NHKは台湾を軽んじているのか―失礼な誤報の訂正を期待する
2019/12/26/Thu
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■「キャッチ!世界のトップニュース」の失礼な誤報
今回はNHKの誤報に関して。
来年1月11日の台湾総統選は、民進党で現職の蔡英文総統と最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長の一騎打ちの構図だが、その韓国瑜市長の罷免を訴える大デモ行進が12月21日、高雄市内で行われた。

50万人もが集まったとされる韓国瑜高雄市長の罷免要求デモ。
台湾では大ニュースとなり、日本のメディア各社もこうれを報じ
たが、その中でNHKは間違った報道を
時事通信によれば「民間団体が主催。……主催者発表で約50万人が参加した」という。産経新聞も「与党、民主進歩党に近い市民団体と『台湾独立』派の政治団体などが主催し、主催者発表で『50万人超』が市内を行進した」と報じているのだが、NHKは誤って、このデモを「民進党が主催」と報道した。
24日朝のNHK BS1「キャッチ!世界のトップニュース」においてだ。たしか台北支局長による解説の中で、そう言っていたが、実際には時事や産経が報じるように、高雄市内の市民団体による開催なのだ。詳しく言えば、We Care、公民割草という二つの市民団体、そして台湾基進という政党が、来年6月の韓国瑜市長の罷免投票実現を目指す運動の一環として実施したものである。

「Wecare」の文字が見える。これらの団体が真の主催者。民
進党とは関係がない
この罷免運動のリーダーは尹立(Wecare)、張博洋(台湾基進)、李医師(公民割草)、陳冠榮(台湾基進公認の立法委員選挙比例区候補者)の所謂「罷韓四君子」。この四人の若者が中心になり、見事今回の大規模デモを成功させたわけだが、これを民進党がやったと言ってしまったわけだから、単なる間違いとはいえ、ずいぶんと失礼な誤報である。
■訂正せず―台湾軽視の悪い癖が出ていないか

50万人デモを成功させた四人の若者。その功績が
NHKにより取り上げられた格好だ
そこで私は翌25日、NHKの視聴者窓口に電話を入れ、誤報を指摘し、訂正を求めた。
そしてその直後、主催者の一つである台湾基進の陳奕齊主席にもこの件を報告すると、「主催団体名を間違えるなど大きなミスだ。訂正を求めたい」とのこと。そこでそれも伝えるべく、再度NHKに電話をかけ、訂正を要求した。
だが明くる26日、NHKに電話をして確認したのだが、この日の放送で訂正はなかった。前日の私の誤報の指摘と訂正の要求が、すでに視聴者窓口から番組担当者に伝えられているのは確認されているが、それが無視された形だ。
マスメディアが誤報の訂正を嫌うことはわかっている。しかしこれほど重大な誤りなのだから、訂正はするだろうとも期待していたのだが、それを裏切られた。
■台湾関連の誤報を深刻に考えない傾向
日本のマスメディアには昔からよく、媚中反台の歪曲報道が見られ、そうしたものの是正を求める活動を行ってきた私は、どうもマスメディアには、中国を重視するあまり台湾を馬鹿にしているのか、台湾関連の誤報をあまり深刻に考えない傾向があるように感じている。
例えば台湾を中国領土扱いにする報道など、ほとんど訂正しない。NHKも同様だ。たまに誤りを認めることはあっても、多くは訂正を拒否する。中国の顔色はつねに窺っていても、台湾の顔なら、何色だろうと関係ないといった感じなのだ。
今回は決して媚中反台の歪曲報道という訳ではない。しかし誤報訂正要求の拒否は、いつもながらの台湾軽視の悪い癖の表れではないだろうか。
そこで視聴者窓口に再度で訂正を求めたところ、初めて「責任者」が電話口に出たので、事実に関して詳しく説明した。その人も今回の誤報の深刻さをよく理解できた様子だった。ただ「訂正を行うか否かは、番組の判断で、私からは何も言えない」と申し訳なさそうである。
そもそも日本には重要な隣国である台湾を軽視し侮辱するなど、中国に媚びる愚かな事大主義の表れである。訂正すべきは訂正をと、強く訴えたい。
明27日の放送で再び、NHKに良心があるか否かを確認するつもりだ。
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今回はNHKの誤報に関して。
来年1月11日の台湾総統選は、民進党で現職の蔡英文総統と最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長の一騎打ちの構図だが、その韓国瑜市長の罷免を訴える大デモ行進が12月21日、高雄市内で行われた。

