抗議の勝利!厚労省の媚中を糾す―中国は台湾支持した日本政府を非難してみよ
2020/03/02/Mon
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1、ウイルス感染拡大時に厚労省が媚中行為
武漢肺炎の脅威が世界に波及する中、すでに中国の政治的な影響下にあるWHOが相変わらず台湾を中国領土とて扱い、台湾もまた中国の感染地域の一部とする情報を拡散して混乱を招いているが、何と日本の厚生労働省までもが同じことをやって日本国民や各国の人々に不必要かつ有害なる誤解を広げた。
厚労省の公式サイトには「新型コロナウイルス感染症について」というページにある。おそらく多くの国民が閲覧しているであろう重要なページである。そしてその中に「中華人民共和国から入国される皆様へ」という呼び掛け文が載っている。「中国・湖北省または浙江省から日本へ帰国される方は、検疫官に申告する義務があります…」等々と書かれた内容なのだが、そこで使用される中華人民共和国の地図に、台湾が含まれていたのだ。

厚労省のサイトに載った中国地図。台湾が中国の感染地域の一部となっている
これまで日本では、こうした誤りの「台湾入り中国地図」が出回ってきたため、「台湾入り」に違和感すら持てない者が多いのは事実だが、しかしこれは、そうした者による単なるうっかりミスであるとは思えない。なぜならこの地図を制作したのは、素人ではなく厚労省だからである。
そもそも政府機関には、日中関係を慮り、つまり中国との摩擦を恐れ、できうる限り台湾を中国領土扱いにしようとする傾向がかねてよりある。今回のフェイク中国地図も、そういった媚中の産物と思われる。
2、抗議行動を受け中国地図は訂正へ
いずれにせよこれは、政府機関の行為としては断じて許されないものだ。なぜなら厚労省は台湾を中国領土とは認めない自国政府の立場ではなく、台湾侵略を正当化するために「台湾は古来中国領土の一部」と強調する中国虚構の政治宣伝に従属し、自国国民を惑わそうというのだから、これは万死に値するものと言って過言でない。
2月29日には在日台湾人組織である全日本台湾連合や在日台湾同郷会が相次ぎ抗議声明を発表した。そしてそれにより台湾本国では新聞沙汰にまで発展している。
当然だろう。ここまで祖国の尊厳を傷つけられ、怒らない台湾人などいないだろう。厚労省はよくも日本の恥をさらしてくれた。

私も29日、友人らからの連絡を受けてこの件を知り、ただちに厚労省に対する地図訂正要求を呼びかけた。もちろん私自身も同省へ電話を入れた。本来ならサイトの担当部門を呼び出し、「台湾は中国領土ではない」と抗議するべきだろうが、しかしその日、役所は土休だった。
そこで土曜も開いている同省の新型コロナウイルス感染に関する「電話相談窓口」に電話をした。「台湾は中華人民共和国ではなく、感染地に関する情報が間違っている」と。相手は防疫の専門家だから、いかに深刻なミスがあったかがすぐに理解した模様。「私からサイト担当者に連絡を入れる」と約束してはくれたが、果たして肝心の担当者はどう反応するのか。何しろ媚中役人には頑固者が多く・・・。
週明けの3月2日午前、今度は厚労省の交換台に電話を入れ、サイト担当部門への取次ぎを願った。その時交換手は、すでに省内で問題になっているのか、それとも抗議の電話が続々と入っているのか、地図の件についてはよく承知していたようである。私に対してこう言った。「(台湾が中国領土だというのは)違いますよね」と。
電話を繋いでもらった先は、大臣官房総務課の広報室だった。電話口に出た職員は「地図を訂正してほしい」と求める私に、「担当のAは今日は休み。その人でないと対処できない」という。ちなみに「休み」というのは嘘らしい。私より後に同室に電話した人の話によると、その人はA氏と直接話をしている。ただし「私はサイトの担当者ではない」と言われて逃げられたとか。
私も29日、友人らからの連絡を受けてこの件を知り、ただちに厚労省に対する地図訂正要求を呼びかけた。もちろん私自身も同省へ電話を入れた。本来ならサイトの担当部門を呼び出し、「台湾は中国領土ではない」と抗議するべきだろうが、しかしその日、役所は土休だった。
そこで土曜も開いている同省の新型コロナウイルス感染に関する「電話相談窓口」に電話をした。「台湾は中華人民共和国ではなく、感染地に関する情報が間違っている」と。相手は防疫の専門家だから、いかに深刻なミスがあったかがすぐに理解した模様。「私からサイト担当者に連絡を入れる」と約束してはくれたが、果たして肝心の担当者はどう反応するのか。何しろ媚中役人には頑固者が多く・・・。
それはともかく、私が広報室に電話を入れてから約2時間後、複数の人から「地図が訂正され、台湾が消された」との連絡が入った。

