岩波書店に誤記訂正の意思はない？／中国に媚び国民を裏切る『広辞苑』問題ー台湾研究フォーラム報告
2017/12/07/Thu
我が台湾研究フォーラムが岩波書店へ赴き、同社発刊の『広辞苑』の、台湾は古来中国領土であるとの中国政府の虚構宣伝に基づく誤記を、来年一月刊行予定の第七版で訂正するよう求める文書を手交したのは十一月二十二日。その日、対応に出た辞典編集部課長は「訂正するかどうかは必ず検討する」と話していた。
ちなみに我が方が文書で指摘した誤記は、
１、【台湾】の項目における「明末清初、鄭成功がオランダ植民者を追い出して中国領となった」という部分。
２、【台湾】の項目における「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰し」との部分。
３、【中華人民共和国】の項目で「台湾省」なるを含める「中華人民共和国行政区分」
４、【日中共同声明】の項目での「日本が･･･台湾がこれ（中華人民共和国）に帰属することを実質的に認め」とする部分。
どれもが中国の虚偽の宣伝に従属したが故の誤記と言える。そこで文書では誤記の誤記たる所以も詳細に記した。
何も難しいことはない。中国の宣伝よりも我が方の指摘の方が正しいことは、ちょっと調べれば明白なはずだ。そして訂正をしなければ、今後の購読者には申し訳が立たないと慌てるはずである。
ところが岩波書店は、あまり慌てていないようなのだ。
11月、訂正要請文を届けるため岩波書店を訪れた台湾研究
フォーラムの飯田孝一幹事長。後日電話で岩波に訂正の意
思の有無を確認したとろ･･･
我が会を代表して岩波書店に文書を届けた飯田孝一幹事長が本十二月七日、「訂正をするかどうかの検討」の結果を聞こうと、前出の辞典編集部課長に電話を入れたところ、「検討することにしているが、その時期については回答できない」と言われたそうだ。
「第七版での訂正に間に合わないのでは」と急かす飯田氏に課長は「そう簡単には行かない」と答えたとか。
飯田氏は、第七版での訂正が間に合わなかった場合を例に挙げ、「電子版だけでも訂正できるか」と聞くと、「（書籍版）と同じ物を出す」として、電子版だけの訂正はしない方針であることも明らかにしたが、このインチキさは何か。
こうした話を飯田氏から聞いて思い出したのが「黒心」という漢語である。
それは心の内で悪意を抱いているとの意味で、例えば台湾では品質基準に満たない粗悪品を「黒心商品」と呼び、有害食品を「黒心食品」などと呼んで、その排斥、追放が叫ばれているが、もし岩波書店が誤記を知りながらそれを正さず、そうした事実に合わない誤った情報が購読者に刷り込まれても気にしないというのであれば、まさに『広辞苑』は「黒心辞書」、岩波書店は「黒心出版社」ということになるだろう。
こうした「先延ばし工作」としか見えない不誠実な対応に、飯田氏が「後回しされている印象を受ける」と伝えると、相手は「決してそうではない。検討はする」と断言したそうだが、もし「黒心出版社」なら、そのような誤魔化しで抗議の声が収まつことなど平気でやるのだろう。
そもそも岩波書店に「黒心」がなければ、最初から中国の虚構宣伝に加担することもなかったと思うが。
いずれにせよ、台湾研究フォーラムは岩波書店の訂正を訴え続けて行くつもりである。中国覇権主義の「一つの中国」プロパガンダ（台湾併呑を正当化する宣伝）から、この日本の国民、社会を守るとともに、中国の侵略から台湾、そしてこの日本を含むアジア太平洋を守るとの一念からだ。
【参考】台湾研究フォーラムの訂正文手交の記録（附：原文）
岩波書店に訂正要請文を手交！許されない『広辞苑』の中国プロパガンダへの加担 17/11/30
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3243.html
■『広辞苑』第6版の誤りを第7版（1月発行）で訂正するよう求めよう！
「台湾」の項目―「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰」は誤り！
「日中共同声明」の項目―「日本は台湾が台湾が中華人民共和国に帰属することを実質的に認めた」は誤り！
「中華人民共和国」の項目―「中華人民共和国行政区分」図に「台湾省」を含めるのは誤り！
・岩波書店『広辞苑』編集部
電話０３－５２１０－４１７８
フェイスブックメッセージ https://www.facebook.com/iwanami.kojien/?fref=ts
・岩波書店問合せ
