日本の勇気が問われる中、日台合同で街頭演説会―台湾を国連へ！（付：動画）

中国の妨害圧力により、世界で唯一国連加盟を果たせず、中国の軍事的脅威の前で孤立する台湾だが、目下この国では官民を挙げて、「台湾は主権国家であり、中国の一部ではない」として、加盟実現を求める動きが強化されている。そのため中国との間で緊張が高まり、日米など国連加盟諸国は、中国を非難しないばかりか、ひたすら台湾の動きの鎮静化を求めている。いやむしろ、米国などは中国の言いなりになって台湾に反対の圧力をかけているし、日本にしても「台湾加盟は支持できない」などと表明すると言う、不条理きわまりなき状況だ。

そうした中、日本の台湾加盟支持を訴ええるため、台湾から国連加盟協進会の代表団が来日した。そこで一月二十五日午後、日台交流同友会、台湾出身戦没者慰霊の会、台湾研究フォーラムなどの台湾独立支援団体が、同じく台湾独立を支持する維新政党新風の強力かつ全面的なバックアップの下、国連加盟協進会と合同で「台湾を国連へ！」街頭演説会を参議院議員会館前とＪＲ新宿駅西口前で実施した。


台湾から持参された日本語の横断幕。参議院議員会館前にて


「日本は台湾の味方だ」と書かれた横断幕を掲げ。新宿駅西口前にて



演説会の目的としてはまず、台湾加盟の問題への関心がまだまだ低い国民に、それがいかに日本にとっても重大な問題であるかを訴えることがあった。何しろ中国の加盟妨害の目的は台湾併呑である。逆に台湾加盟が実現すれば、あるいは加盟を実現できずとも、加盟を希求する台湾人の声が世界に届けば、それだけで中国覇権主義の実態が世界に明らかになるのだが、いずれにせよ中国の脅威の前において百％の運命共同体となっている日本にとり、この問題に無関心でいることなどできないはずだ。幸い国民の多くは台湾加盟を当然のことと考え、中国の姿勢には不満を募らせている。そこでこの演説会を行い、ささやかながらも政府、国民に対する我々のアピール運動の端緒にしようと考えた。

我々はこの運動は、中国覇権主義に反対する運動の中核の一つに据えるべきものだと考えている。なぜならば中国にとってこれは、最も望まないものの一つだからだ。

もう一つの目的は、国際社会で孤立感を高める台湾国民を激励することにあった。中国覇権主義の攻勢により、台湾が自信を失ってしまったなら、それだけで日本自体も大いなる危機に陥ってしまう。今回来日した台湾人一行が口を揃えて言っていたのは、「我々台湾人は日本を信じている」「日本以外に台湾を助けてくれる国はない」「日本人なら台湾の苦境を理解してくれるはずだ」である。そもそも台湾は親日国と言われるが、それは長い歴史的な因縁から、台湾が日本に期待し、日本を信じていると言うことなのである。そこでそのような期待に応えるべく、そして、日本の気概いまだ死せず、を見せるべく、この演説会を行ったのだ。自由時報や中央通訊社（通信社）などの台湾マスメディアが、その模様を台湾国民に詳報してくれたことは何ともありがたかった。

なお参議院議員会館前では、大江康弘参議院議員が応援に駆けつけてくれた。大江氏は安保問題に詳しく、台湾を熱烈に支持する姿勢から、台湾では勇気ある良識派の政治家として有名である。当初は台湾側一行と会館の中で面会する予定だったのだが、自ら外に出てきてマイクを握り、台湾激励の演説を行い、一行を大感激させた。

