我々に脅える中国―東京五輪「台湾正名」請願署名運動は日本の国家的陰謀だと (附:台湾チャンネル関連報道動画)
2017/02/08/Wed
■「裸の王様」としての中国の脆弱さ
アンデルセン童話「裸の王様」に登場する国王は、「王様は裸だ」との真実を叫んだ少年にすっかり参ったはずである。何しろあの一言だけで、それまで嘘に惑わされていた国民が一斉に覚醒し、自身の愚かさが知れ渡り、権威が失墜したからだ。
それと同じように中国は、真実を訴える我々の運動を恐れているようである。二〇二〇年の東京五輪では台湾選手団を「中国領台北」(チャイニーズタイペイ)ではなく、正しく「台湾」の名で歓迎しようと訴える、東京五輪「台湾正名」推進運動がだ。
もし「台湾は中国の一部ではない」との訴えが、日本国内や世界に聞かれれば、あの国の覇権主義の支柱である「一つの中国」宣伝の虚構が明らかになってしまうからだ。
よって警戒をしない訳がないのである。
アキレス腱を攻撃される思いなのだろう。このように中国は、結構脆弱だ。
■クモ恐怖症患者の如き中国政府の怒り
実際に中国政府はすでに怒りを表明している。
国務院の台湾事務弁公室は一月十一日の定例記者会見で、我々の動きに関し、「東京五輪も厳格に国際五輪委員会の規定を遵守すべき。政治的な話で競技の進行を妨げるな」とのコメントを見せている。
ただよく読むと、これは我々民間に対する批判というより、東京五輪の開催国としての日本の政府や東京都などに向けた警告のようである。

中国政府の報道官はこの日、日本の民間運動に過剰とも言える反応を示した
つまりこの民間運動を政府の反中謀略の一環だと疑っているのだろう(実際にあの国の民間政治活動は、政府の管理、操縦下に置かれるものであるし)。クモ恐怖症の人がクモを実際より大きく感じるように、中国も我々の存在をやけに過大評価しているのがうかがえるではないか。
■香港紙に示された正名運動への警戒心
そしてその後、ますますそれと思わせるものを見かけた。
「日本は五輪を利用し台独支援 北京には反撃方法が多い」と題する香港の親中紙、東方日報が一月十五日に掲載した論説がそれだ。そこには次のように書かれている。

