中国勝利!慰安婦巡り国連女性差別撤廃委が日本に謝罪勧告
2016/03/08/Tue
慰安婦問題など日本の所謂「女性差別」について審査してきた国連女子差別撤廃委員会は三月七日に報告書を発表し最終見解を示した。時事通信によれば、「日本の指導者や当局者が慰安婦問題の責任に関し、『(元慰安婦の)名誉を傷つける発言を控えるよう』要請。元慰安婦に対する公式謝罪を含めた「十分で効果的な償い」を行う必要性を訴え、日本に厳しい姿勢を見せた」という。
日本政府は二月十六日の審査会合で、杉山晋輔外務審議官を派遣し、慰安婦の「強制連行」が虚偽であると説明し、慰安婦が「性奴隷」だったことを否定していた。
そしてこの杉山氏に対し噛みついたのが中国人の委員、鄒暁巧だった。この女性は中共傘下の中華全国婦女連合会の国際連絡部部長を務めた人物。もちろんここでは中共の代理人である。

中国人の委員である鄒暁巧。もちろん中共の代弁者だ
言うまでもなく中国は、まさに「強制連行」「性奴隷」をキーワードとした日本批判の宣伝戦に乗り出している国である。日本の「戦争犯罪」を強調し、その国際社会における信頼性を傷つけ、影響力を低下させよう狙ってきただけに、杉山氏の説明はあまりに不都合だったようだ。そこで中国人委員はこう批判したのだ(朝日新聞より)。
―――あなたの声明から、日本政府の立場は実際、矛盾しているとわかりました。あなたは歴史を否定すると言いました。あなたは慰安婦問題を否定しています。その一方で、あなたは日本政府と韓国とが合意に達してよろこんでいると言っています。あなたが言うように、もしそのような問題がないのであれば、なぜ日本政府は韓国との合意に至らなければならなかったのですか。第2次世界大戦前や戦中、大日本帝国軍のために性を提供するよう強いられた数万もの韓国人を含む女性の勧誘に政府や軍が直接的に関与したと初めて認めた1993年の河野談話を、なぜ日本政府は出したのでしょうか。
杉山氏が「否定」したのは「強制連行」なのだが、見ての通りこの中国人は「慰安婦問題」の存在を「否定した」と巧みに話しをすり替えながら、次のようにまくしたてた。
―――日本政府は誠意を示すためにも、すべての元慰安婦のために謝罪の書面を送る用意があるでしょうか。また、人権条約機関や国際社会から勧告されているように、法的責任を認め、すべての元慰安婦の名誉を回復し、責任ある者を訴追して罪があれば罰するかどうかについて、私は知りたいのです。日本政府には、第2次世界大戦中に起こったことを認めてほしいです。
そしてその模様を、中国中央テレビが放送した。ノーカットだったから、中国側は日本を貶めるこの印象操作に自信があったのだろう。
もっともこうしたトリックにすがったこと自体、従来になく歴史の真相を語り出した日本の姿勢に狼狽した証ではあるが。
さて今回の報告だが、慰安婦の強制性への言及はなかった。さすがにそれは差し控えざるを得なかったようだ。しかし中国人委員が望んだように、日本へ謝罪を勧告した。まるで「強制連行」「性奴隷」が事実であったかのように。
産経新聞によれば、「見解のとりまとめは中国出身の委員が主査を務めた」とか。つまり鄒暁巧=中共が主導した内容ということだろう。
したがって、今回の勧告は「日本政府には、第2次世界大戦中に起こったことを認めてほしい」との政治的意図が込められているものと思われる。
なお新華社や人民日報は、「委員会が日本を批判した」として、勧告内容を克明に報じている。こうした宣伝によって中国国民や国際社会は、「日本が見苦しくも罪を隠そうとして叱られた」といった印象を抱くことになる、というのが中国の筋書きだろう。慰安婦問題に関する日本の「反撃」に一度は面食らった中国だが、これで何とか逆襲に成功したといったところか。中国の捏造宣伝工作はかくも恐ろしい。
産経によると「国連で慰安婦問題が出ても対応するなと指示された時代もあった」(政府関係者)とか。そこで同紙は「日本政府は引き続き国際社会に事実関係を説明していかなければならない」と訴えるのだが、全くその通りである。虚構宣伝で形振り構わぬ中国のように、これまでの何十倍、何百倍もの真実宣伝を行って行かなくては。
【過去の関連記事】
日本の「強制連行」否定に中国反撃―宣伝利用される日韓合意 16/02/18