そこでサイトで確認すると、たしかにあの「台湾入り中国地図」が「台湾抜き中国地図」に差し替えられているではないか。
私の経験から言うと、政府は「一つの中国」の表記を行い、国民から抗議を受けても、中国への配慮もあるために、そう簡単には動かないものなのだが、今回は迅速だった。おそらく台湾人や日本人の抗議の圧力の方が、中国のからの圧力よりも大きく感じたからだろう。
それはそうに違いない。厚労省にとり今は一種の非常時である。中国の政治宣伝に付き合って国民に迷惑をかけている場合ではないからだ。
いずれにせよ、台湾人、そして日本人の抗議による勝利である。傲慢な政府機関による厳重な誤りを糾したのだから、これは一つの一つの「世直し」の成功ともいえる。これからもこのような戦いを拡大するべきだ。台湾のためにも日本のためにも。
抗議を行った皆さん、たいへんお疲れさまでした。
3、中国政府は日本政府に抗議しなくていいのか
ちなみに、どのように地図が差し替えられたかに触れておこう。
もともとこの地図の載った項目のタイトルは「中華人民共和国から入国される皆様へ」だが、それが突然、「中華人民共和国、大韓民国から入国される皆様へ」に切り替わり、そして中国地図の横に韓国地図も載った。かくしてその中国地図から台湾が消えた訳だが、これを見ても何が想像できるだろう。

おそらく厚労省は「台湾入り中国地図」を差し替えるにあたり、それは「台湾は中国領土ではない」との抗議を受けての地図改変ではなく、あくまでも呼びかけ内容の改変に伴う地図改変だという形で誤魔化そうとしたのだろう。それでは誰に対する誤魔化しか。言うまでもなく中国政府に対してだ。
そこで私は中国政府に次のように訴えたい。
「このほど日本政府は、『台湾は台湾であり中国の領土ではない』と主張する台湾人や日本人の声を受け入れ、中国地図から台湾を省いた」
「中国政府が何度も繰り返し強調してきたように、台湾問題は日中関係の政治的基礎であるとともに、中国の核心的利益である。つまり日本政府は今回、中国の核心的利益を損ねたのである」
「中国は日本に厳重なる抗議を行うべきだ。そして報復として、習近平主席の日本訪問計画も取り消すべきである。日中関係の政治的基礎は崩壊したのだから」
【過去の関連記事】
媚中NHKの新型肺炎報道―「台湾も中国だから発症状況は深刻」と言いたいか 20/01/28/
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自民党議員まで台湾を中国扱い―「武漢肺炎」騒動の中で猛威を振るう「一つの中国」宣伝
2020/02/10
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武漢肺炎の脅威が世界に波及する中、すでに中国の政治的な影響下にあるWHOが相変わらず台湾を中国領土とて扱い、台湾もまた中国の感染地域の一部とする情報を拡散して混乱を招いているが、何と日本の厚生労働省までもが同じことをやって日本国民や各国の人々に不必要かつ有害なる誤解を広げた。
厚労省の公式サイトには「新型コロナウイルス感染症について」というページにある。おそらく多くの国民が閲覧しているであろう重要なページである。そしてその中に「中華人民共和国から入国される皆様へ」という呼び掛け文が載っている。「中国・湖北省または浙江省から日本へ帰国される方は、検疫官に申告する義務があります…」等々と書かれた内容なのだが、そこで使用される中華人民共和国の地図に、台湾が含まれていたのだ。

厚労省のサイトに載った中国地図。台湾が中国の感染地域の一部となっている
これまで日本では、こうした誤りの「台湾入り中国地図」が出回ってきたため、「台湾入り」に違和感すら持てない者が多いのは事実だが、しかしこれは、そうした者による単なるうっかりミスであるとは思えない。なぜならこの地図を制作したのは、素人ではなく厚労省だからである。
そもそも政府機関には、日中関係を慮り、つまり中国との摩擦を恐れ、できうる限り台湾を中国領土扱いにしようとする傾向がかねてよりある。今回のフェイク中国地図も、そういった媚中の産物と思われる。
2、抗議行動を受け中国地図は訂正へ
いずれにせよこれは、政府機関の行為としては断じて許されないものだ。なぜなら厚労省は台湾を中国領土とは認めない自国政府の立場ではなく、台湾侵略を正当化するために「台湾は古来中国領土の一部」と強調する中国虚構の政治宣伝に従属し、自国国民を惑わそうというのだから、これは万死に値するものと言って過言でない。
2月29日には在日台湾人組織である全日本台湾連合や在日台湾同郷会が相次ぎ抗議声明を発表した。そしてそれにより台湾本国では新聞沙汰にまで発展している。
当然だろう。ここまで祖国の尊厳を傷つけられ、怒らない台湾人などいないだろう。厚労省はよくも日本の恥をさらしてくれた。


