台湾総統選―政権交代が東亜の平和に繋がる理由/国民党の売国路線の総括
2016/01/06/Wed
台湾では一月十六日、天下分け目の総統選挙投開票が行われる。
自由時報が五日に発表した支持率調査の結果によれば、野党民進党の蔡英文候補が四七・九八%で与党国民党の朱立倫候補の一四・八〇%を大きく引き離しており、政権交代の可能性は極めて高い。

また政党支持率では、民進党が三三・六四%で国民党は一五・七二%。同日投票が行われる立法委員(国会議員)選挙でも、前者が後者に代わって過半数を占めると予測されている。
しかし日本のメディアには、政権交代に懸念を示すかのような論調も少なくない。
「与党、国民党の馬英九政権は2008年から中国との関係改善を急速に進めてきたが、独立志向の民進党による政権奪取となれば、中台関係は新たな転換点を迎える。東アジアの安全保障や経済への影響も注目される」(西日本新聞、十二月十六日)といった感じでだ。
マスコミ各社に共通することだが、そもそも民進党を「独立志向の」と形容すること自体、中国を刺激しかねないトラブルメーカーとして民進党を捉えている証拠だ。
「独立」とは「中華人民共和国からの独立」を指すのだが、台湾は中国に支配されていないため、民進党はそのようなものを主張したことも志向したこともない。だが「台湾と中国は別々の主権国家」と強調する同党について中国は、中国国内を乱し、アジアの平和と安全にも悪影響を及ぼす「台独分裂勢力」などと宣伝しているため、マスコミはそれに呼応しているのである。
それがいかに危険な媚中誤報であるかは、本ブログが繰り返し指摘してきたとおり。各社が口裏を合わせるかのように同じ誤表現を用いるのは、中国から情報統制を受けている証左ではないのか。
いずれにせよ、中国に呼応するかのごとき報道にはあらゆる注意が必要だ。
たとえば「国民党の馬英九政権は中国との関係改善を急速に進めて来た」などというが、メディアの所謂「中国との関係改善」こそ、「東アジアの安全保障」に大きな悪影響を及ぼしかねないものだろう。
自由時報が二日に掲載した歴史学者、李筱峰氏の「国民党のために票を集める」という一文などは、そのことをよく教えてくれる。
国民党による関係改善なるものが、実は自ら進んで台湾を中国の勢力圏に持ち込もうとする事実上の「投降」であることがよくわかる。

馬英九総統の対中関係改善路線は、実際には自ら国家としての存在を否定するような対中投
降路線といえる
以下にその一部を抜粋しよう。
△朱立倫や馬英九の習近平との会談の成果に賛成し、中華人民共和国と共に「一つの中国」に属すことを願う人は(台湾問題の国際問題化ではなく中国の内政問題化を願う人は)、国民党に一票を!
△台湾海峡両岸関係は蘇起(二〇〇〇年当時の国民党政権の大陸委員会主任委員)が案出した「九二年コンセンサス」(※台中間の「一つの中国」での合意)に基づいて北京を怒らせないようにするべきだと考える人は、国民党に一票を!
△中国からの留学生に健康保険に加入させ、政府に四〇%の補助金を支給させることに賛成の人は、国民党に一票を!
△中国からの留学生に毎月三万元の補助金を支給するのを願う人は、国民党に一票を!
△中国からのモノ、ヒト、カネの積極的開放を行い、中国人移民がサービス業に従事し、中国のホワイトカラーの就職の開放も大幅に行いたいと希望する人は、国民党に一票を!
△中国の電気通信事業者による中華電信(※台湾最大手の通信事業者)への投資を願う人は、国民党に一票を!
△中国の統一戦線工作部が台湾のメディア(ラジオ、テレビニュース、新聞)をコントロールすることを願う人は、国民党に一票を!
△中国資本による台湾の不動産購入を開放し、土地ころがしをしてもらいたいと願う人は、国民党に一票を!
△大幅な開放で中国による台湾の命綱であるIC産業の合併・買収を願う人は、国民党に一票を!
△台湾経済が中国の影響下に置かれる今日の状況でもまだ物足りないと思う人は、国民党に一票を!
△とにかく、台湾が中国シロアリ、中国イナゴに全面的に席巻されることを歓迎する人は、国民党に一票を!
また国民党自身も、台湾の中国化に勤しんでいる。以下を見てみよう。
△台湾ではなく中国を主体として教科書が編集され、台湾ではなく中国にアイデンティティを持つ人に台湾史の学習指導要領が作られることを望む人は、国民党に一票を!
△国民党と共産党合同による台湾の主権と独立への圧制を擁護する人は、国民党に一票を!
△国民党の二・二八虐殺や白色テロの歴史は不問に付すべきだと考える人は、国民党に一票を!
このような国民党に、台湾国民が愛想を尽かすのは当然だろう。このままでは国家主権も否定されかねないとの危機感も広がっている。

