熊本地震への中国の歪んだ反応(上)―南京虐殺記念館の偽善メッセージ
2016/04/18/Mon
熊本地震の発生を受け、中国南京の「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」(南京大虐殺記念館)が四月十五日夜に「微博」(中国版ツイッター)で発したメッセージが、複数の中共御用メディアによって盛んに報じられている。
そこで以下に全文を翻訳しよう。
―――【熊本日中友好協会の友人の皆さん、ご無事ですか?】昨晩と今朝、日本九州熊本県で地震が発生し、目下九人が亡くなり九百五十人以上が負傷しました。中国侵略戦争の時、熊本人で編成された日本軍第六師団と第一〇六師団はともに中国侵略の主力で、中でも第六師団は南京大虐殺の元凶でもありました。そこで今晩、私達はあなたに、日本熊本県日中友好協会の物語をお教えしましょう。:彼らは二十余年来、毎年必ず当館に受難した南京同胞の弔問に訪れており、会員の桜井正美は先月末に来館した際、「毎年十二月、協会会員はお金を出し合い、南京大虐殺での生存者を日本へ招き、証言集会を開いている」と話しました。この時の訪問で彼らは当館の紫金草手描き活動にも参加しています。今、私達は日中友好協会の友人たちのことを案じています。皆さんご無事ですか?―――

南京大虐殺記念館が発信したメッセージ。熊本の人々を気遣う内容にはなっているが・・・
日本人の安否を気遣っているようだが、どうもこれに打たれるものがない。それはこれが純粋な慰問というより、慰問の名を借りた政治宣伝だからだと思う。
何しろ向こうは反日愛国プロパガンダ部門。きっとそのようなことしかできないのだろう。要するに、いつもながらの「二分法」宣伝を展開しているのだ。
つまり戦時中の日本人を「一部の日本軍国主義者」と「平和を愛する広範な日本人民」に分けて歴史を語り、その上で戦後の日本人を「少数の日本右翼勢力」と「多数の日本人民」とに二分し、後者と団結して前者を孤立させるという統一戦線工作(統戦)の一環である。
そして日本各地にある「日中友好協会」などは、まさに「平和を愛する日本人民」を演じるのがその役割だ。今回もこのように、しっかりと宣伝に利用されている。

南京大虐殺記念館を訪れた熊本県日中友好協会の人々。中国メディアが今回のメッセージを
紹介する際に配信した写真だ
これまで「南京大虐殺」なるでっち上げ宣伝の下、長年にわたって熊本県出身の兵士を「南京大虐殺の元凶」などとするデマでその名誉を汚し続けて来たのが中共であり南京大虐殺記念館だが、熊本がこんな事態に陥っている時でもなお、こういう悪辣な振る舞いを止めないとは。

熊本第六師団が活躍した一九三七年の南京攻略戦。しかし
「大虐殺」など起こらなかったのである
ところで、こんな悪意に満ちた偽善メッセージを何と好意的に受け止め、日中友好を奨励しているのが毎日新聞だ。
十七日に「南京大虐殺記念館が慰問文…中国で共感広がる」との見出しで記事を配信。南京大虐殺記念館のメッセージ内容を紹介した上で、次のように伝えるのである。
―――同館によると、翌日午後5時までにメッセージの閲覧数は300万を超え、SNS上で1万件以上転載されたという。
―――中国人ネット利用者の反応をみると「記憶は恨むためにあるものではない」「軍国主義に反対するが、現在の日本は別だ」との好意的な評価が目立った。
―――同館は16日にも公式SNS上で「大虐殺などの歴史を忘れてはならない」と強調しつつ「想定を超えた反響だった。ネット利用者の理性的な考え方と人間性に、喜びを感じながら見られた」と伝えた。
―――同協会事務局は「ありがたい励ましの言葉だ。中国のイメージが改善され、両国の友好につながれば」とコメントした。
「中国のイメージが改善され、両国の友情につながれば」は、毎日自身の思いでもあるのだろう。それにしても「大虐殺」が事実であることを前提にて報道するなど、毎日はすっかり中共の統戦に惑わされ、そしてそれに加担して報道を行っているようだ(その点では中共御用メディアと何も変わらない)。
しかしこんなときに、中国の歪みきった日中友好宣伝などに踊らされたくない。
中国では「患難見真情」(苦境に遭って真の友情を知る)といい、今回南京大虐殺記念館はその「真情」を日本に示したつもりなのだろう。香港の星島日報なども「以徳報怨の真情」などと称賛していたが、実際にここで明らかになったのは、あの国の「真情」なるものが偽りで歪みきったものであるということだけなのである。
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―――【熊本日中友好協会の友人の皆さん、ご無事ですか?】昨晩と今朝、日本九州熊本県で地震が発生し、目下九人が亡くなり九百五十人以上が負傷しました。中国侵略戦争の時、熊本人で編成された日本軍第六師団と第一〇六師団はともに中国侵略の主力で、中でも第六師団は南京大虐殺の元凶でもありました。そこで今晩、私達はあなたに、日本熊本県日中友好協会の物語をお教えしましょう。:彼らは二十余年来、毎年必ず当館に受難した南京同胞の弔問に訪れており、会員の桜井正美は先月末に来館した際、「毎年十二月、協会会員はお金を出し合い、南京大虐殺での生存者を日本へ招き、証言集会を開いている」と話しました。この時の訪問で彼らは当館の紫金草手描き活動にも参加しています。今、私達は日中友好協会の友人たちのことを案じています。皆さんご無事ですか?―――

