「中国人民の感情を傷つけるな」宣伝に騙されるな
2016/02/16/Tue
たとえば日本の首相が靖国神社に参拝するなど、日本側に中国の望まない言動が見られた場合、しばしば中国では指導者から庶民に至るまで、「中国人民の感情を傷つけるな」(傷つけた)と非難する。
そうしたこともあり、日本社会では、あの国の「感情」を前に委縮する傾向がある。福田康夫元首相ではないが、「中国の嫌がることはしない・言わない」は国民の行動を縛る一種の掟のようなものにすらなってきた。
もしこのように、私が反中的言論を見せるだけで反撥する者があれば、それは子供時代、日教組か何かに「中国人民の感情を傷つけてはならない」と刷り込まれた結果ではないだろうか。

中国人民の感情を癒そうと南京虐殺記念館に詣でた元首相もいた。しかしそもそも虐殺とは虚
構宣伝ではないのか
しかし中共が「中国人民の感情」を尊重せよと日本に要求するのには、やはり空々しさを感じる必要があろう。そもそも世界で一番「中国人民の感情」を踏み躙り続けて来たのが中共自身の独裁政治だからだ。
その「感情」なるものも、中共が自身に都合よくでっち上げたものか、さもなければ大衆への宣伝工作で勝手に煽動、醸成したものだろう。

所謂「中国人民の感情」は中共のコントロール下にある宣伝の具
したがって「感情」云々は、外交上の国益追及のためのプロパガンダに過ぎないと見た方がよさそうだ。
人民日報系の国際情報し、環球時報(電子版)によれば、人民日報が一九四九年五月十五日から二〇一五年五月一日までの間、「中国人民の感情を傷つけるな」と他国を批判した記事の掲載回数は二百三十七回。批判対象となった国家は二十九に及ぶという。
初出は一九五九年、インドに対してだった(中国のチベット侵攻後に発生した印中国境紛争を巡り)。これまでこの国には九回にわたり「感情を傷つける」と非難している。
次に批判された回数が多いのが十六回のフランスである。同国は一九八九年から二〇〇九年にかけ、たびたびダライラマ法王を受け入れるなど、チベット問題に関して「中国人民の感情を傷つけた」という。
次に多いのが米国の六十二回。台湾、チベット、南支那海などの「領土」問題で「最も中国人民の感情を傷つける」のがこの国で、それ以外にも人権問題を巡り、または「悪意で反中現象を煽る」などで「感情を傷つけた」とか。
そしてトップが日本の九十二回。教科書の「改竄」、首相の靖国神社参拝、南京虐殺の否定、侵略美化などで「再三にわたり中国人民の感情を傷つけ、そして中国人民の抗議にも関心を寄せないで来た」という。
香港大学の専門家の調査によると、カリブ海の小国、セントルシアも「中国人民の感情を傷つけた」ことがあるという。二〇〇七年に台湾と国交を樹立したためである。このように他国が台湾に友好的な姿勢を見せただけで、「傷つけた」との騒がれた例は二十八回もあるのだそうだ。
このように見ると、「中国人民の感情を傷つけるな」との人民日報の叫びのは多くは、中国覇権主義政策の一環としての政治宣伝であることがわかる。つまり「中国の対外拡張政策を妨害するな」ということだ。
歴史問題に関する対日批判も、そうした覇権主義政策の一部である。何が何でも日本の弱体化、属国化を狙っているではないか。
そうした宣伝工作の狙いについては、日本人も近年気付き始めていることだろう。なぜなら中国は尖閣諸島を巡る問題でも「中国人民の感情を傷つけるな」と叫び出しているからである。

