産経外信部が回答拒否なら、中国への従属を認めたことになる
2020/03/13/Fri
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■産経にまで中国の影響力が浸透か
朝日新聞や毎日新聞と異なり、中国の圧力に屈することなく、国民に真実の報道を行っていると広く信じられる産経新聞。だから熱烈なファンも多い訳だが、しかしこの新聞社の内部にも、中国の影響力が浸透しているのではないか。
3月10日付第3面の「『コロナショック』出口見えず」(地域によっては「コロナ不況 負の連鎖」)と題する記事に載せた地図では、台湾が中国と同じく赤く塗られ、その領土として描かれている。

「産経新聞、お前もか」と叫びたくなる。なぜなら、これはまさに中国が世界に使用を求めてやまない「一つの中国」地図に他ならないからだ。
誤った地理情報を全国百数十万人の読者に押し付けかねず、有害極まりない。そこで在日台湾人や親台派の日本人が抗議と訂正を求めているところだが、それに対し、このような地図を作製した産経外信部の回答はこうだ。読者サービス係を通じ、以下のようなメールを読ませているらしい。
「台湾の色は、中国と異なるオレンジ色にしてあるのですが、地図が小さく、誤解を招くことになりました」

何と台湾の色は中国の赤とは違いがあるというのだ。そう言われてみれば、確かにオレンジ色に見えなくもない。ただしこの地図は本当に小さく、虫眼鏡でも使わないかぎり、中国と同一色にしか見えない。これなら中国は喜ぶはずだ。
そもそも地図上の色分けとは何かしらを区別させるためのものだが、区別にもならない無駄な色分けをしたのはなぜか。要するに「誤解を招くことになりました」ではなく、「(台湾は中国だと)誤解させることを狙いました」とするべきだろう。
この不自然な色分けの目的は、中国には「産経は台湾を中国の一部と認識しているし、そのように報道しています」と伝えると同時に、「台湾は中国ではない」と抗議してくる読者に対しては「台湾を中国の一部などと表示していません」と抗弁するためのアリバイ作りにあるのだろう。
■外信部は「間違っていない」の一点張りだが
そこで私も11日に、産経読者サービス係を通じて外信部に色々と質問を行った。そして翌12日読者サービス係から、その回答を聞かされたのだが、それは「中国と台湾とは違う色にしているので、地図は間違っていない」というものだった。
「違う色だ。間違っていない」の一点張りで、抗議の嵐を凌ごうとの構えのようだ。誤報訂正を迫られるマスメディアが、いつも見せる逃げの構えと言える。
実は私は次のような質問を行っていた。
「この地図の中国の部分は日中の相関図。したがって日本は黒で中国は赤、その他の国々は無関係だから一律灰色。事本文も台湾には一言も触れていないから台湾も無関係の国の一つ。それなのになぜ台湾は灰色ではなくオレンジなのか。なぜ識別が困難なほど、中国とほとんど同じ色なのか」
「台湾を色分けしたというが、『日本』『中国』との国名はあっても、『台湾』とはどこにも書かれていない。それは台湾を中国の一つの島として描いているからではないか」
これに対する外信部の答えとは…、
「(「日本」や「中国」のように)『台湾』の文字を入れればよかったのだが、至らなかった。本文と台湾は関係がなかったので、入れなかったのだ」という、ただこれだけだ。
なぜ「本文と関係のない台湾を、他の無関係国と同じ灰色ではなく、中国とほとんど同じ色を付けたのか」という質問の肝心の部分には、外信部からは答えがなかったという。
■質問に回答できない理由を知りたい
そこで私は、「中国と台湾の色に差異を付けたかどうかが問題ではない。問題はなぜ、わざわざ中国と台湾とを、同じように見える色を付けたかだ」と反論した(読者サービス係も「それはそうだ」とうなづく)。そしてその上で、改めて次のように質問した。
「本文と台湾が関係ないのなら、なぜ台湾に色を付けたのか。他の関係ない国は灰色なのに、なぜ台湾だけ中国と同じような色を付けたのか」
これに対して読者サービス係は「これ以上外信部に聞いても、回答はしないと思う」「あなたの望むような回答はないと思う」と困惑気味。それはそうだ。読者サービス係は外信部が「違う色だ。間違っていない」で押し通そうとしているのを熟知している。
それでも私は「回答拒否もまた一つ回答。聞くだけ聞いて下さい」とお願いしたのだった。
果たして外信部はいかなる回答を見せるだろうか。もし外信部に「地図は間違いない」との信念があるのなら、何らかの説得力ある回答を見せることだろう。逆にもし回答を拒否するなら、それは回答できない事情があるため、ということになる。
それではその事情とは何か。言うまでもないことだ。外信部は「中国に満足してもらうために中国と台湾とにほぼ同じ色を塗った」のである。そして「読者からの抗議も想定し、それに抗弁できるよう中国と台湾の色にはわずか差を入れておいた」のである。もし回答を拒否すれば、それはこうした悪事(読者への背信行為)を自ら認めたことになるのである。
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産経に「台湾は中国領土ではない」と訴えよう 20/03/10/
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3447.html
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http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3448.html
日台の友情を傷つけるな!産経に在日台湾人団体が抗議! 20/03/12
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3449.html
~台湾は中国領土ではないと訴え、地図の訂正を求めよう~
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「台湾の色は、中国と異なるオレンジ色にしてあるのですが、地図が小さく、誤解を招くことになりました」

何と台湾の色は中国の赤とは違いがあるというのだ。そう言われてみれば、確かにオレンジ色に見えなくもない。ただしこの地図は本当に小さく、虫眼鏡でも使わないかぎり、中国と同一色にしか見えない。これなら中国は喜ぶはずだ。
そもそも地図上の色分けとは何かしらを区別させるためのものだが、区別にもならない無駄な色分けをしたのはなぜか。要するに「誤解を招くことになりました」ではなく、「(台湾は中国だと)誤解させることを狙いました」とするべきだろう。
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そこで私は、「中国と台湾の色に差異を付けたかどうかが問題ではない。問題はなぜ、わざわざ中国と台湾とを、同じように見える色を付けたかだ」と反論した(読者サービス係も「それはそうだ」とうなづく)。そしてその上で、改めて次のように質問した。
「本文と台湾が関係ないのなら、なぜ台湾に色を付けたのか。他の関係ない国は灰色なのに、なぜ台湾だけ中国と同じような色を付けたのか」
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それではその事情とは何か。言うまでもないことだ。外信部は「中国に満足してもらうために中国と台湾とにほぼ同じ色を塗った」のである。そして「読者からの抗議も想定し、それに抗弁できるよう中国と台湾の色にはわずか差を入れておいた」のである。もし回答を拒否すれば、それはこうした悪事(読者への背信行為)を自ら認めたことになるのである。
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