対中降伏辞さぬ売国野党―中国史が教える敗北主義者の欺瞞
2016/07/09/Sat
一八五六年から六〇年にかけ、英仏連合軍が清国に攻め込んだアロー戦争(第二次阿片戦争)での話だ。
当時広東省の軍・民政を統括する両広総督の名は葉名琛。連合軍が広州城に迫りつつあるので、側近から「今の内に抗戦の準備を」と建策されると、「敵勢力の強大さを見よ。軽々しくトラのヒゲに触れるな」と一喝。

今から160年前、戦いを拒否して敵の捕虜となった葉名琛。その敗北主義的な姿勢は、今日の日本の媚中野党にも似る
そこで側近は「民を戦火から守るべく和議をお考えなのだ」と感激していると、葉名琛は「我が大国が夷狄などとそのようなことができるか」と再び激怒。
そこで「では陣地を構築しますか」と聞かれても、「民に苦労をかけてはならない」と言って許さず。だが「死して名を歴史の残すおつもりか」と尋ねられても、「母がいる。忠は尽くせても孝が尽くせなくなるではないか」と首を振る。
やがて連合軍の攻撃が始まった。「間もなく落城します。降伏しますか」と側近が尋ねられるや、「城や民を捨てて逃げることはできない。これまでだ」と言って、捕虜となったのである。
かくて葉名琛は「戦わない、講和しない、守らない,死なない、降伏しない、逃げない」の「六ない総督」と呼ばれるのだが、いかに立派な御託を並べても、最初から命をかけて城や民を守ろうなどとは考えていなかった訳だ。
そしてこの百六十年も前の清国の葉名琛という卑怯な人物の姿が、今回の選挙で「戦争法反対」を叫んで野合し、有権者を惑わし続ける野党と重なって見えるのだ。
例えば日本共産党は現在、次のようにアピールしている。

野党の唱える「戦争法反対」は「有事に投降も辞さない」との意のようだ
―――戦争か平和か─日本はいま、歴史の岐路にたっています。安保法制を強行した安倍政権に 反対し、一人ひとりが主権者として声をあげ、行動するというこれまでにない市民運動がひろがりました。
―――これに背中をおされて野党共闘が前進し、参院全1人区で統一。野党と 市民が結束して、政権を倒す─国民の手で政治をつくる新しい歴史がはじまっています。
このように日米同盟の強化(そしてその存在)に反対はするが、しかし増大する一方である中国や北朝鮮の軍事的脅威から、いかに日本の平和と安全を守り抜くかについて、正面から語ろうとしないのが、こうした野党の特徴である。
日米同盟を強化して「中国のヒゲを触るな」との叫びにも聞こえる。要するに「六ない」の敗北主義に染まり、「敵が攻めてくるなら降伏すればいい」と考えているのだが、残念ながら有権者は必ずしも、これら野党が「奴隷の平和」をも受け入れる売国奴だとは理解していない。
それほど彼らの宣伝は成功を収めている。実に卑劣な勢力である。
ちなみに連合軍に捕えられた葉名琛だが、その最期はなかなか立派で、インドへ連行されて自ら食を断って死んだそうだ。
その彼と今日の日本の反戦野党が違うのは、こちらは最初から敵と通じているので、日本が中国に降伏しても捕虜にはならないということだろう。
もっともこうした日本人を中国は信用しない。祖国を裏切るくらいだから中国などいとも簡単に裏切るはずだと警戒し、やがて粛清することとなるというのもまた、あの国の歴史が教えるところである。
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当時広東省の軍・民政を統括する両広総督の名は葉名琛。連合軍が広州城に迫りつつあるので、側近から「今の内に抗戦の準備を」と建策されると、「敵勢力の強大さを見よ。軽々しくトラのヒゲに触れるな」と一喝。

今から160年前、戦いを拒否して敵の捕虜となった葉名琛。その敗北主義的な姿勢は、今日の日本の媚中野党にも似る
そこで側近は「民を戦火から守るべく和議をお考えなのだ」と感激していると、葉名琛は「我が大国が夷狄などとそのようなことができるか」と再び激怒。
そこで「では陣地を構築しますか」と聞かれても、「民に苦労をかけてはならない」と言って許さず。だが「死して名を歴史の残すおつもりか」と尋ねられても、「母がいる。忠は尽くせても孝が尽くせなくなるではないか」と首を振る。
やがて連合軍の攻撃が始まった。「間もなく落城します。降伏しますか」と側近が尋ねられるや、「城や民を捨てて逃げることはできない。これまでだ」と言って、捕虜となったのである。
かくて葉名琛は「戦わない、講和しない、守らない,死なない、降伏しない、逃げない」の「六ない総督」と呼ばれるのだが、いかに立派な御託を並べても、最初から命をかけて城や民を守ろうなどとは考えていなかった訳だ。
そしてこの百六十年も前の清国の葉名琛という卑怯な人物の姿が、今回の選挙で「戦争法反対」を叫んで野合し、有権者を惑わし続ける野党と重なって見えるのだ。
例えば日本共産党は現在、次のようにアピールしている。

野党の唱える「戦争法反対」は「有事に投降も辞さない」との意のようだ
―――戦争か平和か─日本はいま、歴史の岐路にたっています。安保法制を強行した安倍政権に 反対し、一人ひとりが主権者として声をあげ、行動するというこれまでにない市民運動がひろがりました。
―――これに背中をおされて野党共闘が前進し、参院全1人区で統一。野党と 市民が結束して、政権を倒す─国民の手で政治をつくる新しい歴史がはじまっています。
このように日米同盟の強化(そしてその存在)に反対はするが、しかし増大する一方である中国や北朝鮮の軍事的脅威から、いかに日本の平和と安全を守り抜くかについて、正面から語ろうとしないのが、こうした野党の特徴である。
日米同盟を強化して「中国のヒゲを触るな」との叫びにも聞こえる。要するに「六ない」の敗北主義に染まり、「敵が攻めてくるなら降伏すればいい」と考えているのだが、残念ながら有権者は必ずしも、これら野党が「奴隷の平和」をも受け入れる売国奴だとは理解していない。
それほど彼らの宣伝は成功を収めている。実に卑劣な勢力である。
ちなみに連合軍に捕えられた葉名琛だが、その最期はなかなか立派で、インドへ連行されて自ら食を断って死んだそうだ。
その彼と今日の日本の反戦野党が違うのは、こちらは最初から敵と通じているので、日本が中国に降伏しても捕虜にはならないということだろう。
もっともこうした日本人を中国は信用しない。祖国を裏切るくらいだから中国などいとも簡単に裏切るはずだと警戒し、やがて粛清することとなるというのもまた、あの国の歴史が教えるところである。
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