「一つの中国」なる虚構は受け入れられない!国民党政権の売国路線に対する抗議の輪が若
者世代を中心に広がっている
そうした状況を中国は「台湾独立」の動きだなどと呼んで警戒する訳だが、それと一緒になって警戒するのが日本のメディアなのだ。
台湾側が中国との関係を「改善」しようがしまいが、中国は台湾併呑との侵略政策は放棄しないし、アジアに及ぼす軍事的脅威も高まる一方なのである。
台湾とは一蓮托生の隣国である日本としては、台湾に投降を勧めるのではなく、台湾を支えようと国際社会に訴えるべきだろう。
国民はそのような観点で、メディアの媚中報道に惑わされることなく、台湾情勢を見守らなくてはならない。
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1.10 頑張れ台湾!日台連帯国民集会
台湾では1月16日、天下分け目の総統選挙の投開票が行われるが、それによる政権交代を警戒するのが台湾併呑を目指す中国だ。
一方、日本にとり台湾はかけがえなき友邦にして生命共同体であり、日本人も台湾の自由、民主、国家主権が中国の脅威から守られるよう応援するべきだ。
そこで同月10日、都内で「 頑張れ台湾!日台連帯国民集会」を開催し、国民に「台湾支持」「日台関係の強化」「中国の台湾侵略反対」を訴えると同時に、YOUTUBE、NICONICO動画の生中継を通じ、台湾へ日本人の声援を送りたい。奮って参加を!一人一人が台湾へ友情のメッセージを届けよう!
日時 平成28年1月10日(日) 14時00分~17時00分
場所 渋谷駅ハチ公前広場
注意事項
・ プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。
・ 国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会 http://www.ganbare-nippon.net/
後援 台湾研究フォーラム・台湾建國應援團
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
info@ganbare-nippon.net
自由時報が五日に発表した支持率調査の結果によれば、野党民進党の蔡英文候補が四七・九八%で与党国民党の朱立倫候補の一四・八〇%を大きく引き離しており、政権交代の可能性は極めて高い。

また政党支持率では、民進党が三三・六四%で国民党は一五・七二%。同日投票が行われる立法委員(国会議員)選挙でも、前者が後者に代わって過半数を占めると予測されている。
しかし日本のメディアには、政権交代に懸念を示すかのような論調も少なくない。
「与党、国民党の馬英九政権は2008年から中国との関係改善を急速に進めてきたが、独立志向の民進党による政権奪取となれば、中台関係は新たな転換点を迎える。東アジアの安全保障や経済への影響も注目される」(西日本新聞、十二月十六日)といった感じでだ。
マスコミ各社に共通することだが、そもそも民進党を「独立志向の」と形容すること自体、中国を刺激しかねないトラブルメーカーとして民進党を捉えている証拠だ。
「独立」とは「中華人民共和国からの独立」を指すのだが、台湾は中国に支配されていないため、民進党はそのようなものを主張したことも志向したこともない。だが「台湾と中国は別々の主権国家」と強調する同党について中国は、中国国内を乱し、アジアの平和と安全にも悪影響を及ぼす「台独分裂勢力」などと宣伝しているため、マスコミはそれに呼応しているのである。
それがいかに危険な媚中誤報であるかは、本ブログが繰り返し指摘してきたとおり。各社が口裏を合わせるかのように同じ誤表現を用いるのは、中国から情報統制を受けている証左ではないのか。
いずれにせよ、中国に呼応するかのごとき報道にはあらゆる注意が必要だ。
たとえば「国民党の馬英九政権は中国との関係改善を急速に進めて来た」などというが、メディアの所謂「中国との関係改善」こそ、「東アジアの安全保障」に大きな悪影響を及ぼしかねないものだろう。
自由時報が二日に掲載した歴史学者、李筱峰氏の「国民党のために票を集める」という一文などは、そのことをよく教えてくれる。
国民党による関係改善なるものが、実は自ら進んで台湾を中国の勢力圏に持ち込もうとする事実上の「投降」であることがよくわかる。

