拒否!習近平の親日アピールー日本国民はもう騙されない
2019/12/03/Tue
ブログランキング参加中
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→
モバイルはこちら→http://blog.with2.net/link.phplink.php
*****************************************************************
■日本で歓迎を受けたい習近平
中国の習近平国家主席が11月22日、北京で開催の川口順子元外相ら「ブルームバーグ新経済フォーラム」の出席者と会見し、「中華民族の偉大なる復興」という所謂「中国の夢」は「覇権の夢」ではないなどと述べ、中国脅威論の否定を試みたことは前稿で書いたとおりだが、ブルームバーグの報道によると習近平氏はその日、更に川口氏に次のように述べたという。
―――中国の国民が日本に対して以前よりも好感を抱いているという事実は、中国が正しい道を歩んでいるということを示している。
―――中国は日本への敵意を広めているのではない。逆に日本への訪問を奨励している。

フォーラムに出席する習近平主席
たぶん、来年予定の訪日で、日本社会の歓迎を受けたいと願っての発言だろう。
中国との緊張関係に耐え切れずにいる人々など、こうした甘言にすぐ惑わされそうだが、覇権主義国家の甘言は暴力団の甘言と同じで、必ず良からぬ目的がある。狙いはもちろん、籠絡だ。
■中国の「親日」も習近平の功績か
中国人が日本に「以前よりも好感を抱いている」と強調した習近平。たぶん9月に実施された日中共同世論調査の結果を見ての発言ではないだろうか。
あの調査で、日本の印象を「良い」とする回答は45.9%で、2005年の調査開始以降、最高値を記録している。
この調査結果は日本でも話題になった。西日本新聞は「『良い印象』は、尖閣諸島を巡る日中対立の影響で1割以下に落ち込んだ時期もあった。それが2014年以降、6年連続で上昇し、親日の機運がくっきりと裏付けられたかたちだ」とした上で、「この流れは訪日ラッシュと軌を一にする。中国人客は14年に年間200万人を超えて以降、急激な伸びを見せ、昨年は838万人に達した。今年1~9月も740万人(前年同期比14・8%増)と過去最高ペースだ」と解説していた(11月10日、社説)。

