台湾修学旅行ブーム―「中国との違い」「友邦の存在」を知る機会
2019/12/07/Sat
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■今や海外修学旅行先のトップは台湾
台湾のテレビ民視の報道によれば、日本の高校生の海外修学旅行先のトップは台湾。2006年はわずか3552人だったが、2016年は10倍の41878人(262校)、2017年は15倍の53940人と急増している。

そして高校生にとっての台湾の魅力は治安の良さ、文化の近さ、そして何より人情味なのだという。かつて盛行した中国や韓国への反日教育付きの修学旅行に比べれば、こちらの友好国を訪れる方が、どんなに健全、有意義であることか。
ところで12月4日、台北を訪れていた修学旅行生にちょっとした事件が。
時事通信によると「愛媛県から修学旅行で訪台している私立松山城南高校の2年生60人と教諭5人が4日午前、台北の総統府を見学していたところ、蔡英文総統がサプライズで登場し、生徒らを驚かせる一幕があった。蔡氏は、一行と記念撮影をしたり、握手したりするなど、約10分間にわたって『日台交流』を繰り広げた」という。
■「日本の友邦だ」との印象が持ち帰られれば
私も総統府が公表したその時の映像を見たが、生徒たちはとても嬉しそうである。国家元首のお出ましだから、きっと台湾の日本に対する友情を強烈に感じ取ったことだろう。台湾側もこのようにして、日本に未来を担う子供たちに、台湾は日本の真の友邦であるとの印象を持ち帰らせればいいと思う。
もっとも総統府は、実際にそれを狙っているようだ。共同通信も「総統府は相互理解促進のためとして、日本からの修学旅行の呼び込みに力を入れている」と伝えていた。
蔡総統もその日、ツイッターに日本語でこう書き込み、自らこう呼びかけた。
―――今日、日本愛媛県松山城南高校の学生が修学旅行で台湾総統府へ見学に来られました。私はサプライズゲストとして登場し、学生の皆さんと話して記念写真を撮りました。日本の高校生の皆さん、もっと総統府においてください。私と会えるかもしれませんよ!

そうしたら、今度はこれに対し、たくさんの日本人が返信し、感動、感謝の声を寄せてきた。これもまた、一種の「日台交流」だ。
■知らせたい台湾人と中国人の違い
ところが、そんな良い雰囲気の中、おかしな返信が一つ紛れていた。簡体字の中国語で書かれているから、きっと中国人によるものだ。下の如く不愉快な内容である。
―――曲がりなりにも台湾省長(※台湾総統のこと)のくせに高校生と会うとは。台湾には面子というものがないのか。

日本人とは全く逆の反応、感覚である。これに対しては、多くの台湾人が批判の返信をぶつけている。例えば・・・
―――お前たちの中国は階級が厳重だが、民主世界では政府の役人は公僕で、人民は奴隷などではないことを知るべきだ。わかるか?
―――中国の地方では武装警察までもが君臨しているから、あなたが民主国家を理解できないのも仕方ない。総統は親民で民意を聞くものなのだ。
―――さすがは天朝の人間だ。私たち民主国家の人間から見れば、総統は一つの職業。会見の相手はみな平等に扱う。皇帝制度の天朝の生き残りだけが面子の事ばかり考え続けるものだ。
こうした中国人と台湾人のやり取りも、修学旅行生たちに聞かせたいものである。中国と台湾の区別もよくわかっていない大人が大勢いる中、その違いがよく理解できるようになると思うので。
■台湾を侮る傲慢な日本人にしてはいけない
台湾の総統が日本の生徒と楽しく交流するのは素晴らしいことと思うが、しかし日本の大人と会う時は、少し考えながらの方がいい。あまり気安く会ってやると、何か勘違いする愚か者も多いからだ。
例えば李登輝総統だが、退任後も含め、とても大勢の日本人の訪問を受け入れてきた。それには日本人に台湾の重要性を理解させ、日台関係を強化するという狙いもあり、それはそれで相当功を奏してきたのだが、その一方で、気軽(?)に会ってくれたということで、逆に台湾総統を軽んじるかのような日本人もいるのである。たぶん「台湾人はよほど日本人が好きなんだろう」などと、偉くなった気持ちにでもなったのだろう。
だいたい日本人には、大きな反日国家にはペコペコするが、小さな親日国家を見下そうとする歪んだ人間が少なくない(性格的に中国人に似てはいないか)。昔の宗主国意識を引き継いでいるようなのも、たまにいる。
これからの日台交流に、こうした傲慢で愚かな手合いはもういらない。そこで台湾への修学旅行の引率者には、日本の安全保障上の台湾の重要性をも、生徒に話してやったらどうか、と提案したい。
「日本と台湾は中国覇権主義の前で共に対等に助け合わなければならない間柄であるが、幸い台灣の人々はこれほど日本に友好的なので、私たち日本人も台湾人のそうした友情に応えて行こう」と現地で教えれば、きっと生徒たちはそのことを忘れない。
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■今や海外修学旅行先のトップは台湾
台湾のテレビ民視の報道によれば、日本の高校生の海外修学旅行先のトップは台湾。2006年はわずか3552人だったが、2016年は10倍の41878人(262校)、2017年は15倍の53940人と急増している。

