台湾政権交代で日本も幸せ!―「台湾人の国」になって好かった
2016/08/10/Wed
■「日台は共に泣き、共に笑う」と台湾国会議長
民進党が八年ぶりに政権を奪還し、立法院(国会)選挙でも同党が初めて単独過半数を獲得するなど、国民党政権による中国傀儡の如き状況から、再び台湾人の国作り路線に復帰してリフレッシュした感の強い台湾。この国から蘇嘉全立法院長(国会議長)率いる与野党の立法委員(国会議員)二十三人が八月一から四日間、日本を訪問した。
二日には日本の対台湾交流窓口、交流協会の大橋三夫会長と都内で会見。熊本地震の被災地支援のため台湾住民から寄せられた約七千九百六十万円もの義捐金を手渡した。

蘇嘉全国会議長(左)から大橋三夫交流協会会長へ義捐金目録が手渡された
その際に蘇嘉全氏が述べた言葉は印象的だ。
「二〇一四年の高雄市ガス爆発事故、一五年の八仙水上楽園爆発事故、今年二月の南部地震など大災害が発生すると、日本の各界からはたくさんの支援や関心が寄せられた。日本で震災が起これば、台湾も我が事のようにそれを受け止め、積極的に支援の手を差し伸べることになる」
同氏はこのように話した上で、日台関係を「夫婦関係」に例え、「台湾が泣く時は日本も泣き、日本が笑う時は台湾も笑う。両国がこれほど親密で打ち解けることができるのは、双方の人民の思いが繋がっているからだ」と強調したのだ。
本当にその通りだろう。かつて日本が中国ばかりに配慮し、台湾に対して冷淡だった時代、台湾人の親日感情はしばしば「片思い」などと称されたが、二〇一一年の東日本大震災で台湾からの支援を受けるや、日本人もそうした思いに気付き、感激し、今や両者の友情は深まるばかりである。
■日台の友情の深化を非難する国民党主席

小池百合子都知事を訪問した台湾議員団一行
そんな状況を苦々しく、いやむしろ危機感を持って眺めているのが言うまでもなく、台湾併呑を目指し、台湾を孤立させること(特に日米との分断)に余念のない中国だが、実はそれだけでない。
国民党の在台中国人勢力もまた同様なのだ。こうした中華民族主義者は反日本であると同時に反台湾人でもある。

国民党の洪秀柱主席。中共と歩調を合わせ反日情念を剥き出しにする中華民族主
義者だ
その代表格の一人と言える洪秀柱主席は、蘇嘉全氏の発言をこう批判した。
「安倍政権は両様の構えが好きだ。韓国には賠償、謝罪する一方で、国内では慰安婦の強制連行を否定する。このように真剣に自国の侵略の悪行を反省したことのない政府と一緒に泣いたり笑ったりすると言うのか」
「安倍政権は、かつて『戦争は人類の魂の進化の宗教活動』『南京大虐殺はウソ』『慰安婦は戦時中は合法』との過激発言を行った稲田朋美を防衛大臣に任命した。こうした行為は侵略された各国の信頼を失う」
「民進党政権は忘れてはならない。日本政府は一方で我が国との友好を口にして義捐金を受け取りながら、残忍にも我が国の慰安婦への謝罪を拒否し、公海上で我が国の漁師を逮捕していることを」
「日本政府との友好のイメージ作りのために安倍政権の本質を見落とし、侵略者と手を汲んで利益を失わないように」
ここで披歴された彼女の日本観、安倍政権観が、たぶんに中国の捏造宣伝と一致しているのに気付くだろうか。同じ中華民族主義に立てば、同じ反日宣伝に出る訳だ。
ちなみにちなみにもう一人、邱毅元立法委員という、やはり典型的な中華民族主義者も次のような批判を行っている。
「台日を夫婦関係とするのは日尊台卑の準殖民関係と看做すことだ」
■しかし日本政界にも中華民族主義のシンパが…
中華民族主義者の特徴は、その反日感情と反台感情が大きく重なっているところだ。国民党にしても中共にしても、台湾人は同じ「中国人」(漢民族)でありながら、日本の殖民支配を受けたことで「中国人」の誇りを失い、「一つの中国」原則を受け入れようとしないとして、日本を憎み、台湾人を蔑むのである。
邱毅氏の指摘は、そうした歪んだ情念からのものである。
こうした狂気とも呼ぶべき中華民族主義の反日反台情念の政権支配から台湾が解放されたというところに、日本にとっての台湾の政権交代のありがたさがあるのである。
ところで産経新聞は九日、以下のように報道した。
―――台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の蔡明耀秘書長は9日、訪台した日本メディアの取材に応じ、「米国はすでに単独で世界の平和、安全を守ることができない。東アジアや西太平洋の安定維持のためには日本の協力が必要だ。安全保障法制を歓迎している」と述べ、海洋進出を強める中国を念頭に日本の貢献に期待を示した。
新生(蘇生?)した台湾からの友情メッセージだ。日本もこの国の「期待」に応えて行かなくては。
日本の政界には中華民族主義者と意見が合う倒錯した反日勢力がいまだ蔓延っている。友を友と思うこともできず、逆に敵に従属する愚かしくも悲しい、そして有害な人々である。
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民進党が八年ぶりに政権を奪還し、立法院(国会)選挙でも同党が初めて単独過半数を獲得するなど、国民党政権による中国傀儡の如き状況から、再び台湾人の国作り路線に復帰してリフレッシュした感の強い台湾。この国から蘇嘉全立法院長(国会議長)率いる与野党の立法委員(国会議員)二十三人が八月一から四日間、日本を訪問した。
二日には日本の対台湾交流窓口、交流協会の大橋三夫会長と都内で会見。熊本地震の被災地支援のため台湾住民から寄せられた約七千九百六十万円もの義捐金を手渡した。

