台湾で「南京大虐殺の軍刀」事件―国民党の反日宣伝は中共と同質
2017/08/19/Sat
八月十八日、台湾台北市の総統府の入り口で、日本軍の軍刀とされる刃物を持った男が憲兵を襲撃。日本でもマスコミ各社がこぞって報道している。
朝日新聞によると、
―――18日午前、台湾の台北市にある総統府に男が侵入しようとして、入り口を警備中の憲兵を刃物で切り付けた。憲兵は首にけがを負い、男は取り押さえられた。男は手荷物の中に中国国旗を持っており、当局の調べに対し、「総統府に中国国旗を掲げようと思った」と話しているという。
―――地元報道によると、男は無職の51歳の台湾人。事件直前、国防部が運営する博物館から、南京事件で使われた旧日本軍の軍刀とされる刀を盗み、総統府に向かった。ネット上に「偉大な中国の夢」などと書き込み、以前からネット上で中国との統一を望む立場を訴えていたという。

犯行で使われた「軍刀」には「南京の役 殺一〇七人」との文字が。博物館で展示されてきた有名な偽物だ

取り押さえられた犯人は中国国旗を持っていた。中国側から「英雄」と称賛されようとしたか
「南京事件で使われた軍刀とされる」というのが気になる。日本経済新聞は「台湾の親中派や中台統一派は反日的な傾向が強く、日本との関係強化を志向する蔡英文政権に不満を強めている」などと解説する。たしかにあのヒステリックな一派は、実質的に中国の傀儡と化していた国民党の馬英九政権に対してなら、今回のような襲撃はやるまい。
しかしそれはともかく、良識ある日本人なら、「南京事件で使われた」と聞くだけで、その由来、出処を疑うはずだ。
実際に産経新聞は次のように報じる。
―――男は直前に文物館(近くの「国軍歴史文物館」)から軍刀を盗み、総統府に向かった。軍刀は柄と刀身の間の切羽部分に「南京の役 殺一〇七人」と刻まれており、1937(昭和12)年の南京攻略戦の「百人斬り」の“証拠品”として展示されていた。
―――台湾メディアの一部は軍刀の由来に注目しているが、文物館のサイトには「九八式軍刀」との説明書きがある。事実であれば九八式の制式化は昭和13年のため、偽物の可能性が高い。
国軍歴史文物館とは国防部が管理する軍事博物館で、もともとは蒋介石時代に国民党軍としての中華民国軍を讃えるために開設された施設。「南京大虐殺」を含む「抗日戦争」も常設の展示テーマだ。
軍刀は終戦後に日本軍から接収した武器の一部で、戦後台湾へ渡った魏炳文中将が所持していたとされ、その死後に親族がこれを同館へ寄贈したのだが、実は台湾でも今回の事件を機に、「南京事件で使われた軍刀」の真贋論争がネット上巻き起こっている。
台湾紙中国時報によれば、以下のような疑問の声が聞かれるそうだ。
・百人以上も殺したのにまったく損傷が見られないのはおかしいのではないか。(※この軍刀は未使用の状態)
・この軍刀には「殺一〇七人」とあるが、東京日日新聞によれば二人の尉官が殺したのは百五人と百六人であり、数が符合しない。
・九八式軍刀は一九三八年以降のもの。どうして一九三七年の南京大虐殺で使われよう
中国時報は国民党寄りで、中共にもベッタリの反日メディアだが、それでもこうしたもっともな指摘には何の反論もできず、それが悔しいのか次のように説明する。
―――(国軍歴史文物館を管理する)国防部は、「この九八式軍刀はかつて南京大虐殺において百七人の同胞を殺した」と説明するのみで、特に「百人切り競争で使用された」とは言っていない
そして最後はこう書いて記事を結ぶのだ。
―――(中国の)「南京大虐殺記念館」の朱成山館長は「問題はどの刀ではなく、日本が侵略戦争で平民虐殺を楽しみ、非人道的な競争を行ったこと。当然糾弾されるべきだ」と述べる。
これに対し、台湾研究フォーラムのある会員は、「糾弾されるべきは、これまでこのような偽物を展示し、反日宣伝を続けてきた国民党だ」と語る。
確かにその通りだろう
ちなみに軍刀の「南京の役 殺一〇七人」なる刻み文字だが、日本人的な表現には見えないし、平仮名の「の」の字も外国人分の筆致ではないかな・・・と感じるのだ。とにかく「百人斬り」というのはフィクションであって、この軍刀がおそらく中国人が拵えたであろう粗末な偽物であることは確かである。
こんな代物でも平気で展示して反日宣伝に利用する国民党の感覚はいかにも恥知らずの中国式。中共の宣伝とも同質だが、台湾風とはとても言えない。
だからネット上では、そうしたことへの批判も噴出した。中には「何が抗日戦争だ。台湾人は当時日本国民だった」との声も聞かれた。
今回産経は、軍刀が「偽物の可能性が高い」との重要な指摘を行い、そうした可能性に一切触れなかった朝日の報道との差を見せたが、これを機会に従来の国民党寄りの報道姿勢も改めてはどうか。あまり接近し過ぎると、同党の嘘に感染してしまう恐れがあり、それでは読者も困るので。
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朝日新聞によると、
―――18日午前、台湾の台北市にある総統府に男が侵入しようとして、入り口を警備中の憲兵を刃物で切り付けた。憲兵は首にけがを負い、男は取り押さえられた。男は手荷物の中に中国国旗を持っており、当局の調べに対し、「総統府に中国国旗を掲げようと思った」と話しているという。
―――地元報道によると、男は無職の51歳の台湾人。事件直前、国防部が運営する博物館から、南京事件で使われた旧日本軍の軍刀とされる刀を盗み、総統府に向かった。ネット上に「偉大な中国の夢」などと書き込み、以前からネット上で中国との統一を望む立場を訴えていたという。

