駅にある倉庫の中。友人の一人は四肢を針金で縛られて一カ月間もつるされ、拷問を受けた。水ももらえず、最後は自分の尿を飲んで命をつないだ。こん棒やワイヤ、電気棒など、拷問に使う刑具は自分で選ばせ、どれを最も痛がるかを楽しむ。トイレに行く時は後ろ手に縛られ、汚物が散乱する床に顔がつくほどに近づけて、排便させられる。徹底的に人間を侮辱し、おとしめ、もてあそぶやり方だ。耐えかねて自殺したり気が狂ってしまった人も多い」(東京新聞、八月十七日)。
現在もまだ六千人近くもの僧侶が獄中に閉じ込められているのだそうだ。
ここまで聞かされれば、目下大勢の日本人を魅了している北京五輪の豪華な平和祭典の演出も、豪華であればあるほど、それによって糊塗される中国政府の邪悪さに、怒りがこみ上げてくるばかりである。
ダライ・ラマの今回の訪仏で問題となっているのは、同国のサルコジ大統領が「中仏関係に重大な結果を招く」と警告する中国政府に配慮し、会談を見送ったこと。そして欧州主要国の首脳として唯一開会式に出席したものだから、国内の政界やメディアから批判を浴びている。クシュネル外相などは「中国の圧力は拒絶する」などと発言していた。ル・モンド紙も八日の社説で「フランスの対外イメージを築く面でも、対中関係の構築に関しても、すべて失敗した」と書いた。そこで結局同大統領は、十二月十日に正式に会見することになった。
日本の政界もメディアもフランスに続くべきだ。チベット人の生命、人権の問題を顧みない福田首相を批判するだけでなく、大々的なチベット人支援のキャンペーンを実施、継続して行くべきだ。そのときはもちろん中国から「日中関係は重大な結果を招く」との恫喝を受けることとなるが、そのような中国の「影響」下における日中関係を抜本から改めるのだ。
おそらく多くの国民はそれを強く支持することだろう。そもそも中国の言いなりになり、チベット人殺しを見て見ぬふりをするような国の姿を、見たいと思う国民などいないのではないだろうか。反中キャンペーンはきっと国民一般をも目覚めさせることになる。
また、北京五輪の開会式に参加した首脳は多いと言っても、その多くは中国の援助を受ける発展途上国からで、それ自体は必ずしも大きな問題ではない。そこでもし大国日本が「中国翼賛」を断固拒絶するようになれば、今度は日本が国際社会に大きな影響力を行使することとなるだろう。
チベット人に救援の手を。アジアのすべての人々に平和な日を。
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ウイグルの現況<中国共産党統治の実態>
イリハム・マハムティ
20世紀初頭のウイグル地域調査<大谷探検隊と日野勉>
白石念舟(元日本シルクロード倶楽部専務理事)
会費:1000円
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