IOCより悪質!東京五輪組織委の台湾人に対する非礼行為
2019/02/21/Thu
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(組織委)の公式サイトで東京五輪、パラリンピックの観戦チケットの購入を申し込む際に行うID登録で連絡先の住所を入力する際、台湾居住者の場合なら「国」の選択欄で「チャイニーズ・タイペイ」を選ばなければならない。

しかしそのような国名、地域名が世界の一体どこに存在するだろう。これは重大な誤りだ。
もっとも日本人の多くは、別にそれに違和感を持つまい。なぜなら組織委が国名で書き間違いをするなどと誰も思わないし、そもそも台湾は五輪、パラリンピックに「チャイニーズ・タイペイ」の名で参加している。
しかしその「チャイニーズ・タイペイ」は、実は国名、地域名ではないし、その代わりの名でもないのである。それは中国に迎合し、その要求に従った国際五輪委員会(IOC)が、台湾側に強要する台湾の国内五輪委員会の名称に過ぎないのだ。台湾の選手団は、その「チャイニーズ・タイペイ」という五輪委員会の名の下で参加している訳だ。
ところが組織委はさらに一歩踏み込み、台湾にとっては屈辱きわまりないこの名称を国名として扱い、観戦希望の台湾の一般人に押し付け出したのである。
台湾には「中華民国」という国名があり、そして国名代わりに世界に通用する「台湾」という地域名があるが、そのいずれでもない架空の地名の強要である。その結果、例えば台北市在住者は「チャイニーズ・タイペイ台北市」(中国台北の台北)という、そして高雄市在住者は「チャイニーズ・タイペイ高雄市」(中国台北の高雄)という滅茶苦茶な、笑うに笑えない住所の登録を余儀なくされている。
「台湾」や「中華民国」の名を勝手に改変された台湾人の悔しさはいかばかりか。中国に迎合しようとすればするほど、人は良識を失って行くもので、今の組織委は台湾人の心の痛みなど全く無関心だろう。関心があれば、こんなことはしない。
外国の国名を勝手に書き換えるということがどれほどの非礼であるかも、組織委が知らないはずがない。しかし今やそういった常識感覚すらも捨て去ってしまっているのだ。郵便も届かぬ存在しない住所を台湾人に使わせるなど、理性すら忘れている。
そこで日本国内や台湾で抗議の声が上がっているところだが、それに対し組織委は、「IOCの表記に従っている」との説明で、自らのインチキ行為を正当化しはじめた。
組織委に直接聞いたが、この「IOCの表記」とは、IOCのサイトに載るチャイニーズ・タイペイ五輪委員会の住所表記のことだそうだ。
たしかにそこには「TAIPEI CHINESE TAIPEI」とあるが、それは単なる誤記というほかない。なぜならIOCは「チャイニーズ・タイペイ」を地名とは規定していないからだ。

