歴史問題―台湾の良識と日本の反良識/中国「抗日史観」に対する姿勢の異なり(附:台湾チャンネル第120回動画)
2016/02/27/Sat
■歴史・尖閣問題で見られる中国の御都合主義史観とは
中国の作家、馮学栄氏は「国民の歴史観のいくつかの笑いの種」(国人歴史観的幾個笑柄)との一文で、中国人の考え方を次のように表現している。
「オレは侵略できるが、オマエはオレを侵略してはいけない」
「オマエの物はオレのもの。古代からオレのものだ」
「オレはオマエをいじめていいが、オマエはオレをいじめてはいけない」
たしかに中国の、日本の「中国侵略」への批判や、台湾、尖閣、南支那海での領有の主張を聞くと、こんな感じ。中国特有の御都合主義だ。
中国では、歴史とは権力者の政治に奉仕するものと考えられているから、歴史観も当然唯我独尊の御都合主義史観となる。
ところでこうした御都合主義に、やはり中国人である台湾の馬英九総統も染まっているそうなのだ。

中国人特有の御都合主義史観で抗日の歴史を語る台湾の馬英九総統。しかし理智的な台湾人
はそれに批判的だ
そこでこの際は、「馬英九の反日媚共のいくつかの笑い話」というものも書くべきだと訴えるのが、台湾紙自由時報(二月二十四日)の社説である。
ちなみに「反日媚共」とは「日本には敵を剥き出しにするが、中共には逆に媚び諂う」との意味。この人物にとって歴史とは、中共に奉仕すべきものであるらしい。
■自国の軍妓の悲劇は無視する慰安婦問題批判
社説によると馬英九は最近、次のように述べた。
「二十数年前の法務部長の時から慰安婦の問題に関心を抱いている」
「安倍晋三は昨年、戦後七十年の談話を発表した際、『慰安婦』の三文字には触れず、また正式な謝罪もしていない」
これを受け社説は、次のように書くのだ。
―――「慰安婦」は、強制されたものか否かを問わず、国家暴力が生んだものである。馬英九は日本時代の「慰安婦」を重視するが、しかし台湾の離島、本島で見られた「軍中楽園」については蔑にしている。
―――それは中華民国国防部が一九五〇年代に開設し始め、一九九二年の李登輝時代になって正式に廃止された「軍妓」の施設だ。
―――中華民国の「軍妓」もまた、国家暴力が生んだ恥である。日本の「慰安婦」だけに関心を示し、中華民国の「軍妓」には意も介さないのであれば、人権、人道問題ではダブルスタンダードということになる。
馬英九が「法務部長の時から関心」を抱いていたことを、当時総統だった李登輝は否定するが、いずれにせよ馬英九は近年、「台湾人の中華民族としての抗日」を強調する中国式歴史観を導入して日本統治時代を批判することに熱心である。
そしてそうしたなかで盛んに持ち出すのが「慰安婦の強制連行」との捏造歴史なのだ。しかし、自国の軍妓(慰安婦)の悲劇には無関心であるわけで・・・。

台湾における「慰安婦の強制連行」の関しては涙も見せる馬英九総統。しかし自国政府によ
る女性の強制連行に関しては・・・
■領土問題―日本には強硬だが中国には尻尾を振る
社説はまた、馬英九の尖閣諸島の問題に関する態度にも言及する。
―――釣魚台について馬英九は、中華民国に帰属しており、「釣魚台の主権と漁業権を守ることが私の天職だ」と述べ、「(日本と)一戦も辞さず」とまで公言したことがあった。
―――しかし、彼が言うところの「大陸国土」だが、そこが中華人民共和国に占領されているというのに、中共と「一戦も辞さず」というのを聞いたことがないし、そればかりか台湾(釣魚台、太平島を含む)を中国と連結させようとしている。
―――(中共からは)「台湾は同じ一つの中国に属する」という主張だけが許され、「中華民国」は許容されないにもかかわらず、「コンセンサスだ」と言って喜び、かねてからの「中華民国を守れ」との掛け声も空しい。
「太平島」とは中国領土が南支那海で支配する島だが、要するにその島も尖閣諸島も、更には台湾自体も「中国に属する」と主張し、中共に接近し続けて来たのが馬英九である。「釣魚台は中華民国のもの」と日本には叫びながら、「中華民国」の存在すら否定する中共にはこのザマだというわけなのだ。
■「南京虐殺」は非難ても中国人の同胞殺しには寛容
そして「南京大虐殺」に関わる姿勢についても。
―――抗日戦争勝利七十周年を迎え、国民党という外来特権階級は、もともと反日感情では中共と一体であり、蔣介石、経国の「以徳報怨」という日本との連携での台湾防衛戦略を放棄した。
―――彼らは「南京大虐殺」をカードに中華民族主義を煽るが、それで死んだ庶民は二、三十万人。だが中華人民共和国の統治下では、「大躍進」によるだけでも二、三千万人もの庶民が死んでいるのだ!日本は中国人を二、三十万殺しただけで不倶戴天の敵となるが、中国人が中国人を二、三千万殺しても鴻毛の如しとするのだ!
