日台若者の新意識―今後両国は連帯できる (附:台湾チャンネル関連報道動画)
2015/12/20/Sun
来年一月十六日に投開票の台湾総統選が十二月十八日に告示されたが、毎日新聞(十九日)はこう解説する。
―――総統選のキーワードの一つが「若者」だ。昨春、対中経済協定に反発した学生運動は、台湾社会に広がる対中警戒感を噴出させ、昨年11月の統一地方選での国民党の惨敗につながった。住宅価格高騰や就職難が深刻化する中、いかに若者の意識をくみ取りながら、台湾社会の未来像を描くのかは重要な課題だ。


中国による台湾併呑の危機感で昨年発生した太陽花(ひまわり)学生運動。若者達の立
ち上がりが、全国国民に覚醒を促した
どうも台湾では従来とは異なる「若者」の意識が社会に影響を及ぼし、選挙をも左右するということらしい。
この選挙により、民進党が国民党から政権を奪う公算が大きいとされる。
国民党は「一つの中国」(台湾は中国の一部)なる主張を復活させて中国との関係改善を続けるとするが、民進党はそうしたフィクションを受け入れず、「台湾と中国は別々の国」との現状を強調する。
そして「若者」は、そういた国民党の中国傾斜に警戒感を抱き、反撥している訳だ。
そではなぜ特に「若者」は警戒するのか。
台湾では最近「天然独」という言葉がよく聞かれる。
民進党の総統候補、蔡英文主席が昨年次のように発言したことで流行ったようだ。
「台湾の民主化に伴い、我々は確固とした台湾意識を打ち立てて来たが、この台湾へのアイデンティティ、独立自主を守り抜くという価値観は、すでに若い世代にとっては天然成分だ」
要するに、民主化が本格化した九〇代以降に生まれ、それまでの国民党独裁化で強行された「一つの中国」「中国人化」の洗脳教育の影響を受けていない若い世代は、生まれた時から「台湾と中国は別々の国」と考えており、もはや「一つの中国」宣伝などに騙されないと言うことだ。

歴史教科書などに中国思想を取り込もうとした国民党政権に対する抗議に立ち上
がったのは高校生たちだった
そして「一つの中国」を口実に台湾を呑み込もうとする中国から、台湾の自由、民主、独立を守りたいと願っているのだ。「対中警戒感」が強烈なのは当然だ。
そしてこうした「若者」たちが上げる声が、かつて国民党独裁時代に声を上げる勇気を奪われた世代をも励ましているのである。
ぜひ台湾の主権、独立、自由、民主が守られる方向へ行ってもらいたいと思う。もちろん民進党が政権を握ることによってだ。
ちなみに「中国人化」教育で洗脳されない限り、台湾人の親日感情は強い。歴史、文化、価値観など様々な理由はあるだろが、とにかく台湾の人々の日本に対する親しみ感情もまた「天然成分」のようなのだ。
一方、日本人は台湾人にどんな感情を抱いているかだが、こちらもそんな台湾人の友情に対する感動が、特に東日本大震災以降は一気に拡大している。
かつて日本の戦後生まれは欧米ばかりに目が向き、あるいはアジアでは中国ばかりに関心を向けて来たため、台湾を無視、軽視する傾向が強かった。
たとえ関心を持っても、せいぜい「中国の一部」としての台湾といった程度の認識だった。そして今でも、基本的にはそうである。
これが洗脳というのだろう。たとえ「台湾と中国は別々の国」との現状認識はあっても、しかしどこかで両者は「一つ」という印象を捨て切れずにいる。だから台湾に対して中国を「大陸」「本土」などと呼んだり、またはそれを聞いても違和感を抱かないのだ。
しかし日本でも台湾と同様、「若者」は上の世代とは異なるようだ。台湾と言えば民主台湾しか知らず、かつてほど国民党や中国の「一つの中国」の宣伝に染まらずにいないためなのだろう。
そしてそれだけではない。日本の「若者」世代は覇権主義の中国しか知らないのだ。ネット情報などであの国の悪辣さをすっかり洞察しており、「日中友好」宣伝には騙されないし、「中国統一」も支持しない。
