台湾で安倍政権との関係強化を求める識者の声―アジア太平洋地域の平和と安全を求め (附:台湾チャンネル関連報道動画)
2016/12/03/Sat
米国のトランプ政権発足後のアジア太平洋地域情勢はどう変化するかに注目が集まるが、そうした中、日台関係はどうあるべきなのか。台湾の知日派が最近、自由時報の取材を受け、その辺りを語っている。
許世楷元駐日代表(大使)は次のような見方を示した。
―――トランプ氏の当選で米国は孤立主義へと向かうが、しかし共和党は台湾には友好的。米国の対台湾政策が大きく変わることはないと思う。しかしアジア太平洋地域では中国が急速に成長し、日本はそれを相当警戒している。台湾がもし中国に統一されれば、米国内部には直接影響はないが、日本にとっては直接の脅威となる。台湾は日本の安全上の盟友であり、鍵とも言える影響力がある。
―――台日米は連動関係にある。日米はかつて公開の場で台湾海峡の平和維持を両国の共通の戦略目標だと表明した。その立場は今日なお変わっていない。

許世楷氏
許世楷氏はこう述べた上で、次のように訴えた。
―――台日の海洋協力対話(※十月から始まった)は好い始まりだ。それに加えて安倍晋三氏は台日断交以来、最も台湾に友好的な首相。日本は台湾と国益が重なっており、台湾とは容易に友好を深めることができる。色々な問題を話し合うことが可能だ。
もう一人、シンクタンク「台湾智庫」の頼怡忠執行委員も安倍政権に期待感を示しながら、のように強調した。

頼怡忠氏
―――安倍氏の戦略的な志向や強力な施政路線は明確で、それがアジア太平洋地域の安定の基礎だ。だから台日関係は二国関係であるにとどまらず、それ以上に台湾のグローバル戦略に関わってくる。
―――馬英九政権は台中関係を外交の最上位においたが、日本の重要性は日増しに高まり、我が国は新たな台日関係の位置付けを行い、想像力を発揮しながらお互いに欠かすことのできない価値共有のパートナー関係へと押し上げるべきだ。
許世楷氏もいわく、「台湾は誰が敵で誰が友かをはっきりと認識すべきだ。ミサイルをこちらに向けているのが友か」と。
中国こそが敵だとの認識を持てという訴えだが、実際にはそうしたものが広がったからこそ、台湾では政権交代が行われた訳である。
そうした中でこの二人が示した対日関係強化論は、今後ますますあの国では広まって行くのだろう。台中関係が不安定になればなるほど、日本との強い繋がりを求めるはずだ。
そうした台湾の状況に、日本側はしっかりと対処できるのだろうか。
安倍政権にはたしかに親台姿勢が見られるが、しかし日本全体を見ると、まだ台湾と中国の内、「誰が敵で誰が友かをはっきりと認識」できていない層が、まだまだ現実として存在する。
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今回の台湾チャンネルでは台湾国会議員へのインタビューに注目を。あの国がいかに日本及び日本人に信頼を寄せているかがわかる(23:23~)。
【台湾CH Vol.161】台湾で台湾籍日本軍人・軍属の慰霊祭 / 来日国会議員が語る日本への期待 / 他[桜H28/12/1]
https://youtu.be/nz87E1ARLX0
台湾チャンネル第161 回は、①台中・宝覚禅寺の台湾籍日本軍人・軍属三万人の慰霊碑前で、生存者ら今も慰霊祭を。②秋の叙勲で日台関係に貢献した三人の台湾人に旭日重光章などが。③二年前に台南で再オープンした日本時代の林百貨店がアジアデザイン賞でグランプリに。④台湾刑事警察局長が日本に訴える台湾の国際社会復帰の意義。⑤来日した台湾国会議員の徐永明、姚文智、趙天麟三氏にインタビュー。日本への期待を語っていただく。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第161集,台籍日本兵的慰霊祭˙/ 兩位台湾人獲得日本「旭日重光章」
本節目使用日台的語言。本集報導:①於台中寶覺寺為戰死的台籍日本軍人・軍屬三萬人舉辦慰靈祭。②前駐日代表羅福全、自由時報董事長呉阿明獲日本頒「旭日重光章」勲章。③日本人也與有榮焉!台南的林百貨獲亞洲最具影響力設計大獎。④台湾刑事警察局長投書日本媒體,聲張台湾必須回歸国際社會的意義。⑤訪日的徐永明、姚文智、趙天麟立委,表達強化日台関係的重要性。主播:永山英樹・謝惠芝
許世楷元駐日代表(大使)は次のような見方を示した。
―――トランプ氏の当選で米国は孤立主義へと向かうが、しかし共和党は台湾には友好的。米国の対台湾政策が大きく変わることはないと思う。しかしアジア太平洋地域では中国が急速に成長し、日本はそれを相当警戒している。台湾がもし中国に統一されれば、米国内部には直接影響はないが、日本にとっては直接の脅威となる。台湾は日本の安全上の盟友であり、鍵とも言える影響力がある。
―――台日米は連動関係にある。日米はかつて公開の場で台湾海峡の平和維持を両国の共通の戦略目標だと表明した。その立場は今日なお変わっていない。