―――だから馬英九は「六・四天安門事件から二十年後、大陸(※中国)では経済改革が成功し、人民の生活は大幅に改善された」と讃えたのだ。それは言下に「殺人にも理がある」と言ったに等しい。彼はこれと同じような感覚で、(台湾における)二・二八虐殺や白色テロを見ているのだろうか。
今や反共から媚共へと転じた馬英九の国民党。台湾における台湾人勢力の台頭を抑えつけようと、中華民族主義で中共と提携しているところである。
昨年も中共に唱和し、抗日戦争勝利七十周年を記念し、中華民族主義の高揚を図ったばかり。まさに上記のようなあり様なのだ。
■中国人のご都合主義史観に対して台湾人は理知的
この社説の通り、台湾人の感覚から見れば、中国人はどんなに真剣でも、そうした御都合主義は「笑いの種」だ。台湾人の歴史の見方は、もっと政治家らは自由で公正なものなのだろう。
それだけでも台湾人と中国人は大きく異なるといえそうだ。そしてだからこそ馬英九は、抗日史観を押し付けることに必死になるのだ。そうした意向を反映し、昨年からは抗日を強調する歴史教科書が登場した。もちろんそこでは「慰安婦の強制連行」も初めて取り上げられた。
そしてそうした馬英九政権に対し、理知的な台湾人の間からは批判の声が上がっている。この社説もまた、そうした意図で書かれたものなのだろう。
■慰安婦巡る日韓合意は台湾人の誤解を広げる
ところで気になるのは、こうした理智的な社説にしてもなお、いまだ抗日史観から抜け出し切れていないということだ。
たとえば慰安婦については、「強制されたものか否かを問わず」と書くのは、慰安婦は志願だったとの指摘が広がっているのを受けてのもの。それはそれで社説の良識を表すものだが、しかしそれに続けて、慰安婦が「国家暴力が生んだもの」だとするのはどうだろう。
軍妓の場合は強制連行も行われており(例えば、私娼として逮捕された女性を連行している)、それについては「国家暴力」の産物と言えそうだが、しかし日本の慰安婦は違うだろう。かりに「国家暴力」が戦争を指すとしても、慰安婦に関して国家が負うべき責任などない。
しかしこうした誤解をもたらすのは日本自身なのである。
先頃の安倍晋三首相による日韓合意にしても、日本側が軍の関与や政府の責任を認めて謝罪し、元慰安婦への支援金も拠出すると表明したくらいなのだから、台湾人が如何に良識的でも、「国家暴力」が振るわれたとの印象を払拭するのは難しい。
■中韓に媚び台湾に誤解を与える日本こそ「笑いの種」
「南京大虐殺」にしても同様だ。社説はそれが歴史事実であるとの前提で書かれているが、それも日本政府自身がはっきりと否定しないため、中共及び国民党の抗日史観を疑う台湾人でさえ、それを事実と受け止めざるを得ないのだ。
中国人の(あるいは韓国人の)御都合主義史観を笑うのが台湾人なら、そうしたものに唯々諾々としてしまうのが日本人だというのは言い過ぎだろうか。
そうきっぱりと結論付けるのは乱暴すぎるとはしても、こうした歴史観を巡っての「台湾人=良識」vs「日本人=反良識」とのコントラストは、実際にしばしば見られるところである。
中国、韓国といった反日国家との揉め事を避けるためなら、彼らの反日・抗日史観をも受け入れてしまう日本人。そのため台湾人という親日の人々に入らぬ誤解を与え、自らの名誉を汚しているのだから、これもまた世界の「笑いの種」だと思わないか。
【過去の関連記事】
台湾の「反日感情」とは(上)―実は在台中国人の「反台感情」でもあり 16/02/24
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2774.html
台湾の「反日感情」とは(中)―親日台湾を中華台湾に変えたい中華民族主義の情念 16/02/25
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2775.html
台湾の「反日感情」とは(下)―侮れず!後ろ盾は中共 16/02/26
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2776.html
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【台湾CH Vol.120】都内で民進党の勝利を祝賀・台湾地震も宣伝利用の中国[桜H28/2/18]
https://youtu.be/Ms6S_IhIjTA
「台湾チャンネル」第120回は①台湾地震発生から一週間後の被害状況や日本で続く支援の動きに関して。②台湾地震報道も「中国の台湾」との国際宣伝に利用する中国の新華社。台湾を応援する日本人はこうした行為をどう受け止めるべきか。③在日台湾人団体が民進党の吳釗燮幹事長を招き「蔡英文当選報告会」(祝賀会)を都内で開催。その模様をVTRで。④日本人の先祖の一部は三万年前に台湾から渡ってきたとの専門家委の指摘を紹介。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第120集,在東京舉行「蔡英文當選報告会」・日本捐款的對象不是「中國台湾」
