台湾の反日を励ます安倍政権の愚かな日韓合意
2015/12/30/Wed
■安倍政権の謝罪で反日総統・馬英九は「善玉」気分

台湾紙聯合報に載った風刺漫画。韓国の慰安婦は日本から謝罪と賠償を受けるが、台湾の慰安婦はそれが受
けられないばかりか、「慰安婦は志願だった」とする国内の「親日」勢力(李登輝氏が描かれている)によって、傷
口に塩が塗られている、といった内容だ
前回の記事に引き続き、ふたたび安倍政権による慰安婦問題での十二月二十八日の日韓合意に関する台湾での反応について書く。
つまり「なぜ韓国には賠償し、台湾には賠償しないのか」という、当然すぎる反応に関してだ(日本政府は「賠償」とは位置付けないが、台湾ではメディアなどがそう捉えている)。
毎日新聞(二十九日)によると、馬英九総統は「(台湾)政府の立場は一貫して日本政府に慰安婦への謝罪と賠償を求め、女性たちの尊厳を取り戻すことにある」と述べ、林永楽・外交部長(外相)も記者会見で、「台湾とも協議に入るよう日本側に強く申し入れた」「日韓が合意によって行う細かい部分は我々の要求と完全には一致しないが、被害を受けた台湾の女性にも同様に、同等の権利保障が行われるべきだ」と話したそうだ。
台湾国内では極めて不人気な馬英九氏だが、ここではすっかり善玉を演じており、「頑張れ」との声援を浴びているのではないか。
■反日韓国で頭がいっぱいで親日台湾を忘れた結果
日本では政府、メディアから一般国民に至るまで、韓国や中国など口うるさい反日国家にはペコペコし、衝突、摩擦の回避に汲々とする半面、台湾という大人しい親日国家に対しては概して冷淡であり、ときには傲慢ですらある。
とてもわかりやすい象徴例を上げよう。たとえばメディアは長年にわたり、中国の怒りを恐れるあまり、「台湾は中国の一部」と位置付ける誤った報道、印象操作を繰り返す一方、そこまで大胆に台湾を侮辱して平然としているではないか。
今回もそれと同じだ。安倍政権は韓国との摩擦ばかりを恐れ、謝罪とカネで相手を籠絡しようとしたが、台湾から要求が来るとまでは計算していなかったのではないだろうか。
「寛大」なあの国に甘えたというか、侮ったというか…。その挙げ句、台湾側から賠償を求められ、「しまった」と慌てているところではないだろうか。それとも相変わらず台湾を侮り、無視を決め込むつもりか。
いずれにせよ、この親日国家との間で禍根を残すことにはなりそうだ。日本への信頼感が厚いとされる国の前で、自ら顔に泥を載ってしまった。
■台湾の中華民族主義勢力を活気づけた日韓合意
実は台湾でも、これと同じような日本批判の声が上がっている。
慰安婦問題に携わる葉毓蘭という学者が、次のように述べているのだ。

葉毓蘭氏。安倍政権が韓国に謝罪したのに励まされ、日本批判、そして史実を重んじ
る台湾人批判を展開した
「韓国慰安婦には十万円もの賠償をするのに、日本政府が台湾慰安婦には対応しようとしないのは、台湾がこれまで媚日過ぎたからだ」と。
彼女は来年一月の立法委員(国会議員)選挙で、統一派政党、新党の比例名簿第一位で出馬するというから、相当の中華民族主義者と思われる。
慰安婦問題で反日を叫ばない者などはもってのほかだ、と憤りを隠さないのも台湾の中華民族主義者の特徴だ。それは馬英九総統も例外ではない。
そして特にこうした勢力が、今回の日韓合意を受けて活気づき、「台湾にも賠償せよ」と叫び始めているのである。
■歴史捏造勢力に反撃のチャンスを与えた安倍政権
中国と歩調を合わせるかのように、台湾で中華民族主義の高揚を図ってきたのが馬英九政権だ。たとえば高校の歴史教科書に抗日史観を反映させたのも、そうした洗脳政策の一環だが、その際に問題になった一つが「慰安婦の強制連行」を記載するよう指導したことだ。
つまり「慰安婦」問題で反日意識(中華民族主義)を煽ろうと狙ったわけだ。
ところがこれには国民から批判、反論の声が上がり、「慰安婦は志願だった」との史実が広く認識されるようになった。
中華民族主義勢力が日本人以上に怨みをぶつけるのは、このように反日宣伝に乗らない台湾人かも知れない。「中華民族であることを忘れて媚日に走る裏切り者」といったところだろう。