東方日報の記事。「日本の情報機関」の存在を疑うなど、中国人がいかに署名活動を警戒しているかが伝わってくる
―――東京オリンピック開催申請の成功後、日本の一部政要は開催国になることを利用し、中国に一矢報いてやろうと狙っている。その署名活動も、そのような背景で始まったものだ。
――― 一部の国会議員、退職役人、民間人が表舞台で旗振りをしているが、実際に背後で操縦しているのは、おそらく日本の情報機関だ。彼らは署名活動を利用して台独正名のため声を上げ、中国に面倒を掛け、あるいはこの問題をカードに中国と駆け引きしようと狙っているのだ。
このように我々の運動を、「情報機関」による中国撹乱の謀略であると仄めかすのだ。
ややもすれば他者の謀略を疑うのが中国人の民族性と言えるが、それにしてもここまで警戒し、あるいは脅えるのは注目に値しよう。
■ここまで「陰謀」を疑う中国人
何となれば日本人による「一つの中国」否定の言論が、あの国にはこれほどまでに脅威になっている。
論説は、日本側の陰謀を裏付けるため、下のようにも論じている。
―――日本政府と関係が密接な新台湾平和基金会の辜寬敏会長(※台独運動の長老格)は先日、もっとはっきりと「日本は必ず台湾名義の東京五輪参加を支持するだろう」との見方を示している。辜寬敏がここまで自信を持つのは主に、東京に人脈があり、安倍内閣に通じているからだ。
―――実際に日本は台独だけでなく、さらに蔵独(チベット独立)、蒙独(南モンゴル独立)、疆独(東トルキスタン独立)、そして港独(香港独立)にも支援を行い、よくトラブルを起こしている。
少なくともこれらから伝わってくるのは、日本と台湾人との繋がり、そして中国周辺諸民族との関係を、中国がどれほど警戒しているかである。
■覇権主義国家の拒否を求める世論を
ところで、論説タイトルには「北京には反撃方法が多い」ともあるが、それでは中国はどんな「反撃」を日本に加えることができるというのか。こんなことが書かれている。
―――こうした日本のさまざまな挑発に対し、中国はやり返すことも可能である。たとえば盟邦を誘って東京五輪のボイコットし、更には日本による五輪の政治化の陰謀を非難し、安倍の五輪成功の夢を無にしてやるなどだ。
そもそもIOCが台湾に「チャイニーズタイペイ」の呼称を押し付けたのは、中国から「もし台湾が中華民国や台湾」名義で五輪に参加するなら我が国はボイコットする」と脅されたからだ。だからもし東京五輪で「台湾」への正名が許されるなら、中国はボイコットをしなければならなくなる訳だ。そこで論説は「日本やIOCはそれでも好いのか」と脅すのであるが、むしろ我々は五輪を『一つの中国』を正当化する政治宣伝の舞台にする身勝手な覇権主義国家の締め出しを支持する世論を構築したいと思っているところだ。「台湾を苛めるなら中国は出て行け」という社会的コンセンサスを作り上げたいのだ。
―――日本が蔵独、蒙独、台独組織の挑発を支持するなら、中国は公に沖縄独立運動を支持し、国務院の中に琉球事務弁公室を開設し、琉球にいかに先祖を認識させるかを研究することもできる。
面白いことを書くなと思う。もしそのような事態になれば、肝心の沖縄県民からも反中運動が巻き起こり、中国の「一つの沖縄」宣伝などたちまちに破綻することとなろう。
しかしそれはともかく、我々の二〇二〇東京五輪「台湾正名」推進運動が実際に「情報機関」に操られているかどうかだ。
答えは「我々は手弁当のボランティア。政府の支援はない」だ。
もっともほんとうに「情報機関」の手先だとしても、「ボランティアだ」と強調する訳だが。
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【台湾CH Vol.166】中国は何を恐れる?東京五輪「台湾正名」運動を批判[桜H29/1/19]
https://youtu.be/gcyowQU7KnA
台湾チャンネル第166回は、①台北の下町・大稲埕での朝食のススメ。②淡水で保存される日本時代の木造民家。③東京五輪での「チャイニーズタイペイ」から「台湾」への改称を求める日台民間の運動を中国政府が批判。あの国が怖がるものとは。④東京五輪「台湾正名」運動はスポーツへの政治の持ち込みか。中国の批判に答える。⑤台湾正名運動を進める台湾独立建国聯盟の陳南天主席にインタビュー。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第166集,中国害怕的日台民間力量「台湾正名」結合
本節目使用日台的語言。本集報導:①日客享受大稲埕街頭的早餐。②淡水的日式家屋風華。③針對東京奧運從「中華台北」正名為「台湾」的日台民間運動,受到中国政府的批評。那個國家到底在怕什麼? ④東京奧運的「台湾正名」運動真的是政治干預體育嗎?⑤專訪推動正名運動的台湾獨立建國聯盟陳南天主席。主播:永山英樹・謝惠芝
【過去の関連報道】
2020東京五輪「台湾正名」推進協議会が発足へ!ー2017年より請願署名運動を開始 16/12/30
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3034.html
日台で運動拡大を! 「Chinese Taipei」を「台湾」に! 請願署名がスタート! 17/01/04
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3039.html
台湾で日台共闘を訴える―2020東京五輪「台湾正名」運動(附:番組動画)17/01/09
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3040.html
台湾メディアに語った台湾支持の日本人の思いー二〇二〇東京五輪「台湾正名」運動について 17/01/15
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3044.html
中国が批判!我々の2020東京五輪「台湾正名」運動に戸惑い隠せず 17/01/16
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3045.html
台湾で「日本の親台感情」を論ず 17/01/20
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3048.html
台湾紙も応援!東京五輪「台湾正名」推進協議会が日台で同時始動!17/01/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3056.html
2020東京五輪「台湾正名」請願署名用紙

■ダウンロード
http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
※本人による署名の場合は印鑑不要。「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」までご送付ください。
■連署書的漢語説明
http://http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwan_lianshu_shuoming.pdf
アンデルセン童話「裸の王様」に登場する国王は、「王様は裸だ」との真実を叫んだ少年にすっかり参ったはずである。何しろあの一言だけで、それまで嘘に惑わされていた国民が一斉に覚醒し、自身の愚かさが知れ渡り、権威が失墜したからだ。
それと同じように中国は、真実を訴える我々の運動を恐れているようである。二〇二〇年の東京五輪では台湾選手団を「中国領台北」(チャイニーズタイペイ)ではなく、正しく「台湾」の名で歓迎しようと訴える、東京五輪「台湾正名」推進運動がだ。
もし「台湾は中国の一部ではない」との訴えが、日本国内や世界に聞かれれば、あの国の覇権主義の支柱である「一つの中国」宣伝の虚構が明らかになってしまうからだ。
よって警戒をしない訳がないのである。
アキレス腱を攻撃される思いなのだろう。このように中国は、結構脆弱だ。
■クモ恐怖症患者の如き中国政府の怒り
実際に中国政府はすでに怒りを表明している。
国務院の台湾事務弁公室は一月十一日の定例記者会見で、我々の動きに関し、「東京五輪も厳格に国際五輪委員会の規定を遵守すべき。政治的な話で競技の進行を妨げるな」とのコメントを見せている。
ただよく読むと、これは我々民間に対する批判というより、東京五輪の開催国としての日本の政府や東京都などに向けた警告のようである。

