SMAPに感謝の中国に共感する日本人は愚かだ
2016/12/29/Thu
■「SMAPありがとう」に喜んでいいのか
スポーツ紙デイリースポーツの十二月二十七日の報道によれば、「大みそかで解散する国民的グループSMAPについて、中国大使館がツイッターで『ありがとう、SMAP』とつぶやき、話題を呼んでいる」そうだ。記事によると次のような反響があったという。
―――このツイートに「より近い国になりました」「ありがとう」「SMAPを通して中国の方々と気持ちを共有できて嬉しいです」「謝謝」など、感謝のコメントが殺到。3万を超える「いいね」もつけられていた。
―――28日に放送されたフジテレビ系「とくダネ!」でも中国大使館のツイッターを取り上げ、小倉智昭キャスターも「中国大使館がSMAPありがとうというメッセージ、驚きました。日本と中国の架け橋、それだけ(SMAPは)頑張ってくれたということですね」と感激の面持ちでコメントしていた。

多くの日本人を感動させた中国大使館のツイートが話題だが、こんなものに喜んでいいのか
日本人をこんなに感動させたわけだ。普段は傲慢な覇権主義的姿勢で、日本に威圧感を与え続ける中国に、ちょっとした日本への優しさ、友情を見出し、それに多くの人が安堵、感激したといったところか。
だがその程度の話で喜ぶなど、いまごろ中国側は「日本人の対中警戒心を解くことなど簡単だ」と自信を深めているはずである。何しろあの国は、日本の民心をいかに捉え、操縦するかを対日工作の重要課題にしているからである。
だから「ありがとう、SMAP」の一言にしても、実際には日本人籠絡を狙った謀略だと疑い、警戒した方が賢明だ。
■中国大使館のSMAPへの感謝は統一戦線工作
中国大使館は二十七日の定例記者会見でも、SMAPに感謝の気持ちを表明している。
NHKの報道によれば、
―――中国大使館の張梅報道官は27日都内で開かれた定例の記者会見で、26日、民放の番組の最終回に出演し、グループとしての活動に終止符を打ったSMAPについて触れ、「日本だけでなく、中国の若者の間で大人気でファンがたくさんいる」と述べました。
―――そのうえで、2011年に北京で行われたSMAPの公演について、「大盛況で熱気であふれていた。SMAPというグループは、中国と日本の間の友好交流、民間交流の促進に大きな貢献をしたと思う。この貢献に感謝する」と述べました。
―――中国大使館は、ツイッターでもSMAPの写真とともに、「ありがとう、SMAP」というメッセージを発信していて、張報道官は「日本で影響力のある人たちが、今後、両国関係の改善のために尽くしてほしい」と述べ、民間交流の重要性を訴えました。
以上を見てもますます思うのだ。やはり中国大使館の「ありがとう」は謀略だろうと。

「日中交流」なるものに熱心なNHKらしい記事ではあるが・・・
なぜかというと、今回に限らず、中国は日中関係が悪化するたびに「民間交流の重要性」を訴える国である。それは一種の統一戦線工作、つまり敵の内部に味方を作り、敵を打倒するという中共得意の分断工作としてなのだ。
日本国内に中国シンパを増殖させ、「以民逼政」(日本の世論を操縦して政府に圧力をかける)を行おうと狙っているのである。
■覇権主義国家が狙う有名人の政治利用

2011年、来日した温家宝首相と会見したSMAPのメンバー。彼らを招いた中国側の狙
いを考えよう
SMAPは二〇一一年五月、来日した温家宝首相に招かれて会見。同年九月には四万人の観衆を集めて北京公演を行っているが、これについて香港文匯報はこう振り返る。
「SMAPは若い人々にきわめて大きな影響力があるため、中国側は当時、要人として接待した。それは民間外交の窓口を開き、日本の若者層との距離を縮め、民間外交を持続させるためであり、中日関係の将来を把握するためには重要な意味があった」
まさに小倉智昭氏が言うように、やはりSMAPは「日本と中国の架け橋」の役割を担わされていたのである。中国大使館もその「貢献」にお礼を言いたくなるわけだ。SMAPに代わる新しい「架け橋」の出現にも期待しながら…。
もっとも、日本に敵剥き出しの覇権主義国家の架け渡す「架け橋」の役を演じさせられるなど、それの日本の国に対する有害性を芸能界はもっと認識してほしい。
これで張報道官が「日本で影響力のある人たちが、今後、両国関係の改善のために尽くしてほしい」と述べた理由もわかることだろう。「民間外交」と言う名の下で「日本の若者層」に中国シンパを繁殖させ、将来の日本を中国に都合のいい国に変えたいのだ。
かくして「ありがとう」のセリフが吐かれるに至った、とうことではないだろうか。それなのに、これに手放しで喜ぶなど、日本人はやはり無防備すぎる。
【過去の関連記事】
「SMAP北京公演」は中共と媚中派日本人が仕組む「政治イベント」 11/08/18
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1607.html
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ご協力を!1月3日、「Chinese Taipei」を「台湾」に!2020東京五輪「台湾正名」請願署名活動