しかしそうしたなか、安倍政権が今回、慰安婦問題で韓国に謝罪した訳である。中華民族主義者には台湾人の「媚日」勢力への反撃のチャンスと映ったはずだ。
■台湾で歴史真相を語って来た人々は不利な状況に
だから総統府報道官は二十九日、いかにも勢いの乗る感じで、「馬総統は慰安婦は性奴隷だったと考えている。これは重要な国際的コンセンサスであり、もし我が国の社会が、慰安婦は志願だったか否かの論争を続けるなら、我が国は文明国家であることを国際社会から疑われることになる」などと言い放った。
この勢力が「媚日反中」の権化と憎んで止まないのが李登輝元総統だ。「台湾人の祖国は日本だった」とか、「慰安婦問題は解決済み」といった最近の李登輝氏の発言に対しては、馬英九氏までもが公の場で怒りを露わにしている。
葉毓蘭氏が特に矛先を向けたのも、やはり李登輝氏だった。「李登輝は自分の『祖国』に賠償と謝罪を求めろ」などと要求した。
その他、「強制連行」説を否定した立法委員を批判する論文がメディアに配信されたりもしている。安倍政権のおかげで、勇気を以って歴史の真相を訴えて来た人々が、このように不利な状況に立たされている。
■親中派にとり「慰安婦」は日台分断を図る重要なカード
そしてさらに批判の矛先を、李登輝氏の民主路線を引き次ぐ民進党の総統候補、蔡英文氏にも向けるのだ。
「蔡英文はおそらく総統に当選するだろう。しかし李登輝の後継者だからと言って、日本に抗議しないというなら許されない。前回日本を訪問して安倍晋三と会見したが、あの時慰安婦の問題を話していれば、私は彼女に一票入れるのだが」
中国と反台湾人=反民進党で結託する台湾の中華民族主義勢力はこのように、日台分断、台中接近を進める一助として「慰安婦」カードを行使するのである。
台湾で史実を語る人々ではなく、史実を捏造する勢力を励ましてしまった安倍政権。日韓の慰安婦合意という愚行は、このように第三国にも禍をもたらしている。
【過去の関連記事】
日韓「慰安婦」合意の台湾への悪影響 15/12/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2723.html
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■12.29 不当「日韓合意」抗議!緊急国民行動
平成27年12月29日(火)
13時00分 第二議員会館前
14時00分 首相官邸前、外務省前
15時00分 終了
注意事項
・ プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。
・ 国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会 http://www.ganbare-nippon.net/
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
MAIL info@ganbare-nippon.net
1・3 靖国神社前 「子供に嘘を教えるな!台湾を中国領とする文科省“教科書検定”糾弾!」 街宣・署名活動
日時 平成28年1月3日(日) 10時00分~15時00分
場所 靖国神社 第一鳥居前前 (東京メトロ 九段下駅 1番出口前)
内容 街宣、チラシ配布、署名募集
主催 台湾研究フォーラム
お問合せ TEL 070-6484-2624
1.10 頑張れ台湾!日台連帯国民集会
台湾では1月16日、天下分け目の総統選挙の投開票が行われるが、それによる政権交代を警戒するのが台湾併呑を目指す中国だ。
一方、日本にとり台湾はかけがえなき友邦にして生命共同体であり、日本人も台湾の自由、民主、国家主権が中国の脅威から守られるよう応援するべきだ。そこで同月10日、都内で「 頑張れ台湾!日台連帯国民集会」を開催し、国民に「台湾支持」「日台関係の強化」「中国の台湾侵略反対」を訴えると同時に、YOUTUBE、NICONICO動画の生中継を通じ、台湾へ日本人の声援を送りたい。奮って参加を!一人一人が台湾へ友情のメッセージを届けよう!