https://www.iwanami.co.jp/contact/
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岩波『広辞苑』に訂正要求！（１）―日本は台湾を中国領土と認めていない 17/11/16
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3236.html
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１、【台湾】の項目における「明末清初、鄭成功がオランダ植民者を追い出して中国領となった」という部分。
２、【台湾】の項目における「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰し」との部分。
３、【中華人民共和国】の項目で「台湾省」なるを含める「中華人民共和国行政区分」
４、【日中共同声明】の項目での「日本が･･･台湾がこれ（中華人民共和国）に帰属することを実質的に認め」とする部分。
どれもが中国の虚偽の宣伝に従属したが故の誤記と言える。そこで文書では誤記の誤記たる所以も詳細に記した。
何も難しいことはない。中国の宣伝よりも我が方の指摘の方が正しいことは、ちょっと調べれば明白なはずだ。そして訂正をしなければ、今後の購読者には申し訳が立たないと慌てるはずである。
ところが岩波書店は、あまり慌てていないようなのだ。
11月、訂正要請文を届けるため岩波書店を訪れた台湾研究
フォーラムの飯田孝一幹事長。後日電話で岩波に訂正の意
思の有無を確認したとろ･･･
我が会を代表して岩波書店に文書を届けた飯田孝一幹事長が本十二月七日、「訂正をするかどうかの検討」の結果を聞こうと、前出の辞典編集部課長に電話を入れたところ、「検討することにしているが、その時期については回答できない」と言われたそうだ。
「第七版での訂正に間に合わないのでは」と急かす飯田氏に課長は「そう簡単には行かない」と答えたとか。
飯田氏は、第七版での訂正が間に合わなかった場合を例に挙げ、「電子版だけでも訂正できるか」と聞くと、「（書籍版）と同じ物を出す」として、電子版だけの訂正はしない方針であることも明らかにしたが、このインチキさは何か。
こうした話を飯田氏から聞いて思い出したのが「黒心」という漢語である。
それは心の内で悪意を抱いているとの意味で、例えば台湾では品質基準に満たない粗悪品を「黒心商品」と呼び、有害食品を「黒心食品」などと呼んで、その排斥、追放が叫ばれているが、もし岩波書店が誤記を知りながらそれを正さず、そうした事実に合わない誤った情報が購読者に刷り込まれても気にしないというのであれば、まさに『広辞苑』は「黒心辞書」、岩波書店は「黒心出版社」ということになるだろう。
こうした「先延ばし工作」としか見えない不誠実な対応に、飯田氏が「後回しされている印象を受ける」と伝えると、相手は「決してそうではない。検討はする」と断言したそうだが、もし「黒心出版社」なら、そのような誤魔化しで抗議の声が収まつことなど平気でやるのだろう。
そもそも岩波書店に「黒心」がなければ、最初から中国の虚構宣伝に加担することもなかったと思うが。
いずれにせよ、台湾研究フォーラムは岩波書店の訂正を訴え続けて行くつもりである。中国覇権主義の「一つの中国」プロパガンダ（台湾併呑を正当化する宣伝）から、この日本の国民、社会を守るとともに、中国の侵略から台湾、そしてこの日本を含むアジア太平洋を守るとの一念からだ。
【参考】台湾研究フォーラムの訂正文手交の記録（附：原文）
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http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3243.html
■『広辞苑』第6版の誤りを第7版（1月発行）で訂正するよう求めよう！
「台湾」の項目―「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰」は誤り！
「日中共同声明」の項目―「日本は台湾が台湾が中華人民共和国に帰属することを実質的に認めた」は誤り！
「中華人民共和国」の項目―「中華人民共和国行政区分」図に「台湾省」を含めるのは誤り！
・岩波書店『広辞苑』編集部
電話０３－５２１０－４１７８
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