習近平の危険なる被害妄想
2019/12/02/Mon
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■誰が中国を「半殖民地」にしようというのか
中国の習近平国家主席は11月22日、北京での「ブルームバーグ新経済フォーラム」に出席する米国のキッシンジャー元国務長官や川口順子元外相ら外国人と会見した。

各国から参集した朝貢使に囲まれる皇帝の気分か
そして米中貿易協議について触れ、「中共が提示する中華民族の偉大なる復興の実現という『中国の夢』は断じて『覇権の夢』ではない」とし、「中国は誰かに取って代わろうなどとしていない。ただ中国のあるべき尊厳と地位を回復させ。かつてのような半殖民地、半封建国家の屈辱を味わいたくないだけだ」と述べた。
つまり、中国はたとえ覇権主義に見えても覇権主義ではなく、革命前のような帝国主義に蚕食された惨状を再現したくない一心で強国の道を歩んでいるに過ぎず、国際社会には「中国脅威論」など棄ててほしいと訴えたのだ。しかし今、いったいどこの国が中国を「半殖民地」にしようしているというのか。
中共は愛国主義を高揚させるため、かつて外国によって半殖民地の状態へ転落させられたと強調し、人民に被害妄想を抱かせているが、習近平氏ら指導者自身まで妄想しているというなら実に危険なことだ。
彼らもまた、そうした中共の洗脳を受け、心を歪められて育った人々であることを忘れてはならない。
■どう分析しても「中国の夢」は「覇権の夢」だ
それにして被害妄想の上に立った習近平氏の言論は、健常者の理解を超える。
「中国の夢は断じて覇権の夢でない」というが、「中国の夢は強軍の夢」と唱えてきたのは習近平氏自身ではないのか。
「強軍」(軍備増強)というが何のための強軍なのか。中国は決まって軍拡は「自衛のため」と強調するが、いったいどこの国に対して自衛しなければならないというのか。

「中国の夢は強群の夢」というスローガン。「自衛の夢」ではなく「覇権確立の夢」ということだ
人は被害妄想にかかると、しばしば周りをみな敵だと思い込み、攻撃を仕掛けようとするものだがが、まさにそうした症状が、民族、国家そのものに表れているようで恐ろしい。
軍拡の内実を見ればわかるだろう。とうに自衛用の域を超えている。それが目指すものは、一つは国内での民衆弾圧だが、もう一つは何と言っても、一方的な対外拡張だ。
アジア太平洋地域での覇権確立に不可欠になっているのが台湾併呑だが、その戦略目標を達成するための軍備拡張なのだ。台湾を恫喝し、または攻略するための軍拡であり、あるいは台湾攻略を妨害する米軍(日米同盟)を牽制するための軍拡なのである。
習近平氏は「中国のあるべき尊厳と地位を回復させたいだけだ」などとして、中国脅威論を打ち消そうとしたが、その「尊厳と地位の回復」というものこそ、「中華民族の偉大なる復興」なのである。
要するに、欧米、そして日本など諸外国への復仇心を抱きながら、かつての中華帝国というアジアの覇者の地位と尊厳を回復したいと言っている訳だ。これほど発言が、国際社会であまり話題にならないという状況も、また危うい。

「中華民族の偉大なる復興の実現」という「中国の夢」は中華帝
国を中心とする新秩序建設の夢以外の何物でもない
■日本こそ自らの尊厳と地位を守れ
中華帝国の近隣外交の伝統的手法は、軍事恫喝と経済利益誘導(朝貢貿易)だ。そして冊封による主従関係の締結により、中華帝国を中心とした国際秩序を構築しようとしてきたのだが、現在中共もまさにそれと同じことをしているではないのか。日本の子供たちの未来を思えば、誰でもこのような国の影響下にだけは陥りたくないと思うだろう。
だから日本はあくまで、米国とともに中国の拡張の動きを抑止、牽制するべきなのだが、しかし国内にはすでに中共に臣従し、経済利益にありつきたくて仕方ない人間が、昔から今日に至るまで、政財界ではわんさかいる。
そしてこうした連中が、来年には習近平氏の来日を歓迎しようとしている。日中友好という名の主従関係を強化させ、何かしらのおこぼれに預かろうとの算段だろうが、良識ある国民には冗談ではないといったところだ。
我々こそ「日本のあるべき尊厳と地位」を守るべきだろう。習近平氏や中共に迎合する動きには批判の声を上げなければならない。むろん習近平の来日にも反対を叫ばなければ。
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■誰が中国を「半殖民地」にしようというのか
中国の習近平国家主席は11月22日、北京での「ブルームバーグ新経済フォーラム」に出席する米国のキッシンジャー元国務長官や川口順子元外相ら外国人と会見した。