そして特にこの世代が、震災以降は台湾に対する友情を高めている。すぐ隣に兄弟のような国の存在を知って、多くが感動を味わっている。
「台湾は中国ではなく台湾人の国。中国は嫌いな外国」という認識で一致しつつある両国民。中国に遠慮しなくなればこっちのものだ。今後、日台は今までにないほど良好な関係を結べるのではないか。
日台連帯は中国との間で緊張を生むが、そうした緊張にも耐えられるような力強い連帯が実現するのではないか、と期待するのだ。
先ずは総統選挙の結果を待ちたい。
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台湾チャンネル 本記事との関連部分「覚醒する台湾の若者 日本人も覚醒を!」は27:54~
【台湾CH Vol.112】またも日経が捏造報道!米国の対台湾武器売却問題で/台湾人学生ツアーが千葉県の森田健作知事と/その他
https://youtu.be/2MgudAGV8FA
「台湾チャンネル」第112回は、①スポーツ試合で台湾代表を「チャイニーズタイペイ」と呼ぶのは止めようと訴えるTシャツを紹介。②完成間近の那覇市「龍柱」。沖縄訪問の台湾人観光客に誤った印象を与えかねない。③台湾に武器売却方針の米国に中国が激怒。日本経済新聞はその中国のプロパガンダそのままに米国の台湾の地位に関する見解を歪曲報道。そして訂正拒否。④台湾の大学生による千葉県観光のモニターツアーのVTR紹介。第二回の今回は森田健作県知事との愉快な会見の模様。⑤「台湾は中国の一部」とする宣伝を受け付けない台湾、そして日本の若者世代の意識について。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第112集,日本的「支持台湾」T衫/日経新聞再度捏造有關台湾的報導/台灣大學生與千葉県知事森田健作懇談/其他
本集報導;;①日本人士特製「日本人支持台湾」襯衫。配合在東京奧運之前摒棄「中華台北」的名稱。②為了討好中國觀光客,沖繩的「龍柱」建築即將完工。這種諂媚中國的行為會造成台灣觀光客的誤解。③日本經濟新聞在針對美國軍售台灣的報導中,迎合中国宣的宣傳歩調,不僅扭曲美國對台灣地位的見解,還在受指責後拒絶訂正。④體驗千葉觀光活動的台灣大学生,來訪千葉縣廳與知事森田健作會面。⑤期待台日年輕世代不受「台灣是中國一部分」之謊言的欺騙。主播:永山英樹・謝惠芝
「頑張れ日本!全国行動委員会」活動案内
■12.23 天長節・奉祝「日の丸行進
平成27年12月23日(水・祝)
13時30分 常盤橋公園 集合 (地下鉄半蔵門線 三越前駅の西、徒歩2分)
※ 一般参賀に参加された方 … 12時30分 皇居外苑和田倉噴水公園 集合
14時00分 奉祝「日の丸行進」 常盤橋公園 出発
15時30分 日比谷公園 到着
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
TEL 03-5468-9222 MAIL info@ganbare-nippon.net
■「頑張れ日本!全国行動委員会」大忘年会 / 生放送特番 「夜桜亭 after スペシャル」
平成27年12月23日(水・祝)
17時00分(16時00分 開場)
場所:サンライズビル東京 2階 「ザ・グリーンホール」
http://www.sunrise-bldg.jp/access/
東京都中央区日本橋富沢町11-12
(都営新宿線 馬喰横山駅 A3出口 徒歩3分)
参加費:3,500円 ※ ドリンク・食事付き
【特別企画】 生放送特番 「夜桜亭 after スペシャル」
出演:浅野久美、saya、水島総 ほか ゲスト多数
<忘年会登壇者>
赤池誠章、長尾たかし、西村幸祐、小山和伸、高清水有子、三橋貴明