【日時】平成29年1月3日(火) 10時00分~16時00分
【場所】靖国神社 第一鳥居前 (東京メトロ「九段下」駅 1番出口前)
【主催】台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
【連絡先】070-6484-2624/080-7796-6353
スポーツ紙デイリースポーツの十二月二十七日の報道によれば、「大みそかで解散する国民的グループSMAPについて、中国大使館がツイッターで『ありがとう、SMAP』とつぶやき、話題を呼んでいる」そうだ。記事によると次のような反響があったという。
―――このツイートに「より近い国になりました」「ありがとう」「SMAPを通して中国の方々と気持ちを共有できて嬉しいです」「謝謝」など、感謝のコメントが殺到。3万を超える「いいね」もつけられていた。
―――28日に放送されたフジテレビ系「とくダネ!」でも中国大使館のツイッターを取り上げ、小倉智昭キャスターも「中国大使館がSMAPありがとうというメッセージ、驚きました。日本と中国の架け橋、それだけ(SMAPは)頑張ってくれたということですね」と感激の面持ちでコメントしていた。

多くの日本人を感動させた中国大使館のツイートが話題だが、こんなものに喜んでいいのか
日本人をこんなに感動させたわけだ。普段は傲慢な覇権主義的姿勢で、日本に威圧感を与え続ける中国に、ちょっとした日本への優しさ、友情を見出し、それに多くの人が安堵、感激したといったところか。
だがその程度の話で喜ぶなど、いまごろ中国側は「日本人の対中警戒心を解くことなど簡単だ」と自信を深めているはずである。何しろあの国は、日本の民心をいかに捉え、操縦するかを対日工作の重要課題にしているからである。
だから「ありがとう、SMAP」の一言にしても、実際には日本人籠絡を狙った謀略だと疑い、警戒した方が賢明だ。
■中国大使館のSMAPへの感謝は統一戦線工作
中国大使館は二十七日の定例記者会見でも、SMAPに感謝の気持ちを表明している。
NHKの報道によれば、
―――中国大使館の張梅報道官は27日都内で開かれた定例の記者会見で、26日、民放の番組の最終回に出演し、グループとしての活動に終止符を打ったSMAPについて触れ、「日本だけでなく、中国の若者の間で大人気でファンがたくさんいる」と述べました。
―――そのうえで、2011年に北京で行われたSMAPの公演について、「大盛況で熱気であふれていた。SMAPというグループは、中国と日本の間の友好交流、民間交流の促進に大きな貢献をしたと思う。この貢献に感謝する」と述べました。
―――中国大使館は、ツイッターでもSMAPの写真とともに、「ありがとう、SMAP」というメッセージを発信していて、張報道官は「日本で影響力のある人たちが、今後、両国関係の改善のために尽くしてほしい」と述べ、民間交流の重要性を訴えました。
以上を見てもますます思うのだ。やはり中国大使館の「ありがとう」は謀略だろうと。

「日中交流」なるものに熱心なNHKらしい記事ではあるが・・・
なぜかというと、今回に限らず、中国は日中関係が悪化するたびに「民間交流の重要性」を訴える国である。それは一種の統一戦線工作、つまり敵の内部に味方を作り、敵を打倒するという中共得意の分断工作としてなのだ。
日本国内に中国シンパを増殖させ、「以民逼政」(日本の世論を操縦して政府に圧力をかける)を行おうと狙っているのである。
■覇権主義国家が狙う有名人の政治利用

2011年、来日した温家宝首相と会見したSMAPのメンバー。彼らを招いた中国側の狙
いを考えよう
SMAPは二〇一一年五月、来日した温家宝首相に招かれて会見。同年九月には四万人の観衆を集めて北京公演を行っているが、これについて香港文匯報はこう振り返る。
「SMAPは若い人々にきわめて大きな影響力があるため、中国側は当時、要人として接待した。それは民間外交の窓口を開き、日本の若者層との距離を縮め、民間外交を持続させるためであり、中日関係の将来を把握するためには重要な意味があった」
まさに小倉智昭氏が言うように、やはりSMAPは「日本と中国の架け橋」の役割を担わされていたのである。中国大使館もその「貢献」にお礼を言いたくなるわけだ。SMAPに代わる新しい「架け橋」の出現にも期待しながら…。
もっとも、日本に敵剥き出しの覇権主義国家の架け渡す「架け橋」の役を演じさせられるなど、それの日本の国に対する有害性を芸能界はもっと認識してほしい。
これで張報道官が「日本で影響力のある人たちが、今後、両国関係の改善のために尽くしてほしい」と述べた理由もわかることだろう。「民間外交」と言う名の下で「日本の若者層」に中国シンパを繁殖させ、将来の日本を中国に都合のいい国に変えたいのだ。
かくして「ありがとう」のセリフが吐かれるに至った、とうことではないだろうか。それなのに、これに手放しで喜ぶなど、日本人はやはり無防備すぎる。
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「SMAP北京公演」は中共と媚中派日本人が仕組む「政治イベント」 11/08/18
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