台湾支持は中国との戦い（あるいは国内媚中勢力との戦い）を意味する。日本人の勇気が問われる中、我々はこれからもこの運動を拡大して行きたい。


渡邊昇・維新政党新風埼玉県本部幹事長


村田春樹・外国人参政権に反対する市民の会代表


せと弘幸・維新政党新風副代表


田中満・日台交流同友会幹事

※写真は「日本人台湾独立促進会」のHPより転載。
http://taidoku.fc2web.com/ouen149.htm

以下は演説会の映像（撮影＝日本人台湾独立促進会）。日本人がどれほど台湾を応援しているかを、その国の人々にも見ていただきたい。もちろん中国にもだ。



大江康弘参議院議員の演説―参議院議員会館前


台湾国連加盟協進会・盧孝治氏の演説（英語）―参議院議員会館前


駆けつけた「台湾の声」の女性読者の演説―参議院議員会館前


太田泰久・維新政党新風青年部長の演説―ＪＲ新宿駅西口前


永山英樹・台湾研究フォーラム会長の演説―ＪＲ新宿駅西口前


台湾国連加盟協進会の陳美雲氏の演説と合唱先導（台湾語）―ＪＲ新宿駅西口前


鈴木信行・維新政党新風幹事長（東京都本部代表）の演説―ＪＲ新宿駅西口前

■台湾・中央通訊社の報道

台日人士日國會會館前示威 籲支持台灣入聯

更新日期:2008/01/25 17:34
（中央社記者張芳明東京二十五日專電）來自台灣的「台灣聯合國協進會」成員和日本人士，今天在日本國會旁的參院議員會館前面示威，要求日本支持台灣加入聯合國。日本最大在野黨民主黨參議員大江康弘親自前往聲援這項活動；並表示，期待民進黨總統參選人謝長廷能在三月的總統大選中勝選。
由盧孝治率領的十五名「台灣聯合國協進會」成員，及包括「台灣研究論壇」與「日台交流同友會」等的日本團體代表總共約三十人，下午在參院議員會館前進行這項示威活動，要求日本支持台灣入聯，大江參議員對這項活動表示肯定與全面支持。
大江致詞時指出，連獨裁國家北韓都能參加聯合國，並和逾一百四十個國家有外交關係，與日本交流關係密切的台灣卻仍未能參加聯合國，這是不合道理的事，他將要求日本政府及福田政權支持台灣入聯，讓台灣人民早日實現加入聯合國的願望。
這位與台灣交往已逾三十年的在野黨國會議員，對台灣執政黨民進黨在一月的立法委員選舉中敗選表示遺憾，他期待謝長廷在三月的總統大選能夠勝選，並指出，日本需要的不是突然親日而是真正親日的台灣領袖。
盧孝治對媒體表示，這次率團抵日進行這項示威訴求活動，是為喚醒包括日本在内的國際人士注意到聯合國漠視憲章精神，造成台灣尚未能具有代表權的問題。他強調，台灣入聯的要求是基本人權的要求，國際社會應正視這個問題。
台日示威人士在這項約一個小時的示威活動中，舉著「支持台灣加盟聯合國」、「日本是台灣的同伴」和「請聲援台灣加盟聯合國」的布條，透過擴音器發表訴求、並大聲呼口號，呼籲日本政府和人民支持台灣加入聯合國。970125

■台湾紙・自由時報の報道

日民間團體 聲援台灣入聯

更新日期:2008/01/26 04:09
〔駐日特派員張茂森／東京二十五日報導〕由日本「台灣研究論壇」等幾個民間團體組成的「日本人支援台灣加盟聯合國之會」的成員與來自台灣的台灣入聯團體二十五日下午在氣温只有兩度的日本參議員會館前舉行演説，強調台灣入聯的權利，呼籲日本支持台灣加入聯合國，日本參議員大江康弘也在現場演説加油。
這項支持台灣入聯的活動是由日本台灣研究論壇、日本媽姐會、台灣出身戰歿者慰靈會、高座日台交流會日台交流同友會、維新政黨新風東京都本部、維新政黨新風埼玉本部共同組成，台灣方面由台灣國際文化協會盧孝治率團抵日參加。
日本參議員大江康弘表示，台日兩國支持台灣入聯的群眾在嚴寒的天氣下仍然拚命為台灣入聯打拚，實在令人感動，他在演説中指出，日本國民普遍希望台灣能加入國際社會，參加聯合國是台灣人民的基本人權，他也説，「台灣是台灣，中國是中國，中國不能代表台灣」，中國更沒有權利對台灣入聯表示意見，他希望日台兩國人民共同努力，全力支持台灣加入聯合國，台灣人民在達到目的之前絕不能失去信心。
在一個小時的演説活動中引起不少過路日本民眾的注目，台灣聯合國協進會東京分會也在現場散發籲請支持台灣入聯的傳單。

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