葛城奈海、浅野久美、佐波優子、saya、さかき漣、梅原克彦、水間政憲
三浦小太郎、鍛冶俊樹、植松和子、小坂英二、三輪和雄、永山英樹
水島 総 ほか多数
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
TEL 03-5468-9222 MAIL info@ganbare-nippon.net
―――総統選のキーワードの一つが「若者」だ。昨春、対中経済協定に反発した学生運動は、台湾社会に広がる対中警戒感を噴出させ、昨年11月の統一地方選での国民党の惨敗につながった。住宅価格高騰や就職難が深刻化する中、いかに若者の意識をくみ取りながら、台湾社会の未来像を描くのかは重要な課題だ。


中国による台湾併呑の危機感で昨年発生した太陽花(ひまわり)学生運動。若者達の立
ち上がりが、全国国民に覚醒を促した
どうも台湾では従来とは異なる「若者」の意識が社会に影響を及ぼし、選挙をも左右するということらしい。
この選挙により、民進党が国民党から政権を奪う公算が大きいとされる。
国民党は「一つの中国」(台湾は中国の一部)なる主張を復活させて中国との関係改善を続けるとするが、民進党はそうしたフィクションを受け入れず、「台湾と中国は別々の国」との現状を強調する。
そして「若者」は、そういた国民党の中国傾斜に警戒感を抱き、反撥している訳だ。
そではなぜ特に「若者」は警戒するのか。
台湾では最近「天然独」という言葉がよく聞かれる。
民進党の総統候補、蔡英文主席が昨年次のように発言したことで流行ったようだ。
「台湾の民主化に伴い、我々は確固とした台湾意識を打ち立てて来たが、この台湾へのアイデンティティ、独立自主を守り抜くという価値観は、すでに若い世代にとっては天然成分だ」
要するに、民主化が本格化した九〇代以降に生まれ、それまでの国民党独裁化で強行された「一つの中国」「中国人化」の洗脳教育の影響を受けていない若い世代は、生まれた時から「台湾と中国は別々の国」と考えており、もはや「一つの中国」宣伝などに騙されないと言うことだ。

歴史教科書などに中国思想を取り込もうとした国民党政権に対する抗議に立ち上
がったのは高校生たちだった
そして「一つの中国」を口実に台湾を呑み込もうとする中国から、台湾の自由、民主、独立を守りたいと願っているのだ。「対中警戒感」が強烈なのは当然だ。
そしてこうした「若者」たちが上げる声が、かつて国民党独裁時代に声を上げる勇気を奪われた世代をも励ましているのである。
ぜひ台湾の主権、独立、自由、民主が守られる方向へ行ってもらいたいと思う。もちろん民進党が政権を握ることによってだ。
ちなみに「中国人化」教育で洗脳されない限り、台湾人の親日感情は強い。歴史、文化、価値観など様々な理由はあるだろが、とにかく台湾の人々の日本に対する親しみ感情もまた「天然成分」のようなのだ。
一方、日本人は台湾人にどんな感情を抱いているかだが、こちらもそんな台湾人の友情に対する感動が、特に東日本大震災以降は一気に拡大している。
かつて日本の戦後生まれは欧米ばかりに目が向き、あるいはアジアでは中国ばかりに関心を向けて来たため、台湾を無視、軽視する傾向が強かった。
たとえ関心を持っても、せいぜい「中国の一部」としての台湾といった程度の認識だった。そして今でも、基本的にはそうである。
これが洗脳というのだろう。たとえ「台湾と中国は別々の国」との現状認識はあっても、しかしどこかで両者は「一つ」という印象を捨て切れずにいる。だから台湾に対して中国を「大陸」「本土」などと呼んだり、またはそれを聞いても違和感を抱かないのだ。
しかし日本でも台湾と同様、「若者」は上の世代とは異なるようだ。台湾と言えば民主台湾しか知らず、かつてほど国民党や中国の「一つの中国」の宣伝に染まらずにいないためなのだろう。
