NHK集団訴訟―最高裁口頭弁論おわる/「反日」判決の可能性も (附:チャンネル桜の報道動画)
2015/11/28/Sat
―――NHK一万人集団訴訟・これまでの経緯―――

1901年の日英博覧会に参加したパイワン族の若者達。番組は「五十年間の日本の台湾統治を象徴する写真」だと
強調して映し出し、「人間動物園」とのテロップを付けた
まさに中国の公式歴史観に従いながら、日本の台湾統治を描いたのが二〇〇九年四月に放送されたNHKスペシャル「JAPANデビュー」第一回「アジアの“一等国”」だ。
台湾総督府の支配は住民に対する殺害、弾圧、差別に満ちたものだったと強調するため、さまざまな史実捏造、印象操作、恣意的編集を行った。
そしてさらに放送後、NHKは国民から轟々の非難を受けるや、内容や番組制作過程について虚偽説明、口封じ、黙秘(言葉に窮して説明拒否)などを重ねる一方で、抗議する国民こそ誤った情報に基づいているなどと非難する記者会見まで開いた。
そこで起こったのがNHK「JAPANデビュー」集団訴訟だ。一万人をも超える原告団が結成されたのは、このとき史上初めて。公平な報道を定めた放送法に違反する番組で精神的苦痛を受けたと主張した。また台湾でも放送に出演して発言を歪められた日本統治経験者語世代や、先祖が「人間動物園」の見世物にされたと番組にアナウンスされる屈辱を受けたパイワン族らも加わり、欺瞞に満ちたNHKに対し、一斉に損害賠償を求めたのだ。
裁判で特に焦点となったのは、番組が取り上げた「人間動物園」なるエピソードだ。
これは一九一〇年の英国博覧会で日本当局が台湾原住民、パイワン族の若者達を「人間動物園」なる見せ物にしたという内容だが、実は日本糾弾のための根拠なき悪意の作り話であることが放送後に判明。
また番組は見せ物にされた被害者の娘である高許月妹さんを訪ね、今は亡き父親の写真を見せながら、「人間動物園」として見世物にされた過去を説明し、高許月妹さんが「悲しいね」と言って泣く場面(NHKが放送後に何と釈明しようと、そのようにしか見えない場面)も映したが、実は高許月妹さんが泣いたのは、父親の写真を見て懐かしさのためであり、NHKのスタッフからは「人間動物園」の話など聞かされてもいなかったことも、日本文化チャンネル桜の取材などで明らかにされた。
こうした不正が指摘されていることについてNHKは、裁判では説得力ある反論を見せることができなかった。
そのため、「動物」扱いされた人の娘にでっち上げられ、名誉を棄損された高許月妹さんの損害賠償は認められるものと見られたが、二〇一二年十二月の東京地裁での一審判決は不可解なことに原告の完全敗訴。しかし二〇一三年十二月の東京高裁における二審判決では、「人間動物園」という表現は、高許月妹さんの名誉棄損のあたるとの判断で下され、原告が逆転勝訴したのだった。
ところがNHKはそれに不服でただちに上告を行った。そしてこの十一月二十六日、最高裁判所で口頭弁論が行われたのである。
―――最高裁・口頭弁論当日の模様―――

口頭弁論が行われた最高裁




口頭弁論に先立ち、原告側が最高裁前で行った演説会
口頭弁論が開かれるということは、最高裁が原告(高許月妹さん)勝訴の二審判決を覆そうとしているためだと見られている。
NHKはこの日、「人間動物園」というレッテルや「見せ物」という評価は、高許月妹さんの父親、本人に向けられたものではなく、パイワン族に向けられたものであり、人種、民族という抽象概念に属する多数者に対しては名誉棄損が成り立たないものであるにもかかわらず、それを成立させたとして、二審判決の「誤り」を指摘。
また同判決は、そうしたレッテル等によって視聴者は高許月妹さんらが野蛮で劣った人々と受け止めることになるとしたことについても、「あり得ない」と反論し、そしてその上で、「以上のような論法が成立するのであれば、報道機関は過去の事象を報じ、これを批判することが困難になってしまうのであり、憲法第二十一条が保障する表現の自由の中でもとくに重要な報道の自由は著しく制限されてしまう」と強調し、二審判決の破棄を求めたのである。
これに対し被上告人(高許月妹さん)側の髙池勝彦弁護士は、「裁判長には注意してほしい。『人間動物園』との後付けで人々を貶めたあの番組は、出発時点で誤っている。番組を視聴してもらえば明らかだ」と前置きした上で、二審判決が「人種や民族などの集団に対する名誉毀損を認めたことになるなどということは、まったく的外れの意見」と断言。
「もしあの判決が集団、すなわちパイワン族に対する名誉毀損を認めたのであるならば、被上告人以外の華阿財、許進貴等の数十名に上るパイワン族控訴人の請求も認容したはずである」と明快に反論した。
また「一般の視聴者は、人間動物園によって台湾人への差別的待遇を理解するより前に、人間を動物として扱ったと理解するのである。一般の視聴者は、被上告人の父親は日本政府によって猿として扱われ、被上告人はその猿の娘であると理解するのである」と論じた上で、「どうしてこれが被上告人に対する名誉毀損にならないのか理解できない」と主張した。
実に理に適った弁論と言えよう。
それにしてもNHKの捏造癖、狂言癖は相変わらずだ。高許月妹さん個人ではなくパイワン族の全体の名誉棄損を問題にしたなどと話を作り、二審判決の破棄を求めるなどとは。

