日本のマスコミが初報道!台湾で盛り上がる東京五論「正名」運動
2017/08/24/Thu
■台湾人に喜ばれた産経新聞の報道
東京五輪では台湾選手団を「チャイニーズタイペイ」から「台湾」へ改めようと求めるのが我々日台の民間が推進中の二〇二〇東京五輪台湾正名運動だが、現在それが台湾でかつてないほど盛り上がっている。八月十九日から開催中の台北ユニバーシアードを東京五輪の前哨戦と見立て、アピール活動が強化されているのだ。

ユニバーシアードのお開催を機に盛り上がる台湾正名運動
そして共同通信がこれに注目したようだ。二十二日、この状況を伝える記事を配信した。そしてそれを産経新聞のネットニュースが転載している。その見出しは以下の通り。
“「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」呼称に拒否感 「台湾」へ改名運動も ユニバーシアード大会”
嬉しい話だ。何しろ日本のマスメディアにこの運動を取り上げられるのは初めてだからだ。
これも台湾人が内外に向けて懸命にアピールした成果である。早速向こうで頑張る人達にこの記事を送ったところ、やはり大層喜ばれた。
■「チャイニーズタイペイ」の名は台湾を殖民地扱い
以下にその記事の全文を掲げよう。
―――台北市で開会中の学生スポーツの祭典、ユニバーシアードで台湾の呼称は五輪に準じ「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」と表記されるが、台湾では「台湾に改称するよう求めよう」との議論が起きている。開幕前の12日には、市内で「台湾は中華台北とは違う」と書いた巨大な横断幕を掲げた集会が開かれた。
―――民間シンクタンク、台湾民意基金会による最近の世論調査では「中華台北」の名称を望まない人が48%に上り、望む人の42%を上回った。
―――「中華台北」の呼称をめぐっては、1971年に中華人民共和国が国連に加盟後、同国はスポーツなどでも「一つの中国」原則に基づき「中華民国」(台湾)の排除に動き、79年に名古屋で開かれた国際オリンピック委員会(IOC)会議で現在の呼称への変更を決議した経緯がある。(共同)

チャイニーズタイペイとは「中国領台北」の意だ。イングリッシュバージンアイランズ(イギリス領バージン諸島)、フレンチポリネシア(フランス領ポリネシア)、アメリカンサモア(アメリカ領サモア)といった殖民地と同じ類の名称である。そして中国による台湾併呑を正当化する宣伝効果も伴うわけだから、そうしたものを拒絶する台湾人の心の声が日本でも報じられたのは何よりである。
■台湾人は「中華」と自称することに違和感はないか
ところで、この記事で気になるのは、「中華台北」の名称を望む人が四二%に達しているという世論調査結果だ。
正確にこれを言うと、今回のユニバーシアードで台湾選手団が「中華台北」の名で参加することをどう思うかとの設問に対し、「気に入らない」(不喜歓)との回答が四七・八%(「あまり気に入らない」が二八・七%で、「まったく気に入らない」が一九・一%)であるのに対し、「気に入っている」(喜歓)との答えが四一・六%(「とても気に入っている」が六・五%で、「まあまあ気に入っている」が三五・一%)だったのだ。
これについて台湾民意基金会の責任者は、次のような分析を見せた。
「四二%が『気に入っている』と答えたのは、多くの台湾人が、現段階では中華台北の名称の押し付けを受け入れざるを得ないと考えていることを指し示す」と。
つまりその名称を拒否すれば、中国が猛反撥して台湾はIOCから除名され、ますます国際社会で孤立して行かねないのでやむを得ないと考える人が大勢いるということらしい。したがって「気に入っている」との回答には、「これで良しとせざるを得ない」という程度の意味の物も多く含まれているのだろう。
しかしそれにしても、「中華」(チャイナ)と自称することに、多くの人々はあまり違和感はないのだろうか。
■「中華」は中華民国の略称ではない
実は昨年末にシンクタンク台湾智庫が実施した世論調査によると、国際的な活動に参加する際に相応しい台湾の名称は何かとの問いに、五一%が「台湾」、三四・六%が「中華民国」が好ましいと応え、「中華台北」を好とするのはわずか九%だった。
それに照らして考えれば、今回の調査で「中華台北」を「気に入っている」と回答した者の多くは「中華台北」の「中華」を「中華民国」の意味だと思い込み、それでその名を支持しているのではないかとも思えるのだ。
