日中友好協会に見る媚中派の狼狽―中国への加担勢力を殺ごう
2008/07/05/Sat
■平山郁夫ー心なき媚中派の無神経さ
ある知人は(社)日中友好協会の機関紙「日本と中国」を読んでいる。聞けば同協会への入会は断ったものの、通っていた中国語教室から入会金だけは徴収されため、これだけはいつも丁寧に送られてくるのだそうだ。ときどき私に「持って行け」と言うのだが、これを読むと日本人の媚中心理がよくわかるので、決してすぐに捨てるようなことはしない。
さて最近もらった最新号は、ちょうど昭和三十年の創刊から二千号目に当たるもので、一面には会長の平山郁夫画伯の挨拶文が掲載されている。何でも彼は以前、通算千号を記念してチベットへ取材に行ったらしく、「ラサの地を踏みしめたことが懐かしく思い出されます」などと書いているが、多くの国民の例に漏れず、半世紀に及ぶ中国のチベット人迫害に心を痛める者としては、彼の「チベットでの日中友好の思い出」に不快感を抱かざるを得ない。そうしたことを平気で書き記す心なき無神経さも媚中派の特徴の一つである。

さて彼らの心理を示すもう一つ別の記事も見つけた。「2000号記念企画」と銘打たれた井出正一・副会長と海江田万里前衆議院議員の対談記事だ。井出副会長は村山政権時代の厚相で、下部組織の長野県日中友好協会の会長でもある。
■中国と歩調合せて知事をも「脅迫」
ところでさっそく話はそれるが、長野県の日中友好協会と言えば正真正銘の媚中グループらしく、「長野県は戦前、満蒙開拓団をもっとも多く送り出した県であり、河北省にも多くの兵士が駐屯しておりました。その反省を踏まえ、全国に名高い、県民的日中友好運動が進められてきたことは、長野県の誇りであります」などと、自らの贖罪意識を自慢している。
そして平成十五年に田中康夫知事が観光交流のために台湾へ出張しようとするや、次のようなヒステリックな反対声明を出している。少し長いが、これも媚中心理を充分に表しているので、参考までに引用する。
「今まで私どもはこの記念の年に知事に河北省を訪問されるように提言して参りました。それにもかかわらず、田中康夫知事は台湾を公務訪問し、陳水扁総統・李登輝前総統と会見するとの計画を発表しました。日中平和友好条約の原則と精神に違反し、河北省との友好関係を根本から破壊するこの計画に対し、長野県日中友好協会は、強く反対を表明すると共に、この計画を取りやめるよう要求致します」
「台湾問題は、日中関係において敏感な政治問題であることは周知の事柄であります。今回、田中知事は、観光PRのための公務出張と言っていますが、台湾当局者との会見を計画するなど、極めて政治的色合いの強いものであり、日中共同声明に反する危険な行動と受け取られても致し方のないものです。(特に李登輝前総統は台湾独立の首謀者と見られている人物で、李氏との会見は政治問題化・外交問題化の恐れがあり許されない行動となるでしょう。)」
「長野県民が日中戦争の反省を踏まえ、営々と築いてきた、日中友好の努力をどう考えているのでしょうか。発展する長野県と中国との諸交流に水を差し、中国の国内問題にさえ干渉するととられる行動は、県民益に反し、国民益にも反するものです。知事に求められているのは、日中友好を破壊する行動ではなく、友好を積極的に進めることであります。県民を代表する立場にある知事は、友好にとって有益なことを進め、反対にその妨げになる様なことは決してすべきではないと考えます」

訪台して陳総統と会見する田中知事(左)。その
親台姿勢が媚中派勢力の攻撃目標となった
このように台湾問題に歴史問題まで結びつけてまでして、中国の利益の代弁を展開しているのだ。共同声明に反するだとか、李登輝は台独首謀者だとか、中国の内政問題だとか、その内容や表現まで中国人的。もしやこの声明は、中国人が下書きした県知事への「脅迫文書」ではないかとすら感じられるほどだ。
■中国弁護が彼らの任務
実に怖いもの知らずの戦闘的な媚中根性である。そう言えば長野県日中友好協会は、長野の北京五輪聖火リレーのときも、周りの批判などには一顧だにせず、翼賛、奉賛に努めていた。
それはともかく、井出氏と海江田氏の対談だが、タイトルは「マスコミ、政治 どうあるべきか」。
こちらは同じ媚中内容でも、長野に比べればトーンは低いようだ。どうも今日の反中国感情の広がりに配慮しているらしい。「国民の間に嫌中感があると、(政治家には)自分の意見を言いにくいケースがある」と言ったことを盛んに話題にしている。何でも政治家は「世論調査を非常に気にする」ようになり、堂々と自分の意見(媚中意見)を言えないのだそうだ。
もちろんその一方で中国弁護も忘れないのは、それが彼らの課せられた「任務」のようなだからだろうか。たとえばマスコミの問題で「以前は中国のいいところを紹介する記事や番組が多かったが、近頃は問題点ばかりを取り上げている。日本の国民が中国にいい印象を持たないような報道をしているのではないか」などと不満を述べているが、中国の利益を中心に物を考えると、そうした見方となるのだろう。
