安倍首相は理解する台湾の重要性とはー親中派政治家に日本の国は任せられない
2017/06/21/Wed
国際社会での台湾の孤立化を図る中国の外交謀略によって、先頃パナマが台湾と断交。これで台湾と外交関係を持つ国は過去最低の二十カ国となり、今後も断交ドミノが由遅くされるが、それを「とても歓迎する」と語るのが、台湾独立派の長老で台湾総統府資政(上級顧問)の辜寬敏氏だ。六月十四日の記者会見でそう公言し、話題を呼んでいる。

台湾独立派の長老格で台湾総統府資政(上級顧問)の辜寬敏氏。日本にとっての台湾の重要性を語った
要するに、国際社会で「中華民国」の主権はすでに否定されている以上、現在国交を持つ小国に中華民国を承認してもらったところで何の意味もなく、むしろそれを否定してもらった方が「台湾が主権独立国家であると宣布する機会が増える」という訳だ。
つまり、かつて中国の代表政府を以って自任した中華民国とは異なる今日の台湾人国家の存在を、世界に伝える好機となるということだろう。
ところで辜寬敏氏はこの日の会見で、日本人記者に向かってこのような話もしたそうだ。
―――これまで台湾問題に関し、日本は基本的には「すでに台湾を放棄視野ので、台湾問題について発言する資格はないとの態度だった。地理的にも、人的往来の面でも、文化的にも私達の関係はこれほど密接であるのに、あの頃日本はすべて米国に任せていた。
―――ところが最近、日本社会は徐々に台湾の存在が日本の安全や発展に取り非常に重要だと理解し始めている。
―――いつも思うのだが、台湾は日本がなければ駄目だが、あなたたち日本も台湾がなければ駄目だ。もし台湾が中国の一部にでもなれば、日本は二等国家になり下がるか、再軍備をするしかない。しかしそのいずれも日本は望んでいまい。
―――日本は改めて台湾という自由民主の国が日本にとりどれほど重要であるかを認識するべきだ。
全くその通りに違いない。台湾が中国に併呑されれば、東支那海、南支那海、そして西太平洋までもが中国の内海と化し、日本は核武装でもして中国と対峙でもしない限り、その属国化は免れ得ないのだから。
ところがこれまで日本政府は、台湾を中国の一部とする虚構を受け入れろと要求して来る中国に対して「ノー」を言う勇気がなく、「日本はすでに台湾を放棄しているので、その帰属先については発言する権限はない」などとして頬被りを続けてきたのだ。しかし中国の脅威が強大化する一方である今日、それを等閑視することはもはや許されない状況だろう。
辜寬敏氏は更に、上記の意見をすでに日本で安倍晋三首相や麻生太郎副総理にも伝えていることを明らかにした。それによると安倍氏は、「辜先生、あなたのおっしゃることは一〇〇%賛成です」として握手を求めてきたそうだ。
安倍氏や麻生氏は以前から、中国からは「親台派」とのレッテルを貼られ、警戒されてきた。つまり、いかに中国から反対されようとも、あの国の属国化を恐れて台湾との関係を重視する右翼政治家だというわけだ。
一方日本には「親中派」というのもいて、こちらは中国への配慮で、台湾との関係強化にはあまり関心を寄せない勢力。中国はこれらを「友好的だ」として褒めて来たのだが、それは当然だ。何しろあの国の属国になるのもいとわない連中に見えるからである。
台湾は目下外交関係を持つ小国群から次々と断交されても、日米同盟の後ろ盾がある限りなお安泰である。同じように日本も、台湾という国が存続する限りは中国の付庸国たらざるに済むのである。
日本の政治は「親台派」にしか委ねられず、そのためには更に多くの政治家が、辜寬敏氏の言うところの台湾の重要性を更にいっそう理解しなければならないはずである。
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台湾独立派の長老格で台湾総統府資政(上級顧問)の辜寬敏氏。日本にとっての台湾の重要性を語った
要するに、国際社会で「中華民国」の主権はすでに否定されている以上、現在国交を持つ小国に中華民国を承認してもらったところで何の意味もなく、むしろそれを否定してもらった方が「台湾が主権独立国家であると宣布する機会が増える」という訳だ。
つまり、かつて中国の代表政府を以って自任した中華民国とは異なる今日の台湾人国家の存在を、世界に伝える好機となるということだろう。
ところで辜寬敏氏はこの日の会見で、日本人記者に向かってこのような話もしたそうだ。
―――これまで台湾問題に関し、日本は基本的には「すでに台湾を放棄視野ので、台湾問題について発言する資格はないとの態度だった。地理的にも、人的往来の面でも、文化的にも私達の関係はこれほど密接であるのに、あの頃日本はすべて米国に任せていた。
―――ところが最近、日本社会は徐々に台湾の存在が日本の安全や発展に取り非常に重要だと理解し始めている。
―――いつも思うのだが、台湾は日本がなければ駄目だが、あなたたち日本も台湾がなければ駄目だ。もし台湾が中国の一部にでもなれば、日本は二等国家になり下がるか、再軍備をするしかない。しかしそのいずれも日本は望んでいまい。
―――日本は改めて台湾という自由民主の国が日本にとりどれほど重要であるかを認識するべきだ。
全くその通りに違いない。台湾が中国に併呑されれば、東支那海、南支那海、そして西太平洋までもが中国の内海と化し、日本は核武装でもして中国と対峙でもしない限り、その属国化は免れ得ないのだから。
ところがこれまで日本政府は、台湾を中国の一部とする虚構を受け入れろと要求して来る中国に対して「ノー」を言う勇気がなく、「日本はすでに台湾を放棄しているので、その帰属先については発言する権限はない」などとして頬被りを続けてきたのだ。しかし中国の脅威が強大化する一方である今日、それを等閑視することはもはや許されない状況だろう。
辜寬敏氏は更に、上記の意見をすでに日本で安倍晋三首相や麻生太郎副総理にも伝えていることを明らかにした。それによると安倍氏は、「辜先生、あなたのおっしゃることは一〇〇%賛成です」として握手を求めてきたそうだ。
安倍氏や麻生氏は以前から、中国からは「親台派」とのレッテルを貼られ、警戒されてきた。つまり、いかに中国から反対されようとも、あの国の属国化を恐れて台湾との関係を重視する右翼政治家だというわけだ。
一方日本には「親中派」というのもいて、こちらは中国への配慮で、台湾との関係強化にはあまり関心を寄せない勢力。中国はこれらを「友好的だ」として褒めて来たのだが、それは当然だ。何しろあの国の属国になるのもいとわない連中に見えるからである。
台湾は目下外交関係を持つ小国群から次々と断交されても、日米同盟の後ろ盾がある限りなお安泰である。同じように日本も、台湾という国が存続する限りは中国の付庸国たらざるに済むのである。
日本の政治は「親台派」にしか委ねられず、そのためには更に多くの政治家が、辜寬敏氏の言うところの台湾の重要性を更にいっそう理解しなければならないはずである。
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