そして高校生にとっての台湾の魅力は治安の良さ、文化の近さ、そして何より人情味なのだという。かつて盛行した中国や韓国への反日教育付きの修学旅行に比べれば、こちらの友好国を訪れる方が、どんなに健全、有意義であることか。
ところで12月4日、台北を訪れていた修学旅行生にちょっとした事件が。
時事通信によると「愛媛県から修学旅行で訪台している私立松山城南高校の2年生60人と教諭5人が4日午前、台北の総統府を見学していたところ、蔡英文総統がサプライズで登場し、生徒らを驚かせる一幕があった。蔡氏は、一行と記念撮影をしたり、握手したりするなど、約10分間にわたって『日台交流』を繰り広げた」という。
■「日本の友邦だ」との印象が持ち帰られれば
私も総統府が公表したその時の映像を見たが、生徒たちはとても嬉しそうである。国家元首のお出ましだから、きっと台湾の日本に対する友情を強烈に感じ取ったことだろう。台湾側もこのようにして、日本に未来を担う子供たちに、台湾は日本の真の友邦であるとの印象を持ち帰らせればいいと思う。
もっとも総統府は、実際にそれを狙っているようだ。共同通信も「総統府は相互理解促進のためとして、日本からの修学旅行の呼び込みに力を入れている」と伝えていた。
蔡総統もその日、ツイッターに日本語でこう書き込み、自らこう呼びかけた。
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■知らせたい台湾人と中国人の違い
ところが、そんな良い雰囲気の中、おかしな返信が一つ紛れていた。簡体字の中国語で書かれているから、きっと中国人によるものだ。下の如く不愉快な内容である。
―――曲がりなりにも台湾省長(※台湾総統のこと)のくせに高校生と会うとは。台湾には面子というものがないのか。

日本人とは全く逆の反応、感覚である。これに対しては、多くの台湾人が批判の返信をぶつけている。例えば・・・
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―――さすがは天朝の人間だ。私たち民主国家の人間から見れば、総統は一つの職業。会見の相手はみな平等に扱う。皇帝制度の天朝の生き残りだけが面子の事ばかり考え続けるものだ。
こうした中国人と台湾人のやり取りも、修学旅行生たちに聞かせたいものである。中国と台湾の区別もよくわかっていない大人が大勢いる中、その違いがよく理解できるようになると思うので。
■台湾を侮る傲慢な日本人にしてはいけない
台湾の総統が日本の生徒と楽しく交流するのは素晴らしいことと思うが、しかし日本の大人と会う時は、少し考えながらの方がいい。あまり気安く会ってやると、何か勘違いする愚か者も多いからだ。
例えば李登輝総統だが、退任後も含め、とても大勢の日本人の訪問を受け入れてきた。それには日本人に台湾の重要性を理解させ、日台関係を強化するという狙いもあり、それはそれで相当功を奏してきたのだが、その一方で、気軽(?)に会ってくれたということで、逆に台湾総統を軽んじるかのような日本人もいるのである。たぶん「台湾人はよほど日本人が好きなんだろう」などと、偉くなった気持ちにでもなったのだろう。
だいたい日本人には、大きな反日国家にはペコペコするが、小さな親日国家を見下そうとする歪んだ人間が少なくない(性格的に中国人に似てはいないか)。昔の宗主国意識を引き継いでいるようなのも、たまにいる。
これからの日台交流に、こうした傲慢で愚かな手合いはもういらない。そこで台湾への修学旅行の引率者には、日本の安全保障上の台湾の重要性をも、生徒に話してやったらどうか、と提案したい。
「日本と台湾は中国覇権主義の前で共に対等に助け合わなければならない間柄であるが、幸い台灣の人々はこれほど日本に友好的なので、私たち日本人も台湾人のそうした友情に応えて行こう」と現地で教えれば、きっと生徒たちはそのことを忘れない。
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