「チャイニーズ・タイペイ」との誤まりのCTOCの住所表記を載せるIOCのサイト。組織委の説明によると、
彼らはの誤表記に基づいて「チャイニーズ・タイペイ」の地名を台湾人に押し付けていることになるが・・・
詳しく言うなら、この誤った英語の住所表記は、もともとチャイニーズ・タイペイ五輪委員会(CTOC)自らがIOCに届け出たため、IOCはそれをそのまま掲載してしまったのである。
私の友人が直接CTOCに確認したところ、CTOC自身はもちろんそれが不正確な住所であると認めているそうだ。たぶんここもまた過度の媚中で知られる組織だから、おそらく中国に配慮しての愚行だろう。
しかしそれはともかく、組織委はただ「規則を守る」という日本人の美徳を発揮してIOCに忠実たらんとし、それが用いる住所表記を採用したというのだろうか。その説明を聞く限り、そうした印象を受けるのだが。
実際にはそういうことではないはずだ。なぜなら組織委のサイトでは当初、「チャイニーズ・タイペイ」の表記は「中華民国」になっていたのだ。
ところがそれが二月四日、米国の中国語メディアにより報道にされた。なぜなら「中華民国」の名を使えば、中国からひどくお叱りを受けるはずだからだ。そこでそのメディアは「組織委は中国の圧力を恐れないのか」と報じたのである。この記事を読んだ私も、中国からの圧力は不可避と思い、組織委に電話で「圧力を受けても負けないで」と励ましたのだが、その後程なく「チャイニーズ・タイペイ」へと書き換えられてしまった。
実際に中国の圧力を受けたのか、あるいは圧力を未然に防ごうとしたのか。いずれにせよ「中華民国」表記によるトラブルを嫌い、「台湾」に変えるでもなく、中国が喜ぶ「チャイニーズ・タイペイ」へと書き換えたというところではないか。そして抗議を躱すため、理由の後付けを行った。「IOCに従った」のだと。
「文句があるならIOCにどうぞ」といわんばかりだが、組織委を設置した日本五輪委員会(JOC)もかつてこの手を使っていた。二年前に公式サイトで「チャイニーズ・タイペイ台北市」なる地名を表示したJOCは、訂正を求める私に対し、やはりそのようにしてIOCへの責任転嫁を図っていた。
その際私はJOCに、「IOCの間違った表記に従うのではなく、IOCに間違っていると指摘し、訂正させるべきだ」と訴えたのだが、それと同じことを今、私は組織委に訴えているところだ。
中国に媚びるあまりに台湾を侮辱して恥じない組織委。私はこれを日本の恥だと思っている。
※「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に訴えよう!
TOKYO 2020 ID登録に問題あり。台湾の国名は「チャイニーズ・タイペイ」ではない!ただちに「台湾」へと修正を!
中国の政治的要求に屈服し、台湾の存在を否定し、台湾人を侮辱してはならない!
組織委員会問い合わせ窓口
電話:0570-09-2020 (9:00~17:00土日祝日を除く)
メール:https://enquiry.tokyo2020.org/CPR_Enquiry
【過去の関連記事】
台湾差別を止めろ!森喜朗・東京五輪組織委会長に訴える 19/02/13
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3357.html
台湾人に傲慢無礼!東京五輪組織委は中国の政治的圧力を屈したか(附:抗議呼びかけ)19/02/12
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3356.html
東京五輪組織委は中国を恐れない?19/02/07
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3353.html
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24日、台湾はChinese Taipei(中国台北)ではない! 東京五輪「台湾正名」街宣署名活動

日時 2月24日(日)12時00分~15時00分
場所 京成「上野駅」正面口前付近(西郷隆盛像階段下)
主催 台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)、美麗島交流会、
在日台湾同郷会
協力 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
台湾はChinese Taipeiではない!
東京五輪「台湾正名」署名集めにご協力を!
署名用紙ダウンロード
http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei

しかしそのような国名、地域名が世界の一体どこに存在するだろう。これは重大な誤りだ。
もっとも日本人の多くは、別にそれに違和感を持つまい。なぜなら組織委が国名で書き間違いをするなどと誰も思わないし、そもそも台湾は五輪、パラリンピックに「チャイニーズ・タイペイ」の名で参加している。
しかしその「チャイニーズ・タイペイ」は、実は国名、地域名ではないし、その代わりの名でもないのである。それは中国に迎合し、その要求に従った国際五輪委員会(IOC)が、台湾側に強要する台湾の国内五輪委員会の名称に過ぎないのだ。台湾の選手団は、その「チャイニーズ・タイペイ」という五輪委員会の名の下で参加している訳だ。
ところが組織委はさらに一歩踏み込み、台湾にとっては屈辱きわまりないこの名称を国名として扱い、観戦希望の台湾の一般人に押し付け出したのである。
台湾には「中華民国」という国名があり、そして国名代わりに世界に通用する「台湾」という地域名があるが、そのいずれでもない架空の地名の強要である。その結果、例えば台北市在住者は「チャイニーズ・タイペイ台北市」(中国台北の台北)という、そして高雄市在住者は「チャイニーズ・タイペイ高雄市」(中国台北の高雄)という滅茶苦茶な、笑うに笑えない住所の登録を余儀なくされている。
「台湾」や「中華民国」の名を勝手に改変された台湾人の悔しさはいかばかりか。中国に迎合しようとすればするほど、人は良識を失って行くもので、今の組織委は台湾人の心の痛みなど全く無関心だろう。関心があれば、こんなことはしない。
外国の国名を勝手に書き換えるということがどれほどの非礼であるかも、組織委が知らないはずがない。しかし今やそういった常識感覚すらも捨て去ってしまっているのだ。郵便も届かぬ存在しない住所を台湾人に使わせるなど、理性すら忘れている。
そこで日本国内や台湾で抗議の声が上がっているところだが、それに対し組織委は、「IOCの表記に従っている」との説明で、自らのインチキ行為を正当化しはじめた。
組織委に直接聞いたが、この「IOCの表記」とは、IOCのサイトに載るチャイニーズ・タイペイ五輪委員会の住所表記のことだそうだ。
たしかにそこには「TAIPEI CHINESE TAIPEI」とあるが、それは単なる誤記というほかない。なぜならIOCは「チャイニーズ・タイペイ」を地名とは規定していないからだ。

