国際五輪委に要請文を提出/台湾聯合国協進会「WHO宣達団」の手を経てー2020東京五輪「台湾正名」推進協議会 (付:関連報道動画)
2017/06/23/Fri
台湾侵略を正当化するため、あの島を中華人民共和国の領土の一部であるとする「一つの中国」の虚構を掲げ、「一つの中国、一つの台湾」との現実の否定、隠蔽に余念のない中国。
その現実を認めたくないあまりに、かつて七〇年代までは一時期を除き、台湾が参加するオリンピックへの参加を拒否し、併せて台湾のオリンピックからの排除を画策し続けた。そしてその結果国際オリンピック委員会(IOC)は一九七九年、中国の参加実現に並々ならぬ熱意を傾けたキラニン・会長の主導の下、中国の復帰と「一つの中国」の宣伝に基づく「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の名称を条件とする台湾の残留が決定した。
つまり、台湾が「チャイニーズタイペイ」の名義で中国とともに参加するのを、中国が容認したというわけだ。
台湾に対するこの名称の強要に、あの侵略主義国家が満足しているということの意味を、IOC、そして日本を含む世界各国は考えなくてはならないはずだ。もちろん「それでいいはずはない」ということをだ。
そこで、この日本での二〇二〇年東京オリンピックの開催を機に、「チャイニーズタイペイ」を「台湾」に改称させることを訴えるべく、我々日本の親台勢力は東京五輪台湾正名運動を開始した。目下東京都議会への請願署名活動などを進めているが、その一方で三月二十四日に都内で開催した協議会設立記念集会では、IOCのバッハ会長宛の台湾正名要請の書簡を発表した。

東京五輪「台湾正名」協議会の要請文がこのほどIOCに届けられた
そしてその要請文がこのほど、IOCなどに直接届けられたのである。
台湾の国連加盟を訴える著名な台湾独立派団体「台湾聯合国協進会」(理事長=蔡明憲元国防相)が、例年通りにWHO総会が開催されるスイス・ジュネーブに「台湾WHO宣達団」を派遣。蔡理事長を団長とする一行が、台湾のWHO加盟を訴えた際、同国ローザンヌのIOC本部にも立ち寄って台湾正名を訴えた。そしてその際に我々の要請文も手交されたのだった。五月二十一日にことである。

アテネのギリシャ五輪委員会を訪問したWHO宣達団
次いで一行は二十五日にはオリンピック発祥の地であるギリシャ・アテネのギリシャオリンピック委員会を訪問。コリンパディス事務局長に訴えを行った。
「台湾では国民の七六・六%が『台湾』の名での国際舞台への参加を求めている」と述べるとともに、「日本でも台湾正名を求める署名活動が推進されている」と伝え、併せてここでも要請文が手交された。