人民日報の記事。「釣魚島」(尖閣諸島)問題で「日本の右翼政治家は中国人民の感情を厳重に
傷つけ・・・」と書かれている
しかしその一方で注意すべきは、日中が対立するたび、政界、マスコミなどから「両国民の感情改善を」と訴える声が上がることだ。「両国民」とは言うものの、実際には「中国人民の感情」は中共のコントロール下に置かれているのだから、しょせんは一方的にトラブルを広げる中共に対し、日本の政府、国民は妥協せよと呼び掛けとしか受け取れないのだ。
つまりそうした言説は、中国の反日プロパガンダへの、事実上の呼応であると受け止め、警戒しなければならないのだ。
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台湾南部地震緊急支援
平成28(2016)年2月6日午前4時57分、台湾南部・高雄市を震源とするマグニチュード(M)6・4の強い地震が発生しました。
亡くなられた方やそのご遺族に心からお悔やみを申し上げると共に、全ての被害に遭われた方々に対して心からお見舞いを申し上げます。
また、頑張れ日本!全国行動委員会では、現在、被害者のための支援金を募集いたします。
御支援をいただける方は、以下の口座までお願い申し上げます。
なお、御支援いただいた場合は、お手数ですが、「住所・氏名・お電話番号・メールアドレス等」を必ず事務局までご連絡ください。
集まりました支援金は、「台南市義捐金受付」にお渡し致します。
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もしこのように、私が反中的言論を見せるだけで反撥する者があれば、それは子供時代、日教組か何かに「中国人民の感情を傷つけてはならない」と刷り込まれた結果ではないだろうか。

中国人民の感情を癒そうと南京虐殺記念館に詣でた元首相もいた。しかしそもそも虐殺とは虚
構宣伝ではないのか
しかし中共が「中国人民の感情」を尊重せよと日本に要求するのには、やはり空々しさを感じる必要があろう。そもそも世界で一番「中国人民の感情」を踏み躙り続けて来たのが中共自身の独裁政治だからだ。
その「感情」なるものも、中共が自身に都合よくでっち上げたものか、さもなければ大衆への宣伝工作で勝手に煽動、醸成したものだろう。

所謂「中国人民の感情」は中共のコントロール下にある宣伝の具
したがって「感情」云々は、外交上の国益追及のためのプロパガンダに過ぎないと見た方がよさそうだ。
人民日報系の国際情報し、環球時報(電子版)によれば、人民日報が一九四九年五月十五日から二〇一五年五月一日までの間、「中国人民の感情を傷つけるな」と他国を批判した記事の掲載回数は二百三十七回。批判対象となった国家は二十九に及ぶという。
初出は一九五九年、インドに対してだった(中国のチベット侵攻後に発生した印中国境紛争を巡り)。これまでこの国には九回にわたり「感情を傷つける」と非難している。
次に批判された回数が多いのが十六回のフランスである。同国は一九八九年から二〇〇九年にかけ、たびたびダライラマ法王を受け入れるなど、チベット問題に関して「中国人民の感情を傷つけた」という。
次に多いのが米国の六十二回。台湾、チベット、南支那海などの「領土」問題で「最も中国人民の感情を傷つける」のがこの国で、それ以外にも人権問題を巡り、または「悪意で反中現象を煽る」などで「感情を傷つけた」とか。
そしてトップが日本の九十二回。教科書の「改竄」、首相の靖国神社参拝、南京虐殺の否定、侵略美化などで「再三にわたり中国人民の感情を傷つけ、そして中国人民の抗議にも関心を寄せないで来た」という。
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このように見ると、「中国人民の感情を傷つけるな」との人民日報の叫びのは多くは、中国覇権主義政策の一環としての政治宣伝であることがわかる。つまり「中国の対外拡張政策を妨害するな」ということだ。
歴史問題に関する対日批判も、そうした覇権主義政策の一部である。何が何でも日本の弱体化、属国化を狙っているではないか。
そうした宣伝工作の狙いについては、日本人も近年気付き始めていることだろう。なぜなら中国は尖閣諸島を巡る問題でも「中国人民の感情を傷つけるな」と叫び出しているからである。

人民日報の記事。「釣魚島」(尖閣諸島)問題で「日本の右翼政治家は中国人民の感情を厳重に
傷つけ・・・」と書かれている
しかしその一方で注意すべきは、日中が対立するたび、政界、マスコミなどから「両国民の感情改善を」と訴える声が上がることだ。「両国民」とは言うものの、実際には「中国人民の感情」は中共のコントロール下に置かれているのだから、しょせんは一方的にトラブルを広げる中共に対し、日本の政府、国民は妥協せよと呼び掛けとしか受け取れないのだ。
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