事実なら、それは極めて危険な誤解である。IOCは中国の「一つの中国」宣伝を受け入れた上で「チャイニーズタイペイ」の名を強要しているのだ。すなわちこのこの「チャイナ」(中華)とは中華人民共和国以外にないのであって、断じて「中華民国」ではあり得ない。
実際に台湾でそのような誤解は広く見られるのか。そこで私はフェイスブックで、そのことを台湾の人々に尋ねたところ、たくさんの回答を得ることができた。
■日本メディアが報じたのは「台湾人の覚醒」だった
その中には、「私の周辺に中華台北の名を好しとする者など一人もいない」とするなどで、今回の世論調査結果の信憑性を疑う声が複数見られた。
しかしその一方で、「中華台北」の名を受け入れざるを得なくなった蒋経国時代の国民党政権は、その「中華」は「中華民国」を指すと宣伝したため、それに騙される人々がいるとの証言もあった。
また、上記のように国際社会での「中華台北」の名の受け入れはやむを得ないと考える人々が大勢いる一方で、政治のことは何も分からず、そして何も考えずに「中華台北」の名を受け入れる者も少なくないとの指摘も多数もらった。かつての国民党による中国人化の洗脳教育の影響で、「中華」(チャイナ)の名称に何の違和感も抱かない者は多数いるとの説明も多かった。
以上のような指摘は現実に符合しているのではないか。実際に今回の調査で「中華台北」が「気に入らない」との回答比率は、回答者の学歴が高いほど高く、また年齢が低いほど高いようだ。たとえば二十四歳以下の若年層では六二%もが「気に入らない」と答えている。
ただそのような台湾の思想状況に照らせば、台湾での台湾正名運動の目下の広がりは、あの国の人々がかつての洗脳教育の影響や、そういったものも相俟って蔓延してきた政治への無関心(思考停止)、事勿れ主義から脱却しつつあることを物語っているように思えるのだ。
そしてそういった動きは、もし中国に反対されればもっと加速するだろう。そしてもし日本など外国から励ましの声が起これば、やはりもっと加速することだろう。
せっかく日本のマスメディアが報道したのだ。これを機に日本人も「台湾の覚醒」に期待し、応援してはどうだろうか。
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2020東京五輪(奧運)「台湾正名」推進協議会に参加を!
協議会HP http://2020taiwan-seimei.tokyo/index.html
署名(連署)用紙 http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
連署漢語説明 http://2020taiwan-seimei.tokyo/petition_tw.html
東京五輪では台湾選手団を「チャイニーズタイペイ」から「台湾」へ改めようと求めるのが我々日台の民間が推進中の二〇二〇東京五輪台湾正名運動だが、現在それが台湾でかつてないほど盛り上がっている。八月十九日から開催中の台北ユニバーシアードを東京五輪の前哨戦と見立て、アピール活動が強化されているのだ。

ユニバーシアードのお開催を機に盛り上がる台湾正名運動
そして共同通信がこれに注目したようだ。二十二日、この状況を伝える記事を配信した。そしてそれを産経新聞のネットニュースが転載している。その見出しは以下の通り。
“「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」呼称に拒否感 「台湾」へ改名運動も ユニバーシアード大会”
嬉しい話だ。何しろ日本のマスメディアにこの運動を取り上げられるのは初めてだからだ。
これも台湾人が内外に向けて懸命にアピールした成果である。早速向こうで頑張る人達にこの記事を送ったところ、やはり大層喜ばれた。
■「チャイニーズタイペイ」の名は台湾を殖民地扱い
以下にその記事の全文を掲げよう。
―――台北市で開会中の学生スポーツの祭典、ユニバーシアードで台湾の呼称は五輪に準じ「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」と表記されるが、台湾では「台湾に改称するよう求めよう」との議論が起きている。開幕前の12日には、市内で「台湾は中華台北とは違う」と書いた巨大な横断幕を掲げた集会が開かれた。
―――民間シンクタンク、台湾民意基金会による最近の世論調査では「中華台北」の名称を望まない人が48%に上り、望む人の42%を上回った。
―――「中華台北」の呼称をめぐっては、1971年に中華人民共和国が国連に加盟後、同国はスポーツなどでも「一つの中国」原則に基づき「中華民国」(台湾)の排除に動き、79年に名古屋で開かれた国際オリンピック委員会(IOC)会議で現在の呼称への変更を決議した経緯がある。(共同)

