台湾人に聞けば明らか!日本メディアのインチキ台湾報道
2019/12/29/Sun
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■中国の指示に従う台湾総統選挙報道か

国際法から見ても、台湾と中国とは別々の国。しかし日本の報道各社は一斉に、
それを否定する印象操作を行っている。それはなぜなのか
来年1月11日に台湾で行われる総統選挙は、民進党で現職の蔡英文総統と国民党の韓国瑜・高雄市長との一騎打ちの構図だ。
日米同盟をバックに中国の「統一」(台湾併呑)攻勢への抵抗を強化する蔡氏と、すでに中国の声援、支援を受けながら政権奪取を目指す韓氏のいずれが勝つにせよ、その結果は日本の安全保障に深く関わることになる。
しかし、それほど日本にも重要な選挙であるのに、なぜ日本の報道各社はそれに関して重大な誤報を返すのか。
つまり「民進党の蔡英文総統」に言及する時、往々にしてその前に「台湾独立志向が強い…」「独立志向の…」「独立志向のある…」といった言葉をくっつけるのがそれだ。朝日、読売、毎日、產經新聞、共同、時事などはみなそうだが、そういった表現は誤りなのだ。
私は各社に対し、すでに何度も誤りを指摘するのだが、改められることはない。なんだかそうすることが日本のメディアには義務付けられているようだ。もしそうだとすれば、そうさせているのは中国ということになろう。

■「台湾独立」の正しい意味と間違った意味
この「台湾独立」という言葉には、正しい使い方と間違った使い方が見られる。
その正しい意味は「中華民国からの独立」である。台湾人が長年推進してきた台湾独立建国運動は、それを目指すものに他ならない。私も日本人ながら、それに加わる一人である。
それに対して間違って使われるのは、「中華人民共和国からの独立」という意味でである。これが誤りであることは、冷静に考えればわかるのではないか。中華人民共和国に支配もされていない台湾で、それを「志向」する者など存在しない。民進党にしても、そのような主張など一度も行っていない。
ただ中国政府が「台湾は中国領土の不可分の一部」という虚構の「一つの中国」原則を掲げ、台湾側が「統一」を拒否すれば、「台独分裂」の動きなどと勝手に呼んで非難するため、その宣伝に惑わされる者が出てくるのである。
■媚中誤報―もはや報道倫理もクソもない
それでは日本のマスメディアの所謂「台湾独立」とは、前者の「正しい意味」によるものだろうか。
言うまでもなく民進党は、二十年前までは中華民国体制からの脱却を党の目標としていたが、今や同体制を容認する立場であり、中でも蔡英文政権は体制維持を意味する「現状維持」路線を強調することで知られている。したがって各社が「中華民国体制からの脱却を志向する民進党」ともしその意味で用いているのなら、台湾の政治的現況を勘違いする不正確な報道ということになる。
もっとも各社は、そういう勘違いをしている訳ではない。もっとひどいのである。なぜなら後者の「間違った意味」で「台湾独立」という言葉を用いているからだ。
実際にNHKなどは「中国が独立志向が強いとみなす」と伝えるし、NHK、毎日、読売などははっきりと「中国からの独立志向」と報じることもある。
これは単なる勘違いに基づく誤報ではない。「台湾は中国の一部」が虚構宣伝であるのを知りながら、その宣伝に付き従い、敢えて流す誤報なのだから、もはや報道倫理もクソもない。
■中国の宣伝工作で操縦される日本メディア
そして当然ながら、一般国民が悪影響を受けることになる。
最近台湾研究フォーラムのある会員が、職場の同僚たちにちょっとした「調査」を行った。「独立志向の民進党」の表現から、「台湾は中国の一部」という印象を受けるかどうかと。「受ける」との回答がほとんどだったとか。由々しい事態だ。
もし台湾が本当に「中国の一部」であるなら、日米同盟による台湾防衛の支援は、国際法上許されない中国の内政への干渉となってしまうが、中国が特に日米に対して力をこめる「一つの中国」宣伝工作の狙いも、実はそういうところにあるのである。すなわち台湾への支援は中国の内政への干渉であるとの印象を日米の政府、国民に刷り込もうという訳だ。
そしてその有効な手段の一つが、それぞれの国のマスメディアの操作であるが、まさに今、日本のメディア各社は、その操作を受けているのではないのか。少なくとも中国の望むように、「一つの中国」という印象操作を日本国内において繰り返すという異常な状況である。

