新千歳空港「中国人騒動」に思うー今や中国は「侮日」時代
2016/12/27/Tue
大雪に見舞われた北海道の新千歳空港。十二月二十二日から二十四日まで、国内、国際線の計六百七便が欠航し、延べ一万千六百人もが空港内での寝泊まりを余儀なくされた中、こうした状況に怒り出したのが中国人の集団だ。
NHKによると二十四日夜、「国際線の搭乗口の前で、100人前後の中国人が、乗る予定の便が欠航したことに抗議し、このうちおよそ5人が搭乗口のゲートを許可なく越えたうえ、制止しようと駆けつけた警察官の服をつかむなど激しく詰め寄る」という騒ぎになった。

そして「ゲートを越えた付近にいた中国人は警察に連れ戻され、警察官30人余りで警戒した結果、25日朝8時ごろまでに中国人が出発ロビーに移動するなどして騒ぎがおさまった」という。
こうした愚民的な心理、行動は、日本人には想像外のものだが、しかし中国ではしばしば見られるものである。
いかにも中国人らしい、ということもできよう。ただそれでも、私がここで意外に感じたのは、たぶん彼らは観光客だと思うのだが、日本に来る中国人客にしては、少し暴れ過ぎに見えたことだ。
実際にはこうしたトラブルは、報道がされていないだけで、これまで各地で多発し、必ずしも珍しくはないのかもしれない。ただ同じ中国人観光客でも、台湾では傲慢さ、傍若無人さを遺憾なく発揮するのに対し、日本においては比較的に静かであると感じるのは私だけではないと思う。
今回の騒動は、そうしたイメージを崩すものだったのだ。
日本の居住する中国人は、彼らが来日し始めたばかりの八、九〇年代はなお、裏社会ではともかく、表社会ではまだまだ大人かったが、しかしいまではすっかり日本の社会、国民を侮るようになっている。
それは日本の政府も国民も、中国とは比べ物にならないほど、穏やかで公平で正直で、悪く言えば事勿れ主義であるのを知り、安心しているからだろう。政府の対中弱腰姿勢も、彼らを増長させていない訳がない。
それから本国で受けた反日教育も、間違いなく影響しているはずである。反日教育を言いかえれば、侮日教育となる。
そしてさらには、中国が「軍事力、経済力で日本を追い抜いた」「米国と並ぶ大国になった」との自信、誇り、優越感も大きく働いているはずだ。
中国人が台湾人を侮るのは、辺境の小さな島の島民に過ぎないと見るからでもあるが、今後は日本人に対しても、小さな列島の住民の如く見下しても何の不思議もない。
そしてそうした侮日意識が、新千歳空港で騒いだ中国人たちにも働いたのではないか。私はそう想像した次第である。
約三十年前、私が中国に留学していた時、気になったのが中国人の民族差別意識である。
第三世界の盟主としての自負心や、異民族を禽獣視する伝統的な華夷思想の影響のためかと思うが、中国人の多くはアジア、アフリカからの留学生などを非常に蔑視し、時には人間以下と看做していた。
ただアジア人の中で例外は日本人だった。当時中国人には、経済大国である日本への憧れが強く、我々日本人は欧米人とともに、金持ちの民族として一目も二目も置かれていた。
そしてそのような中国人に対し、日本人は駐在員、留学生からバックパカーに至るまで、自ずと優越感を抱いたものである。
優越感の理由には中国人の文化、社会、そして政治が後進的に見えたことがある。それから、人々の貧しさを馬鹿にする者もいた。
そして中国人が遠慮したり、媚びたりすればするほど、日本人の優越感は満たされ、一部の者は傲慢にもなった。きっとこうした日本人の優越感は、日清戦争以来のものだと思う。
しかしもしその中国人が、日本人への遠慮を止め、逆に日本人を見下すようになればどうなるか。
そうした逆転が恐ろしい。あの民族のワイルドな(自身の利益のためなら貪欲、乱暴な)性格の前で、争いごとを嫌う日本人など為す術を失うかもしれない。
私は今回、そのようなことをも思わずにいられなかった。
日本人がかつて中国人に示した傲慢さなど別に大したことではない。中国人が異民族に対して傲り高ぶる時こそが恐ろしいのだ。そのことは南モンゴル、チベット、東トルキスタンの状況を見ればわかることである。
これからの日本の政府と国民は中国以及び中国人の前では毅然と構えることだ。何事にしても安易な譲歩は禁物。中国人はそれを敗退と捉え、さらに付け上がることになるだろう。
要するに「中国に侮られるな」を合言葉にすることである。
日本人が毅然としてさえいれば、中国人は必ず、大の苦手である「強い日本」(中国人に言わせれば「日本軍国主義=武士道」)の記憶を呼び覚まし、そうしたことで対中抑止力は形成される。
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ご協力を!1月3日、「Chinese Taipei」を「台湾」に!2020東京五輪「台湾正名」請願署名活動