犯行で使われた「軍刀」には「南京の役 殺一〇七人」との文字が。博物館で展示されてきた有名な偽物だ

取り押さえられた犯人は中国国旗を持っていた。中国側から「英雄」と称賛されようとしたか
「南京事件で使われた軍刀とされる」というのが気になる。日本経済新聞は「台湾の親中派や中台統一派は反日的な傾向が強く、日本との関係強化を志向する蔡英文政権に不満を強めている」などと解説する。たしかにあのヒステリックな一派は、実質的に中国の傀儡と化していた国民党の馬英九政権に対してなら、今回のような襲撃はやるまい。
しかしそれはともかく、良識ある日本人なら、「南京事件で使われた」と聞くだけで、その由来、出処を疑うはずだ。
実際に産経新聞は次のように報じる。
―――男は直前に文物館(近くの「国軍歴史文物館」)から軍刀を盗み、総統府に向かった。軍刀は柄と刀身の間の切羽部分に「南京の役 殺一〇七人」と刻まれており、1937(昭和12)年の南京攻略戦の「百人斬り」の“証拠品”として展示されていた。
―――台湾メディアの一部は軍刀の由来に注目しているが、文物館のサイトには「九八式軍刀」との説明書きがある。事実であれば九八式の制式化は昭和13年のため、偽物の可能性が高い。
国軍歴史文物館とは国防部が管理する軍事博物館で、もともとは蒋介石時代に国民党軍としての中華民国軍を讃えるために開設された施設。「南京大虐殺」を含む「抗日戦争」も常設の展示テーマだ。
軍刀は終戦後に日本軍から接収した武器の一部で、戦後台湾へ渡った魏炳文中将が所持していたとされ、その死後に親族がこれを同館へ寄贈したのだが、実は台湾でも今回の事件を機に、「南京事件で使われた軍刀」の真贋論争がネット上巻き起こっている。
台湾紙中国時報によれば、以下のような疑問の声が聞かれるそうだ。
・百人以上も殺したのにまったく損傷が見られないのはおかしいのではないか。(※この軍刀は未使用の状態)
・この軍刀には「殺一〇七人」とあるが、東京日日新聞によれば二人の尉官が殺したのは百五人と百六人であり、数が符合しない。
・九八式軍刀は一九三八年以降のもの。どうして一九三七年の南京大虐殺で使われよう
中国時報は国民党寄りで、中共にもベッタリの反日メディアだが、それでもこうしたもっともな指摘には何の反論もできず、それが悔しいのか次のように説明する。
―――(国軍歴史文物館を管理する)国防部は、「この九八式軍刀はかつて南京大虐殺において百七人の同胞を殺した」と説明するのみで、特に「百人切り競争で使用された」とは言っていない
そして最後はこう書いて記事を結ぶのだ。
―――(中国の)「南京大虐殺記念館」の朱成山館長は「問題はどの刀ではなく、日本が侵略戦争で平民虐殺を楽しみ、非人道的な競争を行ったこと。当然糾弾されるべきだ」と述べる。
これに対し、台湾研究フォーラムのある会員は、「糾弾されるべきは、これまでこのような偽物を展示し、反日宣伝を続けてきた国民党だ」と語る。
確かにその通りだろう
ちなみに軍刀の「南京の役 殺一〇七人」なる刻み文字だが、日本人的な表現には見えないし、平仮名の「の」の字も外国人分の筆致ではないかな・・・と感じるのだ。とにかく「百人斬り」というのはフィクションであって、この軍刀がおそらく中国人が拵えたであろう粗末な偽物であることは確かである。
こんな代物でも平気で展示して反日宣伝に利用する国民党の感覚はいかにも恥知らずの中国式。中共の宣伝とも同質だが、台湾風とはとても言えない。
だからネット上では、そうしたことへの批判も噴出した。中には「何が抗日戦争だ。台湾人は当時日本国民だった」との声も聞かれた。
今回産経は、軍刀が「偽物の可能性が高い」との重要な指摘を行い、そうした可能性に一切触れなかった朝日の報道との差を見せたが、これを機会に従来の国民党寄りの報道姿勢も改めてはどうか。あまり接近し過ぎると、同党の嘘に感染してしまう恐れがあり、それでは読者も困るので。
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