日本の台湾独立建国派は健在!ー中華民国の誕生日など祝賀しない
2018/10/06/Sat
中華民国の建国記念日にあたる十月十日の双十国慶節に先立ち、今年も四日には都内で台湾の駐日代表処(大使館に相当)主催の祝賀レセプションが盛大に開催され、日本人や在日台湾人など多数の日台交流関係者が出席した。
ただ、政界きっての親台派の一人といえる安倍晋三首相は、さすがに姿は現さなかった。日台の政府間交流を何より警戒する中国との外交上の配慮があるため、これは当然と言えるが、しかしその母親が出席した。従来にない日台関係の盛り上がりを象徴するような出来事である。

もっとも、真に台湾の将来に関心を寄せる親台派なら、中国の脅威にさらされ続ける台湾がいかに安全に「一つの中国」(台湾は中国の一部)という中国国民党、中国共産党の生んだ虚構から脱却できるかにも関心を寄せるべきだろう。
そもそも双十節など、国民党が台湾占領後、住民を中国人化するために持ち込んだ洗脳教育の道具である。だから民進党は政権を取った以上、さっさとこのような祝日は廃止すべきだが、しかしそうすれば中華民国体制の否定に等しくなり、国民党が、あるいはそれ以上に中国が怖くて、そのようなことはとてもできない。
この中華民国体制など、まさに「一つの中国」(一中)なる虚構の上に成り立つものだ。しかしだからこそ台湾では「国家正常化」を求める声が広がっているのである。
中国の一部ではない台湾が、中華民国(チャイナ共和国)なる国号の下で、中国を自国領土と規定する中華民国憲法を奉持するなど、この国家は異常すぎるというわけだ。それを正さんというのが国家正常化運動(つまり台湾独立建国運動)というものなのである。
だから、かつて台湾支配をほしいままにしてきた国民党だけでなく、これから台湾を侵略、併呑したい中共もまた、この運動を何より目の敵にするわけなのだが、しかし四日の都内のレセプションには何と、従来台湾独立派と目されていた少なからざる在日台湾人や日本人が会場に姿を現したのだ。
多くは台湾政府から招待を受け、舞い上がって「変節」したのだろう。ただ在日台湾人お場合、幼いころの国民党の洗脳教育の影響が払拭されていないからとも言え、気の毒と言えば気の毒だ。
ただこの日本で台湾独立建国の運動に関与する日本人の一人としては、やはり懸念してしまうのは国民党や中国大使館の反応だ。このような台独派の体たらくを見て、もしや我々の運動を侮りはしないかと心配になるのである。
例えば今なら、台湾正名のための言論活動は、それなりに中国を狼狽させ、それなりに効果を生んではいるようだが、あの国がこうした節操ない人々の存在を日本の台独運動のウィークポイントと見做したらどうなることだろう。
「軟らかい土は深く掘る」で知られるあの国のことだ。得意の統一戦線工作(敵勢力の分断工作)を仕掛けてくる可能性が高く、真剣に台独運動に取り組む我々には、ちょっと困った話となる(分断工作は混乱交錯。対応に多大な労力を費やすこととなろう)。
一般日本人も、中華民国体制打倒を主張する台独勢力が、中華民国にハッピーバースディーを唱える姿を見れば混乱するばかりである。台独理念を伝える我々の言論活動には、やはり困ったものである。
ただ、一部の人々が無節操に走っても、我々の運動にはほとんど影響はない。別にその人々はいなくても、優れた人材は他にいるので(だから分断工作は意味がない、と中国には言いたい)。
いずれにせよ中国大使館が、台独勢力のこんな体たらくに大笑いしていないはずはない。しかしその一方で、レセプションへの参加は見合わせようと訴える在日台湾人団体もしっかりと存在はしてはいるのだ。
在日台湾同郷会や美麗島交流会などもそれだろう。以下に彼らが公表した声明文を掲げたい。
このように日本での台独運動は健在だし、次々と日本人をも取り込みながら着実に発展中につき、ぜひ中国大使館もお読みください。なお、文中にある「本土派」とは「中国本土派」ではなく「台湾本土派」を指す。日本では「一つの中国」宣伝の影響で、中国を台湾にとっての「本土」と誤解する者が多いので、念のため。
■中華民国国慶節礼賛を考える
間も無く10月10日のいわゆる双十節「中華民国国慶節」が到来する。1911年10月10日武昌起義が端緒となった辛亥革命を記念する中華民国の建国記念日である。
日本にも多くの親台湾の日本の友人、在日台湾人、在日中華民国人が招かれ、中華民国青天白日旗に囲まれて大々的に祝典が開かれる。これは、我々が世界近代史のパズルの一つである中華民国国慶節を考える節目でもある。
辛亥革命の年、1911年、台湾は大日本帝国の一部であった。医学、衛生のインフラ、国民教育、司法体制、社会の治安と豊かさ、言論の自由、当時のアジアのトップランナーだった。尊大でありながらも野蛮な中華民国は台湾の足元も及ばなかった。
1945年、中華民国国府軍が共産党軍に敗れ、敗残兵が台湾に逃れた。台湾を不法占領して世界で最も長い戒厳令を敷いた。多くの先賢が自らの命を顧みずに立ち上がり、延々と戦った「白色恐怖」の時代でした。そうして、彼らのしかばねの上に立って政権をとったのが今日の本土派政権でした。
果たして、打倒中華民国を志した先賢は「現状維持」を望むであろうか、まして中華民国国慶節の場で中華民国を礼賛するであろうか、と考えなければならないと思う。
本土派とは言え、中華民国の利権を掌握した途端、手の裏を返すように中華民国を崇めることは許しがたい先賢たちへの侮辱と裏切りと指弾せざるを得ない。
そうして笑い話ではすまないのは、今日に至り、中華民国憲法に台湾の一言も載っていない。台湾は今もなお中華民国の一部になっていない法的根拠である。
歴史の経緯からも、人間の情からも、法の見地からも、台湾は中華民国の国土にならず、中華民国国慶節は台湾人が礼賛すべき日ではないことは明白である。
われわれは台湾を愛する日本の友人たち、本土派の権力者および支持者に双十節を機にして「中華民国国慶節」の意味を詮索してほしいと呼びかける。「中華民国国慶節」は「台湾国恥節」であり、決して台湾人が礼賛すべき日ではない。
呼びかけ団体
在日台湾同郷会
美麗島交流会
日本台医人協会
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辛亥革命の実像が照らす日台中関係の真実 11/10/28
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祝うべからざる双十節(中華民国の誕生日)! 台湾独立建国を支持する一日本人の提言 18/10/03
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台湾はChinese Taipeiではない!東京五輪「台湾正名」街宣署名活動