そしてそれだけではない。日本の「若者」世代は覇権主義の中国しか知らないのだ。ネット情報などであの国の悪辣さをすっかり洞察しており、「日中友好」宣伝には騙されないし、「中国統一」も支持しない。
そして特にこの世代が、震災以降は台湾に対する友情を高めている。すぐ隣に兄弟のような国の存在を知って、多くが感動を味わっている。
「台湾は中国ではなく台湾人の国。中国は嫌いな外国」という認識で一致しつつある両国民。中国に遠慮しなくなればこっちのものだ。今後、日台は今までにないほど良好な関係を結べるのではないか。
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「台湾チャンネル」第112回は、①スポーツ試合で台湾代表を「チャイニーズタイペイ」と呼ぶのは止めようと訴えるTシャツを紹介。②完成間近の那覇市「龍柱」。沖縄訪問の台湾人観光客に誤った印象を与えかねない。③台湾に武器売却方針の米国に中国が激怒。日本経済新聞はその中国のプロパガンダそのままに米国の台湾の地位に関する見解を歪曲報道。そして訂正拒否。④台湾の大学生による千葉県観光のモニターツアーのVTR紹介。第二回の今回は森田健作県知事との愉快な会見の模様。⑤「台湾は中国の一部」とする宣伝を受け付けない台湾、そして日本の若者世代の意識について。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第112集,日本的「支持台湾」T衫/日経新聞再度捏造有關台湾的報導/台灣大學生與千葉県知事森田健作懇談/其他
本集報導;;①日本人士特製「日本人支持台湾」襯衫。配合在東京奧運之前摒棄「中華台北」的名稱。②為了討好中國觀光客,沖繩的「龍柱」建築即將完工。這種諂媚中國的行為會造成台灣觀光客的誤解。③日本經濟新聞在針對美國軍售台灣的報導中,迎合中国宣的宣傳歩調,不僅扭曲美國對台灣地位的見解,還在受指責後拒絶訂正。④體驗千葉觀光活動的台灣大学生,來訪千葉縣廳與知事森田健作會面。⑤期待台日年輕世代不受「台灣是中國一部分」之謊言的欺騙。主播:永山英樹・謝惠芝
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■12.23 天長節・奉祝「日の丸行進
平成27年12月23日(水・祝)
13時30分 常盤橋公園 集合 (地下鉄半蔵門線 三越前駅の西、徒歩2分)
※ 一般参賀に参加された方 … 12時30分 皇居外苑和田倉噴水公園 集合
14時00分 奉祝「日の丸行進」 常盤橋公園 出発
15時30分 日比谷公園 到着
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■「頑張れ日本!全国行動委員会」大忘年会 / 生放送特番 「夜桜亭 after スペシャル」
平成27年12月23日(水・祝)
17時00分(16時00分 開場)
場所:サンライズビル東京 2階 「ザ・グリーンホール」
http://www.sunrise-bldg.jp/access/
東京都中央区日本橋富沢町11-12
(都営新宿線 馬喰横山駅 A3出口 徒歩3分)
参加費:3,500円 ※ ドリンク・食事付き
【特別企画】 生放送特番 「夜桜亭 after スペシャル」
出演:浅野久美、saya、水島総 ほか ゲスト多数
<忘年会登壇者>
赤池誠章、長尾たかし、西村幸祐、小山和伸、高清水有子、三橋貴明
葛城奈海、浅野久美、佐波優子、saya、さかき漣、梅原克彦、水間政憲
三浦小太郎、鍛冶俊樹、植松和子、小坂英二、三輪和雄、永山英樹
水島 総 ほか多数
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