蔡明憲・台湾聯合国協進会理事長(左2)らの訴えを、コリンパディス・ギリシャ五輪委事務局長(左3)は頷きながら聞いた
これを受け同事務局長は「ギリシャも小国。中国の圧力を受ける台湾の境遇はよく理解できる」とし、「訴えは外務省、スポーツ省に伝達する」と約束したという。このように良識ある者であれば誰でも、台湾正名は当然のことであると理解できるのだ。
だから台湾人の心の声を世界に伝えることが大切なのであり、そうした活動を長年継続する台湾聯合国協進会には心より敬意を表したい。
ちなみに同団が掲げた台湾正名のスローガンには「台湾は中国の一部ではない」の他、「日本は台湾を支持している」といものもあった。台
湾を孤立無援の状況に追い遣るとともに、「チャイニーズタイペイ」と自称させ(国家主権の自己否定をさせ)、やがてはそれを併呑しようと目論む中国に対抗し、「一つの中国」の宣伝をフィクションであると暴露しつつ、台湾への国際的支援を呼びかける国民の勢力が、実は日本にも存在するという事実を国際社会に伝達してくれたことに対し、我々は感謝に堪えない。
最後に、今回届けられた要請文の全文を掲げたい(今回手交されたのはこの日本語版と英語版だ)。
要請文 IOCは台湾に対する差別を直ちに停止を!
トーマス・バッハIOC会長殿
まず、私たちは日本国民として、2020年東京オリンピックの成功に向けての貴殿とIOCの努力と指導力に敬意を表します。
私たちは日本国民として、東京オリンピックを文字通り、スポーツと平和の祭典とするため、重要な提案と要請を行います。
四年に一度のオリンピック競技大会において、自らの名を名乗ることが許されないのが台湾代表選手団です。国際社会での通称である「台湾」でも、国名たる「中華民国」でもなく、「チャイニーズ・タイペイ」、つまり「中国領台北」という名称を押し付けられています。
1979年、台湾を自国の一部だと主張する中華人民共和国のIOC復帰が決まった際、IOCは台湾の参加維持の条件として、この偽りの名称を強要したのでした。
これは明らかに、中華人民共和国への政治的配慮によるものです。
しかしオリンピック憲章は「オリンピズムの根本原則」の一つとして、「いかなる種類の差別」の禁止を謳っており、こうした台湾に対する差別と侮辱は明らかに、同憲章に違反するものではないでしょうか。
実際に台湾側は当時これを不服とし、IOC本部の所在地であるスイスで提訴を行い、これを受け裁判所は憲章違反との判断を示しているのです。
また台湾代表が「チャイニーズ・タイペイ」との名称を用い続けるため、台湾は中国領土であるとの誤った認識が国際社会で広がっているとの現実もあります。つまりオリンピックが中国の領土拡張の政治宣伝の舞台と化していると事実です。
中国は台湾を自国領土であると位置付け、そこに対する武力併呑の戦略を正当化し、実際に台湾に対する武力行使も辞さないと表明し続けています。したがって、オリンピックで「チャイニーズ・タイペイ」という呼称を使うことは、中国の台湾への武力侵略の誘引となる可能性があります。台湾を含むアジア太平洋地域の平和と安定の維持という見地からも、中国のオリンピックの政治利用をやめさせるべきです。
昨2016年12月、台湾でシンクタンク「台湾智庫」が発表した世論調査結果によれば、「台湾が国際的な活動に参与する際に用いるべき名称」として51%が「台湾」、34・6%が「中華民国」と回答したが、「チャイニーズ・タイペイ」との答えはわずか9・0%に過ぎませんでした。
それは当然でしょう。自国の存在を否定するに等しいこの虚偽の名称に、多くの台湾人が強い不満を感じているのです。IOCはただちに台湾の民意を調査し、こうした状況を確認の上、適切な措置を講じる必要があります。
そして台湾だけでなく、2020東京オリンピックの開催を控える日本においても、大勢の人々が台湾選手団を「台湾」の名で迎えたいと願っています。東京オリンピックを台湾侮辱の場にしたいと願う者は、おそらく一人もいないことでしょう。
そこで日本人と台湾人で構成される我々「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」はIOCに対し、直ちに台湾に対する「チャイニーズタイペイ」の呼称の押し付けを停止し、東京オリンピックにおける台湾選手団の「台湾」の名での参加を承認するよう、ここに要請いたします。
2017年3月24日
2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
会長 水島 総
幹事長 永山英樹
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関連報道ー日本文化チャンネル桜「桜便り」
20:21〜台湾正名、IOCに要請文提出~「台湾正名」推進協議会・永山英樹
https://youtu.be/qVnelZdYbIU?t=20m21s
参加を!
7・1川口駅前ー台湾侮辱に反対!台湾は台湾!「チャイニーズ・タイペイ」(中国領台北)と呼ぶな!
2020東京五輪「台湾正名」街宣・署名活動
今回は東京都外での初の街頭活動。担当団体は台湾研究フォーラムです。みんなで訴えたいと思いますので、是非ご参加下さい。
日時 7月1日(土)13時00分~16時00分
(雨天の場合は7月2日に変更)
場所 JR京浜東北線「川口駅」東口前
※東京から川口駅への交通:高崎線・宇都宮線・埼京線・湘南新宿ライン「赤羽駅」から京浜東北線で3分。
主催 台湾研究フォーラム
後援 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
問合せ 070-6484-2624
台湾は台湾!Chinese Taipeiではない!
2020東京五輪(奧運)「台湾正名」推進協議会に参加を!

