NHKと同じ媚中の手口! 産経の嘘には騙されない
2020/03/11/Wed
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■「台湾は赤でなくオレンジ色」―産経の抗弁が始まった
「台湾は中国領土の不可分の一部」だとして台湾侵略を正当化する中国覇権主義の「一つの中国」宣伝に加担したが故、誤報を犯してしまった産経新聞。3月10日の第3面に載る「コロナ不況 負の連鎖」(あるいは「コロナ不況 出口見えず」)との見出しの記事で使った地図で、台湾を中華人民共和国と同じ赤で塗り、その領土として描いたのだ。

日頃は朝日新聞などと違い、中国に対し批判的な記事が多いとの印象が強い産経だが、しかし中国が断じて譲歩できない最後の一線である「核心的利益」と位置付ける台湾問題に関しては、しっかりと中国に譲歩しているようだ。
そのおかげで百数十万人もの産経読者は「台湾は中国領土の不可分の一部」との有害な宣伝に触れさせられるはめになるのだから、マスメディアによる中国迎合とは恐ろしい話。産経の読者サービスに聞くと、すでに大勢の人々が抗議や訂正要求を行ってきているという。
ところで私も10日と11日に二度読者サービスに電話で抗議しているのだが、それぞれ産経の対応の仕方が変わっている。
10日には、台中を同じ赤で塗ることの誤りを認めていたのだが、11日になると「中国は赤だが台湾はオレンジだ」と抗弁するのである。つまり台湾を中国領土扱いにはしていないというのだ。
「待ってました」とばかりにそう説明していたから、きっと他の抗議者にも同じ説明をし、抗議を断念させているのだろう。
たしかに、台湾は一瞥しただけでは中国と同じ赤に見えるが、しかし「オレンジだ」と言われるとオレンジに見えてくる。
■簡単に見破れる産経の釈明トリック
もっとも多くの人はそう言われても、逆に産経のトリックを見抜くはずだ。私もその一人である。次のように質問してみた。
「この地図の中国の部分は日中の相関図になっている。したがって日本は黒で中国は赤、その他の国々は無関係だから一律灰色。台湾も無関係の国の一つだ。記事本文も台湾には一言も触れていない。それなのになぜ台湾は灰色ではなくオレンジなのか」
「なぜ台湾の色は、識別が困難なほど中国とほとんど同じ色なのか。この色分けでは誰も気づかない」
「しかも台湾を色分けしたというが、『日本』『中国』との国名はあっても、『台湾』とはどこにも書かれていない。それは台湾を中国の一つの島として描いているからではないか」
「わざわざ台湾を中国領土の一部のように描いたのは、台中を別々に扱うのを嫌う中国に見せるためではないのか」
以上のように聞いたところ、読者サービスは一切答えられなかった。「外信部が作った地図なのだが、それらのことは上(外信部)から聞いていない」という。
そこで「これらを説明して」と求めたところ、「外信部に聞いてみる」との回答だった。そこで後程、説明を聞かせてもらうことになった。
■同じ媚中の穴の狢―前例はNHKにあり

上はNHK「週刊こどもニュース」が09年7月に使用した中国地図。「なぜ台湾を中国と
同じ色に?」と抗議すると、「中国はピンクだが台湾はオレンジ」と抗弁。下は今回の
産経の地図。同じように「中国は赤だが台湾はオレンジ」だと…。
ところでこんな話がある。NHKが2009年7月11日に放送した「週刊こどもニュース」が、やはり中国を赤く塗った地図を使用したのだが、やはり台湾もそれと同じ色になっていた。産経の地図では、台湾と日本以外の中国周辺国は一律灰色だが、NHKのこれは一律黄色である。そこで私がNHKに抗議の電話を入れると、それへの回答は今回の産経と同じようなものだった。
つまり「中国はピンクだが、台湾はオレンジだ」と。やはり「オレンジだ」と言われて初めてオレンジだと気づくような、ピンクに限りなく近いオレンジだった。
つまり産経もNHKも同じ穴の狢なのだ。中国の虚構宣伝を受け入れるマスメディアは、同じ姑息な考えを持つということだ。
要するに台湾を中国の領土の一部のように描かなければ中国から批判を受けかねないが、そのようにすると今度は国民から抗議を受けかねないため、台湾と中国の色に少しだけ差異を設けるのだ。これであるなら中国からは叱られないし、国民からの抗議も回避できると踏んでいるのだろうが、浅はかだ。それに騙されるほど、国民は馬鹿ではない。
台湾だけを中国と同じ色で表示するという、この不自然さ、不可解さを、産経外信部はどう説明する気だろう。
NHKは当時私に「(地図上で台中を切り離すことに)激怒する中国に配慮しなければならない」と認めたが、産経外信部は果たして…。
台湾と中国が完全に同一色なら、まだ単なる技術ミスの可能性も考えられたのだが、こうした識別困難な色分けを敢えてやったのは、最初から抗議されるのも覚悟の上で悪事に手を染めたということだ。
これで産経外信部が、中国を満足させるためなら、読者に「台湾は中国領土の一部」であるとの誤解を与えることも厭わないとの姿勢であることは確認できた。しかしそんなことは、外信部自身は口が裂けても認めようとはすまい。
たぶん回答は、拒否するのではないか。
【過去の関連記事】
産経に「台湾は中国領土ではない」と訴えよう 20/03/10/
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3447.html
~台湾は中国領土ではないと訴え、地図の訂正を求めよう~
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「台湾は中国領土の不可分の一部」だとして台湾侵略を正当化する中国覇権主義の「一つの中国」宣伝に加担したが故、誤報を犯してしまった産経新聞。3月10日の第3面に載る「コロナ不況 負の連鎖」(あるいは「コロナ不況 出口見えず」)との見出しの記事で使った地図で、台湾を中華人民共和国と同じ赤で塗り、その領土として描いたのだ。