満席のため傍聴できなかった人たちのため、原告側弁護団は報告会
そうした事実捏造を行ってでもNHKが訴えたかったのは、「報道機関は過去の事象を報じ、これを批判することが困難になれば、報道の自由は著しく制限されてしまう」ということではないだろうか。
NHKのような反日メディアから「日本の過去を批判する報道の自由」などと聞かされると、まさに「JAPANデビュー」を作り上げたような「好き勝手に反日宣伝を行う報道の自由」の意味としか受け取れない。
まるでNHKは他の民放、新聞社を含む反日メディアの心の叫び声の代表して上告審に臨んでいるかにすら見えた。
これまで反日偏向報道に関する訴訟でメディアがそうした報道内容故に負けたことはないとされるが、それは要するに司法が反日メディアに寛大だからだろう。
もしや最高裁の裁判官もまた、「反日宣伝の制限なき自由」を容認し、二審判決に誤りがあるなしに関わりなく、それを覆そうとしているのではないだろうか。反日メディア各社や中国を恐れて(あるいはそれらにシンパシーを抱いて)。
東京地裁の不可解な一審判決がまさにそのように見えたわけだが、ふたたびそれと同じような、不可解な判断が下されるのだろうか。
判決は来年一月二十一日。被上告人の弁護団からは「早い。すでに判決は決まっているのでは」との声も。
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チャンネル桜の報道動画
【歴史戦】NHK集団訴訟、最高裁第一回口頭弁論報告会詳報[H27/11/27]
「NHK集団訴訟、第一回口頭弁論」の、当日の裁判所周辺の様子と、閉廷後の報告会の詳細をお届けします。
■参加を! 11.28 「南京大虐殺」の歴史捏造を正す国民大集会

日時 平成27年11月28日(土) 13時00分
場所 砂防会館別館 シェーンバッハサボー
http://www.sabo.or.jp/kaikan-annnai.htm
(地下鉄 永田町駅 4番出口 徒歩1分)
登壇者
渡部昇一(上智大学名誉教授・「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」議長)
長尾たかし(衆議院議員)
松原 仁(衆議院議員)
中山成彬(前衆議院議員)
山田 宏(前衆議院議員)
加瀬英明(外交評論家)
藤岡信勝(拓殖大学客員教授)
阿羅健一(近現代史研究家)
水間政憲(ジャーナリスト)
馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)
西村幸祐(批評家・ジャーナリスト)
小山和伸(神奈川大学教授)
梅原克彦(元宮城県仙台市長・国際教養大学教授)
鍛冶俊樹(軍事ジャーナリスト)
大高未貴(ジャーナリスト)
河添恵子(ノンフィクション作家)
村田春樹(「自治基本条例に反対する市民の会」会表)
三浦小太郎(評論家)
小坂英二(東京都荒川区議会議員)
山本優美子(「なでしこアクション」代表)
佐波優子(戦後問題ジャーナリスト)
荒木田修(弁護士)
尾崎幸廣(弁護士)
永山英樹(「台湾研究フォーラム」会長)
三輪和雄(「日本世論の会」会長・「正論の会」代表)
水島 総(「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」事務局長) ほか
主催 「南京大虐殺」の歴史捏造を正す国民会議
http://www.nankin-tadasukai.jp/
頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
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