50万人もが集まったとされる韓国瑜高雄市長の罷免要求デモ。
台湾では大ニュースとなり、日本のメディア各社もこうれを報じ
たが、その中でNHKは間違った報道を
時事通信によれば「民間団体が主催。……主催者発表で約50万人が参加した」という。産経新聞も「与党、民主進歩党に近い市民団体と『台湾独立』派の政治団体などが主催し、主催者発表で『50万人超』が市内を行進した」と報じているのだが、NHKは誤って、このデモを「民進党が主催」と報道した。
24日朝のNHK BS1「キャッチ!世界のトップニュース」においてだ。たしか台北支局長による解説の中で、そう言っていたが、実際には時事や産経が報じるように、高雄市内の市民団体による開催なのだ。詳しく言えば、We Care、公民割草という二つの市民団体、そして台湾基進という政党が、来年6月の韓国瑜市長の罷免投票実現を目指す運動の一環として実施したものである。

「Wecare」の文字が見える。これらの団体が真の主催者。民
進党とは関係がない
この罷免運動のリーダーは尹立(Wecare)、張博洋(台湾基進)、李医師(公民割草)、陳冠榮(台湾基進公認の立法委員選挙比例区候補者)の所謂「罷韓四君子」。この四人の若者が中心になり、見事今回の大規模デモを成功させたわけだが、これを民進党がやったと言ってしまったわけだから、単なる間違いとはいえ、ずいぶんと失礼な誤報である。
■訂正せず―台湾軽視の悪い癖が出ていないか

50万人デモを成功させた四人の若者。その功績が
NHKにより取り上げられた格好だ
そこで私は翌25日、NHKの視聴者窓口に電話を入れ、誤報を指摘し、訂正を求めた。
そしてその直後、主催者の一つである台湾基進の陳奕齊主席にもこの件を報告すると、「主催団体名を間違えるなど大きなミスだ。訂正を求めたい」とのこと。そこでそれも伝えるべく、再度NHKに電話をかけ、訂正を要求した。
だが明くる26日、NHKに電話をして確認したのだが、この日の放送で訂正はなかった。前日の私の誤報の指摘と訂正の要求が、すでに視聴者窓口から番組担当者に伝えられているのは確認されているが、それが無視された形だ。
マスメディアが誤報の訂正を嫌うことはわかっている。しかしこれほど重大な誤りなのだから、訂正はするだろうとも期待していたのだが、それを裏切られた。
■台湾関連の誤報を深刻に考えない傾向
日本のマスメディアには昔からよく、媚中反台の歪曲報道が見られ、そうしたものの是正を求める活動を行ってきた私は、どうもマスメディアには、中国を重視するあまり台湾を馬鹿にしているのか、台湾関連の誤報をあまり深刻に考えない傾向があるように感じている。
例えば台湾を中国領土扱いにする報道など、ほとんど訂正しない。NHKも同様だ。たまに誤りを認めることはあっても、多くは訂正を拒否する。中国の顔色はつねに窺っていても、台湾の顔なら、何色だろうと関係ないといった感じなのだ。
今回は決して媚中反台の歪曲報道という訳ではない。しかし誤報訂正要求の拒否は、いつもながらの台湾軽視の悪い癖の表れではないだろうか。
そこで視聴者窓口に再度で訂正を求めたところ、初めて「責任者」が電話口に出たので、事実に関して詳しく説明した。その人も今回の誤報の深刻さをよく理解できた様子だった。ただ「訂正を行うか否かは、番組の判断で、私からは何も言えない」と申し訳なさそうである。
そもそも日本には重要な隣国である台湾を軽視し侮辱するなど、中国に媚びる愚かな事大主義の表れである。訂正すべきは訂正をと、強く訴えたい。
明27日の放送で再び、NHKに良心があるか否かを確認するつもりだ。
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