しかしやはり反中世論に配慮してか、「(農薬の問題で)中国にも改善すべき点はたくさんあると思うが、一面だけを報道する姿勢は、日本にとってもよくない」などと言った具合に、中国への批判だけはそれなりに塗している。しかしだからこそ巧妙なのである。
結局は日中を「喧嘩両成敗」へと持って行って、中国の問題点を相殺しようとする論じ方である。そして何だかんだ言っても最後は「日本や欧米の国の方が、(中国の報道より)自国のマスコミは真実を報道していると勘違いしている節があるのではないか」で総括しているのだから、媚中心理がもたらす非常識、不誠実さには恐れ入る。
■嫌中世論が脅威になっている
「日本の政治家だから、日本の国益を第一に考え行動するのは当たり前」と立派なことを言いながらも、「だが、中国との関係を大事にする政治家を育てていかなければならない」と訴えるところも同様である。これは、ときには国益よりも日中関係が大事な場合もあると言っているわけだ。
それにしても、今日の反中世論が彼らに加える圧力は相当大きいらしい。何しろ政治家もマスコミも「中国のいいところ」を語れなくなっているほどだ。彼らが危機感を込めてそう語っているのだから、実際にそうなのだろう。また対談では、インターネットが日本国民の「嫌中感情を煽る」と言う現実も強調されている。
日中友好協会も、こうした時勢にはよほど困っているらしい。長野だけが元気がいいのは、時勢に疎いだけだけかも知れない。そのためか対談では、協会の活性化のためだろう、「経験もあり、元気もいい」団塊のリタイヤ世代に加入を呼びかけている。団塊の世代の皆さんは、くれぐれも常識あるご判断を。
ところで、媚中の恐れる嫌中感情の高まりは、実際には政治家、マスコミと言った媚中勢力の長年にわたる跳梁跋扈に対する国民の反発であるとも言えるのだ。彼らの媚中宣伝(中国のための宣伝代行)の虚偽に気付いた人々の、真実を知りたいとの欲求の高まりでもあろう。これに媚中派の日中友好協会がそれに狼狽するのもよくわかる。
心ある国民は、今後さらにいっそう真実を以って虚偽を打ち破って行こう。こうした中国の対日宣伝工作(世論戦)への加担勢力を殺ぐことは、中国自身の力を殺ぐことに繋がるのである。
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ある知人は(社)日中友好協会の機関紙「日本と中国」を読んでいる。聞けば同協会への入会は断ったものの、通っていた中国語教室から入会金だけは徴収されため、これだけはいつも丁寧に送られてくるのだそうだ。ときどき私に「持って行け」と言うのだが、これを読むと日本人の媚中心理がよくわかるので、決してすぐに捨てるようなことはしない。
さて最近もらった最新号は、ちょうど昭和三十年の創刊から二千号目に当たるもので、一面には会長の平山郁夫画伯の挨拶文が掲載されている。何でも彼は以前、通算千号を記念してチベットへ取材に行ったらしく、「ラサの地を踏みしめたことが懐かしく思い出されます」などと書いているが、多くの国民の例に漏れず、半世紀に及ぶ中国のチベット人迫害に心を痛める者としては、彼の「チベットでの日中友好の思い出」に不快感を抱かざるを得ない。そうしたことを平気で書き記す心なき無神経さも媚中派の特徴の一つである。

さて彼らの心理を示すもう一つ別の記事も見つけた。「2000号記念企画」と銘打たれた井出正一・副会長と海江田万里前衆議院議員の対談記事だ。井出副会長は村山政権時代の厚相で、下部組織の長野県日中友好協会の会長でもある。
■中国と歩調合せて知事をも「脅迫」
ところでさっそく話はそれるが、長野県の日中友好協会と言えば正真正銘の媚中グループらしく、「長野県は戦前、満蒙開拓団をもっとも多く送り出した県であり、河北省にも多くの兵士が駐屯しておりました。その反省を踏まえ、全国に名高い、県民的日中友好運動が進められてきたことは、長野県の誇りであります」などと、自らの贖罪意識を自慢している。
そして平成十五年に田中康夫知事が観光交流のために台湾へ出張しようとするや、次のようなヒステリックな反対声明を出している。少し長いが、これも媚中心理を充分に表しているので、参考までに引用する。
「今まで私どもはこの記念の年に知事に河北省を訪問されるように提言して参りました。それにもかかわらず、田中康夫知事は台湾を公務訪問し、陳水扁総統・李登輝前総統と会見するとの計画を発表しました。日中平和友好条約の原則と精神に違反し、河北省との友好関係を根本から破壊するこの計画に対し、長野県日中友好協会は、強く反対を表明すると共に、この計画を取りやめるよう要求致します」
