胡散臭い「孔子平和賞」が今年もー評価されたカンボジア首相の中国迎合
2017/11/02/Thu
今年の孔子平和賞の受賞者が決まったそうだ。十一月二日付の産経新聞は次のように報じている。
―――ノーベル平和賞に対抗して中国で創設された「孔子平和賞」の今年の受賞者に、南シナ海問題で中国の主張を支持する姿勢を打ち出したカンボジアのフン・セン首相(66)が選ばれたことが1日わかった。中国の国益への“貢献度”が同賞選考の基準になっていることが改めて鮮明となった。
―――授賞理由について主催団体は、南シナ海問題をめぐる仲裁裁定が出される直前の昨年6月、フン・セン氏が裁定を支持しない立場を示し2国間交渉による解決を呼びかけたと説明。「南シナ海の平和に貢献し、現代の人類平和史における偉大な範例となった」と持ち上げた。
―――孔子平和賞はノーベル平和賞に対抗するため2010年末に中国の大学教授らが創設した。ロシアのプーチン大統領やキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長らが受賞し、鳩山由紀夫、村山富市両元首相らも授賞候補になったことがある。
もっとも、プーチンもカストロも、あるいは他の受賞者も、中国人以外はみなこの賞を無視している。なぜなら、とにかく胡散臭いだけで何の権威も伴っていないからだろう。もともと中国民主運動家の劉暁波氏にノーベル平和賞が授与されたのに反撥の声が上がった中国で創設されたものだが、中国政府は取り敢えずそれへの関与を否定している。
そしてこのような茶番は、最近は中国メディアですら、あまり報道していないようだ。それでも今回産経新聞がわざわざ報道したのは、きっと「中国の国益への“貢献度”が同賞選考の基準になっていることが改めて鮮明となった」との点に着目したからだろう。
たしかに孔子平和賞を巡って注目すべきは、いったい誰が中国に「貢献」しているかだ。ちなみに今回、フン・セン氏以外には次の名が受賞候補として挙がっていた。

パンチェン・ラマ十一世
ドゥテルテ比大統領
アサド・シリア大統領
メルケル独首相
星雲法師(国際仏光会世界総会会長)
中国道教協会
学誠法師(中国仏教協会会長)
フランシスコ・ローマ法王
廷参法師(河北省仏教協会副会長)
九月に候補者が決定した直後、中国国営通信社の中国新聞社は「フンセン・カンボジア首相を含む九人(※実際には八個人及び一団体)が候補者に選ばれた」と報道していたから、最初からフン・セン氏に内定していたのかもしれない。
フン・セン氏がどう対応するかが見ものだ。万が一受賞するようなこととなれば、中国への「貢献度」というより、「傀儡度」の高さが話題となろう。
かつて候補に挙がった鳩山由紀夫、村山富市両氏が、もし受賞を果たしていれば、もしかしたら嬉々として賞を受け取ったのではないかと想像している。なぜなら彼らは公然たる中国の傀儡だからだ。
そして仮に受け取りを拒否しても、そのように選ばれただけで日本国民に、「親中派とは中国覇権主義の傀儡である」ということがより日本国民に理解されたことと思う。
馬鹿馬鹿しいと言う勿れ。来年も引き続き、この孔子平和賞に注目したい。
【過去の関連記事】
ノーベル賞に対抗!「孔子平和賞」騒動に見る「中共的平和観」は侮れない 10/12/09
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1363.html
期待!鳩山由紀夫に孔子平和賞か 14/10/13
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2441.html
無念!鳩山由紀夫が孔子平和賞を逃す 14/12/13
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2476.html
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―――ノーベル平和賞に対抗して中国で創設された「孔子平和賞」の今年の受賞者に、南シナ海問題で中国の主張を支持する姿勢を打ち出したカンボジアのフン・セン首相(66)が選ばれたことが1日わかった。中国の国益への“貢献度”が同賞選考の基準になっていることが改めて鮮明となった。
―――授賞理由について主催団体は、南シナ海問題をめぐる仲裁裁定が出される直前の昨年6月、フン・セン氏が裁定を支持しない立場を示し2国間交渉による解決を呼びかけたと説明。「南シナ海の平和に貢献し、現代の人類平和史における偉大な範例となった」と持ち上げた。
―――孔子平和賞はノーベル平和賞に対抗するため2010年末に中国の大学教授らが創設した。ロシアのプーチン大統領やキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長らが受賞し、鳩山由紀夫、村山富市両元首相らも授賞候補になったことがある。
もっとも、プーチンもカストロも、あるいは他の受賞者も、中国人以外はみなこの賞を無視している。なぜなら、とにかく胡散臭いだけで何の権威も伴っていないからだろう。もともと中国民主運動家の劉暁波氏にノーベル平和賞が授与されたのに反撥の声が上がった中国で創設されたものだが、中国政府は取り敢えずそれへの関与を否定している。
そしてこのような茶番は、最近は中国メディアですら、あまり報道していないようだ。それでも今回産経新聞がわざわざ報道したのは、きっと「中国の国益への“貢献度”が同賞選考の基準になっていることが改めて鮮明となった」との点に着目したからだろう。
たしかに孔子平和賞を巡って注目すべきは、いったい誰が中国に「貢献」しているかだ。ちなみに今回、フン・セン氏以外には次の名が受賞候補として挙がっていた。

パンチェン・ラマ十一世
ドゥテルテ比大統領
アサド・シリア大統領
メルケル独首相
星雲法師(国際仏光会世界総会会長)
中国道教協会
学誠法師(中国仏教協会会長)
フランシスコ・ローマ法王
廷参法師(河北省仏教協会副会長)
九月に候補者が決定した直後、中国国営通信社の中国新聞社は「フンセン・カンボジア首相を含む九人(※実際には八個人及び一団体)が候補者に選ばれた」と報道していたから、最初からフン・セン氏に内定していたのかもしれない。
フン・セン氏がどう対応するかが見ものだ。万が一受賞するようなこととなれば、中国への「貢献度」というより、「傀儡度」の高さが話題となろう。
かつて候補に挙がった鳩山由紀夫、村山富市両氏が、もし受賞を果たしていれば、もしかしたら嬉々として賞を受け取ったのではないかと想像している。なぜなら彼らは公然たる中国の傀儡だからだ。
そして仮に受け取りを拒否しても、そのように選ばれただけで日本国民に、「親中派とは中国覇権主義の傀儡である」ということがより日本国民に理解されたことと思う。
馬鹿馬鹿しいと言う勿れ。来年も引き続き、この孔子平和賞に注目したい。
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無念!鳩山由紀夫が孔子平和賞を逃す 14/12/13
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