「チャイニーズ・タイペイ」との誤まりのCTOCの住所表記を載せるIOCのサイト。組織委の説明によると、
彼らはの誤表記に基づいて「チャイニーズ・タイペイ」の地名を台湾人に押し付けていることになるが・・・
詳しく言うなら、この誤った英語の住所表記は、もともとチャイニーズ・タイペイ五輪委員会(CTOC)自らがIOCに届け出たため、IOCはそれをそのまま掲載してしまったのである。
私の友人が直接CTOCに確認したところ、CTOC自身はもちろんそれが不正確な住所であると認めているそうだ。たぶんここもまた過度の媚中で知られる組織だから、おそらく中国に配慮しての愚行だろう。
しかしそれはともかく、組織委はただ「規則を守る」という日本人の美徳を発揮してIOCに忠実たらんとし、それが用いる住所表記を採用したというのだろうか。その説明を聞く限り、そうした印象を受けるのだが。
実際にはそういうことではないはずだ。なぜなら組織委のサイトでは当初、「チャイニーズ・タイペイ」の表記は「中華民国」になっていたのだ。
ところがそれが二月四日、米国の中国語メディアにより報道にされた。なぜなら「中華民国」の名を使えば、中国からひどくお叱りを受けるはずだからだ。そこでそのメディアは「組織委は中国の圧力を恐れないのか」と報じたのである。この記事を読んだ私も、中国からの圧力は不可避と思い、組織委に電話で「圧力を受けても負けないで」と励ましたのだが、その後程なく「チャイニーズ・タイペイ」へと書き換えられてしまった。
実際に中国の圧力を受けたのか、あるいは圧力を未然に防ごうとしたのか。いずれにせよ「中華民国」表記によるトラブルを嫌い、「台湾」に変えるでもなく、中国が喜ぶ「チャイニーズ・タイペイ」へと書き換えたというところではないか。そして抗議を躱すため、理由の後付けを行った。「IOCに従った」のだと。
「文句があるならIOCにどうぞ」といわんばかりだが、組織委を設置した日本五輪委員会(JOC)もかつてこの手を使っていた。二年前に公式サイトで「チャイニーズ・タイペイ台北市」なる地名を表示したJOCは、訂正を求める私に対し、やはりそのようにしてIOCへの責任転嫁を図っていた。
その際私はJOCに、「IOCの間違った表記に従うのではなく、IOCに間違っていると指摘し、訂正させるべきだ」と訴えたのだが、それと同じことを今、私は組織委に訴えているところだ。
中国に媚びるあまりに台湾を侮辱して恥じない組織委。私はこれを日本の恥だと思っている。
※「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に訴えよう!
TOKYO 2020 ID登録に問題あり。台湾の国名は「チャイニーズ・タイペイ」ではない!ただちに「台湾」へと修正を!
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24日、台湾はChinese Taipei(中国台北)ではない! 東京五輪「台湾正名」街宣署名活動

日時 2月24日(日)12時00分~15時00分
場所 京成「上野駅」正面口前付近(西郷隆盛像階段下)
主催 台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)、美麗島交流会、
在日台湾同郷会
協力 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
台湾はChinese Taipeiではない!
東京五輪「台湾正名」署名集めにご協力を!
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