民主・維新は民進党と名乗るなー新党名問題には台湾も関心
2016/03/13/Sun
民主党と維新の党は現在、合流後の新党名を公募で決めるという大衆迎合主義を楽しんでいる(?)ところだ。

応募総数約二万件の内、最も多かったのは「民主党」(千四百五十六件)で、次いで「立憲民主党」(七百二十五件)、そして「民新党」(三百五十二件)。民主党はこの中から「立憲民主党」を提案している。
同党が「立憲主義」を標榜したがるのは、確立した自民党が確立した安全保障法制に「違憲立法」のレッテルを張って党勢回復を目論んでいるからだが、こうした党利党略、政敵への怨みを党名に直接反映させようというのもまた大衆迎合主義。慎みがないというか厳粛さに欠けるというか。要するに精神的に薄っぺらなのだ。
一方、維新の党は三位の「民新党」ならぬ「民進党」を提案する。「国民とともに進む」との意味を込めてのことだとか。

「民主党が民進党に改名か?」と伝える自由時報。すでに「民進党」が存在する台湾でも民主党の
動向に関心が集まっている
そこで両党は三月十二,十三日に世論調査を行い、十四日に「立憲民主党」と「民進党」のいずれかで決する予定なのだが、その結果には台湾からも関心が寄せられている。なぜなら言うまでもなく「民進党」は、すでに台湾に存在するからだ。
先日の総統選挙の結果、五月には国民党から政権を引き継ぐ民進党。台湾を一つの主権国家だと強調し、中国から警戒され続けてきたが、一方の日本の民主党は大衆迎合だけでなく中国迎合でも知られる政党につき、これらが同一名称となれば何とも奇妙だというわけだろう。
同国の最大手紙自由時報も二月二十五日、「日本の民主党が民進党に改名か?」との記事を配信し、次のような日本のネット上の書き込みを紹介した。
「台湾に失礼だ。中国もこの党名を見たら怒ると思う」
「国民党であれば、たしかに台湾の国民党とは媚中程度が近い」(※当時は党名候補に「国民党」もあった)
当の民進党の反応はどうか。
三月七日、訪日中の民進党籍の首長らが都内で親台派の超党派議員らと懇談した際、「日華議員懇談会に所属する維新の会の議員が、新党名候補に民進党があることを紹介し、『もしそれが確定すれば台湾の民進党とは友党になれそうだ』と発言。会場は大きな笑いに包まれた」(台湾紙中国時報)とか。もっとも、その「大きな笑い」の意味は知りようがない。
一方、自民党議員によると、「来日中の民進党の議員と10日、都内で会談した際、『せっかく政権交代を果たすのに、日本の民主党が民進党に変わったらわれわれのイメージが悪くなる。やめてほしい』と語った」(産経新聞)という。ただ「イメージ」がどのように悪くなるといったのかはわからない。

産経新聞の記事。民主党が「民進党」と改称することを民進党が歓迎するだろうか
ただ想像だが、民進党内部には、いよいよ政権を獲得し、対日関係の深化も図らなければならない時に、凋落してなかなか党勢を挽回できず、あるいは日米同盟の強化に消極的で、台湾の国民党と同様に親中的な民主党と党名が同じになってしまっては、日本でのイメージダウンは避けられないとの懸念は間違いなくあると思う。
実は、その懸念は私自身が抱いているものでもある。「大衆」に迎合すべきだとは言わないが、やはり「大衆」が抱く印象は無視できない。
「民主党」のままでいいのではないか。その三文字にはすでに無能、不誠実、そして売国の印象が確立されているのだから、改称などしない方が、国民が惑わされずに済む。
どうしてもというなら「立憲民主党」でどうだろう。
立憲、護憲の名の下で集団的自衛権の行使容認に反対する民主党の実態は、中国覇権主義の脅威増大に伴い、いずれ国民の唾棄するところとなるかも知れないからだ(いや、唾棄されるように持って行かなければ)。
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応募総数約二万件の内、最も多かったのは「民主党」(千四百五十六件)で、次いで「立憲民主党」(七百二十五件)、そして「民新党」(三百五十二件)。民主党はこの中から「立憲民主党」を提案している。
同党が「立憲主義」を標榜したがるのは、確立した自民党が確立した安全保障法制に「違憲立法」のレッテルを張って党勢回復を目論んでいるからだが、こうした党利党略、政敵への怨みを党名に直接反映させようというのもまた大衆迎合主義。慎みがないというか厳粛さに欠けるというか。要するに精神的に薄っぺらなのだ。
一方、維新の党は三位の「民新党」ならぬ「民進党」を提案する。「国民とともに進む」との意味を込めてのことだとか。

「民主党が民進党に改名か?」と伝える自由時報。すでに「民進党」が存在する台湾でも民主党の
動向に関心が集まっている
そこで両党は三月十二,十三日に世論調査を行い、十四日に「立憲民主党」と「民進党」のいずれかで決する予定なのだが、その結果には台湾からも関心が寄せられている。なぜなら言うまでもなく「民進党」は、すでに台湾に存在するからだ。
先日の総統選挙の結果、五月には国民党から政権を引き継ぐ民進党。台湾を一つの主権国家だと強調し、中国から警戒され続けてきたが、一方の日本の民主党は大衆迎合だけでなく中国迎合でも知られる政党につき、これらが同一名称となれば何とも奇妙だというわけだろう。
同国の最大手紙自由時報も二月二十五日、「日本の民主党が民進党に改名か?」との記事を配信し、次のような日本のネット上の書き込みを紹介した。
「台湾に失礼だ。中国もこの党名を見たら怒ると思う」
「国民党であれば、たしかに台湾の国民党とは媚中程度が近い」(※当時は党名候補に「国民党」もあった)
当の民進党の反応はどうか。
三月七日、訪日中の民進党籍の首長らが都内で親台派の超党派議員らと懇談した際、「日華議員懇談会に所属する維新の会の議員が、新党名候補に民進党があることを紹介し、『もしそれが確定すれば台湾の民進党とは友党になれそうだ』と発言。会場は大きな笑いに包まれた」(台湾紙中国時報)とか。もっとも、その「大きな笑い」の意味は知りようがない。
一方、自民党議員によると、「来日中の民進党の議員と10日、都内で会談した際、『せっかく政権交代を果たすのに、日本の民主党が民進党に変わったらわれわれのイメージが悪くなる。やめてほしい』と語った」(産経新聞)という。ただ「イメージ」がどのように悪くなるといったのかはわからない。

産経新聞の記事。民主党が「民進党」と改称することを民進党が歓迎するだろうか
ただ想像だが、民進党内部には、いよいよ政権を獲得し、対日関係の深化も図らなければならない時に、凋落してなかなか党勢を挽回できず、あるいは日米同盟の強化に消極的で、台湾の国民党と同様に親中的な民主党と党名が同じになってしまっては、日本でのイメージダウンは避けられないとの懸念は間違いなくあると思う。
実は、その懸念は私自身が抱いているものでもある。「大衆」に迎合すべきだとは言わないが、やはり「大衆」が抱く印象は無視できない。
「民主党」のままでいいのではないか。その三文字にはすでに無能、不誠実、そして売国の印象が確立されているのだから、改称などしない方が、国民が惑わされずに済む。
どうしてもというなら「立憲民主党」でどうだろう。
立憲、護憲の名の下で集団的自衛権の行使容認に反対する民主党の実態は、中国覇権主義の脅威増大に伴い、いずれ国民の唾棄するところとなるかも知れないからだ(いや、唾棄されるように持って行かなければ)。
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