台湾の祝意受ける安倍政権―その知られざる外交戦略上の業績とは
2017/10/23/Mon
十月二十二日に投票が行われた衆議院選挙では自民党が圧勝。これに対する海外の反応はどうか。
中国では国営新華社通信が「安倍勝利で憲法改正への動きは加速か」と警戒感を示しているが、一方“反日中国”とは異なる“親日台湾”では、それと異なる反応が。

蔡英文総統は安倍晋三首相に対し、およそ次のような祝意を伝達している。
―――日本と台湾は近隣で人民の往来は盛んであり、関係は密接。各領域で多くの有意義な協力、交流が行われている。安倍氏のこれまでの台日協力の重視と、台湾の国際機関への参与への支持に感謝している。
―――今後、安倍氏の指導下で両国関係が更に深化し続け、両国人民の福祉面での進展、地域の繁栄、安定の維持に資することに期待する。

これを単なる親日国家であるがゆえのリップサービスなどと受け止めるべきではない。
なぜなら中国の圧迫を受け続ける蔡英文政権の安倍政権への「感謝」「期待」は、実際には日本人一般が想像するより大きいものだからである。
「基本的価値観を共有する重要なパートナーであり友人」と繰り返し表明する安倍政権。中国への過剰配慮で台湾に冷淡な態度を示し続けていた一昔前では考えられないことだ。
今年に入ってからも対台湾関係を大きく進展させている。たとえば対台湾交流窓口機関、交流協会の日本台湾交流協会への改称や、初の副大臣級による台湾への公務訪問(赤間二郎総務副大臣の訪台)などはそうだろう。これらは中国を激怒させたが、それほどあの国に遠慮することなく、両国関係を「深化」させたという訳で、台湾から見れば頼もしい限りであるはずだ。
台湾のWHOへのオブザーバー参加やTPP参加に支持を表明したことも、国際社会で中国による活動妨害を受け続ける台湾を大いに励ましている。
中国では習近平主席が十八日の党大会での演説で、「祖国統一」(台湾併呑)を歴史的任務だと強調し、「台湾独立」(台湾が統一に応じない状況を指す)に断固反対するとの姿勢を鮮明にした。そうした中国からの不当な圧力のますますの強化が予測される中、台湾の安倍政権の「地域の繁栄、安定の維持」に対する「期待」はますます高まるばかりに違いない。
だからこそ私のところにも、台湾の何人かの友人から、今回の選挙結果に対する喜びの声が届いている。
もっとも残念なことに、この台湾という戦略的に「重要なパートナー」から安倍政権が高く評価されていることは、日本ではあまり知られていない。それだけでも歴史に刻まれるべき外交戦略上の業績だと思うのだが。
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署名(連署)用紙 http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
連署漢語説明 http://2020taiwan-seimei.tokyo/petition_tw.html
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蔡英文総統は安倍晋三首相に対し、およそ次のような祝意を伝達している。
―――日本と台湾は近隣で人民の往来は盛んであり、関係は密接。各領域で多くの有意義な協力、交流が行われている。安倍氏のこれまでの台日協力の重視と、台湾の国際機関への参与への支持に感謝している。
―――今後、安倍氏の指導下で両国関係が更に深化し続け、両国人民の福祉面での進展、地域の繁栄、安定の維持に資することに期待する。

これを単なる親日国家であるがゆえのリップサービスなどと受け止めるべきではない。
なぜなら中国の圧迫を受け続ける蔡英文政権の安倍政権への「感謝」「期待」は、実際には日本人一般が想像するより大きいものだからである。
「基本的価値観を共有する重要なパートナーであり友人」と繰り返し表明する安倍政権。中国への過剰配慮で台湾に冷淡な態度を示し続けていた一昔前では考えられないことだ。
今年に入ってからも対台湾関係を大きく進展させている。たとえば対台湾交流窓口機関、交流協会の日本台湾交流協会への改称や、初の副大臣級による台湾への公務訪問(赤間二郎総務副大臣の訪台)などはそうだろう。これらは中国を激怒させたが、それほどあの国に遠慮することなく、両国関係を「深化」させたという訳で、台湾から見れば頼もしい限りであるはずだ。
台湾のWHOへのオブザーバー参加やTPP参加に支持を表明したことも、国際社会で中国による活動妨害を受け続ける台湾を大いに励ましている。
中国では習近平主席が十八日の党大会での演説で、「祖国統一」(台湾併呑)を歴史的任務だと強調し、「台湾独立」(台湾が統一に応じない状況を指す)に断固反対するとの姿勢を鮮明にした。そうした中国からの不当な圧力のますますの強化が予測される中、台湾の安倍政権の「地域の繁栄、安定の維持」に対する「期待」はますます高まるばかりに違いない。
だからこそ私のところにも、台湾の何人かの友人から、今回の選挙結果に対する喜びの声が届いている。
もっとも残念なことに、この台湾という戦略的に「重要なパートナー」から安倍政権が高く評価されていることは、日本ではあまり知られていない。それだけでも歴史に刻まれるべき外交戦略上の業績だと思うのだが。
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