協議会HP http://2020taiwan-seimei.tokyo/index.html
署名(連署)用紙 http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
連署漢語説明 http://2020taiwan-seimei.tokyo/petition_tw.html
その現実を認めたくないあまりに、かつて七〇年代までは一時期を除き、台湾が参加するオリンピックへの参加を拒否し、併せて台湾のオリンピックからの排除を画策し続けた。そしてその結果国際オリンピック委員会(IOC)は一九七九年、中国の参加実現に並々ならぬ熱意を傾けたキラニン・会長の主導の下、中国の復帰と「一つの中国」の宣伝に基づく「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の名称を条件とする台湾の残留が決定した。
つまり、台湾が「チャイニーズタイペイ」の名義で中国とともに参加するのを、中国が容認したというわけだ。
台湾に対するこの名称の強要に、あの侵略主義国家が満足しているということの意味を、IOC、そして日本を含む世界各国は考えなくてはならないはずだ。もちろん「それでいいはずはない」ということをだ。
そこで、この日本での二〇二〇年東京オリンピックの開催を機に、「チャイニーズタイペイ」を「台湾」に改称させることを訴えるべく、我々日本の親台勢力は東京五輪台湾正名運動を開始した。目下東京都議会への請願署名活動などを進めているが、その一方で三月二十四日に都内で開催した協議会設立記念集会では、IOCのバッハ会長宛の台湾正名要請の書簡を発表した。

東京五輪「台湾正名」協議会の要請文がこのほどIOCに届けられた
そしてその要請文がこのほど、IOCなどに直接届けられたのである。
台湾の国連加盟を訴える著名な台湾独立派団体「台湾聯合国協進会」(理事長=蔡明憲元国防相)が、例年通りにWHO総会が開催されるスイス・ジュネーブに「台湾WHO宣達団」を派遣。蔡理事長を団長とする一行が、台湾のWHO加盟を訴えた際、同国ローザンヌのIOC本部にも立ち寄って台湾正名を訴えた。そしてその際に我々の要請文も手交されたのだった。五月二十一日にことである。

アテネのギリシャ五輪委員会を訪問したWHO宣達団
次いで一行は二十五日にはオリンピック発祥の地であるギリシャ・アテネのギリシャオリンピック委員会を訪問。コリンパディス事務局長に訴えを行った。
「台湾では国民の七六・六%が『台湾』の名での国際舞台への参加を求めている」と述べるとともに、「日本でも台湾正名を求める署名活動が推進されている」と伝え、併せてここでも要請文が手交された。