日頃は朝日新聞などと違い、中国に対し批判的な記事が多いとの印象が強い産経だが、しかし中国が断じて譲歩できない最後の一線である「核心的利益」と位置付ける台湾問題に関しては、しっかりと中国に譲歩しているようだ。
そのおかげで百数十万人もの産経読者は「台湾は中国領土の不可分の一部」との有害な宣伝に触れさせられるはめになるのだから、マスメディアによる中国迎合とは恐ろしい話。産経の読者サービスに聞くと、すでに大勢の人々が抗議や訂正要求を行ってきているという。
ところで私も10日と11日に二度読者サービスに電話で抗議しているのだが、それぞれ産経の対応の仕方が変わっている。
10日には、台中を同じ赤で塗ることの誤りを認めていたのだが、11日になると「中国は赤だが台湾はオレンジだ」と抗弁するのである。つまり台湾を中国領土扱いにはしていないというのだ。
「待ってました」とばかりにそう説明していたから、きっと他の抗議者にも同じ説明をし、抗議を断念させているのだろう。
たしかに、台湾は一瞥しただけでは中国と同じ赤に見えるが、しかし「オレンジだ」と言われるとオレンジに見えてくる。
■簡単に見破れる産経の釈明トリック
もっとも多くの人はそう言われても、逆に産経のトリックを見抜くはずだ。私もその一人である。次のように質問してみた。
「この地図の中国の部分は日中の相関図になっている。したがって日本は黒で中国は赤、その他の国々は無関係だから一律灰色。台湾も無関係の国の一つだ。記事本文も台湾には一言も触れていない。それなのになぜ台湾は灰色ではなくオレンジなのか」
「なぜ台湾の色は、識別が困難なほど中国とほとんど同じ色なのか。この色分けでは誰も気づかない」
「しかも台湾を色分けしたというが、『日本』『中国』との国名はあっても、『台湾』とはどこにも書かれていない。それは台湾を中国の一つの島として描いているからではないか」
「わざわざ台湾を中国領土の一部のように描いたのは、台中を別々に扱うのを嫌う中国に見せるためではないのか」
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■同じ媚中の穴の狢―前例はNHKにあり

上はNHK「週刊こどもニュース」が09年7月に使用した中国地図。「なぜ台湾を中国と
同じ色に?」と抗議すると、「中国はピンクだが台湾はオレンジ」と抗弁。下は今回の
産経の地図。同じように「中国は赤だが台湾はオレンジ」だと…。
ところでこんな話がある。NHKが2009年7月11日に放送した「週刊こどもニュース」が、やはり中国を赤く塗った地図を使用したのだが、やはり台湾もそれと同じ色になっていた。産経の地図では、台湾と日本以外の中国周辺国は一律灰色だが、NHKのこれは一律黄色である。そこで私がNHKに抗議の電話を入れると、それへの回答は今回の産経と同じようなものだった。
つまり「中国はピンクだが、台湾はオレンジだ」と。やはり「オレンジだ」と言われて初めてオレンジだと気づくような、ピンクに限りなく近いオレンジだった。
つまり産経もNHKも同じ穴の狢なのだ。中国の虚構宣伝を受け入れるマスメディアは、同じ姑息な考えを持つということだ。
要するに台湾を中国の領土の一部のように描かなければ中国から批判を受けかねないが、そのようにすると今度は国民から抗議を受けかねないため、台湾と中国の色に少しだけ差異を設けるのだ。これであるなら中国からは叱られないし、国民からの抗議も回避できると踏んでいるのだろうが、浅はかだ。それに騙されるほど、国民は馬鹿ではない。
台湾だけを中国と同じ色で表示するという、この不自然さ、不可解さを、産経外信部はどう説明する気だろう。
NHKは当時私に「(地図上で台中を切り離すことに)激怒する中国に配慮しなければならない」と認めたが、産経外信部は果たして…。
台湾と中国が完全に同一色なら、まだ単なる技術ミスの可能性も考えられたのだが、こうした識別困難な色分けを敢えてやったのは、最初から抗議されるのも覚悟の上で悪事に手を染めたということだ。
これで産経外信部が、中国を満足させるためなら、読者に「台湾は中国領土の一部」であるとの誤解を与えることも厭わないとの姿勢であることは確認できた。しかしそんなことは、外信部自身は口が裂けても認めようとはすまい。
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