日本の言論NPOと中国国際出版集団が9月に実施した第15回日中共同世論調査の結果。習近平氏はこれを念頭に発言したものと思われる
要するに中国人は訪日し、中共御用メディアの反日報道が伝えない現実の日本を見て、「良い印象」を抱いているということだろう。
習近平は「日本への訪問を奨励している」と胸を張るが、きっと中国人の対日感情の改善を自らの功績としたいに違いない。
■日本人が抱くのは「偏見」ではない
ところで、習近平氏は「中国は正しい道を歩んでいる」というが、その具体的な意味が何かは、この記事だけではよくわからない。
尖閣諸島問題を巡る反日デモ騒動の時もそうだったが、中国人の反日感情は主に中共御用メディアによって高められてきたものだが、そういった反日宣伝を手控えさせたことも含む中共の対日関係改善の努力を、「正しい道」と自画自賛しているのだろうか。
それから習近平氏はこんなことも話した。
―――日本人が中国に抱く偏見については、当然のことながら中国の努力も必要である。しかしより重要なのは日本側に責任があるということだ。中国への偏見や先入観を取り除くために日本は一段の行動を起こす必要がある。
これは日本人の反中国感情の高まりへの不満を示したものだ。
前記の世論調査で中国に「良い印象」を持つ日本人はわずか15%。こうした状況の原因を、中共は日本メディアの反中国報道が齎す偏見に求め、両国関係の発展に寄与できる報道を行うようかねがね日本側に訴えてきた。
その目的は日本人の中共への警戒心を低減させることだが、習近平氏もまたそう言いたいのだろう。しかし日本人なら「何を馬鹿なことを」と思うはず。
■反中感情は中共自身が煽ったもの
中共御用メディアの反日報道は人々に日本への偏見を抱かせるための政治宣伝だが、日本のメディアはそれと同レベルの反中報道などやっていないからだ。
前記調査で中国に「良くない印象」を持つ日本人は84.7%。その理由として「尖閣諸島周辺の日本領海や領空をたびたび侵犯しているから」(51.4%)、「共産党の一党支配という政治体制に違和感を覚えるから」(43%)、「国際的なルールと異なる行動をするから」(42.7%)などが並ぶ。
もちろんこうした悪い印象は、主にメディア報道を通じて日本人に齎されるが、しかしそうした報道は反中感情を煽るための誇大報道や歪曲報道とは言えまい。むしろ中共への遠慮、擁護とも思える節も多々あるのである。
ただどんなに中共に配慮しても、さすがに近年は増大する一方の中国の脅威を隠蔽しようにもできなくなっており、あの国の現実が従来になく伝えられるようになってきた。
だから日本人の反中感情は、偏見に基づくというより、中共自らの行為が惹起したものと言うべきだろう。
■習近平来日反対の声を上げたい
日本への印象は「良い」と答えた中国人の44・6%が、その理由として「日本人は礼儀があり、マナーを重んじ、民度が高い」を挙げているように、「現実の日本」は反日宣伝が語る日本とは異なる平和愛好国であるとの認識が中国では広がっているようだ。そして日本人もまた「現実の中国」を知りつつある。日中友好ブームの時代に語られていた「幻想の中国」とは異なる反平和的な「現実」をだ。
そしてそれに多くの日本人は反撥しているところだが、これが大事なのである。そうした反中感情、対中警戒感が、中共の日本籠絡工作に対する抵抗力を高めるからだ。
そこでメディアには、更にあの国の恐るべき現状を報道してもらいたい。例えばウイグル民族浄化の動きについてはもっと詳しく報じるべきだ。「台湾統一」の動きについても今後ははっきり「対外侵略の動き」だと伝えてほしい。
ブルームバーグの記事は、習近平氏の上記の見解について、「日本の一部で反感を買う可能性がある」と分析するが、「一部」にとどまらず、より多くの人が反感を持てるくらいにならなければならない。
そして習近平が来日するというなら、国中で反対の声を上げるべきだ。日本人は中共の籠絡を受け、その操縦下に置かれるほど馬鹿でないということを世界中に発信しよう。
ブログランキング参加中
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→
*****************************************************************
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→

モバイルはこちら→http://blog.with2.net/link.phplink.php
*****************************************************************
■日本で歓迎を受けたい習近平
中国の習近平国家主席が11月22日、北京で開催の川口順子元外相ら「ブルームバーグ新経済フォーラム」の出席者と会見し、「中華民族の偉大なる復興」という所謂「中国の夢」は「覇権の夢」ではないなどと述べ、中国脅威論の否定を試みたことは前稿で書いたとおりだが、ブルームバーグの報道によると習近平氏はその日、更に川口氏に次のように述べたという。
―――中国の国民が日本に対して以前よりも好感を抱いているという事実は、中国が正しい道を歩んでいるということを示している。
―――中国は日本への敵意を広めているのではない。逆に日本への訪問を奨励している。

フォーラムに出席する習近平主席
たぶん、来年予定の訪日で、日本社会の歓迎を受けたいと願っての発言だろう。
中国との緊張関係に耐え切れずにいる人々など、こうした甘言にすぐ惑わされそうだが、覇権主義国家の甘言は暴力団の甘言と同じで、必ず良からぬ目的がある。狙いはもちろん、籠絡だ。
■中国の「親日」も習近平の功績か
中国人が日本に「以前よりも好感を抱いている」と強調した習近平。たぶん9月に実施された日中共同世論調査の結果を見ての発言ではないだろうか。
あの調査で、日本の印象を「良い」とする回答は45.9%で、2005年の調査開始以降、最高値を記録している。
この調査結果は日本でも話題になった。西日本新聞は「『良い印象』は、尖閣諸島を巡る日中対立の影響で1割以下に落ち込んだ時期もあった。それが2014年以降、6年連続で上昇し、親日の機運がくっきりと裏付けられたかたちだ」とした上で、「この流れは訪日ラッシュと軌を一にする。中国人客は14年に年間200万人を超えて以降、急激な伸びを見せ、昨年は838万人に達した。今年1~9月も740万人(前年同期比14・8%増)と過去最高ペースだ」と解説していた(11月10日、社説)。