日時 平成28年1月10日(日) 14時00分~17時00分
場所 渋谷駅ハチ公前広場
注意事項
・ プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。
・ 国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会 http://www.ganbare-nippon.net/
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
info@ganbare-nippon.net

台湾紙聯合報に載った風刺漫画。韓国の慰安婦は日本から謝罪と賠償を受けるが、台湾の慰安婦はそれが受
けられないばかりか、「慰安婦は志願だった」とする国内の「親日」勢力(李登輝氏が描かれている)によって、傷
口に塩が塗られている、といった内容だ
前回の記事に引き続き、ふたたび安倍政権による慰安婦問題での十二月二十八日の日韓合意に関する台湾での反応について書く。
つまり「なぜ韓国には賠償し、台湾には賠償しないのか」という、当然すぎる反応に関してだ(日本政府は「賠償」とは位置付けないが、台湾ではメディアなどがそう捉えている)。
毎日新聞(二十九日)によると、馬英九総統は「(台湾)政府の立場は一貫して日本政府に慰安婦への謝罪と賠償を求め、女性たちの尊厳を取り戻すことにある」と述べ、林永楽・外交部長(外相)も記者会見で、「台湾とも協議に入るよう日本側に強く申し入れた」「日韓が合意によって行う細かい部分は我々の要求と完全には一致しないが、被害を受けた台湾の女性にも同様に、同等の権利保障が行われるべきだ」と話したそうだ。
台湾国内では極めて不人気な馬英九氏だが、ここではすっかり善玉を演じており、「頑張れ」との声援を浴びているのではないか。
■反日韓国で頭がいっぱいで親日台湾を忘れた結果
日本では政府、メディアから一般国民に至るまで、韓国や中国など口うるさい反日国家にはペコペコし、衝突、摩擦の回避に汲々とする半面、台湾という大人しい親日国家に対しては概して冷淡であり、ときには傲慢ですらある。
とてもわかりやすい象徴例を上げよう。たとえばメディアは長年にわたり、中国の怒りを恐れるあまり、「台湾は中国の一部」と位置付ける誤った報道、印象操作を繰り返す一方、そこまで大胆に台湾を侮辱して平然としているではないか。
今回もそれと同じだ。安倍政権は韓国との摩擦ばかりを恐れ、謝罪とカネで相手を籠絡しようとしたが、台湾から要求が来るとまでは計算していなかったのではないだろうか。
「寛大」なあの国に甘えたというか、侮ったというか…。その挙げ句、台湾側から賠償を求められ、「しまった」と慌てているところではないだろうか。それとも相変わらず台湾を侮り、無視を決め込むつもりか。
いずれにせよ、この親日国家との間で禍根を残すことにはなりそうだ。日本への信頼感が厚いとされる国の前で、自ら顔に泥を載ってしまった。
■台湾の中華民族主義勢力を活気づけた日韓合意
実は台湾でも、これと同じような日本批判の声が上がっている。
慰安婦問題に携わる葉毓蘭という学者が、次のように述べているのだ。

葉毓蘭氏。安倍政権が韓国に謝罪したのに励まされ、日本批判、そして史実を重んじ
る台湾人批判を展開した
「韓国慰安婦には十万円もの賠償をするのに、日本政府が台湾慰安婦には対応しようとしないのは、台湾がこれまで媚日過ぎたからだ」と。
彼女は来年一月の立法委員(国会議員)選挙で、統一派政党、新党の比例名簿第一位で出馬するというから、相当の中華民族主義者と思われる。
慰安婦問題で反日を叫ばない者などはもってのほかだ、と憤りを隠さないのも台湾の中華民族主義者の特徴だ。それは馬英九総統も例外ではない。
そして特にこうした勢力が、今回の日韓合意を受けて活気づき、「台湾にも賠償せよ」と叫び始めているのである。
