台湾紙が語る「異常中国」七つのポイント
2017/06/01/Thu
台湾紙自由時報の五月二十七日の社説のタイトルは“かくのごとき「中国の特殊な国情」”。日本人にも読んでためになる内容につき、簡単に紹介したい。
それによると中国は今年、南京大虐殺八十周年を仰々しく記念することになるのだそうだ。
―――当時国共両党は日本を撃退するに無力だったが、幸い米国が日本を打ち負かし、中国を解放してくれた。そこで中国はポピュリズムで大衆を煽り、南京大虐殺の責任追及を続けてきたのだが、しかしその一方で、国共内戦、大躍進、文革、六四天安門事件などが、いったいどれほどの数の中国人を苦しめたかについては触れようとしていない。まるで「中国人には中国人を殺す特権がある」と言わんばかりだ。

今年の「南京大虐殺」宣伝キャンペーンに日本人はどれほど踊らされるのだろ
う。向こうのプロパガンダに惑わされないためにも、先ずあの民族性の特殊さ
に注目すべきではないか
たしかに中国とはそういう国なのだろう。そこでこの社説は、あの国の世界でも稀な「特殊な国情」に関する七つのポイントを以下のように解説するのである。
(一)
権力者はひたすら「安内攘外」(国内平定と外敵駆逐)を叫んで大衆を煽るが、それは一党独裁体制を固め、民衆を虫けらのように殺すことを正当化するためだ。そして長年の間にそれが正しいこととなり、国中が風に靡く草のようにいっせいに左傾し、一致して排外に当たるのだ。その最大の被害者は言うまでもなく従来は日本だが、最近では「禁韓令」で韓国人を驚かせている。
(二)
中国の領土的野心はみな「古来中国の領土だ」とする虚構に基づくものだ。どこまで侵略したかで「固有の領域」を確定してきたのだが、最近では海を埋め立てる特異な技能を用い出している。二十一世紀の今日になって習近平は唐突にトランプに向かい、「朝鮮半島は数千年前に中国の一部だったことがある」と発言した。清の雍正帝は「台湾地方は古来中国に属さず」と言っていたのに、赤い王朝は「台湾は古来中国の一部だ」と言い変えるなど、まるでタイムスリップのドラマさながらだ。
(三)
ただ国威宣揚を図るのみで家の中の恥は曝したがらない。二〇一〇年、反体制派の劉暁波がノーベル平和賞を受賞すると、授賞式が行われるノルェーがひどい目に。最近になってようやく解除される見通しとなったが、報復としてサケの禁輸措置を受け続けている。
(四)
「中国は礼儀之邦であり、周囲はみな蛮夷。民主、自由、人権を口にするのは中国人であるのを忘れているからだ。民衆は党の指導に従順であるべきで、メディアも党という名の家の一員であることを忘れてはならない。そのようにしてはじめて社会主義精神文明と呼ぶことがきる」などと考えている。そして「外国の文明は浅薄で、科学技術で経済を発展させ、先進的通信で人民をコントロールするのがせいぜいだ」と思い込んでいる。そのため西側が社会主義体制が崩壊するのを期待し、中国の改革を大々的に支持などしているうちに、国際秩序も普遍的価値も、いつのまにか未曽有の危機に瀕することとなった。世界保健機関が中国保健機関に堕してしまった(※中国の指示で台湾の参加を排除した)のは、氷山の一角に過ぎない。
(五)
温、良、恭、倹、譲の美徳などは口先だけで、実際には暴力こそが絶対だと考えている。力で人々を服従させてきた秦の始皇帝、漢の武帝、毛沢東主席がこれまで大勢の中国人に尊敬されてきたのはそのためだ。文化的な素養があり、領土拡張の野心に欠けた帝王は、往々にして文弱懦夫だと蔑まれ、讃えられずにきた。今日に受け継がれる「陽儒陰法」(民を籠絡しながら専制を進める)の伝統に従い、反腐敗運動という名の権力闘争が、一党独裁の監督欠落という病巣を転移させている。「理を以って人を殺す」などと立派な言い方もあるが、「理」とは権力者の手中にあるのであり、叩き潰された薄熙来一派は不運だったとしか言いようがない。
(六)
貧しい時は哀れむべきだが、大儲け後は憎むべき存在となったという事例は、中国の歴史小説を読めば枚挙にいとまがない。一九七〇年代に改革が始まった頃、中国人はまだ人情に厚かったが、今や社会では欲望が渦巻き、当局も公然と覇権拡張に勤しんでいる。かつて台湾企業は中国のために巨額の投資を行ったが、今や中国は台湾を追い詰め、恩を仇で返している。成り金は富を見せびらかし、中共は武力を見せびらかし、台湾と国交を結ぶ国を買収し、国際機関をも操作するなど、大儲けの弊害はどこまでも広がっている。
(七)
中国共産党は本質的にはレーニン式政党を封建的な帝制に接ぎ木した産物。蒋介石と経国の反共言論は「共産匪賊」の本質を突いたものだったが、今の国民党は「共産匪賊」と酒を酌み交わしている。一部の台湾企業は共産党はすでに共産党ではないなどと誤解し、被害を受けない限り自らの幼稚さに気付かない。
おおよそ以上のような内容である。
日本のメディアもこれに倣い、中国に何も遠慮することなく、こうした洞察力を働かせた中国批判を展開してはどうだろうか。日本でも台湾の国民党のような「幼稚」な親中勢力が蔓延っているのだから。
まずは南京大虐殺の虚構を暴くことから始めても好いだろう。
