台湾政府が岩波書店に抗議!日本の恥『広辞苑』はなおも中国の虚構宣伝に従うか
2017/12/17/Sun
現在岩波書店が販売中の『広辞苑』第六版は台湾に関しさまざまな誤記を行っている。

その中でも以下の三点は、台湾が中華人民共和国の領土であるとの誤解を与えるという意味で、実に深刻な誤記である。
一、【台湾】の項目における「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰し」との部分。
二、【中華人民共和国】の項目で「台湾省」なるを含める「中華人民共和国行政区分」
三、【日中共同声明】の項目での「日本が・・・台湾がこれ(中華人民共和国)に帰属することを実質的に認め」とする部分。
どれもが台湾侵略の正当化を狙う「一つの中国」宣伝に従属するが故の誤記である。
そこで十一月以来、我々日本人や、祖国の存在が否定された格好の在日台湾人が来年一月に刊行の第七版において、これらを訂正するよう要求しているところだが、しかし岩波書店は誤記が誤記であることすら認めず、要求を受け入れずにいる。
もちろん中国は岩波の味方だ。あの国の御用メディアはすでに、岩波擁護の論評を出し、訂正要求の動きをせせら笑って見せている。『広辞苑』で「虎の威を借る狐」を引くと、「有力者の権勢をかさに着て威張るつまらぬ者のたとえ」とあるが、もし岩波が、そのような中国をバックにして自信満々となり、日本人、台湾人を見下すというのなら、まさに「中国の威を借る岩波」ということになる。
そうした中、いよいよ台湾政府が抗議の声を上げた。
台湾の駐日大使館に当たる駐日代表処は十二月十三日、「岩波書店『広辞苑』の台湾に関わる誤記に関して」と題する声明を発表。次のように報告している。
―――株式会社岩波書店発行の「広辞苑」第6版第6刷の台湾に関わる記述において、「中華人民共和国行政区分」の資料地図を引用し、台湾が中華人民共和国の「台湾省」として紹介されるなど事実と異なる内容が見受けられることに対し、台北駐日経済文化代表処は12月11日、政府を代表して同社に厳正な異議を表するとともに、しかるべき修正を強く要望した。
―――中華民国台湾は独立主権国家であり、断じて中華人民共和国の一部ではない。当代表処は同社に対し、今後同書の編纂にあたり、この厳然たる事実に基づき、誤解を招かぬように注意するよう申し入れた。
日本におけるこの問題を台湾政府に通報したのは在日台湾同郷会の王紹英会長だ。
蔡英文総統に岩波問題に関する報告を行った在日台湾同郷会の
王紹英会長
『広辞苑』の誤記により台湾の尊厳が傷つくとともに、日本国民に厳重な誤解を与えることを懸念した王氏は十一月十九日、抗議と訂正要求の文書を岩波書店に送付している。だが岩波書店からは何の返答も得られず、そこで十二月四日、蔡英文総統に書簡を送り、次のような切実な訴えを行っている。
「岩波書店は長い歴史を持つ出版社で、それが発行する広辞苑は、日本文化界で歓迎され、極めて大きな権威を持ち、その影響力の大きさについては今更説明するまでもない。台湾に関する誤記は日本の利用者に誤解をもたらすばかりか、我が国にとっても不利である」
「蔡総統が適切な方式で抗議を行い、利用者に真実を伝え、また我々の訴えに対しても力を与えていただきたい」