日本メディアは実際に、国民に「台湾は中国
の一部」という誤った情報を刷り込んでいる
■台湾人にはわかる日本メディアのインチキ
各社とも、何か絶対に順守すべき掟があるかのように、一々「独立志向」なる誤った言葉を民進党の枕詞にするが、そのような馬鹿げた掟は誰から押し付けられたかだ。それは中国以外に考えられない。
日本のメディアが、中国の思想統制下に組み入れられるのは今始まったことではないが、残念ながら日本国民の大部分は、多かれ少なかれ「一つの中国」宣伝に洗脳されており、こうした悪意の誤報が誤報であることすら見抜けない。
しかし直接台湾人に聞けば、こうした報道がインチキであるとすぐにわかる。
先頃私が台湾へ行った際、現地の友人たちに「調査」をやってみた。「民進党は中華人民共和国からの独立志向はあるのか。そう報じる日本メディアの報道は正確か」と聞いてみたのだ。もちろん全員の答えは、「そんなものはない。報道は間違っている」だった。
誰もが驚いたり、不愉快そうな顔をした。日本のメディアは、そこまで中国の言いなりになっているのかと。
当然なのだ。もし台湾で「民進党は中国からの独立を志向している」などと言えば、頭がおかしいとしか思われない。
もはや制止できないメディアのインチキ台湾報道。せめて国民には、中国に迎合して国民を欺くメディアの恐るべき現状に気付いてほしいと思う。
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■中国の指示に従う台湾総統選挙報道か

国際法から見ても、台湾と中国とは別々の国。しかし日本の報道各社は一斉に、
それを否定する印象操作を行っている。それはなぜなのか
来年1月11日に台湾で行われる総統選挙は、民進党で現職の蔡英文総統と国民党の韓国瑜・高雄市長との一騎打ちの構図だ。
日米同盟をバックに中国の「統一」(台湾併呑)攻勢への抵抗を強化する蔡氏と、すでに中国の声援、支援を受けながら政権奪取を目指す韓氏のいずれが勝つにせよ、その結果は日本の安全保障に深く関わることになる。
しかし、それほど日本にも重要な選挙であるのに、なぜ日本の報道各社はそれに関して重大な誤報を返すのか。
つまり「民進党の蔡英文総統」に言及する時、往々にしてその前に「台湾独立志向が強い…」「独立志向の…」「独立志向のある…」といった言葉をくっつけるのがそれだ。朝日、読売、毎日、產經新聞、共同、時事などはみなそうだが、そういった表現は誤りなのだ。
私は各社に対し、すでに何度も誤りを指摘するのだが、改められることはない。なんだかそうすることが日本のメディアには義務付けられているようだ。もしそうだとすれば、そうさせているのは中国ということになろう。