本集報導: ①台湾南部地震,日本人捐款支援救災是為了回報台灣在311的感謝之意。②中國新華社利用台灣地震的報導,宣傳台灣是「中國的台灣」。此種惡劣行為是有良識的日本人不應原諒的。②透過畫面介紹在東京舉行的「蔡英文當選報告會」(祝賀會)。聚集了多數的在日台灣人及友台派日本人,民進黨秘書長吳釗燮也專程出席,共同期許台灣的未來。③日本人類史研究專家指出,日本人的祖先有一部份是從台灣划船過來的。主播:永山英樹・謝惠芝
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「オレはオマエをいじめていいが、オマエはオレをいじめてはいけない」
たしかに中国の、日本の「中国侵略」への批判や、台湾、尖閣、南支那海での領有の主張を聞くと、こんな感じ。中国特有の御都合主義だ。
中国では、歴史とは権力者の政治に奉仕するものと考えられているから、歴史観も当然唯我独尊の御都合主義史観となる。
ところでこうした御都合主義に、やはり中国人である台湾の馬英九総統も染まっているそうなのだ。

中国人特有の御都合主義史観で抗日の歴史を語る台湾の馬英九総統。しかし理智的な台湾人
はそれに批判的だ
そこでこの際は、「馬英九の反日媚共のいくつかの笑い話」というものも書くべきだと訴えるのが、台湾紙自由時報(二月二十四日)の社説である。
ちなみに「反日媚共」とは「日本には敵を剥き出しにするが、中共には逆に媚び諂う」との意味。この人物にとって歴史とは、中共に奉仕すべきものであるらしい。
■自国の軍妓の悲劇は無視する慰安婦問題批判
社説によると馬英九は最近、次のように述べた。
「二十数年前の法務部長の時から慰安婦の問題に関心を抱いている」
「安倍晋三は昨年、戦後七十年の談話を発表した際、『慰安婦』の三文字には触れず、また正式な謝罪もしていない」
これを受け社説は、次のように書くのだ。
―――「慰安婦」は、強制されたものか否かを問わず、国家暴力が生んだものである。馬英九は日本時代の「慰安婦」を重視するが、しかし台湾の離島、本島で見られた「軍中楽園」については蔑にしている。
―――それは中華民国国防部が一九五〇年代に開設し始め、一九九二年の李登輝時代になって正式に廃止された「軍妓」の施設だ。
―――中華民国の「軍妓」もまた、国家暴力が生んだ恥である。日本の「慰安婦」だけに関心を示し、中華民国の「軍妓」には意も介さないのであれば、人権、人道問題ではダブルスタンダードということになる。
馬英九が「法務部長の時から関心」を抱いていたことを、当時総統だった李登輝は否定するが、いずれにせよ馬英九は近年、「台湾人の中華民族としての抗日」を強調する中国式歴史観を導入して日本統治時代を批判することに熱心である。
そしてそうしたなかで盛んに持ち出すのが「慰安婦の強制連行」との捏造歴史なのだ。しかし、自国の軍妓(慰安婦)の悲劇には無関心であるわけで・・・。

台湾における「慰安婦の強制連行」の関しては涙も見せる馬英九総統。しかし自国政府によ
る女性の強制連行に関しては・・・
■領土問題―日本には強硬だが中国には尻尾を振る
社説はまた、馬英九の尖閣諸島の問題に関する態度にも言及する。
―――釣魚台について馬英九は、中華民国に帰属しており、「釣魚台の主権と漁業権を守ることが私の天職だ」と述べ、「(日本と)一戦も辞さず」とまで公言したことがあった。
―――しかし、彼が言うところの「大陸国土」だが、そこが中華人民共和国に占領されているというのに、中共と「一戦も辞さず」というのを聞いたことがないし、そればかりか台湾(釣魚台、太平島を含む)を中国と連結させようとしている。
―――(中共からは)「台湾は同じ一つの中国に属する」という主張だけが許され、「中華民国」は許容されないにもかかわらず、「コンセンサスだ」と言って喜び、かねてからの「中華民国を守れ」との掛け声も空しい。
「太平島」とは中国領土が南支那海で支配する島だが、要するにその島も尖閣諸島も、更には台湾自体も「中国に属する」と主張し、中共に接近し続けて来たのが馬英九である。「釣魚台は中華民国のもの」と日本には叫びながら、「中華民国」の存在すら否定する中共にはこのザマだというわけなのだ。
■「南京虐殺」は非難ても中国人の同胞殺しには寛容
そして「南京大虐殺」に関わる姿勢についても。
―――抗日戦争勝利七十周年を迎え、国民党という外来特権階級は、もともと反日感情では中共と一体であり、蔣介石、経国の「以徳報怨」という日本との連携での台湾防衛戦略を放棄した。
―――彼らは「南京大虐殺」をカードに中華民族主義を煽るが、それで死んだ庶民は二、三十万人。だが中華人民共和国の統治下では、「大躍進」によるだけでも二、三千万人もの庶民が死んでいるのだ!日本は中国人を二、三十万殺しただけで不倶戴天の敵となるが、中国人が中国人を二、三千万殺しても鴻毛の如しとするのだ!
