NHK-中共の人権侵害を報じるも忠誠心は忘れない
2017/09/18/Mon
日本ではそれほど報道されていないが、台湾では大きな関心が寄せられているのが、中共による李明哲氏の身柄拘束問題だ。中国人権問題に取り組んできたこの台湾人を「国家政権転覆の容疑で逮捕した」などと大袈裟に宣伝する非道に、怒りの声が高まっているのである。
そしていよいよこの人の裁判が始まると、日本のメディアも報道に乗り出した。NHKは九月十二日、次のように報じている。
―――台湾の与党・民進党の元職員の男性がインターネット上で中国政府を(ママ)批判を繰り返して、中国を訪問した際に拘束され、国家を転覆しようとした罪に問われた裁判が始まりました。台湾当局は正当な法的手続きを踏んでいないと批判する声明を発表しました。

それでは中共は、なぜここまで大袈裟な台湾人迫害ショーを演じるのか。それに関しNHKはこう伝える。
―――この裁判について、中国側としては台湾の人たちが中国のインターネット上で政府を批判する動きが広がらないようけん制する狙いがあるものと見られます。
また、こんなことも。
―――中国と台湾をめぐっては、民進党の蔡英文政権が「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れておらず、関係が冷え込んでいます。
つまり、馬英九政権とは違い「一つの中国」原則を認めない蔡英文政権を、こうした手段で揺さぶろうとしている可能性もあるということか。
実際にそうした見方も広く持たれている。たとえば、昨年習近平批判の公開書簡を発表して一時拘束された中国の著名コラムニスト、賈葭氏は先頃、台湾で開催されたシンポジウム席上、次のように分析した。
「李明哲氏の失踪にはたいへん驚いた。台湾と台湾人が九二年コンセンサス(「一つの中国」での合意)を受け入れようとしないため、彼を捕えて反応を見ようとしていると感じた。中共はさまざまな手段で台湾に圧力を掛けてきた。あの統治の論理からすれば、李明哲氏の次は何を台湾から奪うことができるかを測っているのだ」
たしかに中共という恫喝集団に、蔡英文政権への恫喝という動機がないはずはない。何が何でも同政権に「一つの中国」なるフィクションを呑ませて台湾併呑へと歩を進めるのが、この侵略主義勢力の目下の最重要課題だからだ。
そしてそこで問題にしなければならないのが、今回のNHKの報道である。
上の報道内容をチェックすればわかることだが、中国政府については「中国政府」と呼ぶが、台湾政府については「台湾当局」と書き換えているではないか。
日本語で「当局」と呼ぶのは間違いではないが、しうかしなぜこうした表現の差異を設けるのか。
実はこうした不可解な報道は今回はじめてではない。NHKは「一つの中国」のフィクションを受け入れて報道しているのである。
中共は国内御用メディアに対し、台湾政府を「政府」ではなく「当局」と呼ぶよう言論統制を加えている。つまり国の政府の印象が持たれる「政府」ではなく、地方政府、偽政府との響きがある「当局」の呼称を用いよというわけだが、NHKは日本のメディアでありながら、進んでこの侵略主義者の言論統制に服しているのである。
ここまで中共に忠誠を示すNHK。この公共放送はしばしば中国寄りだと批判されるが、それが全くの事実であることは、これだけでも理解できよう。
今回の報道にしても、取り敢えずは李明哲氏の人権に関心を寄せては見たが、実際にはどこまで真剣にそれを問題視しているかはわからないのである。中国問題に関しては人権最優先ではないのだから。
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協議会HP http://2020taiwan-seimei.tokyo/index.html
署名(連署)用紙 http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
連署漢語説明 http://2020taiwan-seimei.tokyo/petition_tw.html
そしていよいよこの人の裁判が始まると、日本のメディアも報道に乗り出した。NHKは九月十二日、次のように報じている。
―――台湾の与党・民進党の元職員の男性がインターネット上で中国政府を(ママ)批判を繰り返して、中国を訪問した際に拘束され、国家を転覆しようとした罪に問われた裁判が始まりました。台湾当局は正当な法的手続きを踏んでいないと批判する声明を発表しました。

それでは中共は、なぜここまで大袈裟な台湾人迫害ショーを演じるのか。それに関しNHKはこう伝える。
―――この裁判について、中国側としては台湾の人たちが中国のインターネット上で政府を批判する動きが広がらないようけん制する狙いがあるものと見られます。
また、こんなことも。
―――中国と台湾をめぐっては、民進党の蔡英文政権が「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れておらず、関係が冷え込んでいます。
つまり、馬英九政権とは違い「一つの中国」原則を認めない蔡英文政権を、こうした手段で揺さぶろうとしている可能性もあるということか。
実際にそうした見方も広く持たれている。たとえば、昨年習近平批判の公開書簡を発表して一時拘束された中国の著名コラムニスト、賈葭氏は先頃、台湾で開催されたシンポジウム席上、次のように分析した。
「李明哲氏の失踪にはたいへん驚いた。台湾と台湾人が九二年コンセンサス(「一つの中国」での合意)を受け入れようとしないため、彼を捕えて反応を見ようとしていると感じた。中共はさまざまな手段で台湾に圧力を掛けてきた。あの統治の論理からすれば、李明哲氏の次は何を台湾から奪うことができるかを測っているのだ」
たしかに中共という恫喝集団に、蔡英文政権への恫喝という動機がないはずはない。何が何でも同政権に「一つの中国」なるフィクションを呑ませて台湾併呑へと歩を進めるのが、この侵略主義勢力の目下の最重要課題だからだ。
そしてそこで問題にしなければならないのが、今回のNHKの報道である。
上の報道内容をチェックすればわかることだが、中国政府については「中国政府」と呼ぶが、台湾政府については「台湾当局」と書き換えているではないか。
日本語で「当局」と呼ぶのは間違いではないが、しうかしなぜこうした表現の差異を設けるのか。
実はこうした不可解な報道は今回はじめてではない。NHKは「一つの中国」のフィクションを受け入れて報道しているのである。
中共は国内御用メディアに対し、台湾政府を「政府」ではなく「当局」と呼ぶよう言論統制を加えている。つまり国の政府の印象が持たれる「政府」ではなく、地方政府、偽政府との響きがある「当局」の呼称を用いよというわけだが、NHKは日本のメディアでありながら、進んでこの侵略主義者の言論統制に服しているのである。
ここまで中共に忠誠を示すNHK。この公共放送はしばしば中国寄りだと批判されるが、それが全くの事実であることは、これだけでも理解できよう。
今回の報道にしても、取り敢えずは李明哲氏の人権に関心を寄せては見たが、実際にはどこまで真剣にそれを問題視しているかはわからないのである。中国問題に関しては人権最優先ではないのだから。
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