【日時】平成29年1月3日(火) 10時00分~16時00分
【場所】靖国神社 第一鳥居前 (東京メトロ「九段下」駅 1番出口前)
【主催】台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
【連絡先】070-6484-2624/080-7796-6353
NHKによると二十四日夜、「国際線の搭乗口の前で、100人前後の中国人が、乗る予定の便が欠航したことに抗議し、このうちおよそ5人が搭乗口のゲートを許可なく越えたうえ、制止しようと駆けつけた警察官の服をつかむなど激しく詰め寄る」という騒ぎになった。

そして「ゲートを越えた付近にいた中国人は警察に連れ戻され、警察官30人余りで警戒した結果、25日朝8時ごろまでに中国人が出発ロビーに移動するなどして騒ぎがおさまった」という。
こうした愚民的な心理、行動は、日本人には想像外のものだが、しかし中国ではしばしば見られるものである。
いかにも中国人らしい、ということもできよう。ただそれでも、私がここで意外に感じたのは、たぶん彼らは観光客だと思うのだが、日本に来る中国人客にしては、少し暴れ過ぎに見えたことだ。
実際にはこうしたトラブルは、報道がされていないだけで、これまで各地で多発し、必ずしも珍しくはないのかもしれない。ただ同じ中国人観光客でも、台湾では傲慢さ、傍若無人さを遺憾なく発揮するのに対し、日本においては比較的に静かであると感じるのは私だけではないと思う。
今回の騒動は、そうしたイメージを崩すものだったのだ。
日本の居住する中国人は、彼らが来日し始めたばかりの八、九〇年代はなお、裏社会ではともかく、表社会ではまだまだ大人かったが、しかしいまではすっかり日本の社会、国民を侮るようになっている。
それは日本の政府も国民も、中国とは比べ物にならないほど、穏やかで公平で正直で、悪く言えば事勿れ主義であるのを知り、安心しているからだろう。政府の対中弱腰姿勢も、彼らを増長させていない訳がない。
それから本国で受けた反日教育も、間違いなく影響しているはずである。反日教育を言いかえれば、侮日教育となる。
そしてさらには、中国が「軍事力、経済力で日本を追い抜いた」「米国と並ぶ大国になった」との自信、誇り、優越感も大きく働いているはずだ。
中国人が台湾人を侮るのは、辺境の小さな島の島民に過ぎないと見るからでもあるが、今後は日本人に対しても、小さな列島の住民の如く見下しても何の不思議もない。
そしてそうした侮日意識が、新千歳空港で騒いだ中国人たちにも働いたのではないか。私はそう想像した次第である。
約三十年前、私が中国に留学していた時、気になったのが中国人の民族差別意識である。
第三世界の盟主としての自負心や、異民族を禽獣視する伝統的な華夷思想の影響のためかと思うが、中国人の多くはアジア、アフリカからの留学生などを非常に蔑視し、時には人間以下と看做していた。
ただアジア人の中で例外は日本人だった。当時中国人には、経済大国である日本への憧れが強く、我々日本人は欧米人とともに、金持ちの民族として一目も二目も置かれていた。
そしてそのような中国人に対し、日本人は駐在員、留学生からバックパカーに至るまで、自ずと優越感を抱いたものである。
優越感の理由には中国人の文化、社会、そして政治が後進的に見えたことがある。それから、人々の貧しさを馬鹿にする者もいた。
そして中国人が遠慮したり、媚びたりすればするほど、日本人の優越感は満たされ、一部の者は傲慢にもなった。きっとこうした日本人の優越感は、日清戦争以来のものだと思う。
しかしもしその中国人が、日本人への遠慮を止め、逆に日本人を見下すようになればどうなるか。
そうした逆転が恐ろしい。あの民族のワイルドな(自身の利益のためなら貪欲、乱暴な)性格の前で、争いごとを嫌う日本人など為す術を失うかもしれない。
私は今回、そのようなことをも思わずにいられなかった。
日本人がかつて中国人に示した傲慢さなど別に大したことではない。中国人が異民族に対して傲り高ぶる時こそが恐ろしいのだ。そのことは南モンゴル、チベット、東トルキスタンの状況を見ればわかることである。
これからの日本の政府と国民は中国以及び中国人の前では毅然と構えることだ。何事にしても安易な譲歩は禁物。中国人はそれを敗退と捉え、さらに付け上がることになるだろう。
要するに「中国に侮られるな」を合言葉にすることである。
日本人が毅然としてさえいれば、中国人は必ず、大の苦手である「強い日本」(中国人に言わせれば「日本軍国主義=武士道」)の記憶を呼び覚まし、そうしたことで対中抑止力は形成される。
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【場所】靖国神社 第一鳥居前 (東京メトロ「九段下」駅 1番出口前)
【主催】台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
【連絡先】070-6484-2624/080-7796-6353
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