クリルタイ(世界南モンゴル会議)が都内で結成!(附:11・13記念講演会の案内)
2016/11/13/Sun
中国の故国に対する暴力支配に反対すべく、海外に居住する南モンゴル(所謂「内モンゴル」)出身者たちが十一月十日、東京の参議院議員会館で連帯組織「クリルタイ(世界南モンゴル会議)」の結成大会を開いた。

クリルタイ(世界南モンゴル会議)の結成大会が都内で。今後の民族解放闘争の進展に期待が集まる。写真は
当日の模様を詳報した台湾紙自由時報の報道
「アジアの民主主義国家である日本で結成することで、現在中国政府の抑圧にあるモンゴル人にかけがえのない希望を与えることができる」(結成趣意書)との考えだ。
目下、南モンゴルの悲惨な状況は以下の通りである。
「中華人民共和国建国以来、あらゆるモンゴル人の権利が政府と中国人(漢民族)によって奪われてきました。特に文化大革命時代は民族絶滅政策に近い虐殺と拷問が繰り広げられ、その犠牲者数は数十万にのぼります。モンゴル人は伝統的に敬虔なチベット仏教徒でしたが、仏教寺院は破壊され、僧侶・尼僧は弾圧を受け、固有の信仰は奪われていきました」(結成趣意書)。
「文化大革命が終わり改革開放の時代になってからも、モンゴルの実状は変わりません。モンゴルの草原は略奪的開発によって砂漠化し、無秩序に建設される工場は環境破壊をもたらしています。そして漢民族の流入と商業の独占、土地の強奪は現在もなお進行中です。その一方、中国政府は漢民族への同化を目的としていた“愚民教育”を強制的に押し付け、言語と文化を奪われたモンゴル人のアイデンティティーは深く傷つけられています」(同)。
これまで、チベット民族やウイグル民族の置かれる悲惨な状況は、世界中の関心を集めてきたが、モンゴル民族のそれがいまだあまり知られていないのは、やはり前二民族と異なり、大きな抵抗運動がなかったからだろう。しかしそれはもちろん、彼らが中国支配に満足しているからではない。すでに残忍極まりない弾圧、迫害で沈黙を余儀なくされているばかりか、人口面においても現地では漢民族の大量流入のために少数派に転落しているからなのだ。
そうした中、海外に住む人々が勇気を以って南モンゴルの自由のために敢然と立ち上がった。これに対しては心から敬意を表したく、そしてこの民族のために喜びたい。
なお主席にはドイツ在住で内モンゴル人民党代表のジョブチョード・テムチルト氏、幹事長には日本在住のモンゴル自由連盟党再評であるオルホノド・ダイチン氏がそれぞれ就任した。
今回彼らは運動の策源地の一つとして「アジアの民主主義国家」としての日本を選んだ訳だが、それは我々日本民族を信頼しているからと受け止めるべきで、その期待に応えて彼らを応援しなければ、民族の沽券にも関わってくる。
そもそも中国覇権主義の前で日本は、台湾、チベット、東トルキスタン、そしてこの南モンゴルとは利害を同じくしており、これら諸民族連帯の輪を強化しないわけにはいかないはずなのだ。
結成大会はマスコミの取材もあったのだが、日本ではまだ報道されていない模様。こうしたことを宣伝しては、中国が黙っていないからだろうか。
しかし台湾ではしっかりと報じられた。あの国が南モンゴルの問題に関心を抱き始めているのがうかがえ、とても結構なことと思った。
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【11月13日 東京四谷】クリルタイ(世界南モンゴル会議)結成日本大会記念講演会「クリルタイ結成と南モンゴル運動の今後」
11月10日、ここ日本において、南モンゴル運動初の国際連帯組織「クリルタイ(世界南モンゴル会議)が結成されました。70年代から中国支配下の南モンゴルで抗議活動を行い、90年代からは政治難民としてドイツで中国の弾圧と人権侵害を批判してきたテムチルト氏を講師に迎え、クリルタイ結成の意義と今後の南モンゴル運動のあり方についてお話を伺います。
講演者 ジョブチョード・テムチルト
日 時 11月13日(日)午後2時開場 2時半開会
場 所 TKPスター会議室四谷第一会議室
http://www.kaigishitsu.jp/room_yotsuya.shtml
参加費 1000円
主 催 クリルタイ(世界南モンゴル会議)準備委員会