―――だから馬英九は「六・四天安門事件から二十年後、大陸(※中国)では経済改革が成功し、人民の生活は大幅に改善された」と讃えたのだ。それは言下に「殺人にも理がある」と言ったに等しい。彼はこれと同じような感覚で、(台湾における)二・二八虐殺や白色テロを見ているのだろうか。
今や反共から媚共へと転じた馬英九の国民党。台湾における台湾人勢力の台頭を抑えつけようと、中華民族主義で中共と提携しているところである。
昨年も中共に唱和し、抗日戦争勝利七十周年を記念し、中華民族主義の高揚を図ったばかり。まさに上記のようなあり様なのだ。
■中国人のご都合主義史観に対して台湾人は理知的
この社説の通り、台湾人の感覚から見れば、中国人はどんなに真剣でも、そうした御都合主義は「笑いの種」だ。台湾人の歴史の見方は、もっと政治家らは自由で公正なものなのだろう。
それだけでも台湾人と中国人は大きく異なるといえそうだ。そしてだからこそ馬英九は、抗日史観を押し付けることに必死になるのだ。そうした意向を反映し、昨年からは抗日を強調する歴史教科書が登場した。もちろんそこでは「慰安婦の強制連行」も初めて取り上げられた。
そしてそうした馬英九政権に対し、理知的な台湾人の間からは批判の声が上がっている。この社説もまた、そうした意図で書かれたものなのだろう。
■慰安婦巡る日韓合意は台湾人の誤解を広げる
ところで気になるのは、こうした理智的な社説にしてもなお、いまだ抗日史観から抜け出し切れていないということだ。
たとえば慰安婦については、「強制されたものか否かを問わず」と書くのは、慰安婦は志願だったとの指摘が広がっているのを受けてのもの。それはそれで社説の良識を表すものだが、しかしそれに続けて、慰安婦が「国家暴力が生んだもの」だとするのはどうだろう。
軍妓の場合は強制連行も行われており(例えば、私娼として逮捕された女性を連行している)、それについては「国家暴力」の産物と言えそうだが、しかし日本の慰安婦は違うだろう。かりに「国家暴力」が戦争を指すとしても、慰安婦に関して国家が負うべき責任などない。
しかしこうした誤解をもたらすのは日本自身なのである。
先頃の安倍晋三首相による日韓合意にしても、日本側が軍の関与や政府の責任を認めて謝罪し、元慰安婦への支援金も拠出すると表明したくらいなのだから、台湾人が如何に良識的でも、「国家暴力」が振るわれたとの印象を払拭するのは難しい。
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「南京大虐殺」にしても同様だ。社説はそれが歴史事実であるとの前提で書かれているが、それも日本政府自身がはっきりと否定しないため、中共及び国民党の抗日史観を疑う台湾人でさえ、それを事実と受け止めざるを得ないのだ。
中国人の(あるいは韓国人の)御都合主義史観を笑うのが台湾人なら、そうしたものに唯々諾々としてしまうのが日本人だというのは言い過ぎだろうか。
そうきっぱりと結論付けるのは乱暴すぎるとはしても、こうした歴史観を巡っての「台湾人=良識」vs「日本人=反良識」とのコントラストは、実際にしばしば見られるところである。
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