日本の言論NPOと中国国際出版集団が9月に実施した第15回日中共同世論調査の結果。習近平氏はこれを念頭に発言したものと思われる
要するに中国人は訪日し、中共御用メディアの反日報道が伝えない現実の日本を見て、「良い印象」を抱いているということだろう。
習近平は「日本への訪問を奨励している」と胸を張るが、きっと中国人の対日感情の改善を自らの功績としたいに違いない。
■日本人が抱くのは「偏見」ではない
ところで、習近平氏は「中国は正しい道を歩んでいる」というが、その具体的な意味が何かは、この記事だけではよくわからない。
尖閣諸島問題を巡る反日デモ騒動の時もそうだったが、中国人の反日感情は主に中共御用メディアによって高められてきたものだが、そういった反日宣伝を手控えさせたことも含む中共の対日関係改善の努力を、「正しい道」と自画自賛しているのだろうか。
それから習近平氏はこんなことも話した。
―――日本人が中国に抱く偏見については、当然のことながら中国の努力も必要である。しかしより重要なのは日本側に責任があるということだ。中国への偏見や先入観を取り除くために日本は一段の行動を起こす必要がある。
これは日本人の反中国感情の高まりへの不満を示したものだ。
前記の世論調査で中国に「良い印象」を持つ日本人はわずか15%。こうした状況の原因を、中共は日本メディアの反中国報道が齎す偏見に求め、両国関係の発展に寄与できる報道を行うようかねがね日本側に訴えてきた。
その目的は日本人の中共への警戒心を低減させることだが、習近平氏もまたそう言いたいのだろう。しかし日本人なら「何を馬鹿なことを」と思うはず。
■反中感情は中共自身が煽ったもの
中共御用メディアの反日報道は人々に日本への偏見を抱かせるための政治宣伝だが、日本のメディアはそれと同レベルの反中報道などやっていないからだ。
前記調査で中国に「良くない印象」を持つ日本人は84.7%。その理由として「尖閣諸島周辺の日本領海や領空をたびたび侵犯しているから」(51.4%)、「共産党の一党支配という政治体制に違和感を覚えるから」(43%)、「国際的なルールと異なる行動をするから」(42.7%)などが並ぶ。
もちろんこうした悪い印象は、主にメディア報道を通じて日本人に齎されるが、しかしそうした報道は反中感情を煽るための誇大報道や歪曲報道とは言えまい。むしろ中共への遠慮、擁護とも思える節も多々あるのである。
ただどんなに中共に配慮しても、さすがに近年は増大する一方の中国の脅威を隠蔽しようにもできなくなっており、あの国の現実が従来になく伝えられるようになってきた。
だから日本人の反中感情は、偏見に基づくというより、中共自らの行為が惹起したものと言うべきだろう。
■習近平来日反対の声を上げたい
日本への印象は「良い」と答えた中国人の44・6%が、その理由として「日本人は礼儀があり、マナーを重んじ、民度が高い」を挙げているように、「現実の日本」は反日宣伝が語る日本とは異なる平和愛好国であるとの認識が中国では広がっているようだ。そして日本人もまた「現実の中国」を知りつつある。日中友好ブームの時代に語られていた「幻想の中国」とは異なる反平和的な「現実」をだ。
そしてそれに多くの日本人は反撥しているところだが、これが大事なのである。そうした反中感情、対中警戒感が、中共の日本籠絡工作に対する抵抗力を高めるからだ。
そこでメディアには、更にあの国の恐るべき現状を報道してもらいたい。例えばウイグル民族浄化の動きについてはもっと詳しく報じるべきだ。「台湾統一」の動きについても今後ははっきり「対外侵略の動き」だと伝えてほしい。
ブルームバーグの記事は、習近平氏の上記の見解について、「日本の一部で反感を買う可能性がある」と分析するが、「一部」にとどまらず、より多くの人が反感を持てるくらいにならなければならない。
そして習近平が来日するというなら、国中で反対の声を上げるべきだ。日本人は中共の籠絡を受け、その操縦下に置かれるほど馬鹿でないということを世界中に発信しよう。
ブログランキング参加中
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→

*****************************************************************
スポンサーサイト