蔡英文総統
この書簡は七日、駐日代表処から公文書として本国政府に伝達され、そしてその結果、外交部(外務省)から代表処に対し、上記の措置を取るよう指示が出るに至ったというわけだ。
以上の如く『広辞苑』は、国内の購読者や利用者に対してだけでなく、台湾二千三百万の国民に向かっても謝罪しなければならない状況なのである。
日本国内で国民的辞書と讃えられる『広辞苑』は、果たして台湾政府の真実の声と中国の捏造プロパガンダのいずれに従うのか。
■『広辞苑』第6版の誤りを第7版(1月発行)で訂正するよう求めよう!
「台湾」の項目―「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰」は誤り!
「日中共同声明」の項目―「日本は台湾が台湾が中華人民共和国に帰属することを実質的に認めた」は誤り!
「中華人民共和国」の項目―「中華人民共和国行政区分」図に「台湾省」を含めるのは誤り!
・岩波書店『広辞苑』編集部
電話03-5210-4178
フェイスブックメッセージ https://www.facebook.com/iwanami.kojien/?fref=ts
・岩波書店問合せ
https://www.iwanami.co.jp/contact/
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一、【台湾】の項目における「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰し」との部分。
二、【中華人民共和国】の項目で「台湾省」なるを含める「中華人民共和国行政区分」
三、【日中共同声明】の項目での「日本が・・・台湾がこれ(中華人民共和国)に帰属することを実質的に認め」とする部分。
どれもが台湾侵略の正当化を狙う「一つの中国」宣伝に従属するが故の誤記である。
そこで十一月以来、我々日本人や、祖国の存在が否定された格好の在日台湾人が来年一月に刊行の第七版において、これらを訂正するよう要求しているところだが、しかし岩波書店は誤記が誤記であることすら認めず、要求を受け入れずにいる。
もちろん中国は岩波の味方だ。あの国の御用メディアはすでに、岩波擁護の論評を出し、訂正要求の動きをせせら笑って見せている。『広辞苑』で「虎の威を借る狐」を引くと、「有力者の権勢をかさに着て威張るつまらぬ者のたとえ」とあるが、もし岩波が、そのような中国をバックにして自信満々となり、日本人、台湾人を見下すというのなら、まさに「中国の威を借る岩波」ということになる。
そうした中、いよいよ台湾政府が抗議の声を上げた。
台湾の駐日大使館に当たる駐日代表処は十二月十三日、「岩波書店『広辞苑』の台湾に関わる誤記に関して」と題する声明を発表。次のように報告している。
―――株式会社岩波書店発行の「広辞苑」第6版第6刷の台湾に関わる記述において、「中華人民共和国行政区分」の資料地図を引用し、台湾が中華人民共和国の「台湾省」として紹介されるなど事実と異なる内容が見受けられることに対し、台北駐日経済文化代表処は12月11日、政府を代表して同社に厳正な異議を表するとともに、しかるべき修正を強く要望した。
―――中華民国台湾は独立主権国家であり、断じて中華人民共和国の一部ではない。当代表処は同社に対し、今後同書の編纂にあたり、この厳然たる事実に基づき、誤解を招かぬように注意するよう申し入れた。
日本におけるこの問題を台湾政府に通報したのは在日台湾同郷会の王紹英会長だ。

蔡英文総統に岩波問題に関する報告を行った在日台湾同郷会の
王紹英会長
『広辞苑』の誤記により台湾の尊厳が傷つくとともに、日本国民に厳重な誤解を与えることを懸念した王氏は十一月十九日、抗議と訂正要求の文書を岩波書店に送付している。だが岩波書店からは何の返答も得られず、そこで十二月四日、蔡英文総統に書簡を送り、次のような切実な訴えを行っている。
「岩波書店は長い歴史を持つ出版社で、それが発行する広辞苑は、日本文化界で歓迎され、極めて大きな権威を持ち、その影響力の大きさについては今更説明するまでもない。台湾に関する誤記は日本の利用者に誤解をもたらすばかりか、我が国にとっても不利である」
「蔡総統が適切な方式で抗議を行い、利用者に真実を伝え、また我々の訴えに対しても力を与えていただきたい」

蔡英文総統
この書簡は七日、駐日代表処から公文書として本国政府に伝達され、そしてその結果、外交部(外務省)から代表処に対し、上記の措置を取るよう指示が出るに至ったというわけだ。
以上の如く『広辞苑』は、国内の購読者や利用者に対してだけでなく、台湾二千三百万の国民に向かっても謝罪しなければならない状況なのである。
日本国内で国民的辞書と讃えられる『広辞苑』は、果たして台湾政府の真実の声と中国の捏造プロパガンダのいずれに従うのか。
■『広辞苑』第6版の誤りを第7版(1月発行)で訂正するよう求めよう!
「台湾」の項目―「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰」は誤り!
「日中共同声明」の項目―「日本は台湾が台湾が中華人民共和国に帰属することを実質的に認めた」は誤り!
「中華人民共和国」の項目―「中華人民共和国行政区分」図に「台湾省」を含めるのは誤り!
・岩波書店『広辞苑』編集部
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