また中国に配慮―もう一つの情報隠蔽の試み
2008/08/09/Sat
福田政権が、毒餃子事件が中国国内でも発生していた事実を隠蔽したのは、まさに福田首相の「相手の嫌がることをあえてする必要はない。配慮しなければならない」と言う対中国外交の「指針」どおりだが、またもう一つ別の情報隠蔽が試みられたようだ。
現在、台湾の王金平立法院長(国会議長)が奈良で開かれるアジア太平洋国会議員連合(APPU)の総会に出席のため、約二十人の立法委員(議員)とともに来日している。国民党政権の中国傾斜に対する日米の懸念を払拭するため、または尖閣問題での反日騒動で持たれた日本側の警戒心を取り除くため、米国、日本と立て続けに訪問している王氏は、同党の台湾人勢力の大実力者。北京五輪開会式への出席ではなく日本訪問を選んだことも、日本重視の姿勢の現われではないかとも、台湾では注目されている。
その王氏が五輪開会式の行われる昨八日、APPU総会の議長を務める麻生太郎自民党幹事長を自民党本部に訪ねた。旧知の間柄である両者は抱き合って再会を喜び、対談は予定時間を大きく上回る四十分に及んだ。
ところが王氏に同行した台湾のメディア関係者たちは自民党から写真撮影を拒否され、他の場所で待たされたと言う。説明によると中国から抗議が来ていたらしい。
中国から見れば麻生氏は中国にはっきりとモノを言う親台派政治家の代表格。そのため昨年の自民党総裁選挙で福田氏に敗れたときには、台湾では失望の声が聞かれたが、中国はホッと胸をなでおろしたに違いない。
ところがその麻生氏に王氏が会い、日台関係の強化と言う安全保障の問題について話し合うとなれば、中国としては黙っていられなかったことだろう。そこでその意向を受けて自民党は狼狽し、この対談の事実を何としてでも隠蔽しようとしたのではないかと思われるが、そのようなものはいまさら不可能だ。同党は外国の記者たちの前で、自ら媚中の醜態を曝け出してしまったのだ。
後にこの話を聞いた王氏は不満気に、「私が日本へ来ていることは中国も了解している。気にすることはない」と言ったとか。
一方麻生氏は「写真撮影など別にかまわない」と言ったそうだ。そしてその結果、王氏とともに入室した同行者が、メディアのために両者を撮影したと言うことだ。下の写真がそれである。

麻生氏と握手する王金平氏(右)
台湾のメディア関係者たちは、このような麻生氏を賞賛していたそうだ。たとえば「麻生氏は中国をまったく恐れていない」「福田政権の次は麻生政権がいい」と言ったような。
ここまで聞かされれば、おそらく日本国民の多くも、彼らと同じ思いを抱くことだろう。
福田政権も今回の件と同様、将来批判を浴びることになることをも忘れるほど必死になり、中国国内の毒餃子事件隠蔽を試みたのだろうか。それはどうであれあの一件は、庶民一般に至るまで、「中国への配慮は国民への背信、国家への裏切り」であることを、とてもわかりやすく教えるものだった。
国民の次の課題は、「裏切り者政権」の存在は許してはいけないことだと知ることだ。
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その王氏が五輪開会式の行われる昨八日、APPU総会の議長を務める麻生太郎自民党幹事長を自民党本部に訪ねた。旧知の間柄である両者は抱き合って再会を喜び、対談は予定時間を大きく上回る四十分に及んだ。
ところが王氏に同行した台湾のメディア関係者たちは自民党から写真撮影を拒否され、他の場所で待たされたと言う。説明によると中国から抗議が来ていたらしい。
中国から見れば麻生氏は中国にはっきりとモノを言う親台派政治家の代表格。そのため昨年の自民党総裁選挙で福田氏に敗れたときには、台湾では失望の声が聞かれたが、中国はホッと胸をなでおろしたに違いない。
ところがその麻生氏に王氏が会い、日台関係の強化と言う安全保障の問題について話し合うとなれば、中国としては黙っていられなかったことだろう。そこでその意向を受けて自民党は狼狽し、この対談の事実を何としてでも隠蔽しようとしたのではないかと思われるが、そのようなものはいまさら不可能だ。同党は外国の記者たちの前で、自ら媚中の醜態を曝け出してしまったのだ。
後にこの話を聞いた王氏は不満気に、「私が日本へ来ていることは中国も了解している。気にすることはない」と言ったとか。
一方麻生氏は「写真撮影など別にかまわない」と言ったそうだ。そしてその結果、王氏とともに入室した同行者が、メディアのために両者を撮影したと言うことだ。下の写真がそれである。

麻生氏と握手する王金平氏(右)
台湾のメディア関係者たちは、このような麻生氏を賞賛していたそうだ。たとえば「麻生氏は中国をまったく恐れていない」「福田政権の次は麻生政権がいい」と言ったような。
ここまで聞かされれば、おそらく日本国民の多くも、彼らと同じ思いを抱くことだろう。
福田政権も今回の件と同様、将来批判を浴びることになることをも忘れるほど必死になり、中国国内の毒餃子事件隠蔽を試みたのだろうか。それはどうであれあの一件は、庶民一般に至るまで、「中国への配慮は国民への背信、国家への裏切り」であることを、とてもわかりやすく教えるものだった。
国民の次の課題は、「裏切り者政権」の存在は許してはいけないことだと知ることだ。
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