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2768.html
朝日の抗議を支える中国―国連委で慰安婦強制連行を否定した日本政府への反論提携 16/02/20
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2770.html
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日本政府は二月十六日の審査会合で、杉山晋輔外務審議官を派遣し、慰安婦の「強制連行」が虚偽であると説明し、慰安婦が「性奴隷」だったことを否定していた。
そしてこの杉山氏に対し噛みついたのが中国人の委員、鄒暁巧だった。この女性は中共傘下の中華全国婦女連合会の国際連絡部部長を務めた人物。もちろんここでは中共の代理人である。

中国人の委員である鄒暁巧。もちろん中共の代弁者だ
言うまでもなく中国は、まさに「強制連行」「性奴隷」をキーワードとした日本批判の宣伝戦に乗り出している国である。日本の「戦争犯罪」を強調し、その国際社会における信頼性を傷つけ、影響力を低下させよう狙ってきただけに、杉山氏の説明はあまりに不都合だったようだ。そこで中国人委員はこう批判したのだ(朝日新聞より)。
―――あなたの声明から、日本政府の立場は実際、矛盾しているとわかりました。あなたは歴史を否定すると言いました。あなたは慰安婦問題を否定しています。その一方で、あなたは日本政府と韓国とが合意に達してよろこんでいると言っています。あなたが言うように、もしそのような問題がないのであれば、なぜ日本政府は韓国との合意に至らなければならなかったのですか。第2次世界大戦前や戦中、大日本帝国軍のために性を提供するよう強いられた数万もの韓国人を含む女性の勧誘に政府や軍が直接的に関与したと初めて認めた1993年の河野談話を、なぜ日本政府は出したのでしょうか。
杉山氏が「否定」したのは「強制連行」なのだが、見ての通りこの中国人は「慰安婦問題」の存在を「否定した」と巧みに話しをすり替えながら、次のようにまくしたてた。
―――日本政府は誠意を示すためにも、すべての元慰安婦のために謝罪の書面を送る用意があるでしょうか。また、人権条約機関や国際社会から勧告されているように、法的責任を認め、すべての元慰安婦の名誉を回復し、責任ある者を訴追して罪があれば罰するかどうかについて、私は知りたいのです。日本政府には、第2次世界大戦中に起こったことを認めてほしいです。
そしてその模様を、中国中央テレビが放送した。ノーカットだったから、中国側は日本を貶めるこの印象操作に自信があったのだろう。
もっともこうしたトリックにすがったこと自体、従来になく歴史の真相を語り出した日本の姿勢に狼狽した証ではあるが。
さて今回の報告だが、慰安婦の強制性への言及はなかった。さすがにそれは差し控えざるを得なかったようだ。しかし中国人委員が望んだように、日本へ謝罪を勧告した。まるで「強制連行」「性奴隷」が事実であったかのように。
産経新聞によれば、「見解のとりまとめは中国出身の委員が主査を務めた」とか。つまり鄒暁巧=中共が主導した内容ということだろう。
したがって、今回の勧告は「日本政府には、第2次世界大戦中に起こったことを認めてほしい」との政治的意図が込められているものと思われる。
なお新華社や人民日報は、「委員会が日本を批判した」として、勧告内容を克明に報じている。こうした宣伝によって中国国民や国際社会は、「日本が見苦しくも罪を隠そうとして叱られた」といった印象を抱くことになる、というのが中国の筋書きだろう。慰安婦問題に関する日本の「反撃」に一度は面食らった中国だが、これで何とか逆襲に成功したといったところか。中国の捏造宣伝工作はかくも恐ろしい。
産経によると「国連で慰安婦問題が出ても対応するなと指示された時代もあった」(政府関係者)とか。そこで同紙は「日本政府は引き続き国際社会に事実関係を説明していかなければならない」と訴えるのだが、全くその通りである。虚構宣伝で形振り構わぬ中国のように、これまでの何十倍、何百倍もの真実宣伝を行って行かなくては。
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