協 力 (社)アジア自由民主連帯協議会
連絡先 電話 080-9129-2872(ダイチン)

クリルタイ(世界南モンゴル会議)の結成大会が都内で。今後の民族解放闘争の進展に期待が集まる。写真は
当日の模様を詳報した台湾紙自由時報の報道
「アジアの民主主義国家である日本で結成することで、現在中国政府の抑圧にあるモンゴル人にかけがえのない希望を与えることができる」(結成趣意書)との考えだ。
目下、南モンゴルの悲惨な状況は以下の通りである。
「中華人民共和国建国以来、あらゆるモンゴル人の権利が政府と中国人(漢民族)によって奪われてきました。特に文化大革命時代は民族絶滅政策に近い虐殺と拷問が繰り広げられ、その犠牲者数は数十万にのぼります。モンゴル人は伝統的に敬虔なチベット仏教徒でしたが、仏教寺院は破壊され、僧侶・尼僧は弾圧を受け、固有の信仰は奪われていきました」(結成趣意書)。
「文化大革命が終わり改革開放の時代になってからも、モンゴルの実状は変わりません。モンゴルの草原は略奪的開発によって砂漠化し、無秩序に建設される工場は環境破壊をもたらしています。そして漢民族の流入と商業の独占、土地の強奪は現在もなお進行中です。その一方、中国政府は漢民族への同化を目的としていた“愚民教育”を強制的に押し付け、言語と文化を奪われたモンゴル人のアイデンティティーは深く傷つけられています」(同)。
これまで、チベット民族やウイグル民族の置かれる悲惨な状況は、世界中の関心を集めてきたが、モンゴル民族のそれがいまだあまり知られていないのは、やはり前二民族と異なり、大きな抵抗運動がなかったからだろう。しかしそれはもちろん、彼らが中国支配に満足しているからではない。すでに残忍極まりない弾圧、迫害で沈黙を余儀なくされているばかりか、人口面においても現地では漢民族の大量流入のために少数派に転落しているからなのだ。
そうした中、海外に住む人々が勇気を以って南モンゴルの自由のために敢然と立ち上がった。これに対しては心から敬意を表したく、そしてこの民族のために喜びたい。
なお主席にはドイツ在住で内モンゴル人民党代表のジョブチョード・テムチルト氏、幹事長には日本在住のモンゴル自由連盟党再評であるオルホノド・ダイチン氏がそれぞれ就任した。
今回彼らは運動の策源地の一つとして「アジアの民主主義国家」としての日本を選んだ訳だが、それは我々日本民族を信頼しているからと受け止めるべきで、その期待に応えて彼らを応援しなければ、民族の沽券にも関わってくる。
そもそも中国覇権主義の前で日本は、台湾、チベット、東トルキスタン、そしてこの南モンゴルとは利害を同じくしており、これら諸民族連帯の輪を強化しないわけにはいかないはずなのだ。
結成大会はマスコミの取材もあったのだが、日本ではまだ報道されていない模様。こうしたことを宣伝しては、中国が黙っていないからだろうか。
しかし台湾ではしっかりと報じられた。あの国が南モンゴルの問題に関心を抱き始めているのがうかがえ、とても結構なことと思った。
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【11月13日 東京四谷】クリルタイ(世界南モンゴル会議)結成日本大会記念講演会「クリルタイ結成と南モンゴル運動の今後」
11月10日、ここ日本において、南モンゴル運動初の国際連帯組織「クリルタイ(世界南モンゴル会議)が結成されました。70年代から中国支配下の南モンゴルで抗議活動を行い、90年代からは政治難民としてドイツで中国の弾圧と人権侵害を批判してきたテムチルト氏を講師に迎え、クリルタイ結成の意義と今後の南モンゴル運動のあり方についてお話を伺います。
講演者 ジョブチョード・テムチルト
日 時 11月13日(日)午後2時開場 2時半開会
場 所 TKPスター会議室四谷第一会議室
http://www.kaigishitsu.jp/room_yotsuya.shtml
参加費 1000円
主 催 クリルタイ(世界南モンゴル会議)準備委員会
協 力 (社)アジア自由民主連帯協議会
連絡先 電話 080-9129-2872(ダイチン)
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