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それによると中国は今年、南京大虐殺八十周年を仰々しく記念することになるのだそうだ。
―――当時国共両党は日本を撃退するに無力だったが、幸い米国が日本を打ち負かし、中国を解放してくれた。そこで中国はポピュリズムで大衆を煽り、南京大虐殺の責任追及を続けてきたのだが、しかしその一方で、国共内戦、大躍進、文革、六四天安門事件などが、いったいどれほどの数の中国人を苦しめたかについては触れようとしていない。まるで「中国人には中国人を殺す特権がある」と言わんばかりだ。

今年の「南京大虐殺」宣伝キャンペーンに日本人はどれほど踊らされるのだろ
う。向こうのプロパガンダに惑わされないためにも、先ずあの民族性の特殊さ
に注目すべきではないか
たしかに中国とはそういう国なのだろう。そこでこの社説は、あの国の世界でも稀な「特殊な国情」に関する七つのポイントを以下のように解説するのである。
(一)
権力者はひたすら「安内攘外」(国内平定と外敵駆逐)を叫んで大衆を煽るが、それは一党独裁体制を固め、民衆を虫けらのように殺すことを正当化するためだ。そして長年の間にそれが正しいこととなり、国中が風に靡く草のようにいっせいに左傾し、一致して排外に当たるのだ。その最大の被害者は言うまでもなく従来は日本だが、最近では「禁韓令」で韓国人を驚かせている。
(二)
中国の領土的野心はみな「古来中国の領土だ」とする虚構に基づくものだ。どこまで侵略したかで「固有の領域」を確定してきたのだが、最近では海を埋め立てる特異な技能を用い出している。二十一世紀の今日になって習近平は唐突にトランプに向かい、「朝鮮半島は数千年前に中国の一部だったことがある」と発言した。清の雍正帝は「台湾地方は古来中国に属さず」と言っていたのに、赤い王朝は「台湾は古来中国の一部だ」と言い変えるなど、まるでタイムスリップのドラマさながらだ。
(三)
ただ国威宣揚を図るのみで家の中の恥は曝したがらない。二〇一〇年、反体制派の劉暁波がノーベル平和賞を受賞すると、授賞式が行われるノルェーがひどい目に。最近になってようやく解除される見通しとなったが、報復としてサケの禁輸措置を受け続けている。
(四)
「中国は礼儀之邦であり、周囲はみな蛮夷。民主、自由、人権を口にするのは中国人であるのを忘れているからだ。民衆は党の指導に従順であるべきで、メディアも党という名の家の一員であることを忘れてはならない。そのようにしてはじめて社会主義精神文明と呼ぶことがきる」などと考えている。そして「外国の文明は浅薄で、科学技術で経済を発展させ、先進的通信で人民をコントロールするのがせいぜいだ」と思い込んでいる。そのため西側が社会主義体制が崩壊するのを期待し、中国の改革を大々的に支持などしているうちに、国際秩序も普遍的価値も、いつのまにか未曽有の危機に瀕することとなった。世界保健機関が中国保健機関に堕してしまった(※中国の指示で台湾の参加を排除した)のは、氷山の一角に過ぎない。
(五)
温、良、恭、倹、譲の美徳などは口先だけで、実際には暴力こそが絶対だと考えている。力で人々を服従させてきた秦の始皇帝、漢の武帝、毛沢東主席がこれまで大勢の中国人に尊敬されてきたのはそのためだ。文化的な素養があり、領土拡張の野心に欠けた帝王は、往々にして文弱懦夫だと蔑まれ、讃えられずにきた。今日に受け継がれる「陽儒陰法」(民を籠絡しながら専制を進める)の伝統に従い、反腐敗運動という名の権力闘争が、一党独裁の監督欠落という病巣を転移させている。「理を以って人を殺す」などと立派な言い方もあるが、「理」とは権力者の手中にあるのであり、叩き潰された薄熙来一派は不運だったとしか言いようがない。
(六)
貧しい時は哀れむべきだが、大儲け後は憎むべき存在となったという事例は、中国の歴史小説を読めば枚挙にいとまがない。一九七〇年代に改革が始まった頃、中国人はまだ人情に厚かったが、今や社会では欲望が渦巻き、当局も公然と覇権拡張に勤しんでいる。かつて台湾企業は中国のために巨額の投資を行ったが、今や中国は台湾を追い詰め、恩を仇で返している。成り金は富を見せびらかし、中共は武力を見せびらかし、台湾と国交を結ぶ国を買収し、国際機関をも操作するなど、大儲けの弊害はどこまでも広がっている。
(七)
中国共産党は本質的にはレーニン式政党を封建的な帝制に接ぎ木した産物。蒋介石と経国の反共言論は「共産匪賊」の本質を突いたものだったが、今の国民党は「共産匪賊」と酒を酌み交わしている。一部の台湾企業は共産党はすでに共産党ではないなどと誤解し、被害を受けない限り自らの幼稚さに気付かない。
おおよそ以上のような内容である。
日本のメディアもこれに倣い、中国に何も遠慮することなく、こうした洞察力を働かせた中国批判を展開してはどうだろうか。日本でも台湾の国民党のような「幼稚」な親中勢力が蔓延っているのだから。
まずは南京大虐殺の虚構を暴くことから始めても好いだろう。
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