日時 10月7日(日)13時00分~16時00分(雨天中止)
場所 池袋駅東口
主催 台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、美麗島交流会
後援 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
連絡先 070-6484-2624
■署名集めにご協力を!
http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
講演会「台湾の独立建国とは何かー中国が台湾正名運動を警戒する理由」
(台湾研究フォーラム第180回定例会)

日時 平成30年10月13日(土)18時30分~20時00分
場所 文京区・区民会議室 5階会議室C (東京都文京区春日1-16-21文京シビックセンター内)
交通:東京メトロ 後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線 水道橋駅(東口)徒歩9分
講師 永山英樹(台湾研究フォーラム会長・2020東京五輪「台湾正名」推進協議会幹事長)
演題 「台湾の独立建国とは何かー中国が台湾正名運動を警戒する理由」
参加費 会員500円、一般1000円(当日入会受付あり。年会費2000円)
ただ、政界きっての親台派の一人といえる安倍晋三首相は、さすがに姿は現さなかった。日台の政府間交流を何より警戒する中国との外交上の配慮があるため、これは当然と言えるが、しかしその母親が出席した。従来にない日台関係の盛り上がりを象徴するような出来事である。

もっとも、真に台湾の将来に関心を寄せる親台派なら、中国の脅威にさらされ続ける台湾がいかに安全に「一つの中国」(台湾は中国の一部)という中国国民党、中国共産党の生んだ虚構から脱却できるかにも関心を寄せるべきだろう。
そもそも双十節など、国民党が台湾占領後、住民を中国人化するために持ち込んだ洗脳教育の道具である。だから民進党は政権を取った以上、さっさとこのような祝日は廃止すべきだが、しかしそうすれば中華民国体制の否定に等しくなり、国民党が、あるいはそれ以上に中国が怖くて、そのようなことはとてもできない。
この中華民国体制など、まさに「一つの中国」(一中)なる虚構の上に成り立つものだ。しかしだからこそ台湾では「国家正常化」を求める声が広がっているのである。
中国の一部ではない台湾が、中華民国(チャイナ共和国)なる国号の下で、中国を自国領土と規定する中華民国憲法を奉持するなど、この国家は異常すぎるというわけだ。それを正さんというのが国家正常化運動(つまり台湾独立建国運動)というものなのである。
だから、かつて台湾支配をほしいままにしてきた国民党だけでなく、これから台湾を侵略、併呑したい中共もまた、この運動を何より目の敵にするわけなのだが、しかし四日の都内のレセプションには何と、従来台湾独立派と目されていた少なからざる在日台湾人や日本人が会場に姿を現したのだ。
多くは台湾政府から招待を受け、舞い上がって「変節」したのだろう。ただ在日台湾人お場合、幼いころの国民党の洗脳教育の影響が払拭されていないからとも言え、気の毒と言えば気の毒だ。
ただこの日本で台湾独立建国の運動に関与する日本人の一人としては、やはり懸念してしまうのは国民党や中国大使館の反応だ。このような台独派の体たらくを見て、もしや我々の運動を侮りはしないかと心配になるのである。
例えば今なら、台湾正名のための言論活動は、それなりに中国を狼狽させ、それなりに効果を生んではいるようだが、あの国がこうした節操ない人々の存在を日本の台独運動のウィークポイントと見做したらどうなることだろう。
「軟らかい土は深く掘る」で知られるあの国のことだ。得意の統一戦線工作(敵勢力の分断工作)を仕掛けてくる可能性が高く、真剣に台独運動に取り組む我々には、ちょっと困った話となる(分断工作は混乱交錯。対応に多大な労力を費やすこととなろう)。
一般日本人も、中華民国体制打倒を主張する台独勢力が、中華民国にハッピーバースディーを唱える姿を見れば混乱するばかりである。台独理念を伝える我々の言論活動には、やはり困ったものである。