チャイニーズタイペイとは「中国領台北」の意だ。イングリッシュバージンアイランズ(イギリス領バージン諸島)、フレンチポリネシア(フランス領ポリネシア)、アメリカンサモア(アメリカ領サモア)といった殖民地と同じ類の名称である。そして中国による台湾併呑を正当化する宣伝効果も伴うわけだから、そうしたものを拒絶する台湾人の心の声が日本でも報じられたのは何よりである。
■台湾人は「中華」と自称することに違和感はないか
ところで、この記事で気になるのは、「中華台北」の名称を望む人が四二%に達しているという世論調査結果だ。
正確にこれを言うと、今回のユニバーシアードで台湾選手団が「中華台北」の名で参加することをどう思うかとの設問に対し、「気に入らない」(不喜歓)との回答が四七・八%(「あまり気に入らない」が二八・七%で、「まったく気に入らない」が一九・一%)であるのに対し、「気に入っている」(喜歓)との答えが四一・六%(「とても気に入っている」が六・五%で、「まあまあ気に入っている」が三五・一%)だったのだ。
これについて台湾民意基金会の責任者は、次のような分析を見せた。
「四二%が『気に入っている』と答えたのは、多くの台湾人が、現段階では中華台北の名称の押し付けを受け入れざるを得ないと考えていることを指し示す」と。
つまりその名称を拒否すれば、中国が猛反撥して台湾はIOCから除名され、ますます国際社会で孤立して行かねないのでやむを得ないと考える人が大勢いるということらしい。したがって「気に入っている」との回答には、「これで良しとせざるを得ない」という程度の意味の物も多く含まれているのだろう。
しかしそれにしても、「中華」(チャイナ)と自称することに、多くの人々はあまり違和感はないのだろうか。
■「中華」は中華民国の略称ではない
実は昨年末にシンクタンク台湾智庫が実施した世論調査によると、国際的な活動に参加する際に相応しい台湾の名称は何かとの問いに、五一%が「台湾」、三四・六%が「中華民国」が好ましいと応え、「中華台北」を好とするのはわずか九%だった。
それに照らして考えれば、今回の調査で「中華台北」を「気に入っている」と回答した者の多くは「中華台北」の「中華」を「中華民国」の意味だと思い込み、それでその名を支持しているのではないかとも思えるのだ。
事実なら、それは極めて危険な誤解である。IOCは中国の「一つの中国」宣伝を受け入れた上で「チャイニーズタイペイ」の名を強要しているのだ。すなわちこのこの「チャイナ」(中華)とは中華人民共和国以外にないのであって、断じて「中華民国」ではあり得ない。
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その中には、「私の周辺に中華台北の名を好しとする者など一人もいない」とするなどで、今回の世論調査結果の信憑性を疑う声が複数見られた。
しかしその一方で、「中華台北」の名を受け入れざるを得なくなった蒋経国時代の国民党政権は、その「中華」は「中華民国」を指すと宣伝したため、それに騙される人々がいるとの証言もあった。
また、上記のように国際社会での「中華台北」の名の受け入れはやむを得ないと考える人々が大勢いる一方で、政治のことは何も分からず、そして何も考えずに「中華台北」の名を受け入れる者も少なくないとの指摘も多数もらった。かつての国民党による中国人化の洗脳教育の影響で、「中華」(チャイナ)の名称に何の違和感も抱かない者は多数いるとの説明も多かった。
以上のような指摘は現実に符合しているのではないか。実際に今回の調査で「中華台北」が「気に入らない」との回答比率は、回答者の学歴が高いほど高く、また年齢が低いほど高いようだ。たとえば二十四歳以下の若年層では六二%もが「気に入らない」と答えている。
ただそのような台湾の思想状況に照らせば、台湾での台湾正名運動の目下の広がりは、あの国の人々がかつての洗脳教育の影響や、そういったものも相俟って蔓延してきた政治への無関心(思考停止)、事勿れ主義から脱却しつつあることを物語っているように思えるのだ。
そしてそういった動きは、もし中国に反対されればもっと加速するだろう。そしてもし日本など外国から励ましの声が起これば、やはりもっと加速することだろう。
せっかく日本のマスメディアが報道したのだ。これを機に日本人も「台湾の覚醒」に期待し、応援してはどうだろうか。
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