蘇嘉全国会議長(左)から大橋三夫交流協会会長へ義捐金目録が手渡された
その際に蘇嘉全氏が述べた言葉は印象的だ。
「二〇一四年の高雄市ガス爆発事故、一五年の八仙水上楽園爆発事故、今年二月の南部地震など大災害が発生すると、日本の各界からはたくさんの支援や関心が寄せられた。日本で震災が起これば、台湾も我が事のようにそれを受け止め、積極的に支援の手を差し伸べることになる」
同氏はこのように話した上で、日台関係を「夫婦関係」に例え、「台湾が泣く時は日本も泣き、日本が笑う時は台湾も笑う。両国がこれほど親密で打ち解けることができるのは、双方の人民の思いが繋がっているからだ」と強調したのだ。
本当にその通りだろう。かつて日本が中国ばかりに配慮し、台湾に対して冷淡だった時代、台湾人の親日感情はしばしば「片思い」などと称されたが、二〇一一年の東日本大震災で台湾からの支援を受けるや、日本人もそうした思いに気付き、感激し、今や両者の友情は深まるばかりである。
■日台の友情の深化を非難する国民党主席

小池百合子都知事を訪問した台湾議員団一行
そんな状況を苦々しく、いやむしろ危機感を持って眺めているのが言うまでもなく、台湾併呑を目指し、台湾を孤立させること(特に日米との分断)に余念のない中国だが、実はそれだけでない。
国民党の在台中国人勢力もまた同様なのだ。こうした中華民族主義者は反日本であると同時に反台湾人でもある。

国民党の洪秀柱主席。中共と歩調を合わせ反日情念を剥き出しにする中華民族主
義者だ
その代表格の一人と言える洪秀柱主席は、蘇嘉全氏の発言をこう批判した。
「安倍政権は両様の構えが好きだ。韓国には賠償、謝罪する一方で、国内では慰安婦の強制連行を否定する。このように真剣に自国の侵略の悪行を反省したことのない政府と一緒に泣いたり笑ったりすると言うのか」
「安倍政権は、かつて『戦争は人類の魂の進化の宗教活動』『南京大虐殺はウソ』『慰安婦は戦時中は合法』との過激発言を行った稲田朋美を防衛大臣に任命した。こうした行為は侵略された各国の信頼を失う」
「民進党政権は忘れてはならない。日本政府は一方で我が国との友好を口にして義捐金を受け取りながら、残忍にも我が国の慰安婦への謝罪を拒否し、公海上で我が国の漁師を逮捕していることを」
「日本政府との友好のイメージ作りのために安倍政権の本質を見落とし、侵略者と手を汲んで利益を失わないように」
ここで披歴された彼女の日本観、安倍政権観が、たぶんに中国の捏造宣伝と一致しているのに気付くだろうか。同じ中華民族主義に立てば、同じ反日宣伝に出る訳だ。
ちなみにちなみにもう一人、邱毅元立法委員という、やはり典型的な中華民族主義者も次のような批判を行っている。
「台日を夫婦関係とするのは日尊台卑の準殖民関係と看做すことだ」
■しかし日本政界にも中華民族主義のシンパが…
中華民族主義者の特徴は、その反日感情と反台感情が大きく重なっているところだ。国民党にしても中共にしても、台湾人は同じ「中国人」(漢民族)でありながら、日本の殖民支配を受けたことで「中国人」の誇りを失い、「一つの中国」原則を受け入れようとしないとして、日本を憎み、台湾人を蔑むのである。
邱毅氏の指摘は、そうした歪んだ情念からのものである。
こうした狂気とも呼ぶべき中華民族主義の反日反台情念の政権支配から台湾が解放されたというところに、日本にとっての台湾の政権交代のありがたさがあるのである。
ところで産経新聞は九日、以下のように報道した。
―――台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の蔡明耀秘書長は9日、訪台した日本メディアの取材に応じ、「米国はすでに単独で世界の平和、安全を守ることができない。東アジアや西太平洋の安定維持のためには日本の協力が必要だ。安全保障法制を歓迎している」と述べ、海洋進出を強める中国を念頭に日本の貢献に期待を示した。
新生(蘇生?)した台湾からの友情メッセージだ。日本もこの国の「期待」に応えて行かなくては。
日本の政界には中華民族主義者と意見が合う倒錯した反日勢力がいまだ蔓延っている。友を友と思うこともできず、逆に敵に従属する愚かしくも悲しい、そして有害な人々である。
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