ただ、一部の人々が無節操に走っても、我々の運動にはほとんど影響はない。別にその人々はいなくても、優れた人材は他にいるので(だから分断工作は意味がない、と中国には言いたい)。
いずれにせよ中国大使館が、台独勢力のこんな体たらくに大笑いしていないはずはない。しかしその一方で、レセプションへの参加は見合わせようと訴える在日台湾人団体もしっかりと存在はしてはいるのだ。
在日台湾同郷会や美麗島交流会などもそれだろう。以下に彼らが公表した声明文を掲げたい。
このように日本での台独運動は健在だし、次々と日本人をも取り込みながら着実に発展中につき、ぜひ中国大使館もお読みください。なお、文中にある「本土派」とは「中国本土派」ではなく「台湾本土派」を指す。日本では「一つの中国」宣伝の影響で、中国を台湾にとっての「本土」と誤解する者が多いので、念のため。
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間も無く10月10日のいわゆる双十節「中華民国国慶節」が到来する。1911年10月10日武昌起義が端緒となった辛亥革命を記念する中華民国の建国記念日である。
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辛亥革命の年、1911年、台湾は大日本帝国の一部であった。医学、衛生のインフラ、国民教育、司法体制、社会の治安と豊かさ、言論の自由、当時のアジアのトップランナーだった。尊大でありながらも野蛮な中華民国は台湾の足元も及ばなかった。
1945年、中華民国国府軍が共産党軍に敗れ、敗残兵が台湾に逃れた。台湾を不法占領して世界で最も長い戒厳令を敷いた。多くの先賢が自らの命を顧みずに立ち上がり、延々と戦った「白色恐怖」の時代でした。そうして、彼らのしかばねの上に立って政権をとったのが今日の本土派政権でした。
果たして、打倒中華民国を志した先賢は「現状維持」を望むであろうか、まして中華民国国慶節の場で中華民国を礼賛するであろうか、と考えなければならないと思う。
本土派とは言え、中華民国の利権を掌握した途端、手の裏を返すように中華民国を崇めることは許しがたい先賢たちへの侮辱と裏切りと指弾せざるを得ない。
そうして笑い話ではすまないのは、今日に至り、中華民国憲法に台湾の一言も載っていない。台湾は今もなお中華民国の一部になっていない法的根拠である。
歴史の経緯からも、人間の情からも、法の見地からも、台湾は中華民国の国土にならず、中華民国国慶節は台湾人が礼賛すべき日ではないことは明白である。
われわれは台湾を愛する日本の友人たち、本土派の権力者および支持者に双十節を機にして「中華民国国慶節」の意味を詮索してほしいと呼びかける。「中華民国国慶節」は「台湾国恥節」であり、決して台湾人が礼賛すべき日ではない。
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連絡先 070-6484-2624
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講演会「台湾の独立建国とは何かー中国が台湾正名運動を警戒する理由」
(台湾研究フォーラム第180回定例会)

日時 平成30年10月13日(土)18時30分~20時00分
場所 文京区・区民会議室 5階会議室C (東京都文京区春日1-16-21文京シビックセンター内)
交通:東京メトロ 後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線 水道橋駅(東口)徒歩9分
講師 永山英樹(台湾研究フォーラム会長・2020東京五輪「台湾正名」推進協議会幹事長)
演題 「台湾の独立建国とは何かー中国が台湾正名運動を警戒する理由」
参加費 会員500円、一般1000円(当日入会受付あり。年会費2000円)
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