馬英九総統の対中関係改善路線は、実際には自ら国家としての存在を否定するような対中投
降路線といえる
以下にその一部を抜粋しよう。
△朱立倫や馬英九の習近平との会談の成果に賛成し、中華人民共和国と共に「一つの中国」に属すことを願う人は(台湾問題の国際問題化ではなく中国の内政問題化を願う人は)、国民党に一票を!
△台湾海峡両岸関係は蘇起(二〇〇〇年当時の国民党政権の大陸委員会主任委員)が案出した「九二年コンセンサス」(※台中間の「一つの中国」での合意)に基づいて北京を怒らせないようにするべきだと考える人は、国民党に一票を!
△中国からの留学生に健康保険に加入させ、政府に四〇%の補助金を支給させることに賛成の人は、国民党に一票を!
△中国からの留学生に毎月三万元の補助金を支給するのを願う人は、国民党に一票を!
△中国からのモノ、ヒト、カネの積極的開放を行い、中国人移民がサービス業に従事し、中国のホワイトカラーの就職の開放も大幅に行いたいと希望する人は、国民党に一票を!
△中国の電気通信事業者による中華電信(※台湾最大手の通信事業者)への投資を願う人は、国民党に一票を!
△中国の統一戦線工作部が台湾のメディア(ラジオ、テレビニュース、新聞)をコントロールすることを願う人は、国民党に一票を!
△中国資本による台湾の不動産購入を開放し、土地ころがしをしてもらいたいと願う人は、国民党に一票を!
△大幅な開放で中国による台湾の命綱であるIC産業の合併・買収を願う人は、国民党に一票を!
△台湾経済が中国の影響下に置かれる今日の状況でもまだ物足りないと思う人は、国民党に一票を!
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△国民党と共産党合同による台湾の主権と独立への圧制を擁護する人は、国民党に一票を!
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このような国民党に、台湾国民が愛想を尽かすのは当然だろう。このままでは国家主権も否定されかねないとの危機感も広がっている。

「一つの中国」なる虚構は受け入れられない!国民党政権の売国路線に対する抗議の輪が若
者世代を中心に広がっている
そうした状況を中国は「台湾独立」の動きだなどと呼んで警戒する訳だが、それと一緒になって警戒するのが日本のメディアなのだ。
台湾側が中国との関係を「改善」しようがしまいが、中国は台湾併呑との侵略政策は放棄しないし、アジアに及ぼす軍事的脅威も高まる一方なのである。
台湾とは一蓮托生の隣国である日本としては、台湾に投降を勧めるのではなく、台湾を支えようと国際社会に訴えるべきだろう。
国民はそのような観点で、メディアの媚中報道に惑わされることなく、台湾情勢を見守らなくてはならない。
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1.10 頑張れ台湾!日台連帯国民集会
台湾では1月16日、天下分け目の総統選挙の投開票が行われるが、それによる政権交代を警戒するのが台湾併呑を目指す中国だ。
一方、日本にとり台湾はかけがえなき友邦にして生命共同体であり、日本人も台湾の自由、民主、国家主権が中国の脅威から守られるよう応援するべきだ。
そこで同月10日、都内で「 頑張れ台湾!日台連帯国民集会」を開催し、国民に「台湾支持」「日台関係の強化」「中国の台湾侵略反対」を訴えると同時に、YOUTUBE、NICONICO動画の生中継を通じ、台湾へ日本人の声援を送りたい。奮って参加を!一人一人が台湾へ友情のメッセージを届けよう!
日時 平成28年1月10日(日) 14時00分~17時00分
場所 渋谷駅ハチ公前広場
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・ プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。
・ 国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会 http://www.ganbare-nippon.net/
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