南京大虐殺記念館が発信したメッセージ。熊本の人々を気遣う内容にはなっているが・・・
日本人の安否を気遣っているようだが、どうもこれに打たれるものがない。それはこれが純粋な慰問というより、慰問の名を借りた政治宣伝だからだと思う。
何しろ向こうは反日愛国プロパガンダ部門。きっとそのようなことしかできないのだろう。要するに、いつもながらの「二分法」宣伝を展開しているのだ。
つまり戦時中の日本人を「一部の日本軍国主義者」と「平和を愛する広範な日本人民」に分けて歴史を語り、その上で戦後の日本人を「少数の日本右翼勢力」と「多数の日本人民」とに二分し、後者と団結して前者を孤立させるという統一戦線工作(統戦)の一環である。
そして日本各地にある「日中友好協会」などは、まさに「平和を愛する日本人民」を演じるのがその役割だ。今回もこのように、しっかりと宣伝に利用されている。

南京大虐殺記念館を訪れた熊本県日中友好協会の人々。中国メディアが今回のメッセージを
紹介する際に配信した写真だ
これまで「南京大虐殺」なるでっち上げ宣伝の下、長年にわたって熊本県出身の兵士を「南京大虐殺の元凶」などとするデマでその名誉を汚し続けて来たのが中共であり南京大虐殺記念館だが、熊本がこんな事態に陥っている時でもなお、こういう悪辣な振る舞いを止めないとは。

熊本第六師団が活躍した一九三七年の南京攻略戦。しかし
「大虐殺」など起こらなかったのである
ところで、こんな悪意に満ちた偽善メッセージを何と好意的に受け止め、日中友好を奨励しているのが毎日新聞だ。
十七日に「南京大虐殺記念館が慰問文…中国で共感広がる」との見出しで記事を配信。南京大虐殺記念館のメッセージ内容を紹介した上で、次のように伝えるのである。
―――同館によると、翌日午後5時までにメッセージの閲覧数は300万を超え、SNS上で1万件以上転載されたという。
―――中国人ネット利用者の反応をみると「記憶は恨むためにあるものではない」「軍国主義に反対するが、現在の日本は別だ」との好意的な評価が目立った。
―――同館は16日にも公式SNS上で「大虐殺などの歴史を忘れてはならない」と強調しつつ「想定を超えた反響だった。ネット利用者の理性的な考え方と人間性に、喜びを感じながら見られた」と伝えた。
―――同協会事務局は「ありがたい励ましの言葉だ。中国のイメージが改善され、両国の友好につながれば」とコメントした。
「中国のイメージが改善され、両国の友情につながれば」は、毎日自身の思いでもあるのだろう。それにしても「大虐殺」が事実であることを前提にて報道するなど、毎日はすっかり中共の統戦に惑わされ、そしてそれに加担して報道を行っているようだ(その点では中共御用メディアと何も変わらない)。
しかしこんなときに、中国の歪みきった日中友好宣伝などに踊らされたくない。
中国では「患難見真情」(苦境に遭って真の友情を知る)といい、今回南京大虐殺記念館はその「真情」を日本に示したつもりなのだろう。香港の星島日報なども「以徳報怨の真情」などと称賛していたが、実際にここで明らかになったのは、あの国の「真情」なるものが偽りで歪みきったものであるということだけなのである。
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