NHKが媚中捏造!トランプの台湾重視を警戒か (附:抗議呼び掛け)
2016/12/06/Tue
■NHKが報じた蔡英文・トランプ電話会談
中国の台湾統一(併呑・侵略)戦略にとっては台米関係の強化こそが最大の脅威だ。それだけに米国のトランプ次期大統領が台湾の蔡英文総統と行った電話会談は、とても許せるものではなく、激しい米国批判を続けているところである。
しかしトランプ氏が台湾の誰と会話しようと、「台湾は中国領土の一部」という中国の宣伝は虚構であり、米国もそれを認めたことなど一切ないのだから、米国にしても台湾にしても、中国の動きは余計なお世話と言ったところだろう。
おそらく「中国さえ対外拡張の野心さえ捨ててくれれば・・・」と願っているに違いない。
ところがこういう場面に出くわすと、どうしても中国の側に附こうとするのが日本のメディアによく見られる傾向だ。
この問題に関し、十二月五日のNHK BS1の報道番組「キャッチ!世界のトップニュース」はどんな解説を行ったかを見てみたい。
■中国の不当性が伝わらない報道番組
NHKと言えば日本の公共放送でありながら、でき得る限り「一つの中国」宣伝に従おうとするために、台湾に関してしばしば誤報を繰り返す中国迎合メディアの代表格であるが、この日キャスターは冒頭で次のように読み上げた。


トランプ氏の台湾重視姿勢を警戒か。台湾問題に関する捏造が目立った12月5日のNHK「キャッチ!世界のトップニュース」
―――アメリカのトランプ次期総統は二日、正式な国交がない台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行ったことに、「一つの中国」を掲げる中国政府が反撥しました。
―――中国にとって台湾は譲歩することのできない極めて重要な問題で、今回の電話会談は大きな衝撃を与えたものと見られています。
ここからは台湾問題が中国にとってどのように「極めて重要」なのかがわからない。中国が目指すのは台湾侵略という不法行為であるが、そうしたことには一言も触れないから、あの国がこの問題を重要視する不当性が視聴者には伝わらないのだ。
そして逆にトランプ氏が、徒に中国との関係を悪化させようとしているとの印象が広がるのである。
番組にはどうもそれを狙っている節がある。
■米国の対中政策を歪めて報道
―――電話会談はその後大きな波紋を広げています。・・・(アメリカは)「中国(※「台湾」の読み間違い)は中国の一部だ」として中国政府が掲げる「一つの中国」政策を認める立場を採ってきていまして、アメリカ次期大統領と総統が電話で会談したことが明らかになったのは初めて。極めて異例のことだからなんです。
トランプ氏が何やら自国のルールを踏み外しているかの印象をもたらす説明だが、実はこれは不正確だ。
米国政府の立場は「中国政府が掲げる『一つの中国』政策を認める」というものではないからだ。
その正確な立場は次のように、一九七九年の米中国交樹立の際の共同コミュニケで表明されている。
「米国政府は、中国の立場が中国は一つであり、台湾は中国の一部であるとするものであると認識する」(The Government of the United States of America acknowledges the Chinese position that there is but one China and Taiwan is part of China)
しかし中国はしばしばこの表明を歪曲し、米国は「一つの中国」を承認したと宣伝している。そしてこのNHKの番組はその宣伝を受け入れてしまっているようだ。
■中国に迎合するキャスターの表情とは
―――トランプ氏の中国からの独立志向が強い蔡総統との電話会談は、中国としては決して見過ごすことのできない事態。
これも捏造報道である。
蔡英文総統が従来、「中国からの独立」を一言でも主張したことがあるだろうか。蔡英文氏の率いる民進党にはたしかに「台湾独立志向」が見られるが、しかし「台湾独立」とは中華民国体制からの台湾人の独立である。中華人民共和国の支配など受けていないのに、どうしてそれからの「独立志向」が強いというのか。
これもまたNHKが「一つの中国」宣伝の上に立つことに固執するが故の誤報なのである。
中国は「一つの中国」を認めず、台湾と中国とは別の存在であるとの現実を強調する民進党を「台湾独立分裂」勢力などとする捏造宣伝を行い、同党をトラブルメーカーに仕立てようとして来たが、NHKはまさにそれに呼応しているのだろう。
―――トランプ次期政権の具体的な対中政策がまだ明確になっていないだけに、今後新政権の対中政策に悪影響を及ぼすおそれも指摘されています。
中国の立場に立って報道するから心配げな暗い顔になるのだ。一方的に中国の侵略の脅威に曝され続ける台湾の身になって考えれば、今回は一種の朗報。もっと安堵の表情を見せたのではないか。
せめてこの番組が、台湾とは生命共同体と言える日本の安全だけでも考えることができたなら、もっと違った視点から解説することができたはずである。
【過去の関連記事】
トランプは台湾の味方かー対中外交に「型破り」は必要だが 16/12/05
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3024.html
■「中国からの独立志向が強い蔡総統」と報じたNHKに訂正要求を
台湾政権は中国からの独立を志向していない!台湾は中国に支配されていないからだ!
電話 0570-066066
メール https://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓

モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
中国の台湾統一(併呑・侵略)戦略にとっては台米関係の強化こそが最大の脅威だ。それだけに米国のトランプ次期大統領が台湾の蔡英文総統と行った電話会談は、とても許せるものではなく、激しい米国批判を続けているところである。
しかしトランプ氏が台湾の誰と会話しようと、「台湾は中国領土の一部」という中国の宣伝は虚構であり、米国もそれを認めたことなど一切ないのだから、米国にしても台湾にしても、中国の動きは余計なお世話と言ったところだろう。
おそらく「中国さえ対外拡張の野心さえ捨ててくれれば・・・」と願っているに違いない。
ところがこういう場面に出くわすと、どうしても中国の側に附こうとするのが日本のメディアによく見られる傾向だ。
この問題に関し、十二月五日のNHK BS1の報道番組「キャッチ!世界のトップニュース」はどんな解説を行ったかを見てみたい。
■中国の不当性が伝わらない報道番組
NHKと言えば日本の公共放送でありながら、でき得る限り「一つの中国」宣伝に従おうとするために、台湾に関してしばしば誤報を繰り返す中国迎合メディアの代表格であるが、この日キャスターは冒頭で次のように読み上げた。




トランプ氏の台湾重視姿勢を警戒か。台湾問題に関する捏造が目立った12月5日のNHK「キャッチ!世界のトップニュース」
―――アメリカのトランプ次期総統は二日、正式な国交がない台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行ったことに、「一つの中国」を掲げる中国政府が反撥しました。
―――中国にとって台湾は譲歩することのできない極めて重要な問題で、今回の電話会談は大きな衝撃を与えたものと見られています。
ここからは台湾問題が中国にとってどのように「極めて重要」なのかがわからない。中国が目指すのは台湾侵略という不法行為であるが、そうしたことには一言も触れないから、あの国がこの問題を重要視する不当性が視聴者には伝わらないのだ。
そして逆にトランプ氏が、徒に中国との関係を悪化させようとしているとの印象が広がるのである。
番組にはどうもそれを狙っている節がある。
■米国の対中政策を歪めて報道
―――電話会談はその後大きな波紋を広げています。・・・(アメリカは)「中国(※「台湾」の読み間違い)は中国の一部だ」として中国政府が掲げる「一つの中国」政策を認める立場を採ってきていまして、アメリカ次期大統領と総統が電話で会談したことが明らかになったのは初めて。極めて異例のことだからなんです。
トランプ氏が何やら自国のルールを踏み外しているかの印象をもたらす説明だが、実はこれは不正確だ。
米国政府の立場は「中国政府が掲げる『一つの中国』政策を認める」というものではないからだ。
その正確な立場は次のように、一九七九年の米中国交樹立の際の共同コミュニケで表明されている。
「米国政府は、中国の立場が中国は一つであり、台湾は中国の一部であるとするものであると認識する」(The Government of the United States of America acknowledges the Chinese position that there is but one China and Taiwan is part of China)
しかし中国はしばしばこの表明を歪曲し、米国は「一つの中国」を承認したと宣伝している。そしてこのNHKの番組はその宣伝を受け入れてしまっているようだ。
■中国に迎合するキャスターの表情とは
―――トランプ氏の中国からの独立志向が強い蔡総統との電話会談は、中国としては決して見過ごすことのできない事態。
これも捏造報道である。
蔡英文総統が従来、「中国からの独立」を一言でも主張したことがあるだろうか。蔡英文氏の率いる民進党にはたしかに「台湾独立志向」が見られるが、しかし「台湾独立」とは中華民国体制からの台湾人の独立である。中華人民共和国の支配など受けていないのに、どうしてそれからの「独立志向」が強いというのか。
これもまたNHKが「一つの中国」宣伝の上に立つことに固執するが故の誤報なのである。
中国は「一つの中国」を認めず、台湾と中国とは別の存在であるとの現実を強調する民進党を「台湾独立分裂」勢力などとする捏造宣伝を行い、同党をトラブルメーカーに仕立てようとして来たが、NHKはまさにそれに呼応しているのだろう。
―――トランプ次期政権の具体的な対中政策がまだ明確になっていないだけに、今後新政権の対中政策に悪影響を及ぼすおそれも指摘されています。
中国の立場に立って報道するから心配げな暗い顔になるのだ。一方的に中国の侵略の脅威に曝され続ける台湾の身になって考えれば、今回は一種の朗報。もっと安堵の表情を見せたのではないか。
せめてこの番組が、台湾とは生命共同体と言える日本の安全だけでも考えることができたなら、もっと違った視点から解説することができたはずである。
【過去の関連記事】
トランプは台湾の味方かー対中外交に「型破り」は必要だが 16/12/05
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3024.html
■「中国からの独立志向が強い蔡総統」と報じたNHKに訂正要求を
台湾政権は中国からの独立を志向していない!台湾は中国に支配されていないからだ!
電話 0570-066066
メール https://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓

モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
スポンサーサイト