■歴史捏造勢力に反撃のチャンスを与えた安倍政権
中国と歩調を合わせるかのように、台湾で中華民族主義の高揚を図ってきたのが馬英九政権だ。たとえば高校の歴史教科書に抗日史観を反映させたのも、そうした洗脳政策の一環だが、その際に問題になった一つが「慰安婦の強制連行」を記載するよう指導したことだ。
つまり「慰安婦」問題で反日意識(中華民族主義)を煽ろうと狙ったわけだ。
ところがこれには国民から批判、反論の声が上がり、「慰安婦は志願だった」との史実が広く認識されるようになった。
中華民族主義勢力が日本人以上に怨みをぶつけるのは、このように反日宣伝に乗らない台湾人かも知れない。「中華民族であることを忘れて媚日に走る裏切り者」といったところだろう。
しかしそうしたなか、安倍政権が今回、慰安婦問題で韓国に謝罪した訳である。中華民族主義者には台湾人の「媚日」勢力への反撃のチャンスと映ったはずだ。
■台湾で歴史真相を語って来た人々は不利な状況に
だから総統府報道官は二十九日、いかにも勢いの乗る感じで、「馬総統は慰安婦は性奴隷だったと考えている。これは重要な国際的コンセンサスであり、もし我が国の社会が、慰安婦は志願だったか否かの論争を続けるなら、我が国は文明国家であることを国際社会から疑われることになる」などと言い放った。
この勢力が「媚日反中」の権化と憎んで止まないのが李登輝元総統だ。「台湾人の祖国は日本だった」とか、「慰安婦問題は解決済み」といった最近の李登輝氏の発言に対しては、馬英九氏までもが公の場で怒りを露わにしている。
葉毓蘭氏が特に矛先を向けたのも、やはり李登輝氏だった。「李登輝は自分の『祖国』に賠償と謝罪を求めろ」などと要求した。
その他、「強制連行」説を否定した立法委員を批判する論文がメディアに配信されたりもしている。安倍政権のおかげで、勇気を以って歴史の真相を訴えて来た人々が、このように不利な状況に立たされている。
■親中派にとり「慰安婦」は日台分断を図る重要なカード
そしてさらに批判の矛先を、李登輝氏の民主路線を引き次ぐ民進党の総統候補、蔡英文氏にも向けるのだ。
「蔡英文はおそらく総統に当選するだろう。しかし李登輝の後継者だからと言って、日本に抗議しないというなら許されない。前回日本を訪問して安倍晋三と会見したが、あの時慰安婦の問題を話していれば、私は彼女に一票入れるのだが」
中国と反台湾人=反民進党で結託する台湾の中華民族主義勢力はこのように、日台分断、台中接近を進める一助として「慰安婦」カードを行使するのである。
台湾で史実を語る人々ではなく、史実を捏造する勢力を励ましてしまった安倍政権。日韓の慰安婦合意という愚行は、このように第三国にも禍をもたらしている。
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平成27年12月29日(火)
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14時00分 首相官邸前、外務省前
15時00分 終了
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主催 頑張れ日本!全国行動委員会 http://www.ganbare-nippon.net/
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1・3 靖国神社前 「子供に嘘を教えるな!台湾を中国領とする文科省“教科書検定”糾弾!」 街宣・署名活動
日時 平成28年1月3日(日) 10時00分~15時00分
場所 靖国神社 第一鳥居前前 (東京メトロ 九段下駅 1番出口前)
内容 街宣、チラシ配布、署名募集
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