「台湾問題は、日中関係において敏感な政治問題であることは周知の事柄であります。今回、田中知事は、観光PRのための公務出張と言っていますが、台湾当局者との会見を計画するなど、極めて政治的色合いの強いものであり、日中共同声明に反する危険な行動と受け取られても致し方のないものです。(特に李登輝前総統は台湾独立の首謀者と見られている人物で、李氏との会見は政治問題化・外交問題化の恐れがあり許されない行動となるでしょう。)」
「長野県民が日中戦争の反省を踏まえ、営々と築いてきた、日中友好の努力をどう考えているのでしょうか。発展する長野県と中国との諸交流に水を差し、中国の国内問題にさえ干渉するととられる行動は、県民益に反し、国民益にも反するものです。知事に求められているのは、日中友好を破壊する行動ではなく、友好を積極的に進めることであります。県民を代表する立場にある知事は、友好にとって有益なことを進め、反対にその妨げになる様なことは決してすべきではないと考えます」

訪台して陳総統と会見する田中知事(左)。その
親台姿勢が媚中派勢力の攻撃目標となった
このように台湾問題に歴史問題まで結びつけてまでして、中国の利益の代弁を展開しているのだ。共同声明に反するだとか、李登輝は台独首謀者だとか、中国の内政問題だとか、その内容や表現まで中国人的。もしやこの声明は、中国人が下書きした県知事への「脅迫文書」ではないかとすら感じられるほどだ。
■中国弁護が彼らの任務
実に怖いもの知らずの戦闘的な媚中根性である。そう言えば長野県日中友好協会は、長野の北京五輪聖火リレーのときも、周りの批判などには一顧だにせず、翼賛、奉賛に努めていた。
それはともかく、井出氏と海江田氏の対談だが、タイトルは「マスコミ、政治 どうあるべきか」。
こちらは同じ媚中内容でも、長野に比べればトーンは低いようだ。どうも今日の反中国感情の広がりに配慮しているらしい。「国民の間に嫌中感があると、(政治家には)自分の意見を言いにくいケースがある」と言ったことを盛んに話題にしている。何でも政治家は「世論調査を非常に気にする」ようになり、堂々と自分の意見(媚中意見)を言えないのだそうだ。
もちろんその一方で中国弁護も忘れないのは、それが彼らの課せられた「任務」のようなだからだろうか。たとえばマスコミの問題で「以前は中国のいいところを紹介する記事や番組が多かったが、近頃は問題点ばかりを取り上げている。日本の国民が中国にいい印象を持たないような報道をしているのではないか」などと不満を述べているが、中国の利益を中心に物を考えると、そうした見方となるのだろう。
しかしやはり反中世論に配慮してか、「(農薬の問題で)中国にも改善すべき点はたくさんあると思うが、一面だけを報道する姿勢は、日本にとってもよくない」などと言った具合に、中国への批判だけはそれなりに塗している。しかしだからこそ巧妙なのである。
結局は日中を「喧嘩両成敗」へと持って行って、中国の問題点を相殺しようとする論じ方である。そして何だかんだ言っても最後は「日本や欧米の国の方が、(中国の報道より)自国のマスコミは真実を報道していると勘違いしている節があるのではないか」で総括しているのだから、媚中心理がもたらす非常識、不誠実さには恐れ入る。
■嫌中世論が脅威になっている
「日本の政治家だから、日本の国益を第一に考え行動するのは当たり前」と立派なことを言いながらも、「だが、中国との関係を大事にする政治家を育てていかなければならない」と訴えるところも同様である。これは、ときには国益よりも日中関係が大事な場合もあると言っているわけだ。
それにしても、今日の反中世論が彼らに加える圧力は相当大きいらしい。何しろ政治家もマスコミも「中国のいいところ」を語れなくなっているほどだ。彼らが危機感を込めてそう語っているのだから、実際にそうなのだろう。また対談では、インターネットが日本国民の「嫌中感情を煽る」と言う現実も強調されている。
日中友好協会も、こうした時勢にはよほど困っているらしい。長野だけが元気がいいのは、時勢に疎いだけだけかも知れない。そのためか対談では、協会の活性化のためだろう、「経験もあり、元気もいい」団塊のリタイヤ世代に加入を呼びかけている。団塊の世代の皆さんは、くれぐれも常識あるご判断を。
ところで、媚中の恐れる嫌中感情の高まりは、実際には政治家、マスコミと言った媚中勢力の長年にわたる跳梁跋扈に対する国民の反発であるとも言えるのだ。彼らの媚中宣伝(中国のための宣伝代行)の虚偽に気付いた人々の、真実を知りたいとの欲求の高まりでもあろう。これに媚中派の日中友好協会がそれに狼狽するのもよくわかる。
心ある国民は、今後さらにいっそう真実を以って虚偽を打ち破って行こう。こうした中国の対日宣伝工作(世論戦)への加担勢力を殺ぐことは、中国自身の力を殺ぐことに繋がるのである。
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