中国政府の報道官はこの日、日本の民間運動に過剰とも言える反応を示した
つまりこの民間運動を政府の反中謀略の一環だと疑っているのだろう(実際にあの国の民間政治活動は、政府の管理、操縦下に置かれるものであるし)。クモ恐怖症の人がクモを実際より大きく感じるように、中国も我々の存在をやけに過大評価しているのがうかがえるではないか。
■香港紙に示された正名運動への警戒心
そしてその後、ますますそれと思わせるものを見かけた。
「日本は五輪を利用し台独支援 北京には反撃方法が多い」と題する香港の親中紙、東方日報が一月十五日に掲載した論説がそれだ。そこには次のように書かれている。

東方日報の記事。「日本の情報機関」の存在を疑うなど、中国人がいかに署名活動を警戒しているかが伝わってくる
―――東京オリンピック開催申請の成功後、日本の一部政要は開催国になることを利用し、中国に一矢報いてやろうと狙っている。その署名活動も、そのような背景で始まったものだ。
――― 一部の国会議員、退職役人、民間人が表舞台で旗振りをしているが、実際に背後で操縦しているのは、おそらく日本の情報機関だ。彼らは署名活動を利用して台独正名のため声を上げ、中国に面倒を掛け、あるいはこの問題をカードに中国と駆け引きしようと狙っているのだ。
このように我々の運動を、「情報機関」による中国撹乱の謀略であると仄めかすのだ。
ややもすれば他者の謀略を疑うのが中国人の民族性と言えるが、それにしてもここまで警戒し、あるいは脅えるのは注目に値しよう。
■ここまで「陰謀」を疑う中国人
何となれば日本人による「一つの中国」否定の言論が、あの国にはこれほどまでに脅威になっている。
論説は、日本側の陰謀を裏付けるため、下のようにも論じている。
―――日本政府と関係が密接な新台湾平和基金会の辜寬敏会長(※台独運動の長老格)は先日、もっとはっきりと「日本は必ず台湾名義の東京五輪参加を支持するだろう」との見方を示している。辜寬敏がここまで自信を持つのは主に、東京に人脈があり、安倍内閣に通じているからだ。
―――実際に日本は台独だけでなく、さらに蔵独(チベット独立)、蒙独(南モンゴル独立)、疆独(東トルキスタン独立)、そして港独(香港独立)にも支援を行い、よくトラブルを起こしている。
少なくともこれらから伝わってくるのは、日本と台湾人との繋がり、そして中国周辺諸民族との関係を、中国がどれほど警戒しているかである。
■覇権主義国家の拒否を求める世論を
ところで、論説タイトルには「北京には反撃方法が多い」ともあるが、それでは中国はどんな「反撃」を日本に加えることができるというのか。こんなことが書かれている。
―――こうした日本のさまざまな挑発に対し、中国はやり返すことも可能である。たとえば盟邦を誘って東京五輪のボイコットし、更には日本による五輪の政治化の陰謀を非難し、安倍の五輪成功の夢を無にしてやるなどだ。
そもそもIOCが台湾に「チャイニーズタイペイ」の呼称を押し付けたのは、中国から「もし台湾が中華民国や台湾」名義で五輪に参加するなら我が国はボイコットする」と脅されたからだ。だからもし東京五輪で「台湾」への正名が許されるなら、中国はボイコットをしなければならなくなる訳だ。そこで論説は「日本やIOCはそれでも好いのか」と脅すのであるが、むしろ我々は五輪を『一つの中国』を正当化する政治宣伝の舞台にする身勝手な覇権主義国家の締め出しを支持する世論を構築したいと思っているところだ。「台湾を苛めるなら中国は出て行け」という社会的コンセンサスを作り上げたいのだ。
―――日本が蔵独、蒙独、台独組織の挑発を支持するなら、中国は公に沖縄独立運動を支持し、国務院の中に琉球事務弁公室を開設し、琉球にいかに先祖を認識させるかを研究することもできる。
面白いことを書くなと思う。もしそのような事態になれば、肝心の沖縄県民からも反中運動が巻き起こり、中国の「一つの沖縄」宣伝などたちまちに破綻することとなろう。
しかしそれはともかく、我々の二〇二〇東京五輪「台湾正名」推進運動が実際に「情報機関」に操られているかどうかだ。
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2020東京五輪「台湾正名」推進協議会が発足へ!ー2017年より請願署名運動を開始 16/12/30
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日台で運動拡大を! 「Chinese Taipei」を「台湾」に! 請願署名がスタート! 17/01/04
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台湾で日台共闘を訴える―2020東京五輪「台湾正名」運動(附:番組動画)17/01/09
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2020東京五輪「台湾正名」請願署名用紙

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