■「台湾独立」の正しい意味と間違った意味
この「台湾独立」という言葉には、正しい使い方と間違った使い方が見られる。
その正しい意味は「中華民国からの独立」である。台湾人が長年推進してきた台湾独立建国運動は、それを目指すものに他ならない。私も日本人ながら、それに加わる一人である。
それに対して間違って使われるのは、「中華人民共和国からの独立」という意味でである。これが誤りであることは、冷静に考えればわかるのではないか。中華人民共和国に支配もされていない台湾で、それを「志向」する者など存在しない。民進党にしても、そのような主張など一度も行っていない。
ただ中国政府が「台湾は中国領土の不可分の一部」という虚構の「一つの中国」原則を掲げ、台湾側が「統一」を拒否すれば、「台独分裂」の動きなどと勝手に呼んで非難するため、その宣伝に惑わされる者が出てくるのである。
■媚中誤報―もはや報道倫理もクソもない
それでは日本のマスメディアの所謂「台湾独立」とは、前者の「正しい意味」によるものだろうか。
言うまでもなく民進党は、二十年前までは中華民国体制からの脱却を党の目標としていたが、今や同体制を容認する立場であり、中でも蔡英文政権は体制維持を意味する「現状維持」路線を強調することで知られている。したがって各社が「中華民国体制からの脱却を志向する民進党」ともしその意味で用いているのなら、台湾の政治的現況を勘違いする不正確な報道ということになる。
もっとも各社は、そういう勘違いをしている訳ではない。もっとひどいのである。なぜなら後者の「間違った意味」で「台湾独立」という言葉を用いているからだ。
実際にNHKなどは「中国が独立志向が強いとみなす」と伝えるし、NHK、毎日、読売などははっきりと「中国からの独立志向」と報じることもある。
これは単なる勘違いに基づく誤報ではない。「台湾は中国の一部」が虚構宣伝であるのを知りながら、その宣伝に付き従い、敢えて流す誤報なのだから、もはや報道倫理もクソもない。
■中国の宣伝工作で操縦される日本メディア
そして当然ながら、一般国民が悪影響を受けることになる。
最近台湾研究フォーラムのある会員が、職場の同僚たちにちょっとした「調査」を行った。「独立志向の民進党」の表現から、「台湾は中国の一部」という印象を受けるかどうかと。「受ける」との回答がほとんどだったとか。由々しい事態だ。
もし台湾が本当に「中国の一部」であるなら、日米同盟による台湾防衛の支援は、国際法上許されない中国の内政への干渉となってしまうが、中国が特に日米に対して力をこめる「一つの中国」宣伝工作の狙いも、実はそういうところにあるのである。すなわち台湾への支援は中国の内政への干渉であるとの印象を日米の政府、国民に刷り込もうという訳だ。
そしてその有効な手段の一つが、それぞれの国のマスメディアの操作であるが、まさに今、日本のメディア各社は、その操作を受けているのではないのか。少なくとも中国の望むように、「一つの中国」という印象操作を日本国内において繰り返すという異常な状況である。

日本メディアは実際に、国民に「台湾は中国
の一部」という誤った情報を刷り込んでいる
■台湾人にはわかる日本メディアのインチキ
各社とも、何か絶対に順守すべき掟があるかのように、一々「独立志向」なる誤った言葉を民進党の枕詞にするが、そのような馬鹿げた掟は誰から押し付けられたかだ。それは中国以外に考えられない。
日本のメディアが、中国の思想統制下に組み入れられるのは今始まったことではないが、残念ながら日本国民の大部分は、多かれ少なかれ「一つの中国」宣伝に洗脳されており、こうした悪意の誤報が誤報であることすら見抜けない。
しかし直接台湾人に聞けば、こうした報道がインチキであるとすぐにわかる。
先頃私が台湾へ行った際、現地の友人たちに「調査」をやってみた。「民進党は中華人民共和国からの独立志向はあるのか。そう報じる日本メディアの報道は正確か」と聞いてみたのだ。もちろん全員の答えは、「そんなものはない。報道は間違っている」だった。
誰もが驚いたり、不愉快そうな顔をした。日本のメディアは、そこまで中国の言いなりになっているのかと。
当然なのだ。もし台湾で「民進党は中国からの独立を志向している」などと言えば、頭がおかしいとしか思われない。
もはや制止できないメディアのインチキ台湾報道。せめて国民には、中国に迎合して国民を欺くメディアの恐るべき現状に気付いてほしいと思う。
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