私も29日、友人らからの連絡を受けてこの件を知り、ただちに厚労省に対する地図訂正要求を呼びかけた。もちろん私自身も同省へ電話を入れた。本来ならサイトの担当部門を呼び出し、「台湾は中国領土ではない」と抗議するべきだろうが、しかしその日、役所は土休だった。
そこで土曜も開いている同省の新型コロナウイルス感染に関する「電話相談窓口」に電話をした。「台湾は中華人民共和国ではなく、感染地に関する情報が間違っている」と。相手は防疫の専門家だから、いかに深刻なミスがあったかがすぐに理解した模様。「私からサイト担当者に連絡を入れる」と約束してはくれたが、果たして肝心の担当者はどう反応するのか。何しろ媚中役人には頑固者が多く・・・。
週明けの3月2日午前、今度は厚労省の交換台に電話を入れ、サイト担当部門への取次ぎを願った。その時交換手は、すでに省内で問題になっているのか、それとも抗議の電話が続々と入っているのか、地図の件についてはよく承知していたようである。私に対してこう言った。「(台湾が中国領土だというのは)違いますよね」と。
電話を繋いでもらった先は、大臣官房総務課の広報室だった。電話口に出た職員は「地図を訂正してほしい」と求める私に、「担当のAは今日は休み。その人でないと対処できない」という。ちなみに「休み」というのは嘘らしい。私より後に同室に電話した人の話によると、その人はA氏と直接話をしている。ただし「私はサイトの担当者ではない」と言われて逃げられたとか。
私も29日、友人らからの連絡を受けてこの件を知り、ただちに厚労省に対する地図訂正要求を呼びかけた。もちろん私自身も同省へ電話を入れた。本来ならサイトの担当部門を呼び出し、「台湾は中国領土ではない」と抗議するべきだろうが、しかしその日、役所は土休だった。
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私の経験から言うと、政府は「一つの中国」の表記を行い、国民から抗議を受けても、中国への配慮もあるために、そう簡単には動かないものなのだが、今回は迅速だった。おそらく台湾人や日本人の抗議の圧力の方が、中国のからの圧力よりも大きく感じたからだろう。
それはそうに違いない。厚労省にとり今は一種の非常時である。中国の政治宣伝に付き合って国民に迷惑をかけている場合ではないからだ。
いずれにせよ、台湾人、そして日本人の抗議による勝利である。傲慢な政府機関による厳重な誤りを糾したのだから、これは一つの一つの「世直し」の成功ともいえる。これからもこのような戦いを拡大するべきだ。台湾のためにも日本のためにも。
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3、中国政府は日本政府に抗議しなくていいのか
ちなみに、どのように地図が差し替えられたかに触れておこう。
もともとこの地図の載った項目のタイトルは「中華人民共和国から入国される皆様へ」だが、それが突然、「中華人民共和国、大韓民国から入国される皆様へ」に切り替わり、そして中国地図の横に韓国地図も載った。かくしてその中国地図から台湾が消えた訳だが、これを見ても何が想像できるだろう。

おそらく厚労省は「台湾入り中国地図」を差し替えるにあたり、それは「台湾は中国領土ではない」との抗議を受けての地図改変ではなく、あくまでも呼びかけ内容の改変に伴う地図改変だという形で誤魔化そうとしたのだろう。それでは誰に対する誤魔化しか。言うまでもなく中国政府に対してだ。
そこで私は中国政府に次のように訴えたい。
「このほど日本政府は、『台湾は台湾であり中国の領土ではない』と主張する台湾人や日本人の声を受け入れ、中国地図から台湾を省いた」
「中国政府が何度も繰り返し強調してきたように、台湾問題は日中関係の政治的基礎であるとともに、中国の核心的利益である。つまり日本政府は今回、中国の核心的利益を損ねたのである」
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