許世楷氏
許世楷氏はこう述べた上で、次のように訴えた。
―――台日の海洋協力対話(※十月から始まった)は好い始まりだ。それに加えて安倍晋三氏は台日断交以来、最も台湾に友好的な首相。日本は台湾と国益が重なっており、台湾とは容易に友好を深めることができる。色々な問題を話し合うことが可能だ。
もう一人、シンクタンク「台湾智庫」の頼怡忠執行委員も安倍政権に期待感を示しながら、のように強調した。

頼怡忠氏
―――安倍氏の戦略的な志向や強力な施政路線は明確で、それがアジア太平洋地域の安定の基礎だ。だから台日関係は二国関係であるにとどまらず、それ以上に台湾のグローバル戦略に関わってくる。
―――馬英九政権は台中関係を外交の最上位においたが、日本の重要性は日増しに高まり、我が国は新たな台日関係の位置付けを行い、想像力を発揮しながらお互いに欠かすことのできない価値共有のパートナー関係へと押し上げるべきだ。
許世楷氏もいわく、「台湾は誰が敵で誰が友かをはっきりと認識すべきだ。ミサイルをこちらに向けているのが友か」と。
中国こそが敵だとの認識を持てという訴えだが、実際にはそうしたものが広がったからこそ、台湾では政権交代が行われた訳である。
そうした中でこの二人が示した対日関係強化論は、今後ますますあの国では広まって行くのだろう。台中関係が不安定になればなるほど、日本との強い繋がりを求めるはずだ。
そうした台湾の状況に、日本側はしっかりと対処できるのだろうか。
安倍政権にはたしかに親台姿勢が見られるが、しかし日本全体を見ると、まだ台湾と中国の内、「誰が敵で誰が友かをはっきりと認識」できていない層が、まだまだ現実として存在する。
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【台湾CH Vol.161】台湾で台湾籍日本軍人・軍属の慰霊祭 / 来日国会議員が語る日本への期待 / 他[桜H28/12/1]
https://youtu.be/nz87E1ARLX0
台湾チャンネル第161 回は、①台中・宝覚禅寺の台湾籍日本軍人・軍属三万人の慰霊碑前で、生存者ら今も慰霊祭を。②秋の叙勲で日台関係に貢献した三人の台湾人に旭日重光章などが。③二年前に台南で再オープンした日本時代の林百貨店がアジアデザイン賞でグランプリに。④台湾刑事警察局長が日本に訴える台湾の国際社会復帰の意義。⑤来日した台湾国会議員の徐永明、姚文智、趙天麟三氏にインタビュー。日本への期待を語っていただく。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第161集,台籍日本兵的慰霊祭˙/ 兩位台湾人獲得日本「旭日重光章」
本節目使用日台的語言。本集報導:①於台中寶覺寺為戰死的台籍日本軍人・軍屬三萬人舉辦慰靈祭。②前駐日代表羅福全、自由時報董事長呉阿明獲日本頒「旭日重光章」勲章。③日本人也與有榮焉!台南的林百貨獲亞洲最具影響力設計大獎。④台湾刑事警察局長投書日本媒體,聲張台湾必須回歸国際社會的意義。⑤訪日的徐永明、姚文智、趙天麟立委,表達強化日台関係的重要性。主播:永山英樹・謝惠芝
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