蔡明憲・台湾聯合国協進会理事長(左2)らの訴えを、コリンパディス・ギリシャ五輪委事務局長(左3)は頷きながら聞いた
これを受け同事務局長は「ギリシャも小国。中国の圧力を受ける台湾の境遇はよく理解できる」とし、「訴えは外務省、スポーツ省に伝達する」と約束したという。このように良識ある者であれば誰でも、台湾正名は当然のことであると理解できるのだ。
だから台湾人の心の声を世界に伝えることが大切なのであり、そうした活動を長年継続する台湾聯合国協進会には心より敬意を表したい。
ちなみに同団が掲げた台湾正名のスローガンには「台湾は中国の一部ではない」の他、「日本は台湾を支持している」といものもあった。台
湾を孤立無援の状況に追い遣るとともに、「チャイニーズタイペイ」と自称させ(国家主権の自己否定をさせ)、やがてはそれを併呑しようと目論む中国に対抗し、「一つの中国」の宣伝をフィクションであると暴露しつつ、台湾への国際的支援を呼びかける国民の勢力が、実は日本にも存在するという事実を国際社会に伝達してくれたことに対し、我々は感謝に堪えない。
最後に、今回届けられた要請文の全文を掲げたい(今回手交されたのはこの日本語版と英語版だ)。
要請文 IOCは台湾に対する差別を直ちに停止を!
トーマス・バッハIOC会長殿
まず、私たちは日本国民として、2020年東京オリンピックの成功に向けての貴殿とIOCの努力と指導力に敬意を表します。
私たちは日本国民として、東京オリンピックを文字通り、スポーツと平和の祭典とするため、重要な提案と要請を行います。
四年に一度のオリンピック競技大会において、自らの名を名乗ることが許されないのが台湾代表選手団です。国際社会での通称である「台湾」でも、国名たる「中華民国」でもなく、「チャイニーズ・タイペイ」、つまり「中国領台北」という名称を押し付けられています。
1979年、台湾を自国の一部だと主張する中華人民共和国のIOC復帰が決まった際、IOCは台湾の参加維持の条件として、この偽りの名称を強要したのでした。
これは明らかに、中華人民共和国への政治的配慮によるものです。
しかしオリンピック憲章は「オリンピズムの根本原則」の一つとして、「いかなる種類の差別」の禁止を謳っており、こうした台湾に対する差別と侮辱は明らかに、同憲章に違反するものではないでしょうか。
実際に台湾側は当時これを不服とし、IOC本部の所在地であるスイスで提訴を行い、これを受け裁判所は憲章違反との判断を示しているのです。
また台湾代表が「チャイニーズ・タイペイ」との名称を用い続けるため、台湾は中国領土であるとの誤った認識が国際社会で広がっているとの現実もあります。つまりオリンピックが中国の領土拡張の政治宣伝の舞台と化していると事実です。
中国は台湾を自国領土であると位置付け、そこに対する武力併呑の戦略を正当化し、実際に台湾に対する武力行使も辞さないと表明し続けています。したがって、オリンピックで「チャイニーズ・タイペイ」という呼称を使うことは、中国の台湾への武力侵略の誘引となる可能性があります。台湾を含むアジア太平洋地域の平和と安定の維持という見地からも、中国のオリンピックの政治利用をやめさせるべきです。
昨2016年12月、台湾でシンクタンク「台湾智庫」が発表した世論調査結果によれば、「台湾が国際的な活動に参与する際に用いるべき名称」として51%が「台湾」、34・6%が「中華民国」と回答したが、「チャイニーズ・タイペイ」との答えはわずか9・0%に過ぎませんでした。
それは当然でしょう。自国の存在を否定するに等しいこの虚偽の名称に、多くの台湾人が強い不満を感じているのです。IOCはただちに台湾の民意を調査し、こうした状況を確認の上、適切な措置を講じる必要があります。
そして台湾だけでなく、2020東京オリンピックの開催を控える日本においても、大勢の人々が台湾選手団を「台湾」の名で迎えたいと願っています。東京オリンピックを台湾侮辱の場にしたいと願う者は、おそらく一人もいないことでしょう。
そこで日本人と台湾人で構成される我々「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」はIOCに対し、直ちに台湾に対する「チャイニーズタイペイ」の呼称の押し付けを停止し、東京オリンピックにおける台湾選手団の「台湾」の名での参加を承認するよう、ここに要請いたします。
2017年3月24日
2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
会長 水島 総
幹事長 永山英樹
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関連報道ー日本文化チャンネル桜「桜便り」
20:21〜台湾正名、IOCに要請文提出~「台湾正名」推進協議会・永山英樹
https://youtu.be/qVnelZdYbIU?t=20m21s
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7・1川口駅前ー台湾侮辱に反対!台湾は台湾!「チャイニーズ・タイペイ」(中国領台北)と呼ぶな!
2020東京五輪「台湾正名」街宣・署名活動
今回は東京都外での初の街頭活動。担当団体は台湾研究フォーラムです。みんなで訴えたいと思いますので、是非ご参加下さい。
日時 7月1日(土)13時00分~16時00分
(雨天の場合は7月2日に変更)
場所 JR京浜東北線「川口駅」東口前
※東京から川口駅への交通:高崎線・宇都宮線・埼京線・湘南新宿ライン「赤羽駅」から京浜東北線で3分。
主催 台湾研究フォーラム
後援 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
問合せ 070-6484-2624
台湾は台湾!Chinese Taipeiではない!
2020東京五輪(奧運)「台湾正名」推進協議会に参加を!

協議会HP http://2020taiwan-seimei.tokyo/index.html
署名(連署)用紙 http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
連署漢語説明 http://2020taiwan-seimei.tokyo/petition_tw.html
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