各国から参集した朝貢使に囲まれる皇帝の気分か
そして米中貿易協議について触れ、「中共が提示する中華民族の偉大なる復興の実現という『中国の夢』は断じて『覇権の夢』ではない」とし、「中国は誰かに取って代わろうなどとしていない。ただ中国のあるべき尊厳と地位を回復させ。かつてのような半殖民地、半封建国家の屈辱を味わいたくないだけだ」と述べた。
つまり、中国はたとえ覇権主義に見えても覇権主義ではなく、革命前のような帝国主義に蚕食された惨状を再現したくない一心で強国の道を歩んでいるに過ぎず、国際社会には「中国脅威論」など棄ててほしいと訴えたのだ。しかし今、いったいどこの国が中国を「半殖民地」にしようしているというのか。
中共は愛国主義を高揚させるため、かつて外国によって半殖民地の状態へ転落させられたと強調し、人民に被害妄想を抱かせているが、習近平氏ら指導者自身まで妄想しているというなら実に危険なことだ。
彼らもまた、そうした中共の洗脳を受け、心を歪められて育った人々であることを忘れてはならない。
■どう分析しても「中国の夢」は「覇権の夢」だ
それにして被害妄想の上に立った習近平氏の言論は、健常者の理解を超える。
「中国の夢は断じて覇権の夢でない」というが、「中国の夢は強軍の夢」と唱えてきたのは習近平氏自身ではないのか。
「強軍」(軍備増強)というが何のための強軍なのか。中国は決まって軍拡は「自衛のため」と強調するが、いったいどこの国に対して自衛しなければならないというのか。

「中国の夢は強群の夢」というスローガン。「自衛の夢」ではなく「覇権確立の夢」ということだ
人は被害妄想にかかると、しばしば周りをみな敵だと思い込み、攻撃を仕掛けようとするものだがが、まさにそうした症状が、民族、国家そのものに表れているようで恐ろしい。
軍拡の内実を見ればわかるだろう。とうに自衛用の域を超えている。それが目指すものは、一つは国内での民衆弾圧だが、もう一つは何と言っても、一方的な対外拡張だ。
アジア太平洋地域での覇権確立に不可欠になっているのが台湾併呑だが、その戦略目標を達成するための軍備拡張なのだ。台湾を恫喝し、または攻略するための軍拡であり、あるいは台湾攻略を妨害する米軍(日米同盟)を牽制するための軍拡なのである。
習近平氏は「中国のあるべき尊厳と地位を回復させたいだけだ」などとして、中国脅威論を打ち消そうとしたが、その「尊厳と地位の回復」というものこそ、「中華民族の偉大なる復興」なのである。
要するに、欧米、そして日本など諸外国への復仇心を抱きながら、かつての中華帝国というアジアの覇者の地位と尊厳を回復したいと言っている訳だ。これほど発言が、国際社会であまり話題にならないという状況も、また危うい。

「中華民族の偉大なる復興の実現」という「中国の夢」は中華帝
国を中心とする新秩序建設の夢以外の何物でもない
■日本こそ自らの尊厳と地位を守れ
中華帝国の近隣外交の伝統的手法は、軍事恫喝と経済利益誘導(朝貢貿易)だ。そして冊封による主従関係の締結により、中華帝国を中心とした国際秩序を構築しようとしてきたのだが、現在中共もまさにそれと同じことをしているではないのか。日本の子供たちの未来を思えば、誰でもこのような国の影響下にだけは陥りたくないと思うだろう。
だから日本はあくまで、米国とともに中国の拡張の動きを抑止、牽制するべきなのだが、しかし国内にはすでに中共に臣従し、経済利益にありつきたくて仕方ない人間が、昔から今日に至るまで、政財界ではわんさかいる。
そしてこうした連中が、来年には習近平氏の来日を歓迎しようとしている。日中友好という名の主従関係を強化させ、何かしらのおこぼれに預かろうとの算段だろうが、良識ある国民には冗談ではないといったところだ。
我々こそ「日本のあるべき尊厳と地位」を守るべきだろう。習近平氏や中共に迎合する動きには批判の声を上げなければならない。むろん習近平の来日にも反対を叫ばなければ。
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