台湾との「反日」連帯は不可能と嘆く中国

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中国では対台湾工作を司る国務院台湾事務弁公室(国台弁)の龍明彪副主任は八月十一日、「中華民族の抗戦(抗日戦争)歴史教育と抗戦精神の伝承」と題したシンポジウムでの挨拶で次のように述べた。

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「抗日戦争は近代における外的侵入の恥辱を雪ぎ、中華民族の偉大な復興への道を開いた。たとえ両岸(台湾と中国)には政治的な異なりは見られても、ともに一つの中国に属するという事実がいまだ変わったことはない」

この中共の高官は、いったい何を言いたいのかと言えば、それは決まっている。つまり「両岸」の人民が共に中華民族として抗日戦争を戦い、そして勝利して台湾は「光復」(祖国中国に回帰)したのであり、その栄光の歴史の記憶こそが、「両岸」人民には唯一の共通するものであり、その共通の記憶の上に立って統一を果たし、共に民族の偉大なる復興のため努力しようということだ。これが中共のお決まりのセリフである。台湾の国民党内部の統一派勢力も、この考えに同調し、馬英九相当の国民党政権時代には、まさにこの線で学校の歴史教科書内容の「中国化」を試みた。

しかし、実際には台湾人では、戦後中国から亡命してきた国民党の人々は別としても、一般の台湾人にとり抗日戦争など自分たちとは関係のない歴史だ。あの時代台湾人は日本国民だったからだ。

しかも台湾人には、中華民族主義の強要など望んでいないし、それに多くは中国より日本に親しみを抱いているのだから反日に付き合う気はないし、統一に応じる気もさらさらなく、台湾人の台湾を守りたいと思っている。

とくに民主化時代に生まれ育ち、国民党独裁下の「一つの中国」宣伝に基づいた中国人化教育を経験したことのない若い世代は「天然独」(生まれながらの独立主義者)だ。中国側の「民族の偉大なる復興」アピールには吐き気を催している所だろう。

実際に、国民党の歴史教科書の「中国化」の動きも、高校生たちの反対運動に遭っていた。

今日の台湾は、そうした状況であるからこそ、龍明彪は挨拶のスピーチで、さらにこうも続けている。

「しかし、台独勢力は歴史と法理を無視し、(台湾の)脱中国化を企図し、台湾同胞の歴史的記憶と民族意識を摩滅させ、特に台湾の若い世代の国家、民族、文化のアイデンティに混乱を与え、抗戦の歴史研究、精神の伝承に深刻な負の影響を及ぼしている」

この発言から、中国政府の狼狽ぶりは見て取れるだろうか。

「台湾の若い世代」が台湾と中国は同じ一つの中国に属すると強調する「一つの中国」の虚構宣伝に惑わされず、台湾は中国とは別々の国であるとの「歴史」的、「法理」的な真実をも理解しつつあり、武力の行使でもしない限り、台湾併呑の可能性はもはやゼロに近いと嘆き、憤っているのである。

そのようなわけで、いかに台湾に抗日戦争に関する歴史と精神を「伝承」させるかを考えるシンポが開催されたのだ。主催者も無駄だとわかっているかもしれないが、しかしそうすることが習近平の意向に沿うことになるらしい。そんなことも龍明彪は話していた。

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